日々是組合

『労働組合の神様は、実家にいても組合活動を忘れることは許してくれない。』

　年末年始、１年振り郷里である呉市の実家に帰省した。
　両親に孫の顔を見せつつ、年末年始ぐらいは日々の喧噪を忘れ
リフレッシュするつもりだった。


　私には、非常勤職員として民間に勤務する６６歳の父がいる。
　そんな父とこたつでくつろいでいると、現実に引き戻す相談が・・

「毎月組合費3,000円程支払っているんじゃけど、労働組合が何をして
　いるのかわからんし、払った額に見合うだけの利益を受けとらんと思
　うんじゃけど」

　ぼーっとしていた私は、瞬間的に組合モードに。

「組合はサービス業じゃないけん、何をしてもらえるんかというんじゃ
　のうて、一緒に参加して同じ職場の仲間と何が出来るかって携わるも
　んじゃろう。もっと積極的に活動したら組合が何しているかわかるん
　じゃないかのぅ」


『労働組合の神様は、同窓会でも組合活動を忘れることは許してくれない。』

　年始にあった小学校の同窓会で、会社経営している同級生から
　「公務員は身分が保障されているから労働組合なんか要らないだろう」
　ほろ酔い気分の私は一気に組合モードに
　「公務員であっても労働者だから職場環境改善を求めたらいけないって
　ことはないだろう・・云々」

　決して気を抜いている訳ではありませんが、日々是決戦ならぬ日々是組合
だと改めて気を引き締める新春だった。

ミク＠♂