ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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再出航への期待と不安

2011-01-16 18:36:48 | 日記

“松”はとうに明けてしまいましたが、新年第1弾ということで、まずは、この挨拶から。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、私たち公務員にとって大きなターニング・ポイントとなるであろう2011年がスタートしたわけですが、永田町では迷走の末にようやく菅第2次改造内閣が発足し、通常国会の召集日も24日に決まりました。今回の組閣においては、元三権の長の入閣、「昨日の敵は、今日の友」の具現化と、いろいろとサプライズがあったことは、皆さん、御承知のとおりです。

私たちとの関わりで申し上げれば、昨年6月の国際労働機関(ILO)の年次総会において「公務員の労働基本権の回復は最重要課題の一つで、今後、権利を付与する方向で検討を加速する」と演説された細川律夫厚生労働大臣は留任となりました(ILO年次総会時は副大臣)。私たちにとっては、フォローの風となることを期待したいと思います。

公務員制度改革の直接の担当者は中野寛成国家公安委員長。当選11回で衆議院副議長も務められたベテランです。旧民社党の生え抜きですが、公務員制度改革に対してどのようなお考えを持っておられるのかは、ちょっと判然としません。

政策面では、目下のところ、税制及び社会保障制度の見直し、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加の問題等がクローズアップされていますが、公務員制度改革の動きについても、引き続き注視しなければならないと思います。

もっとも、菅艦長はクルーの一部を入れ替えて出航したわけですが、参議院という大岩礁がある通常国会という大海を無事に渡り切れるのかどうか、不安は解消できていません。「追い込まれ改造」に続いて「追い込まれ解散」がないとも限りません。そうなれば、また、政治空白が生じます。しかし、まだ時間的猶予があると考えている国民は少数だと思います。「ねじれ」という厳然たる事実がある以上、何とか与野党で協議して、少しでも課題の解決に向けて前進していただけないものでしょうか・・・。

【ふく福】


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