その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

屋根が…(´;ω;`)

2014-08-12 12:21:26 | 暮らし

何事も なきかの如く 野分晴れ (by 夢屋)

台風11号の影響もなく…朝起きたら『第2サティアン』テラスの屋根が無~い! 見上げれば空が見えるではありませんか!!!まぁねぇ、テラスと言ってもパイプハウスの骨材を使って、遮光シートを張った簡易なものでありますから、強風でめくれ上がってしまったものでありますが…。
台風一過の朝仕事は屋根の修復作業から始まりました。来たるべく夏を前に、『夢屋農園』の第1研修生である『貧乏父さん(H.N.)』に手伝ってもらいながら、2年振りに張った屋根であります。この冬に凍結した道で転んで右肩を道路に思い切り打ち五十肩が悪化して、春先は『貧乏父さん』の手伝い無しにはとても張ることが出来なかった屋根でありますが、農作業による強制リハビリと温泉療法により、最近では何とか右肩も以前に比べ上がる(回る)ように成りました。『貧乏父さん』の帰りを待っていては、14日に予定している「第2サティアン生ビール大会」が開催出来ないのでありまして、会場準備のためには何としても復旧しなければならない。30分もかからずに右肩を庇いながら張り直すことに成功いたしました。予め遊び道具は『第2サティアン』内に避難させて置きましたから、実害はシートのみで済んだようであります。しかし、気になるのは『夢屋本田』の状態…。

この程度の風でイネが倒伏するはずもない。そう思いながらも本田の水見を兼ねて、カメラによる昆虫採集に出掛ける『夢屋国王』であります。案の定『夢屋本田』には何の影響も無く、穂揃期を迎えようとしているイネの最大穂長や最小穂長、有効茎数など計測しながら、秋の収量に思いを馳せる『夢屋国王』であります。(完全な穂揃期では無いので、計測には少々早いのでありますが…。)
いつものように葉先のいもち病斑や茎の紋枯病斑をチェックしながら、水尻の田んぼを見ていると、な、何と穂先に抱きつく宿敵「アカスジカスミカメ」を発見したのであります。(ちょっと、ピントが甘い。)捕虫網によるすくい取りや雑草地のイヌビエで見つけたことはありますが、こうしてイネに抱きついているところは初めてであります。(それだけ、生息密度が低いということでもあります。)この虫の被害は、吸汁した後の褐変…いわゆる「斑点米」であります。1,000粒(約ひと握り)に1粒以上の斑点米が混入すると2等米に格下げされてしまいます。それを恐れて、皆薬剤散布を行うのでありますが、『夢屋国王』は至って平静を装うのであります。稲穂を襲うカメムシの口吻は意外にも弱く、こうして受粉後に籾が閉じてしまってからの被害は少ないとも言われております。とは言え、まだまだ幼穂が続々と出てくる時期ですから、明日以降も得意の捕虫網によるすくい取り法で発生状況に注意をする必要があります。

むしろ、カブトムシを獲った子どものように勝ち誇ったような顔をして『第1サティアン』で朝のミーティングをする『クワちゃん』に自慢するのであります。「クワちゃん♪ これが斑点米の原因になるアカスジカスミカメだよ↑ クワちゃんが言っているカメムシ(クサギカメムシ)とは全然違うでしょう。ピンボケ気味だけど稲穂の大きさから、とても小さなカメムシだということが分かるでしょう。」
干した洗濯物にカメムシが付いたと大騒ぎしている自称名人『クワちゃん』も、実はカメムシの実態を知らない。『クワちゃん』が無知なのでは無く、多くは防除すべき昆虫の実像も知らないままに薬剤散布をしているのが実際なのであります。商社化してしまった巨大組織『オラだの農協』に少々乗せられている傾向がある。まぁ、物知り顔をして、結局斑点米に泣くのは自分自身だから、明日からもまたカメラによる昆虫採集も細心の注意をもってやらなければと決意する『夢屋国王』でありましたとさ。

ちなみに、『夢屋特製梅干し』が完成し、出稼ぎ先の管財の方々にも振る舞いました。食べ終えて、一同美味しいと言った後に「これ庭から盗んだものだから、みんな共犯な!」と口止めすることを怠らずにね~~;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする