ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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PSI-JCとは?+ハーフマラソン結果報告

2018-12-25 18:20:54 | 日記

組合員の皆様お疲れ様です。中央本部書記次長の橋本です。

ようやく中間決算・会計監査も無事に終わり(会計監査のお二人ありがとうございました!)、ボーナス支給も終わり、年末調整の目途もつきつつあるので、ブログ当番ではないのですが、これまで失念していた分を取り戻すべく、また年末最後のご挨拶もかねて投稿いたします(溝口先輩を超えるような長文を書くと決めたので時間がない方はお気を付けください)

 

さて、早速ですがタイトルにもありますとおり、PSI-JCとはなんぞや?ということなのですが、固めの定義を申し上げると「…漢字と横文字ばっか…つまらん」となりそうなので、ざっくり言ってしまえば、日本の公務労働者の国際的な労働組合連合組織という、まあ、世界各国にある労働組合の日本代表という感じです。構成組織は日本の公務関係の労働組合がいくつかあるのですが、我々全財務が加盟している国公連合がPSI-JCに所属しているところであります。恥ずかしながら、本部に来るまでこのような組織があること自体知らなかったのですが、この度このPSI-JCのユース層の委員に全財務を代表して任命いただき、その会議の中で当該組織の認知が組合員に図られていないのではないかという議論になったため、この場を借りて活動内容等の周知をさせていただければと思うところであります。

国際的な組織ということで世界共通の公務部門の職場における課題解決に向けて活動することになるのですが、具体的に何を行っている組織かというと、方針決定した活動計画をそのまま掲載するとまた固く、長くなってしまうので、重点を置いているだろう活動をできるだけ私の言葉で言わせていただきます(詳細が知りたい方は別途お調べいただくか、橋本までご連絡ください。)。

男女平等社会の実現を目指す!

日本ではセクハラやパワハラ等のハラスメント関係については、昨今ニュースでも多く取り上げられるようになり、ハラスメントへの意識というものは根強くなってきた気がしなくもないですが、世界的にみると、常識的には考えられないような女性への差別・ハラスメントが少なくないようです。これからの女性進出社会を推進していくためにもこれらの問題はこれからも根気強く運動をしていかなければならない課題であると考えています。そのためにPSIは、毎年3/8に「国際女性デー」を開催し、政府や政党、ILO議員連盟に男女平等社会への実現のための、関連するILO条約の批准、国内法整備の要請行動を行っています。また、男性と女性という性差だけではなく、LGBTsの方々への支援・理解というものも拡大していかなければなりません。これも最近広まってきた言葉であると個人的には認識しているところでありますが、広まってきたからこそLGBTs、つまり性的マイノリティの方々が組合員の中にいてそのことを社内に告白した場合に、労働組合はその方々のために働きやすい職場環境の整備ができるのかということになると思います。実際、全財務ではそのような声は聞き及んでおりませんが、世界的規模でみれば少なくないものとなっているようです。すべての人に尊重と尊厳がある職場を目指し、PSIは1年に1回男女平等セミナーを行い、その中でLGBTsの支援・理解を深めるために精通者のセミナーを通じて基礎知識と対応策等を議論する機会を設けています。正直なところ、個人的には全く性的マイノリティの方に偏見はなく、ほかの方と何の区別もなく接すればいいのではと思っているのですが、実際に目の前に現れた際に本当にそのような対応でよいのか、気づかない間にその方を傷つけてしまうのではないかと考えさせられ、どこかの機会で勉強させてもらえればなと思った次第であります。

②労働基本権の確立を目指す!

皆様もご存じのとおり労働三権とは、団結権・団体交渉権・団体行動権の三つからなりますが、公務員においては制限されています。全財務でいえば、全財務という組織がある時点で団結権は保障されています。交渉権については地方課長交渉がありますが、交渉を行うだけにとどまり、団体協約、つまり交渉内容の拘束力はないといったように制限されており、団体行動権は一切認められておりません。なお、PSIーJCには全消協(消防職員の組合)が加盟していますが、消防職員においては団結権さえ認められていません。全消協については、任意団体として扱われ、当局と交渉することもできないといった状況です。労働三権の確立を目指すといった手前、あまり言うべきではないかもしれませんが、個人的には団体行動権(ストライキ)というものは、公務員という立場上、してはいけない(そのように公務員試験の際に勉強したので)という認識なのですが、極端に言えば政府の事情で職場がなくなる、財政上最低賃金より低い賃金にするという決定があった場合、もしかしたら必要になってくる運動なのかもしれないと思うと同時に使わないにしても抑止力として持っているべきなのかなと思った次第であります。団体交渉権は息が長い戦いになると思うのですが、同じ公務員として消防職員(そのほか団結権が保障されていない公務員)における団結権及び交渉権の確立は急務なのではないかと感じるところであります。そのためPSIは、それにかかるILO勧告の批准に向けILO総会などの世界的会議において発言を行うなどの活動を行っています。

この2つが主な活動だと認識しておりますが、そのほかにも民営化と戦うなど公務をとりまく課題に対して国際的機関として活動を行っており、すべてがすべて全財務組合員の方に関係するものも多くはないと思いますが、すべての人が働きやすい環境づくりのためにご協力いただく機会があったら何卒よろしくお願いしたいと思います。


とまあ、まじめな話をさせていただきましたが、2題目、ハーフマラソン結果報告に続きます(まだ書くんかい!?という悲鳴が聞こえますが、ここでしか結果報告する機会も友人もいないため、全力自己満足で書かせていただきます。なので以降、特段読む必要なし。です。)。

12/22(土)曇り時々小雨という微妙な天候ななか、スタートの号砲が鳴る(そんなにしっかりした大会ではないので実際には鳴っていない)。前日まで風邪で体調を崩し、1週間練習ができずにいた準備不足な私は9割の完走できるかの不安と、1割の自分の圧倒的なポテンシャルを信じ、走り出した。前述したが、スタート時から小雨が降りしきり、いくら走っても体温が上がらない。走りながら風邪がぶり返すのではないかと思いながら、懸命に足を回す。スタート時の混雑がそれなりにまばらになり、若干の疲れを感じてきたところで、ふと時計に目を落とす。

「まだ10分しか経っていない!?!?」

約21kmを完走するため、ゆっくりペースで走っていたものの、若干股関節や足回りが痛み始めており、時間経過から考えられる残りの距離数を考えた結果、圧倒的な絶望感に陥る橋本。それでも私よりも確実に干支を2週以上多く経験されているであろう先輩がフンフン言いながら私よりも前に進んでいく姿を見て奮起。とりあえず体の限界を迎えるまでは走ってみよう。昨日まで風邪をひいていたのだから仕方がない。ましてやハーフデビュー戦なのだから。

ゆっくりと着実に足を進めていくと、小雨に負けないくらいには体が温まり始め、5kmを超え始めたくらいから、「あれ?俺どこまででも走れるんじゃない??」と思い始める。そう。ランナーズハイである。初めての経験であったため、それに気づかず、舞い上がり、少しだけペースを上げる橋本。そして皆様ご想像のとおり、ハイの時間が終わりをつげ、最初の挫折時よりさらにひどい足の痛み、呼吸不全に陥り始めたのが、10kmを超え始めたところ。「10~15km付近がつらいよ。」マラソン経験者である平良委員長に聞いていたとおりである。このまま、家に帰りたい。温かいココアが飲みたい。いつもは思わない甘い誘惑を妄想し、それが人生最高の幸せなのではないかと思い始める(ただ走っているだけってなかなかつらいので皆さん色々となにかしら考えている。と思う。)。

よくやったよ。がんばったよ。自分で自分を褒めてあげ、完走をあきらめようと思ったその瞬間である。救世主が現れた。…あのフンフン言うおじさまである。最初に抜き、ランナーズハイ間に距離を開けたであろうあのお方が自慢げに(勘違いかもしれない)私を抜き去っていったのである。そこで学生時代はずっとバスケットをやっており人一倍負けず嫌いであったことを思い出し、一回抜いた相手に抜き返されるなんて…!というただその思いでもうひと踏ん張り。ラストの5kmを迎えたのである。そこからはなぜだかラスト5kmと思った瞬間に気が軽くなり、もしくはそれまで力をセーブし過ぎたせいなのかペースをあげたところ、気分がよくなり、フンフン言うおじさまはもとより、疲れてペースが落ちていた同年代の人たちを追い越し、ペースを落とさず、なんなら自分がフンフン言いながら、そのまま約21kmを完走した。

及第点であるかどうかは分からないが、とりあえずの目標であった2時間を切り、1時間47分を記録。5万回くらい(1秒間に7.7回)もう走りたくないと途中思っていたのだが、完走後の充実感・達成感はこれまでのどの経験よりも代えがたいものであった。こんなに辛いのになぜこんなに競技人口が多いのか要因がわかったような気がしてしまう。そして、小中高校ぶりに「…もっと…足が速くなりたい…」と恥ずかしながら思ったものである。早速ながら次はどの大会にエントリーしようか。もっと準備万全だったらもっと早く走れるのではないか。そう考えてしまってやまない今日である。

 

さて、この向上心をマラソンだけでなく、もちろん組合業務にもつなげ、まだまだこれから未経験の業務・行事を行っていく中で、失敗を恐れることなく、挑戦し、学び、吸収してまいりたいと思います。

来年も少しでも組合員の皆様のお役に立てるよう活動していくことをお約束し、年末のご挨拶とさせていただきます。来年も何卒よろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えください。

 

あ、あと、当日なので、、、HAPPY MERRY CHRISTMAS!!!


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3 コメント

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長文、お疲れ様でした (ながのっち)
2018-12-26 05:12:25
メリークリスマス。長文の投稿、お疲れ様でした。
正直、老眼だと読むことが大変なこともあり、さらっと流し読みさせていただきました。
個人的な意見になりますが、このブログはもっと気軽に投稿やコメントができた方がよいかと思いますので、そうった雰囲気づくりを橋本書記次長はじめ中央本部の皆さんには率先していただけるとありがたいです。

まずは、ハーフマラソンの完走おめでとうございます!私も過去に1度だけ、参加賞の(地元の有名な)ワイン目当てにロクに練習もせず走ったことがありますが、何とか2時間は切ったものの、折り返し以降、足の痛みがひどかったですね。
次は是非、熊本城マラソンにも(もちろんフルで)ご参加ください!(過去には関東で役員していたM氏が走りに来られました…)

PSIの話は、このブログよりも、機関紙で書いてもよかったかもしれないですね。きっと、たくさんの組合員に、PSIの活動を知ってほしいということだと思いますので。(なお、機関紙の文字サイズは私のような老眼の人にもご配慮いただければと思います。)

橋本書記次長の来年の活躍を楽しみにしていますよ!
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ながのっちさんコメントありがとうございます! (はしもと)
2018-12-26 13:08:23
ながのっちさん朝早くのコメントありがとうございます!
思うがままに筆を走らせた結果、読みづらい投稿になってしまったことをお詫びいたします。
おっしゃるとおり、気軽に投稿・コメントができる雰囲気作りが大事だと思いますし、そのための要因の一つに、組合組合していない話題も必要になってくるかと思います。ただ、個人として私生活がそこまで充実していない分、POPな話題作りができないところが歯がゆいところです…来年の課題とさせていただきます。

ながのっちさんもハーフ経験者でしたか!ワインが参加証って素敵ですね!僕は普通のタオルでした。笑
フルマラソン…個人的にはハーフが限界かつギリギリの距離だと感じたので、練習を重ねて自信がついた暁には熊本に参上仕りたいと思います!

PSIについては正直理解が及ばなかったところもあったので、この場を借りて勉強しながら書かせていただいたといったところです(あまり文字数を意識しなくていいと思っているので)。
周知といった面では機関紙のほうが確かにいいですね。しっかりと理解して、文字数を削減するためにも簡潔にまとめられるようにこれから勉強していきます。

来年も頑張ります!!!
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頑張ってください! (ながのっち)
2018-12-27 00:15:07
はしもっち様、お疲れ様です。
思うがままに書くことも、組合組合した話題をテーマにすることも決して悪いわけではないですよ!
意図したことが読み手にわかりやすく伝わるかということだと思います。せっかく時間をかけて書いても、伝わらないともったいないですもんね。(読み手の気持ちになって一度読み返してみるだけでも効果があるかも?)

ハーフマラソンで獲得した絶品ワインはすでにありませんが、機会があったら是非飲みに行きましょう!
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