足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街での2つの関心事

2006-05-03 21:50:23 | 株式

目先の焦点は原油価格の動向である。

今週のウォール街はいつになく水曜日に公表される米国の石油の在庫統計に関心が集まっている。先週、中国の利上げで軟化するかに見えた原油相場が反騰の気配を濃厚にしているからである。それを先見するように昨日のウォール街での金相場は7.20ドル高の$667.40と、25年ぶりの高値をつけた。この先も石油、金相場が上昇を続けるのか?

あるいは、ここで一服して調整局面に入るのか?

ニューヨーク株の先行きを占う大きな関心事でる。それによって、われわれも投資戦略の方向性を考えなければならない。

いまひとつ、ウォール街でのわれわれを驚かせるニュースはマイクロソフトが米ヤフーの食指を動かしているという報道である。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた。マイクロソフトの検索エンジンであるMSNではグーグルはおろかヤフーとの間でも差が広がるという危機意識である。

グーグルの一人勝ちになるのを、いまの間に抑えておこういうことか。

時価総額はマイクロソフト2820億ドル(28兆2000億円)、ヤフー450億ドル(5兆1000億ドル)である。

事実とすればインターネットの世界に新しい再編成の風が吹く先駆けとなる。おおきな広がりを持ってくるだろう。こらからの東京市場のネット株にも影響が出る可能性がある。

(お断り)今週は連休の関係で水曜日の「トリトンスクエア通信」は月曜日(5月1日)に発行しました。その間の新規加入の会員の方は10日(水)からの発送になります。