ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

職場のマネジメントとコミュニケーション

2010-11-26 09:42:08 | 日記

 先日、帰宅してから何気なくテレビをつけたらチャンネルがNHKでした。ご存知の方も多いと思いますが、「クローズアップ現代」という30分ものの番組が放送されていました。この時取り上げられていたのが、現代の課長に求められているものと職場のコミュニケーションといった内容でした。 

 番組では、以前の職場は正規社員が太宗を占めており、同じような学歴、採用試験を経て「終身雇用」「年功序列型賃金」といった日本独自のシステムのなかで、同じような価値観を持ち「豊かさ」を求めて働いているため、課長が課内をマネジメントするのに多くの苦労を要しなかったが、現在は「成果主義」「能力主義」が主流となり、非正規雇用者が増え、部下に年長者がいたり、様々な学歴、採用経路を経て職場についている者がいるなど、多様な価値観を持った人間が存在する職場を課長がマネジメントする困難さ、加えて部下数減少により課長自らが部下育成も行わなければならい実態に焦点があてられていました。

 私たちの職場でも年々定員が削減され、多くの非常勤職員、賃金職員の方と業務を遂行する職場となっています。私も正規職員の部下が年々削減され、本部専従に出る1年前は、部下2名が非常勤職員になってしまい、この非常勤職員の方たちが、任期途中で辞職等されて交代になると、業務遂行と実務指導の双方で相当の苦労を強いられるため、日々のマネジメント&コミュニケーションには相当に気をつかいました。同じようなご苦労をされている方も多いのではないでしょうか?これまで職務において求められてきた役割が変化している中で、制度が追いついていないのではないかと感じました。

 また、番組では、ある民間企業の人事評価制度が取り上げられていました。なかでも目を引いたのは、課長の自己評価を部下のグループが検証するというものでした。「統率力」「部下教育」などの評価項目が5段階評価になっており、課長の自己評価を部下グループが評価するんですが、自己評価と部下の見方にギャップがある部分については課長も頭を抱えているものの、オープンな会議でそのギャップを埋めていく作業も行われていました。ここでは評価制度が管理職の能力開発だけでなく部下とのコミュニケーションツールとしても活用され、全体として建設的に制度が運用されていました。

 民間企業と公務職場を単純に比較することはできませんが、良いところは積極的に取り入れるよう求め、より良い評価制度を確立していかなければと感じた次第です。

(東海の釣好き)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿