ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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新規採用半減の閣議決定は(とりあえず)見送り

2010-05-17 00:17:14 | 日記
昨日の浅草は、浅草神社の例大祭でもある「三社祭」の本社御輿の宮出し~宮入りで大いに盛り上がったようです。遡ること約10年前、私も本省勤務時代に三社祭に参加し、本社御輿を担ぐ機会がありました。当時は私も若かったこともあって、各地のお祭りにいろいろと参加をしていましたが、三社祭の本社御輿ほど重く感じた御輿はありませんでした。
御輿自体が重いことは言うまでもありませんが、さらに「歴史の重み」が加わっているということを、その当時感じたものでした。

さて、政府は、先週14日に予定していた平成23年度の一般職国家公務員の新規採用抑制方針(概ね半減の方針)について、一部の省庁が反発したことを理由として、閣議決定を18日以降に見送りました。
新聞等の報道によれば、その一部の省庁とは、財務省、法務省、国土交通省とのことなのですが、菅財務大臣が14日の記者会見で「財務省としては基本的な方向は了解している」としながらも「国税(庁)の徴税人員(数)を急激に下げると税収にマイナスの影響を与える」と述べていることからも、5割削減の目標が掲げられている国税職員については、来週までに何らかの緩和措置がとられるのではないかと感じたところです。

そうなると、財務省の出先機関では税関と財務局が目標通りの(8割)削減なのか・・・、と思いつつ、土曜日に立ち寄った近所のトンカツ屋さんで上ロースカツ定食(ランチ)を食べながら斜め読みしたY新聞には何と「税関」の文字も!

たしかに国税局や税関において専門性の高い仕事をしているのかもしれませんが、財務局においても金融検査をはじめとして、国民の安心・安全を支える専門性の高い業務を行っており、決して採用抑制を許容できるほどの職場環境にはありません。(【谷】さんご指摘のとおりです!)
もちろん、財務省に限らず、他の省庁においても国民生活を支える専門性の高い業務を行っている部署があり、財務局同様に採用抑制を許容できる職場環境にはないものと承知しています。

また、来年公務員になることをめざして必死に取り組んでいる若者(受験生)が、あらかじめそのような方針が示されていなかった中で聞いた今回の「採用半減」の言葉に、どれだけのショックを受けているかと思うと・・・。(ミクシィのコミュニティなどでは怒りの言葉が山ほど綴られているようです!)

ここは【谷】さん、出向者さん、マツダさんもおっしゃっているように、公務員制度改革の全体像を明らかにするとともに、各省庁で行っている事務・事業、組織の精査を行った上で、また現下の経済情勢・雇用情勢も踏まえて、じっくりと時間をかけて検討を行ってはどうかと思います。

話は変わって、明日から福島支部、山形支部、青森支部にお邪魔します。この件も含めて、来週には皆さんのお手元に届く「2010運動方針案」について、しっかりと組合員の皆さんと意見交換や意思統一を図りたいと思っているところです。3支部の皆さん、よろしくお願いします。

明日も朝早いので、これからリニューしたオルグ資料を一読みしてから就寝します!(Nagano)