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常在戦場

2011-11-17 17:43:54 | 日記

「常在戦場」といいますと、何ともキナ臭い表現ですが、最近の給与臨時特例法案と国公制度改革関連4法案の動向を踏まえると、これが現状を表すのに最適な言葉なのではないかという気がしてきています。

【谷】さんや【大将】さんが言及されている環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加問題に世間の耳目が集中しているせいか、国家公務員制度改革に関する報道は全くと言っていいほど目にしなくなりました。それに引き換え<北陸ナマズ>さんが指摘されているとおり、給与臨時特例法案の処理に対する関心は高く、「今臨時国会で処理すべき重要法案」の一つに挙げているメディアもあります。

しかしながら、われわれは給与の引下げと国家公務員制度改革は「不可分一体のもの」と定義づけており、切り離して考えることはできません。

今後、国家公務員宿舎を巡る問題も含め、どういった局面を迎えるのか全く予断を許しません。この気の抜けない現状を踏まえると「常在戦場」という言葉が、今、国公連合が置かれている状況を簡潔に表す表現ではないかと思うのです。

この「常在戦場」という言葉は、かつて、小泉総理(当時)の所信表明演説をきっかけに一世を風靡した「米百俵の精神」の逸話-といっても、若い方は御存知ないかもしれませんが-の舞台となった越後長岡藩の家訓の一つです。同藩の家訓は、この「常在戦場」を含め17か条に及んだそうですが、その中に「武士の義理、士の一分を立てよ」という一条があります。

現代を生きるわれわれにも、「武士の一分」=「譲れない一線」というものがあるのだということを国会議員をはじめ、関係各方面の方々に再認識していただきたいと切に願います。

【ふく福】


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