足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

利下げ打ち止め観が強まる・・・米連銀FOMC

2008-04-28 18:49:32 | 株式

今週は連銀FOMC(29~30)が開催される。

0.25%利下げの可能性が高い。実現すればFFレートが2.00%になる。昨年9月に始まった利下げであるが、今回の利下げで打ち止め感が出てくるのではないか?

昨年9月には債券投資の世界の第1人者であるビル・グロス(投資顧問会社ピムコの経営者)は「金利は3.00%まで下がる」と予見したが、実際はそれ以上の水準になった。

打ち止め感というのは、3月のベアースターンズの救済によって、金融機関の破綻は峠を越えたとみる向きが増えてきたからだ。

特に株式相場の底意いれ感が、「利下げも、このあたりで一服」という市場の見方になってきた。相場の環境の好転である。

ウォール街では金融株が堅調になってきたし、東京市場にもその人気が移ってきた。われわれは今月上旬(49日「トリトンスクエア通信」)から大手銀行株に注力を始めた。

本日の大手銀行株の人気は小型株並みの上昇率であった。

いまひとつ注目したいのはウォール街でのクレジットカード株のビザ(V)への投資である。3月中旬に公開された。

IPO価格は$44であったが、公開後の安値は$55であったが、先週末は$75.10で引けた。

公開後、機関投資家の買いが出たほか、インサイダーの買いが継続していると先週もメデイアが伝えた。

現在の株価は2008年の予想ベースの利益ではPER37倍であるが、おそらく利益が相当に上振れする可能性があるのではないか。

引き続き注目していきたい。