ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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新たな課題への対応

2011-11-15 22:48:13 | 日記

直近の組合の課題といえば・・・スーツが裂けたスガシン君も触れている「国家公務員給与の臨時特例法案」と「国家公務員制度改革関連4法案」の今臨時国会における「同時成立」ということになるでしょう。ただ、国公産別としての課題としては、この両法案の成立問題が最重要課題ですが、日本の働く者としての課題となると新たな課題が目白押しとなっています。

とりわけTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題については、具体的内容や情報が乏しい中で、農業分野や医療分野の関係者を中心に反対論が強まる一方、工業製品等輸出産業など経済界を中心に賛成論を展開するなどまさしく日本を二分する論争が起きる中、与野党を問わず賛否両派が主張を展開しています。

TPPと言うと関税撤廃が前面にでがちですが、知的財産権や金融・電子取引サービス、検疫・衛生、労働規制と環境規制など多岐にわたる内容を包含する協定のようです。したがって各分野の影響などをしっかり分析して、「国益」の観点で議論し結論を導き出す必要があると思いますし、連合をはじめ労働組合としては、各分野で働く者としての立場からも運動を進める必要があると思います。

また、東日本大震災の大津波による福島第一原子力発電所事故は今も収束していませんが、今後のエネルギー戦略について、即脱原発なのか、中長期的には自然エネルギーに転換すべきであるが当面は原発併存も止むなしなのか、これまた議論が分かれるところです。連合も将来的なエネルギー政策の在り方について議論を開始していますが、全財務としても平和な社会、暮らしの中に組合員が安心して働きやすい環境があるとの視点で産別の中で議論をしていく必要があるとともに、こうした新たな課題への対応について、全財務としての立ち位置について論議を深める必要があると思います。

更に全財務、財務局としての課題は、第一には機構定員の確保ですが、東日本大震災からの復興復旧や税と社会保障の一体改革における増税論議などもあり、国家公務員の総人件費削減圧力が強まる中、今次の定員査定環境も例年になく厳しい状況にあります。加えて、宿舎問題など新たな課題もあり、組織内論議を進めるとともに政府与党対策もしっかり進める必要があります。

一方、幸せいっぱいのOkada君が書いていた非常勤さんのご指摘にもある「仕事のやり方」、審査ペーパーの修正など、もっと効率的な方法があると思いますね。笑い話ではないですが実際私にも経験があります。ラインで起案→上席で修正→課長で修正→次長で修正→部長で修正(ここで、ほぼ元のライン原案に戻っている)と何度も修正指示があり、それを修正するのは起案者であるラインの担当が行っています。本来は上位者が修正する場合は調書にどんどん朱入れをしていけばいいと思いますが、修正が多いと体裁が悪くなる(読みにくい?)からか、ワープロソフトで修正しやすいこともあり、新しいペーパーをまた作るという手順で進めていることが多いのではないでしょうか?(重要案件は関係者が一同に会して、主要な部分の成案を得てしまうなど方法はあると思いますが・・・)

財務局の定員事情が厳しく、査定環境も予断を許さない中、現状の業務内容の見直しはもとより、こうした業務手法についても組合員の目、組合の立場で、業務処理の効率化を求めていく、それによって職場環境を改善していく、古くて新しい課題ですが地域・職場・現場で検証していただきながら、中央段階でもしっかり対応していく必要があると思います。

さてさて、秋から冬へと移りゆく季節の中で、めっきり寒さも感じるこの頃で体調を崩される方も多いと思います。かく言う私も発熱で体調を崩してしまい自己管理のなさを露呈しています。みなさんもこれから厳しい寒さがやってきます。自戒を込めて体調管理には気を付けてください【谷】


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