その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

オシャレな土曜日

2014-08-31 20:05:57 | 暮らし

完熟し りんごに替わる トマトかな (by 夢屋)

国王が考案した『夢屋わらしべ長者計画』は順調に進んでおります。樹上完熟トマトは、トマトソースの素材として最適なの…などという婦女子の要求に応え、2度程、完熟トマトを提供したのでありますが、お礼として「さんさ」という品種のりんごに変わりました。(有機農業を志す『ミタさん』という方の自身作であります。)

基本、『夢屋国王』の朝ごはんは、丼飯をかき込むことが常なのでありますが、土曜の朝くらいはオシャレな朝食で始めたい。遠くに吾妻連峰を眺めながら、オープンカフェに居るような気分で、王族の食事を楽しみたいのであります。このブログ読者の常連さんは、もうお気付きかもしれませんが、このところ『夢屋国王』はトマトやキュウリしか食べていないのではないかと思われるのもシャクなので、これまた『わらしべ長者計画』でナス漬けと交換した千葉県産の梨「豊水」と『夢屋農園』産の小玉スイカもサラダ替わりのフルーツとして盛り付けてみました。オープンサンドはツナと卵…彩りに自家製のピーマンとパセリを添えることも忘れてはおりません。飲み物は…当然、王族に相応しい「ロイヤルミルクティ」でありますよ。(製造現場と浅ましい食事風景は見せたくありません^^;)

さて、王族の朝食にしては、ガツガツと平らげてしまった『夢屋国王』は、農園の主力商品化したいメロンを恐るおそる収穫してみました。栽培の手引き書によれば、受粉から60日程度が収穫の目安になるのですが、有に70日以上経過しているのに孫蔓についたヒゲがまだ枯れていないのでありまして、ここ数日、収穫すべきかどうか迷っていたのであります。追熟という手もあるし、葉も傷んできたことから他の果実への影響も考えて、最も成熟が進んだと思われる果実5個を収穫したものであります。黄色いメロンが「コロコロ」、緑色のメロンが「バンナ」という品種でありますが、ネットメロン系にしては素人でも作りやすい品種であります。これまた、食味の実況中継は後日行う予定であります^^;

来春用のニンニクとタマネギの植え床を作るため、そして、農園の土壌改良のために完熟堆肥を2t注文したのでありますが、有に3tを超える量が運ばれて来ました。オッサン曰く、
「値段でおまけできないから、現物でおまけしますよ。」ですと…。
いつの日かマニアスプレダー(堆肥散布機)で農園を快適に走る姿を妄想し、腰をさすりながら堆肥を運ぶ『夢屋国王』でありましたとさ。

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淡い恋

2014-08-30 20:43:31 | 暮らし

寄木細工よ 色恋沙汰は~♪  (箱根八里の半次郎より)

友人『ノロ君』の家族「半次郎君」であります。愛称『半ジジ』、かれこれ13年ほど同居しておりますから、人間の年齢で換算するとかなりの高齢者であります。しかし、彼の食欲はハンパ無く、しかも何が立つ。(失礼!)
人(犬)生を達観した彼は、決して女人(犬)に惑わされる事などないのでありまして、むしろ、シャイな彼は、女子大生(あくまで年齢換算)『さくらちゃん』の追っかけに迷惑顔で逃げ回るのであります。

一方、『女子大生さくら』は、人(犬)迷惑も考えず、毎朝彼に逢うことを楽しみに散歩に出掛けるのであります。恒例の『オジSUNず』の『第1サティアン』ミーティングに無理やり参加しては、「ハンさまぁ~!!!」と女子大生特有の黄色い声(あくまで推測)で、シッポを振りふり『半ジジ』に近付くのでありますが、「無礼者!!!」とばかり、彼に吠えられてしまうのであります。しかし、友人『ノロ君』は、そんな『半ジジ』を抱きかかえ、『女子大生さくら』のベロベロ攻撃を受けさせるのでありますよ^^;
『女子大生さくら』は満足し、さらに散歩に出掛けるのでありますが…。

こうして見ると、犬の世界にも好き嫌いがあるようで、老犬『半ジジ』は、彼が若かりし頃、2軒隣のマルチーズに恋をし、敢なく失恋をしてしまった経験がある。『女子大生さくら』は、『半ジジ』の大ファンであるが彼には嫌われている。3軒隣の逃亡犬トイプードル『くうちゃん』は、『女子大生さくら』が大好きであるが『女子大生さくら』は彼を子分程度にしか考えていない。お隣の『ラオ』に至っては、完全無視を決め込んでいるのであります。奇妙な人間(犬間)関係がそこに存在するのであります。儚い恋の物語であります。

さて、山形市在住の『山形組事務局長さくら子ちゃん』は、今週の月曜日のブログを閲覧し、動画を見てコメントを入れてくれました。「本当に釣り上げたんですか?」だって(`・ω・′)
そこで、証拠画像を一枚…ちゃんと釣り上げているでしょう^^; 上唇にしっかり針がフックしております。(口を外して掛かった場合は「スレ取り」といって、釣り上げた数にカウントしません。)…ただし、この魚は「ヘラブナ」ではなく「マブナ」でありまして、へら師は対象外の魚として、釣果のカウントをしませんが…↓

話題に窮した『夢屋国王』は、奇妙な人間(犬間)関係を分析するのでありましたとさ^^;
やだねったら やだねぇ~♪ 箱~♪根八里~♪の『半次郎~♪』の巻でした。

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ヴォンゴレ・ロッソ

2014-08-29 12:24:44 | 暮らし

白玉の 露を集めて 稔る秋 (by 夢屋)

画像は、ケイヌビエの芒(のぎ)であります。イネ科植物の特徴でもある芒は、一説では動物の毛に絡みついて種子を運んでもらうための役割を持つと言われており、芒に覆われた穂は害虫の侵入を防ぐ役割を持っているなどとも言われております。肌寒く、小雨降る朝は虫たちの活動も鈍り、出会いの機会が極端に減りますが、ハエの類(双翅目)や「マドガ♂」は、結構活動的であります。「マドガ♂」に至っては、まるで「不思議の国のアリス」の冒頭に登場する「白うさぎ」のように「大変だ、遅刻する。」と言いながら、彼女を求めて飛び回っているようであります。(そろそろ終焉の時が近いのでありましょう。)

昨夜の『うどんのトマト煮』に物足りなさを覚えた『夢屋国王』は、夕食とビールのつまみを兼ねて、本格的に「ヴォンゴレ・ロッソ」に挑戦いたしました。当然、『夢屋農園』自慢の樹上完熟トマト「ガンバ」でトマトソースを作り、薬味には最近伸び始めたアサツキを刻んで乗せてみました。本格的なイタリアンは、中年のヒーロー「ポルコ・ロッソ」に捧げましょう^^;

物足りなさを補うには、「太陽の家」(社会福祉法人ゆい三友)の子たちが作った「ゆかた娘」(中生の枝豆です。)を味見してみました。「太陽の家」の子たちのキャッチ・コピーは「だだちゃ豆より美味しい、ゆかた娘」でしたから、最近の品種である「ゆかた娘」の味の勉強であります。確かに香り高いのですが、食味はだだちゃ豆に軍配が上がるような気がします。早生の「幸福豆」や「湯上り娘」、中生の「ゆかた娘」、晩生の「秘伝豆」をつないで行くとビールのつまみには事欠かないと考える『夢屋国王』であります。

傍らに置いた瓶詰めは、今朝漬け込んだパプリカとキュウリのピクルスであります。試食には、もうしばらく時間が必要でありますが、これもまた、お味の実況放送を行いましょう。
いずれも初秋の恵みでありますよ^^;

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夢屋ハーブ園

2014-08-28 12:48:22 | 暮らし

オホーツク海高気圧が勢力を増し、すっかり秋めいた天候になりました。
早朝『第2サティアン』で修行するにも、長袖のシャツを着ないと肌寒い感じであります。寝空でありますが、今日も来春用のタマネギの種まきや虫に食害されたハクサイの株を補植したりと、秋野菜作りのための作業に追われております。

雨除けハウスの中で樹上完熟トマト作りを目指し、実割れしない真っ赤なトマトがたわわに実っております。友人『ノロ君』が買い込んだデルモンテブランドのトマトの側芽を盗んで挿し木し、今収穫しておりますが、実が割れやすいけれど「トゥウィンクル」という品種が一押しで、「極甘こころ」なる品種が2番手でしょうか…しかし、路地栽培している量販店から購入した名も無いミニトマトの方が、とても甘く完熟するという結果となっております。(苗木にお金を出した分だけ甘く感じるのでしょうか^^;)
出稼ぎ先の自然食品愛好家に自慢の完熟トマトを試食させたら、トマトソースを作るから譲ってくれとお願いされ、お勧めの2種を提供しましたが、明日は露地物を提供し、その甘さを自慢してやるつもりです。

彼女がトマトソースを作るなら、『夢屋加工所』としても負けていられないのでありまして、早速、秋ナス(仙台長ナス)とミニトマト(アイコ)で『うどんのトマト煮』を作ってみました。鍋焼きうどんばかりが涼しい秋の食ではない…パスタにトマトを使うなら、純日本パスタである「うどん」にもトマトを使っても良いじゃないか…味は、そこそこです^^;

8月の初めにひと株10円で買ったハーブの苗ですが、古いベンチの材料を加工し直して花壇風の柵を作り、『夢屋ハーブ園』を開園しました。

後から買い足した半値100円の苗も混じっておりますが、1ヶ月でこんなに繁茂しております。やはりミント類の勢いがハンパなく、地植えをし管理を怠ると勢力を拡大しとんでもないことになる様相であります。多くの方が花壇に植えてしまい後悔するようですが、こうして植木鉢でエリアを限定してしまえば、少々管理に不行き届きがあったとしても刈り込めば済むこと。個人でハーブティを楽しんだり、乾燥保存、ビネガー・オイル漬けに利用するには十分な量であります。
夏に『第2サティアン』にお越しの際は、ミント水で乾いた喉を潤して頂けます。(取り敢えず女人禁制の『第2サティアン』ではありますが…^^;)

忙しさの中にも、結構こうして遊んでおります。朝5時…ようやく外が白んで来ましたので、『第2サティアン』に向かいます。今朝は、レギュラーコーヒーではなく、ハーブティなどいただくとしますか…。

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新素材

2014-08-27 20:21:46 | 暮らし

泥の中でも根のある奴は、いつかはハチスの花となる~♪ 「男はつらいよ」より

蓮(はちす)の名の由来は、ハスの花托が「蜂の巣」に見えることから、そう呼ばれるようになったという説もありますが、泥より出でて泥に染まらぬ清らかな花…しかし、オジさんは、いとも簡単に泥に染まってしまうのであります^^;
画像は、畑の里芋の葉でありますが、ハスの葉と同じように表面の微細な突起構造で撥水効果を生じ(ロータス効果)、きれいな水玉を作るのであります。この構造特性を真似て、ガラス板や包装材が開発されており、新素材開発の分野でも、まだまだ自然に学ぶことは沢山存在するのであります。仙人『夢屋』は、これで朝霧を集め、不老長寿の妙薬として飲するのであります。(←これはウソ)

さて、ご機嫌の釣行から一夜明け、今朝も早よから田んぼの畦畔の草刈り作業であります。今は亡き我が家の古老は、田んぼ作業がある内は決して釣りには行きませんでした。その理由は、一度ハマるとまた行きたくなるから…2年間もブランクがあったのに、行けば、やはりまた行きたくなる。これから秋作業が目白押しであり、秋雨による作業の中断を考えると釣りのことは一旦置いておく必要があるのですが…あぁ、また行きてぇ~。

クワの枝を登るカタツムリ…でんでんむしむしカタツムリのイメージは、もっと平たくて丸いタイプですが、コヤツはキセルガイ科ではない。(なぜなら、左巻きではないから。)とにかく、陸生巻貝の一種です。
カタツムリの体の模式図を見ると立派な脳神経節を持っているから、コヤツも何かを考えているのかも知れない。クワの木のさらなる高みに登ろうとするのは、俗塵からの解脱を試みているのかもしれません。(いや、枝に付いた藻類を舐めている内に、ただ登ってしまったのかも知れないが…)しかし、コヤツは高みに登りきったとき、今度はどうやって下へ降りて来るのだろうか?残念ながら、降りてくるまでお付き合いするほど時間が無いのでありまして、早朝の約1時間、4日程かけて少しずつ刈り進めた草刈をようやく終えて、一服した『夢屋国王』の妄想のひとコマでありました。まぁ、『夢屋国王』の脳ミソの分量は、カタツムリの脳神経節の分量とさほど変わらないのではないだろうか…結局、前後を何も考えていないのでありますよ^^;

カタツムリの殻にも微細な凹凸があって、ゴミや汚れが付きにくく、雨などで流し落とす効果・構造になっているとか…残念、これも応用して素材開発をした方がいらっしゃる。凡人からは『不思議ちゃん』に見える人も、着眼点の違いから、新たな発想を生み出す方もいる。はっはっは、『夢屋国王』の場合は、ただの『不思議ちゃん』で終わりそうでありますが…。

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国王の夏休み

2014-08-26 12:55:30 | 暮らし

午前4時、『関師匠』の送迎を受け、『夢屋国王』最後の夏休みの始まりであります。2時間かけて、新潟県聖籠町のへらぶな管理釣り場「ひょうたん池」に意気揚々と向かったのでありますが、「当分の間、都合により月火を休みとさせていただきます。」という無情の張り紙…完全なリサーチ不足でありました。(ドヨ~ンと暗くなるふたり…。)

スマホを片手に何かを検索する『関師匠』。
「あの~、下条ダムという場所があるんですけど、釣台持って来てないし…。」
「あと1時間30分かぁ…このまま山形に戻っても仕方ないし、行くべぇ、行くべぇ。こんな機会じゃないと中々行けねぇべぇ!」とまぁ、どこまでも能天気な『夢屋国王』であります^^;
結果…巻頭画像の如く、中々の雰囲気を醸し出すダム湖でありました。

最初に我々を出迎えてくれたのが『マスミ君』。(『関師匠』の長男の名前を、勝手に使わせていただきました。)髭が立派な60cm程の鯉でありますが、これが中々どうして人懐っこい鯉でありまして、自然の中の鯉であるにも関わらず、こうして手を伸ばしても逃げないのであります。
『関師匠』とは、ここ10年程のお付き合いになるでしょうか…酒宴の2次会で、ヘラブナ釣りをしてみたいという彼を、地元の蛭沢湖に誘ったのが始まりでありますが、その後めきめきと腕を上げ、今や『師匠』の称号を得るまでに上達したのであります。
『夢屋国王』と言えば、約2年のブランクを経て、久々の復帰戦でありますが、ヘラバッグの中のエサ袋には、「ノシメマダラメイガ」という米を食害する蛾が発生している始末…浮きケースを開いてびっくり…メイガの幼虫が繭を作っておりましたよ。五十肩による右肩の損傷と糸を結ぶ際には『大人のメガネ』を必要とする老化現象…道具を放りっぱなしにした報いは釣果となって現れ、今や『関師匠』の足元にも及ばないのであります。(後進の成長には叶わないのであります…素直に負けを認めます^^;)

「ビールひと缶当たり、ヘラ一枚!」…腕と肉体の衰えは酒で誤魔化して、国王は缶ビール片手に『関師匠』の華麗なる技に酔いしれるのであります。
徳島の『ヒダカ先輩』の調査依頼を受け、釣りそっちのけで「シオカラトンボ」を追いかける。青い目とツートンカラーの彼は、地面に張り付いて止まることが常らしい。アカトンボのイメージが支柱などの枝先に止まっているイメージからすると異質なのでありますが、人が近付いても遠くに逃げないところを見ると、どうも彼の縄張りを主張しているようなのであります。
ところで、国王の釣果は…缶ビール5缶とオンザロックを2杯…ということは、新潟まで遠征してたった7枚??? 良いではありませんか~~;

追記)興味のある方は、こちらをご覧ください。(お魚を釣った瞬間です^^;)

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大王への謝罪

2014-08-25 20:12:41 | 暮らし

見えないのか 見ようとしないのか そこに事実はある (by 夢屋)

朝仕事の草刈を終え、『第1サティアン』で恒例のミーティングをしていると、お隣の『悦ちゃん』が「きゅうりとタコのマリネ」を持って来てくれました。このところ彼女は友人『ノロ君』に世話女房のごとくエサを運んで来てくれるのでありますが、彼女にしてみれば、息子『てっちゃん』のお嫁さんに隠れて吸う貰いタバコのお礼なのであります。最近のお姑さんもお嫁さんに気を使って大変なのでありますよ^^;

さて、昨夜「エンマコオロギ」に襲われたハクサイが気になって朝の巡回をすると、昨日の暑さでヘタっていたハクサイの葉が朝つゆに濡れて見事に立っている。植物体の水分の蒸散と補給によって、ヘタっては朝立ちするという繰り返しで成長していくのでしょう。(ある意味グレーゾーンの表現ではある^^;)日中の暑さでヘタるのも、植物の防御反応と言えなくもない…

暗視カメラ下で『エンマ大王』にハクサイが襲われた…昨夜はそんな風に感じたのでありますが、被害状況はさほどでもない。むしろ、植え痛みと暑さでヘタってしまい、元に戻らなくなった葉を彼女(お尻に立派な産卵管を持ってます^^;)はお掃除していただけなのかも知れません。無実の罪(食害したことは間違いありませんが)を着せたのであれば、『夢屋国王』は『エンマ大王』に謝罪しなければいけない。立件するためには、もう少し、状況証拠を積み上げる必要があるようです。

朝から食欲旺盛なのは、体長2mmにも満たないような「キスジミノハムシ」であります。虫除けに寒冷紗などをしても、その網目を通して食事にやって来る、招かざる客のひとりでもあります。

初秋を迎え、生息密度が低下しているから被害はこの程度で済んでいますが、キャベツにハクサイ、ダイコン、カブといったアブラナ科の作物の葉がボロボロになるほど食害されてしまうのであります。コヤツは、幼虫時代には植物の根も食害するらしく、極力無農薬栽培に近づけたいと思う『夢屋国王』でありますが、定植時の一回だけは殺虫剤(オルトラン)を施用しなければならないのが現状です。

ブロッコリー用の畝を立て、来春は腰を傷めないでも収穫できるイチゴの棚仕立てを考案し、設計図無しの『大八仕事』もこなす。そうそう、徳島の大学で教鞭を取る『ヒダカ大先生』から、先日の「マドガの交尾シーン」の画像にメールでコメントが寄せられました。「執拗なCopulatory Attemptですね!事業でシオカラトンボの生息地を探しているからよろしく…。」ですと、観察の丸投げをしたつもりが、生息地調査の丸投げ返しをされてしまいました。当分、『夢屋国王』は寝る暇がなさそうでありますよ^^;

追記)こちらでは、シオカラトンボは居ない…そう報告しようとしたら、今朝、草刈りの帰り道、軽トラックの前を悠々とシオカラトンボ♂が横切って行きました。偶然(見つけようとする目が、能動的に物を見つけ出そうとするのかもしれませんが…。)て恐ろしいものです。明日は、最後の夏休み…久しぶりに釣りに出かけます^^;

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大王の晩餐

2014-08-24 12:41:18 | 暮らし

精霊を 送る灯篭 いつか我が身(霊)も (by 夢屋)

朝方から小雨。いつやるの?…今でしょう^^;
ということで、「80日白菜」の苗を畑に定植しました。(当然、種から苗作りをしたものです。)
いつもの年であれば、ちょうど今頃はピーカンの太陽の下で、植え床にジョウロで水をたっぷり掛けながら、一本々々植え付けるのでありますが、昨夜からの雨のおかげで、水遣りを省略しての定植作業であります。
意外にも、小雨の中の定植作業が楽ちんだということに気づきました。
最近、休日の朝はオシャレンティな朝食を取る『夢屋国王』でありますが、今日もまた、全国の婦女子が好みそうな「パンケーキ」に挑戦するのであります。少々、焦げ加減ではありますが、クリームチーズに頂き物の「ブラックベリーソース」をたっぷりとかけて、これまた頂き物の果汁100%のアップルジュースと自家製「男爵」の
粉ふき芋、樹上完熟トマト3種、廃れかけたインゲンの豆を塩茹でにして…野菊を一輪挿しにすれば、これまた、オシャレな朝食の出来上がりであります。粉ふき芋には、溶かしバターと『夢屋ハーブ園』のパセリを振りかけることを忘れてはおりませんし、トマトはしっかり湯むきしております^^;
そうそう、頂き物といえば、完熟トマトと引き換えに有精卵を10個頂いちゃいました。

そして、今夜は精霊を送る「福一満虚空蔵菩薩」の「灯篭流し」であります。我が在所の灯篭は、色紙を使っているので、白地に蓮の花を描いた灯篭とは違って、意外にもカラフルなのであります。
さて、朝からハクサイを植え、キャベツを定植し、雨除けハウス内の作物にも潅水をする。これでも、飲んだくれているだけではなく、きっちり畑仕事をしているのであります。
がしかし、一昨日定植したはずのミズナやサニーレタスが何者かの食害で消失してしまっている。これは間違いなく「ヨトウムシ」や「キスジミノハムシ」の仕業に違いないと思い、我慢できなくなった『夢屋国王』は、殺虫剤(オルトラン)を作物の根元に撒いたのであります。

今夜こそ、盗人の正体をを暴いてやる。片手に懐中電灯、もう一方にはISO高感度モードで撮影できるデジカメを握り、夜のハクサイ畑を調査するのであります。
な、な、なんと!!!「ヨトウムシ」の仕業と思い込んでいた葉の食害は、エンマコオロギの仕業だと言う証拠を遂に捉えたのであります。腐食した生ゴミなどを食べていると思い込んでおりましたが、画像のようにハクサイの萎れた葉を食害しているのでありますよ^^;
クソ~!!! 『夢屋国王』が精魂尽きてしまう頃、コロコロと太ったその姿は、どちらかのご婦人にも似て『おもてなし』を平然を受け入れ、晩餐を楽しんでいるのであります。

『夢屋国王』が地道に、国王の朝食を作っているというのに、コヤツ等は何の遠慮もなく、人様の財産(収穫物)を食い尽くしてしまう勢いであります。
『国王』と『エンマ大王』 …片方は、大王の位まで登り詰めた輩ですから、仕返しが怖いのでありますが…犯人さえ分かってしまえば何らかの制裁措置を与えなければならない。
しかし、新鮮なハクサイを晩餐に祝宴を開いているとは…我が朝食の貧弱なことよ~~;

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厄介なもの

2014-08-23 21:37:47 | 暮らし

この世には 生きて無駄なる ものはない (by 夢屋)

花の金曜日…また1週間が走り去って行きました^^;
時間の感覚は「年齢分の1」のスピード感で過ぎていく…そんなことを語った方がおりますが、充実した生活を送っているから…その割には、出稼ぎに行っている時間の長いこと、長いこと…ということは、出稼ぎ(生業)は充実していないということかぁ~^^;

昨日は、「マドガ」の交尾シーンを動画に収め、今では大学で教鞭を取っている学生時代の先輩にもメールしたのでありますが今のところ返信なし、きっと忙しく研究に没頭しているせいだろうと思いつつ、日中に行動観察できる素材に、誰か食いついてくれないだろうかと期待しているのであります。国の研究機関にいる同級生は、生態観察から新しい発見をすることは素人にでも出来ることだからお前がやれと尻を叩いてくれるのですが、糊口を凌ぐ生活ではそうもいかないのであります。尊敬するアンリ・ファーブル大先生は、56歳にしてセリニアンに移り住み(享年91歳)「昆虫記」の執筆に注力することになるのであるから、まだまだ人生は長い。(はず^^;)ジジィとハサミは使いよう…その気になってしばらく観察を続けようかなどとも考えるのであります。

さて、今夜のお題の「厄介なもの」…昨日のブログにもUpした「クサネム(タネム)」であります。マメ科の植物の特徴である莢にしっかり結実しておりまして、この種が意外と厄介な物なのです。稲刈りの時期に鞘が割れて、刈り取った籾に入ると、米粒と同じくらいの大きさなものだから選別した時に混入してしまうのでありまして、異種混入ということでコメの等級が下がってしまうのであります。まぁ、稲刈り前に抜いてしまえば済むことですが^^;

朝日を浴びて、ようやく撮影に成功した『ミドリヒメヨコバイの類』…体長5mmにも及ばないような、コヤツの仲間たち…「チャノミドリヒメヨコバイ」などは、お茶に甚大な被害をもたらすようであります。(ただし、発生消長から2番茶の新芽らしいのですが…)
水田の代表的なヨコバイ類は「ツマグロヨコバイ」でありまして、以前は大量発生していたものですが、何故かしら最近は数が減ってきた感があります。(※ツマとは…褄…翅の先を指します。)「感がある。」という表現をするのも、具体的な数値で示さなければ科学ではないから…永年の経験と勘だけで表現する『夢屋国王』では、科学を語れないのでありますよ^^;

イネや畑の作物を食害することはない「マドガ」も今のところ目立った被害を感じさせない『ミドリヒメヨコバイの類』も稲刈りの際に抜き取ってしまえば済むだけの「クサネム」も共存共栄できる仲間たちであります。「世に雑草という名の草はない。それぞれが自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです。」と語ったのは昭和天皇だったっとか…この世に生を受け、無駄であるとか邪魔であるなどと言うことは、傲岸不遜というものである。まして、人の命なら何をか言わんやであります。

あぁ!また2連休…何して遊ぼうか…^^;

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性の衝動…

2014-08-22 20:40:28 | 暮らし

ネムの葉に 宿る命 (by 夢屋)

50過ぎのオッサンが、Sexについて赤裸々に語る…な訳ないでしょう。ウケ狙いのタイトルにしてみました^^;
オジさんも約30年前は学生さんをしていたから、研究テーマは昆虫(鱗翅目…特に蛾)の性行動(Sexual Behavior)に興味を持っていました。コンラート・ローレンツやニコ・ティンバーゲンに始まる動物行動学という分野を昆虫の世界で実証できたら…あの頃は実に純粋で夢に満ち溢れておりましたよ。それでもまだ、遊び心や好奇心は失っていないのでありまして、私が自宅から1km程離れた田んぼに毎朝通い続けるのも、生業としてイネの生育を見るだけでなく、ちょっとした偶然の出会いがそこに存在するからでもあります。

2014.08.20 AM5:58 曇天 東寄りの微風
『夢屋本田』のお隣、『トヨハラさん』が畑の畦道の草刈りを終えたところ…『夢屋国王』は、いつものように捕虫網を持ってカメムシの生息状況を確認するのでありますが、刈り終えた草むらに「マドガカノコガ♂」が数頭飛び回っております。ホバリング…明らかに定位飛行中。

マドガカノコガ」は日中にも活動する蛾なので、性行動を観察するには絶好の素材なのです。
これは明らかに「マドガカノコガ♀」が近くでコーリング(性フェロモンの放出)しているに違いないと直感した『夢屋国王』は、軽トラックからデジカメを持ち出して、♂たちがたむろする草むらの草を少しずつ慎重に除けてみました。

案の定、1頭の♀が中から出て来まして、オヒシバの葉に止まってくれました。
(興味のある方はこちらをクリックしてください。)
微風に逆らって飛んで来た♂2頭の格闘シーンがご覧頂けるはずですが…何度交尾を試みても♀に拒否される哀れな♂と、ものの数秒で交尾に成功した♂…もうそこには存在しない♀の残り香に興奮する数頭の♂ども…昆虫の世界にもモテる♂と冴えない♂が存在するのでしょうか^^;
コマ送りでその時の♀の行動や♂の行動の違いを比較し、パターン化出来れば、この実験は成功です。また、別の事例で再検証出来れば、マスコミに叩かれることもないでしょう…アハ。

こんな事をやっているから、田んぼに居る時間が長くなり、畑仕事が遅れてしまうのでありまして、毎朝、田んぼに長く居るものだから、息子が農作業で悪戦苦闘しているのではないかと、今は亡き我が家の古老が心配しておりました。悪戦苦闘も対象が違っているんですけどね。
生物学を志すなどという人は、このように変わり種であったり、社会の落ちこぼれ的な要素を多分に持っておりますが、性フェロモンの研究によって、♂を誘引捕殺(結果的に生息密度を下げる。)したり、圃場での♂と♀の交信をかく乱したり(交尾を妨害することで産卵数を減少させる)というように、農薬(殺虫剤)の使用を総合的に減少させ、安心・安全な作物の生産に結びつけることが出来るのではないかなどと農学士は考える訳です。

身近にある幸せや出来事に気付かないことって多いものです。巻頭画像の「タネム」の葉先に小さなハエ(双翅目)が止まっていることにお気づきでしょうか^^;

追記)2015.05.17 ブログを訪問していただいた「しぐま」様より、「マドガ」ではなく「カノコガ」ではないかとのご指摘を頂戴しました。私の安易な思い込みで「マドガ」とした蛾は、ご指摘のとおり「カノコガ」のようです。安易な同定をお詫びし訂正いたします。

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