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タイトルに7がつく作品はたいてい出来がいい

2021-11-24 12:43:04 | 主張

 本部書記次長のかねたです。早速ですが、この半年ほど個人的に楽しみにしていることがあります。

それは日曜朝のウルトラセブンの再放送です。今回は趣味100%でウルトラセブンの魅力をお届けします。

 

 ウルトラセブン(注1)は1967~68年に放送された円谷プロ制作の特撮ヒーロー作品です。

見たことない人でもウルトラアイ(注2)やアイ・スラッガー(注3)などの単語は聞いたことあると思います。

最近だと曲がCMにパロディで使われてましたね(注4)。

 あまり特撮は詳しくなくウルトラシリーズもほぼ見てないのですが、この作品だけは2週目です。

というのも、本作品は単純におもしろいので何度も見れます。個人的な感想をいくつか。

 

 まず、内容が社会性に富んでいて考えさせられるものが多いです。

単純な勧善懲悪や怪獣ものではなく、人間社会の様々な問題を、宇宙人と地球人と

地球人の側に立つ宇宙人であるセブンという三者の立場を通じて投げかけています

(時には地球人側が“悪“であることもあります(注5))。これ当時のキッズは楽しめてたのかなぁ…

 第二に1967~68年(昭和42~43年)という時代を感じられます。世界ではベトナム戦争、

日本ではイザナギ景気の真っただ中のころです。当然、令和の常識は通じません。

今だったら大問題になるような表現や展開も多く、歴史を感じることができます(注6)。

アクションシーンはほぼプロレスですしね。

 そして最後に、これも歴史と言っちゃえば歴史なんですが、今で言えば粗い部分がクスッときます。

ジオラマは今見てもすごいなと思うものも多いんですが、一方で撮影技術はどうしても当時のクオリティです。

ストーリーもよくできたものもありますが、ツッコミどころ満載の超展開も少なくありません(注7)。

 そんなわけで、息苦しさを感じるような日々の中で週一のセブンで頭をスカッとさせて、

時には社会問題を考えながらゆったりと日曜の朝を送っております。

物語も後半に入り、ますます盛り上がるセブンから目が離せません。

 

注1) 「ウルトラマンセブン」は誤り。昭和生まれの男の子は誰しもが小学時代に紅白帽で真似をした。

  なお、1980年代にいた覆面レスラーのウルトラセブンは円谷プロ非公認であり本ブログも彼について論じるものではない。念のため。

注2) 変身するためのゴーグルっぽいあれ。今年引退した中日ドラゴンズの山井大介さんは

  サングラス姿がそっくりなことから入場曲を「ウルトラセブンの歌」にしていた時期がある。

注3) セブンが頭につけてる鋭利な刃物。ブーメランのように使うことが多いが手に持って使うこともある。

  怪獣をポロポロと切り落とす映像は普通にえぐい。

注4) CMは自分防衛軍、セブンは地球防衛軍。防衛軍のフルハシ隊員は毒蝮三太夫さんが演じているが

  スタッフ欄では旧芸名の石井伊吉名義のため初見は混乱する。なお、毒蝮三太夫さんは

  ウルトラマンのアラシ隊員も演じているため、やはり初見は混乱する。

注5) 26話に至っては、地球人が新兵器実験で生物がいないっぽい星壊す→実は星に住んでた怪獣が地球に来る→怪獣倒す

 (倒し方の描写もきつめ)と特にひどい。なお、26話は冷戦期の軍拡競争への風刺などもあり名作なのでネタにしてはいけない(戒め)。

注6) 実際、12話は後年にその内容、描写から封印となったことで有名。封印になった経緯は迂闊に触れられない。

注7) 全49話のうち5回ウルトラアイを紛失・奪われる等している。なお、3、4話は2週連続で奪われている。


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