注目のインテルの決算は久しぶりのサプライズであった。
第4四半期はアナリストの事前の予想を30%強も上回った。
「個人向けにノートPCの需要に火がついた上に、データセンターが設備の拡張をはじめて、サーバー、ワークステーション、ストーレッジの需要が増加をはじめた。またIT投資が通常より12ヵ~24ヵ月遅れていたが、企業が発注を始めた」と全分野でインテルの製品に対して注文が増加し始めたと語った。
「年末はサプライチエーンからの注文の催促が続き、これは顧客の在庫が減少していることの証明だ」と明るい話だ。
それにマイクロソフトが10月に出した新OSであるウインドウズ7も需要に火を点け始めた。1999~2000年のITバブル時代のウインテル人気の再燃を彷彿とさせる。
インテルの決算発表は、これから本格化する第4四半期の業績に期待をもたせる。
東京市場でもソニー、パナソニックなどハイテクの代表株の株価が動き始めた。2010年がハイテク人気の復活の口火を切る可能性が出てきた。
ウォール街が2009年3月に大底いれして以来はじめて、業績の見通しの不透明感が取り払われる時期にきた。
世界的に相場は業績相場いりの戸口に立った。