その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

みそ焼き飯

2014-08-21 12:58:25 | 暮らし

亡き母を 憶い起こさす みそ握り (by 夢屋)

平日ではありますが家族のみで、お袋の百箇日法要を営みました。
桜の花が咲き、誕生日を迎え、母の日のプレゼントも受け取って、あの世とやらへ旅立ったお袋であります。突然の死を目の当たりにした古老(親父)の場合と違い、介護疲れで嫌気が差してしまうギリギリのラインで息を引き取ったところに、生前の性格まで思い出させるようなお袋の末後でありました。

さて、そんな日にも関わらず『夢屋国王』は今日も仕掛けを考えるのであります。最近、ハマっている加工品造りの中でも、偶然の配合で出来上がった『夢屋のから味噌』の評判がすこぶるよろしい^^;
『夢屋企画』営業部の専属イラストレーター『有季菜先生』作のラベルまでこしらえて、リリース直前の商品ではありますが、『夢屋国王』は、味は勿論のこと、瓶の形状や内容量、利用方法に至るまで研究に余念が無いのであります。他社の製品は押し並べて甘い…『夢屋のから味噌』は、味噌ラーメンやもろきゅうのトッピング、ホルモンや野菜炒めの味付けに長けているのでありまして、他社製品をリサーチしている内に、子どもの頃、おやつ替わりに食べた「焼きみし(焼き握り)」を作ろうなどと考えたのであります。
昔は、火鉢や囲炉裏端でじっくりと焼いたから、味噌とご飯のパリパリ感が中々出せないのでありまして、夜中に炭をおこし、大葉ジソを巻いて放置して朝飯に…がっはっは、「焼きみしパワー」で早朝の草刈りをこなしてしまいました。

お昼の時間に、脳天気に通信誌を持参した『貧乏父さん(H.N.)』には太陽熱で充分温まった小玉スイカを振る舞い、「今度は、冷蔵庫が欲しいなぁ~!」などと、『第2サティアン太陽光発電計画』を語る『夢屋国王』の進化計画は留まるところを知らないのであります。
午後からは出稼ぎ…抜けられない会議に出席し、夕刻には女子バレー部の優勝祝賀会に参加し家に帰れば、オヤジ臭漂うポロシャツに『柴犬コウ(本名:さくら)』が体を擦りつけタオル替わり…「何をヤキモチ焼いてるの?」とオッカーが笑うので、「女子部員の活躍を祝してハグしてきた訳でも無いから、漂うのはオヤジ臭だけのはず。ならば、いっそのこと着てしまえ。」と頭から被せたら、結構気に入っている様子であります。「猛暑日に汗かいて、オヤジ臭の染み込んだシャツを気に入ってくれるのは『さくらぁ~!』…お前しかいないよぉ~!!!」と抱きしめてやろうとすると、それは勘弁して欲しいとのこと。

君だけがオヤジの切なさを理解してくれていると思ったのに…さて、明日は何の仕掛けで遊ぼうか…いつの間にか酔いつぶれて寝てしまう『夢屋国王』の一日でしたとさ…マル。

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AED講習

2014-08-20 12:20:28 | 暮らし

招かざる 虫にも宿る その命 (by 夢屋)

昨日、ミントの葉を食害していたのはハマキガの類でしょうか…お仕置きをすると言いましたが、茎ごと切り取って放って置いただけです。後は彼(彼女)の運命に任せましょう^^;
夜中に目が冴えてしまいブログUpしましたが、結局朝方眠気が差して寝てしまいました。気が付けば6時…『夢屋ハーブ園』に水遣りとアイコ(ミニトマト)の収穫ぐらいは出来るだろうと起き上がると、ムクムクと遊び心が湧き出しました。アイコは思いの外、皮が硬く、酸味もあるのでパスタ用にホールトマトでも作ってみるか…「おいおい、出稼ぎに行く時間も近いのに…。」(夢屋心の声)

ということで、『夢屋ハーブ園』に水遣りをしている間にやっちゃいました^^;
湯むきして、薄い塩水で煮込んで瓶に詰め完成…ついでに、陰干したバジルの葉っぱも入れてみました。酸味が増したような気がしますが、その内ザク切りにしてパスタに使ってみましょう。
さて、秋野菜用の苗に水遣りをしていると、招かざる客が陣取っておりました。クロウリハムシ♂のようであります。名が示すように主にカラスウリなどウリ科の作物を食害する害虫ではありますが、コマツナに1匹付いたところで影響はない。寛大な『夢屋国王』は、勝手な来訪を許すのであります。

朝から余計な遊びをしておりますが、午後は真剣にAED研修に励みました。簡易な除細動器を一般市民が使えるようになってから、相当数の方の命が救われたに違いない。人形相手なら出来る手技も実践で使うとなると躊躇してしまうのでありましょうか…冗談でなら、婦女子限定で心肺蘇生術を行いますなんて言えますが、実際、着衣を緩めたり、例えハンカチをあてがったとしても人工呼吸が出来るのか…ちょっとばかり躊躇してしまうような気がします。現場では、そんなこと言ってられませんけど、そういう場面に遭遇しないことを祈るばかりであります。(とは言え、とある現場で心筋梗塞の方の心臓マッサージをせざるを得なかった経験や交通事故で意識確認をした経験があるんだよなぁ…。)

お節介が高じて、そんな現場に遭遇しちゃうのよ…私!

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猫にマタタビ

2014-08-19 19:38:36 | 暮らし

猫にマタタビ 婦女子にハーブ (by 夢屋)

月曜日の朝5時…いつものように『第2サティアン』に出勤し、朝仕事前のレギュラーコーヒーを淹れる。秋野菜の準備も順調であるし、昨日まで小雨が降り続いたから『夢屋ハーブ園』の水遣りの必要もない。今朝はのんびりと一日のスタートが切れる。1本の煙草を燻らせながら、『夢屋国王』は今日一日の仕掛けを考えるのであります。
1週間の始まりは、オシャンティにハーブティをご馳走しよう^^;

『夢屋ハーブ園』のカモミールは「ローマンカモミール」、量販店でヨレヨレ状態の苗を10円で購入したものだから花など着いていない。ここは、『夢屋本田』の隣にある『大龍さん』の畑から花を失敬するに限る…思い立ったが吉日で、早速、国王の公用車である軽トラックに乗って田んぼに出発………鍵がな~い~~;
自宅に戻り、いつもの置き場所や『第2サティアン』の中を探すのですが、一向に見当たらない。スペアキーも無いので、修理屋さんに作ってもらうしかないか…などとまで考える窮地であります。いつもならイラついて雄叫びを上げるところでありますが、本日の『夢屋国王』は少々落ち着いている。昨日の日曜日は、デジカメによる昆虫採集に田んぼへ出掛けたのだから、鍵は作業ズボンのポケットの中…作業ズボンは替えていないから…冷静に昨日の行動を思い出して…、雨除けハウスの中で秋獲りキュウリを支柱に固定するために麻糸をポケットに入れ、出し入れしたことを思い出す。「ハウスの中!!!」…案の定、ハウスのトマトの畝沿いに鍵は落ちておりました。最近、めっきり物忘れが激しくなった『夢屋国王』でありますが、ひとまず目出度しめでたし^^;

田んぼに行くと、いつものように『大龍さん』がナスの収穫作業中…耳の遠くなった『大龍さん』に「大龍さ~ん!カモミールを少し分けてぇ~!」とひと声掛けるのでありますが、「トウモロコシかい?」とトンチンカンな応えが返ってくるのでありまして、「ちゃうちゃう、ハーブ。カモミール。」と念押しすると「あぁ!あのカモ何とかかい?虫除けになるとか言って、植えてんだぁ~^^;」と一応会話になっているようですが、彼は何のために植えているの?という質問に答えてくれただけのようであり、本当の意味で会話が成立していないのであります。それでも、お断りを入れているので、勝手に花を摘ませていただきましたけれど^^;

ハーブ類を虫が嫌う…これはちょっと違う。アブラムシにハッカハムシ、そして、ご覧のように、今朝、スペアミントの葉に付いた糞の痕から追跡し、葉を巻いて隠れていた蛾の幼虫。蓼喰う虫も好きずきと言うように世の中持ちつ持たれつ、植物があれば、それを利用する(食する)昆虫は存在するのであります。ハーブティにするのだから殺虫剤など撒きたくもない、『夢屋国王』は葉っぱごとハサミで切り取って…お仕置きするのであります。

「カモミールにアップルミント。抽出時間は3分^^;」
出稼ぎ先の婦女子に耐熱ガラスのティポットで、まず視覚…色覚から演出する。そして、
「お~い!みんなカップ持ってこぉ~!ほれほれ^^;」
『夢屋国王』は婦女子を容姿で区別するが、差別はしないので
均等に分け与えるのであります。
「いい香り~!美味しい~!」
押し並べて、婦女子の反応は一律であり、「ハーブの香りは苦手なんです。」などと言う意見を聞いたことがない。他に調子を合わせないと、遅れているとでも思われることが嫌なのか、とにかく、「美味しい!!!」を連発するのであります。一方、オジンたちの反応は決して好評ではなく、「フ~~~ン」とか「ヘェ~~~。」程度の冷ややかな反応でありますよ。

こ、これは、ハーブ類には、婦女子を魅了する「性フェロモン」的な物質が存在するのではないだろうか…オジさんにモテ期をもう一度! 『夢屋国王』は、また大胆な仮説を立て、エキストラバージンオイルで「性フェロモン」的物質を抽出し、整髪剤を開発する…それを、頭にひと塗りすれば…仮説は、空想へと発展するのであります。
テカテカ頭は、きっと嫌われるに違いないのに~~;

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真実の愛

2014-08-18 12:33:10 | 暮らし

揚げてな(名)を 苦みを残す ゴーヤかな  (by 夢屋)

近畿地方を襲った豪雨、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、我が在所も小雨が降り続き、無理して畑に入る訳にもいかず、如何にして日曜日を過ごそうかと思案する『夢屋国王』であります。朝、ふと気づけば茶の間のテーブルに「アナと雪の女王」のDVDケースが置いてある…オッカーと長男『ポン太郎君』が借りて来たに違いない。友人の『貧乏父さん(H.N.)』もレンタルで既に見ているらしいので、ここは婦女子にモテる話題作りのためにも『夢屋国王』も鑑賞会を実施すべきであると決断したのであります。

時間つぶしの材料は揃いました。いつものように小雨の中を田んぼの水見…行く必要もなく、代わり映えしないはず…いや、イネの葉の色が少し落ちているような気がする…肥料切れを起こしているのだろうか?などと、毎日見ているはずの田んぼにも微かな変化を見逃さない『夢屋国王』であります。ふと、足元に目をやると四葉のクローバー(実際には、アカツメクサですが)、今日一日、何か良いことが起こりそうなどと乙女チックな気分になるのであります^^;

日曜の朝も恒例の『第1サティアンミーティング』…友人『ノロ君』の弟『マー助』もお盆休みで帰っているから、何かしらオシャレなおもてなしをしてあげよう。2週間前に買い込んだ、枯れかかったハーブが勢いを増しているから、少々葉っぱを頂いて婦女子に受けそうな「ハーブティ」を入れてみるのであります。分量は適当…アップル、パイナップルミントにカモミール…香り重視のハーブティであります。『大八』道具が置いてあるのは、来春、腰に負担のかからないイチゴ園を作るため…雨が降っても農作業は無限にあるのでありますよ。

初めてのハーブティは、熱い時よりも少々冷め加減の方が甘味が増すような気がします。夕方5時には、『第1サティアン』の隣人『悦ちゃん』が、アジの刺身をご馳走してくれるという。『夢屋国王』も何かしらのツマミを用意しようと農園の野菜で腕を振るったのが『揚げナスのみぞれ煮』と『ゴーヤテンプル(天ぷら)』…カレー塩をひと振りすれば、ビールによく合うツマミであります^^;

そう言えば「アナと雪の女王」は…お昼にあん掛け焼きそばとビールを頂いて、眠気が襲って来た時に、お昼寝タイムのツマミにしっかり頂きましたよ。四葉のクローバーの葉には「名声、富、満ち足りた愛、素晴らしい健康」という四つの願いがかけられているとか…そして、その四つの願いが叶えられたとき、「真実の愛」が実現されるのだそうです。そう、「アナと雪の女王」のテーマも「真実の愛」だったようです。(寝ながら見てましたが、しっかり本質だけは見逃さないのであります~~;)

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お中元…

2014-08-17 22:03:43 | 暮らし

こちらへと 糸で手繰らる 稲穂かな (by 夢屋)

朝晩めっきり涼しくなりました。13日の迎え日から16日の送り日…仏様の夏休みもあっという間に終了し、さて、仏様って残りの1年、何をしていらっしゃるものやらなどと、くだらない事を考える『夢屋国王』であります。仏様でさえ夏休みだというのに、鬼の取立人『夢屋』は、人から金品を取り立てるだけでは収まらず、田畑からも取り立てをしようと朝から動き回っている。二番手のトウモロコシや晩生の枝豆「秘伝豆」の畝の草むしり、里芋「どだれ芋」の草むしりに施肥、土寄せと今にも降り出しそうな鉛色の空の下、暑くならない内にと早朝から大汗を流しております。お陰様で春先から体重は3kg程の減量に成功し(ダイエット中の奥様、特保サプリメントなんて必要ありません。『夢屋農園』で草むしりダイエットを行えば、無料でしかも効果的にダイエット可能であります^^;)、慢性的な軽い腰痛に悩まされております。汗をかいた分だけ水分補給をしなければ…小玉スイカを1個畑から収穫し、一気に半分程食べてしまう。それから、丼飯を掻き込んでも体重が増えないから不思議でありますよ。

今日は送り日だから2軒の親戚宅を訪い、大叔母や叔母に線香を手向け、手を合わせなければならない。お中元には、仏様用に缶ビールをひと箱で…仏様がビールを飲んだりしないのだが、発泡酒や焼酎で日々を過ごしている『生き仏』には、たまにはラガーを進呈しましょうか^^;
最近、年老いて口説きが多くなった叔父貴の話を聞きながら、10月には兄弟のところに遊びに行こうなどと、泣かせるような叔父貴孝行の約束をしてお暇する『夢屋』であります。

子どもの頃からの宿命で「トノサマガエル」と呼ばれる痩せガエル。そう言えば、我が国の国民は、1匹として国王にお中元を届けるような気の利いた輩が存在しない。自称『夢屋国王』は朝から汗を流し、おべんちゃらを並べ続けても「国王」と称号で呼んでくれる国民は1匹として存在しないのであります。しかしまぁ、1年小僧とは言え、十分なエサにありついていないのか痩せ過ぎであります。来年は、見事な太鼓腹のカエルに成れるような豊かな田んぼにしてやらなければならないとお中元の有り無しに関わらず、善政を布く『夢屋国王』であります。
中元とは、元々、様々な罪を贖罪する催事であり、地獄の死者さえも贖罪されるのであります。(だから、金品で罪穢れを落とすのもいかがとは思いますが…)『夢屋王国』の住民は、自分に素直であり、純粋だから国王に媚を売る必要がない。国内にあるものを必要な分だけ利用しているに過ぎないのだから。仏事から国の有り様を哲学する『夢屋国王』でありましたとさ。

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カモミール

2014-08-16 04:28:21 | 暮らし

朝露に 濡れて花咲け カモミール (by 夢屋)

2サティアン生ビール大会』も盛況の内に終了し、最後は新規就農者である『トッチ』を呼び出し、若者の夢を聞きながら酔いつぶれて寝てしまった『夢屋国王』でありました。夜中に目が覚め、宴の跡はきれいに片付けたのでありますが、友人『ノロ君』は早朝から律儀にも後片付けにやって来てくれた。国王自慢のレギュラーコーヒーを飲みながら、来年の生ビール大会の計画などを練る、どこまでもお気楽な二人であります^^;

宴の後は現実の世界に戻されるのが世の常でありまして、お盆の声を聞けば、秋野菜の準備に取り掛からなければいけません。ハクサイやキャベツ、大根といった冬定番の野菜に、コマツナやミズナ、春菊など、これから使える野菜も少々…ダイコンだって、辛子ダイコンに赤色ダイコン、葉大根、沢庵漬け用のダイコンと少量多品種を作り、遊びのバリエーションを拡げて行くのであります。まずは、収穫を終えたトウモロコシを手で倒し、ジャガイモを作付した場所と2年越しのタマネギ、ニンニクを植えた場所をトラクターで耕うんする。パワー不足は否めませんが、40年選手の愛車『シゲオちゃん』は、まだまだ現役で畑を雑草もろとも耕してくれるのであります。彼とはもう5年の付き合いでありますから、彼の気難しいクセにも慣れ、朝仕事で秋野菜用の畑の準備は完了であります。

さて、今朝の『夢屋本田』の状況はと言いますと、画像向かって右側が『善助さん』ちの田んぼであり、左側が『夢屋』の「はえぬき」であります。田植えの時期が10日程違いますが、今でも生育の差が出ております。『善助さん』ちの「はえぬき」の稲穂は既に頭を垂れ始め、一方、『夢屋』の稲穂はまだ立ったまま…稲刈り時期も一週間から10日程差が出てきます。もうひとつお気づきでしょうか?中央の畦畔が見事に二分割されております。これがいわゆる『北緯38°線』…な訳が無い。『善助さんちのジィジ』が除草剤で雑草を枯らし、一方『夢屋』は機械刈り…草刈りをサボっている訳では無く、今の時期に草を刈ると雑草の中の害虫カメムシを田んぼに追いやることになるので、敢えて草刈を控えているのです。もう、2週間ほどして稲穂が固まってから、最後の草刈を行うつもりです。(これ、ホントの話^^;)

お隣の『大龍さん』ちの畑は見事で、虫除けに植えたものでしょうかカモミールの花が咲き乱れております。「忙中閑有り」朝仕事の慌ただしさの中にも、花を愛でる『夢屋国王』でありますが、さぁ、今日は出稼ぎ先の出っ張りで、県都「山形市」へ行かなければならない日でもありますよ。

 

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波動砲

2014-08-15 20:06:41 | 暮らし

朝に昼 夕べに変わる 顔と色 (by 夢屋)

『夢屋国王』の決断によって、少々後ろめたさは残るものの、今朝の「50回すくい取り法」による追跡調査でカメムシを見つけることは出来ませんでした。取り敢えず、防除という殺戮は成功したようであります。

お盆の夏休み二日目。本日は『第2サティアン生ビール大会』であります。『貧乏父さん(H.N.)』は奥さんの実家へ行ってるが、『イチオ』や『トシパン』に声を掛ければ必ず参加するはず。面子が足りない場合は、後輩の『キムケン』や新人の『とっち』に声を掛ければ良いこと、そう言えば、酒の飲めない長男『ポン太郎君』も帰省しているから、彼にはホルモン焼き当番を命じることにしよう^^;
無計画なようで、しっかり面子と予算を組み立てている『夢屋国王』であります。

さて、生ビール樽は午後のご褒美として、そろそろ秋野菜の準備をしなければならない。2年越しの収穫となってしまったニンニクとタマネギの植え床の草が絡みついたビニールマルチを剥がし、トラクター耕耘できる状態にしなければならないし、晩生の枝豆「秘伝豆」や里芋の畝の草むしり、自宅の畑や菊畑の草むしりもしなけれならない…毎朝、朝仕事をしても、旺盛な夏草の攻撃には敵わない『夢屋国王』であります。

「ゴォーーー!!!」毎朝、6時頃から『夢屋水田』の南方で爆音が聞こえます。将軍様の国軍が遂に攻撃を始めたのだろうかなどと、冗談を飛ばす余裕もなく、爆音源が『第2サティアン』に近づいて来るのであります。ビニールホースを手に2人組で行うカーペット防除、水和剤を遠くまで飛ばす動力噴霧器、ラジコンヘリを使った防除、そして…ついに戦艦ヤマトの波動砲?巨大なミスト散布送風機であります。ジジ、ババ、カァちゃんによる「さんちゃん農業」でも維持できなくなってきた農作業の究極の助っ人防除機械…導入費用はいか程なのでしょうか?防除組合という組織に、大量の国費が投入されていることは明らかではありますが…。当然、オペレーターは「キムタク」似の農業青年でなければいけません^^;
『夢屋国王』と言えば、古老の遺産である「動力散粉機」を背負い、10a当たり3kg/袋、700円のスミチオン粉剤を全身に浴びながら防除している状態…無益な殺生を行う罰として、自らも殺虫剤を浴びることによって、幾ばくかの贖罪を行うのであります。(本当は貧乏なだけで、高潔な精神を持って行っている訳ではありませんが…。)

このように日本の農業も省力化が進んでおります。半日掛かりでビニールマルチを外し、収穫を終えたトウモロコシを手で倒す…こんな作業をやっているようでは、アメリカに敵う訳がないじゃないか…『夢屋王国』は、国王の額の汗で維持される発展途上国なのでありますよ~~;

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ナウシカ(オーム誕生)

2014-08-14 08:18:13 | 暮らし

生まれ来る ことも叶わぬ 空蝉や (by 夢屋)

地獄の鬼でさえ罪人の呵責を休むことから、「地獄の釜の蓋もあく」と言われるお盆の入りであります。にも関わらず、『夢屋国王』は、盆休みというのに朝からヤクザな取立て稼業…巷の人々に「鬼」と言われる所以であります^^;

早朝のミーティングのために、缶コーヒーをひと缶と思い自販機に近づくと『オーム』の幼虫を発見しました。羽化の瞬間を待つのですが動かない。我慢できずにここで触ってしまうと羽化に失敗してしまうことから、じっと辛抱するのですが様子が変であります。脱皮途中で緑色に変わっていることも不自然であり、我慢しきれず触れてみると羽化に失敗したミンミンゼミの亡骸でありました。
幼虫時代が6~7年と言われ、それなりの『ミン生(セミの一生なので^^;)
』を送ったはずなのでありますが、最後の瞬間に失敗してしまった彼に、ふと同情を寄せる『夢屋』であります。失敗は世の常であり、失敗したことを嘆くのではなく、失敗した原因を考え、次に失敗をしないように備える…そんな風に前向きに考えようと思いますが、結末が死という答えではやり切れなくなってしまう。例え精神的に追い込まれたとしても生きていればこそであり、死を選ぶことに抵抗したいと考える『夢屋』であります。(笹井理化学研究所副センター長の死に思いを馳せて…)

お盆という時節に暗くなるような話題から入ってしまいましたが、頂き物Ver.2…マクワウリとブラックベリージャム、さくらんぼのジャムであります^^;
我が在所ではお盆の墓参りでマクワウリを供える風習があり、時と共にマクワウリはスイカやプリンスメロン、アンデスメロンと変わって来ましたが、今でも細々とマクワウリを栽培する方も居て、ちょっとばかり昔を懐かしみ頂いて備えました。今の時代にマクワウリを食べても美味しく感じませんが、子どもの頃は完熟したマクワウリを稲刈り(9月15日頃)のおやつとして振舞われた記憶があり、とても甘い食べ物だと感じていたことを思い出します。しかし、ネット系メロンがお安く市場に出回る昨今では…人の舌は贅沢になったものであります。

ジャムは電気屋の『フーちゃん』からインゲンとだだちゃ豆(枝豆)のお礼にと頂きました。『夢屋わらしべ長者計画』はこうして着々と進んでおります。人が動けば金になり(労働)、物を動かせば金になる(物流)。今や情報を動かせば金になる。農産物という物を動かしながら、ジャムという物に変え、ジャム作りのノウハウ(情報)まで手に入れる。これも将来への貯金でありますよ。
ちなみに、冷やしたヨーグルトにブラックベリーソースをかければ、残暑もまた乗り越えられそうでありますよ。
ところで、「オーム誕生」ってタイトル…何でしたっけ~~;

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決断…

2014-08-13 12:04:13 | 暮らし

盂蘭盆会 殺生禁じた 祖母憶う(by 夢屋)

この時期、ようやく田んぼ仕事も一段落し、二日に一度程度回れば良い水見の日課ではありますが、昨日見つけたカメムシのことが気になって、『夢屋国王』得意の捕虫網による「50回すくい取り法」で、カメムシの発生状況を観察するのであります。まずは、一番気になる荒れた畑との境界線から…1匹。引き続き50回…2匹。ここで、朝仕事中の『トヨハラ氏』から声が掛かる。

「どう、いるかいカメムシ?」(トヨハラ氏)
「トヨハラさん、カメムシのこと知ってるんですか?」(夢屋)
「ああ、俺の実家は百姓だから^^;」(トヨハラ氏)

『トヨハラ氏』は婿殿。スーツ姿が似合う営業畑のサラリーマンでしたが一昨年リタイアし、雇用延長を断って、義母の『ミヨシさん』が長年作ってきた畑仕事を趣味でこなすようになりました。初めのうちはぎこちなかった農作業も、お隣の名人『チエちゃ』の指導の下、見違えるような作物を作るようになりました。

「今度は秋野菜ですねぇ。」(夢屋)
「ああ、秋の菜っ葉を作って、来年別のところに移動だな。」(トヨハラ氏)
「???…。」(夢屋)

『トヨハラ氏』が作付する畑と『夢屋』が耕作する田んぼを分ける畦道一本。聞けば、この畦を境界に東側の地権者が来年から太陽光パネルによる発電事業用地とすることに同意決定したらしい。年明け早々から、太陽光発電の話が持ち上がり、一時は『夢屋』が耕作する田んぼも候補地のひとつであったのですが、地権者や水利組合の合意が得られず二転三転、結果、この畦畔を境に畑や以前は企業用地(グランド)だったエリアが選定されたようです。10a当たり35,000円の補償で貸与期間20年…水田の小作料が10a当たり19,000円が今の最高値だから、破格の提示価格であります。(土地が宅地課税されることになるので、差額はどうなるか分かりませんけど^^;)
正直なところ、未整理地で作業効率が悪く、自宅からも離れていることから、もし『夢屋本田』が事業地に採択されたら、『夢屋農園』の田んぼに集中し、畑作中心で経営を考えようとしていた矢先でありますから、少々がっかり…『夢屋本田』事業維持継続決定の瞬間であります^^;

獲らぬ狸話は置いといて、カメムシ、カメムシ…昨日見つけた箇所を中心に網を振ること50回…6匹。今度は『唐傘屋のヒコさん』に声を掛けられる。

「カメムシいるかい?」(ヒコさん)
「居るいる。今年は多い。防除する必要があるようだ。」(夢屋)

不思議なことに農家ではないオジさんたちがカメムシのことを知っていて、早朝から虫取り網を振っている『夢屋』の姿を奇異の目で見る人が居ない。網の中には、クモやハエの類、蚊、イナゴにバッタ…そしてカメムシ。最も安心できる『善助さん』の田んぼとの境界部分でも1匹。例年であれば、1匹も捕獲できない状態であるのに今年は多過ぎるのであります。「50回すくい取り法」で何匹以上いる場合は危険信号ですなどという基準でもあれば良いのだけれど、そうしたデータも無いから、自分で判断せざるを得ないのでありまして、出穂期で下部の穂が出揃っていない今の状況では、防除すべきと『夢屋』は決断したのであります。
ただ、『夢屋国王』が防除を躊躇するのは、殺虫剤を散布することは簡単なのですが、何の罪もないクモやハエの類まで同時に殺生してしまうことに少々後ろめたさを感じ、何とか選択的にカメムシだけを叩ける農薬があればと思うのでありますけれど…。

子どもの頃、竹の延竿を持って近くの水路で鮒釣りをすることが、夏休みの唯一の遊びでありました。
「お盆の時くらい、生き物を殺生するのは止めなさい。」今は亡き私の祖母は、毎日のように釣りに出掛ける少年『夢屋』に言って聞かせたものであります。いつの頃からか、食べない鮒は川に戻すようになった『夢屋』がここにおります。明日は、お盆であります。

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屋根が…(´;ω;`)

2014-08-12 12:21:26 | 暮らし

何事も なきかの如く 野分晴れ (by 夢屋)

台風11号の影響もなく…朝起きたら『第2サティアン』テラスの屋根が無~い! 見上げれば空が見えるではありませんか!!!まぁねぇ、テラスと言ってもパイプハウスの骨材を使って、遮光シートを張った簡易なものでありますから、強風でめくれ上がってしまったものでありますが…。
台風一過の朝仕事は屋根の修復作業から始まりました。来たるべく夏を前に、『夢屋農園』の第1研修生である『貧乏父さん(H.N.)』に手伝ってもらいながら、2年振りに張った屋根であります。この冬に凍結した道で転んで右肩を道路に思い切り打ち五十肩が悪化して、春先は『貧乏父さん』の手伝い無しにはとても張ることが出来なかった屋根でありますが、農作業による強制リハビリと温泉療法により、最近では何とか右肩も以前に比べ上がる(回る)ように成りました。『貧乏父さん』の帰りを待っていては、14日に予定している「第2サティアン生ビール大会」が開催出来ないのでありまして、会場準備のためには何としても復旧しなければならない。30分もかからずに右肩を庇いながら張り直すことに成功いたしました。予め遊び道具は『第2サティアン』内に避難させて置きましたから、実害はシートのみで済んだようであります。しかし、気になるのは『夢屋本田』の状態…。

この程度の風でイネが倒伏するはずもない。そう思いながらも本田の水見を兼ねて、カメラによる昆虫採集に出掛ける『夢屋国王』であります。案の定『夢屋本田』には何の影響も無く、穂揃期を迎えようとしているイネの最大穂長や最小穂長、有効茎数など計測しながら、秋の収量に思いを馳せる『夢屋国王』であります。(完全な穂揃期では無いので、計測には少々早いのでありますが…。)
いつものように葉先のいもち病斑や茎の紋枯病斑をチェックしながら、水尻の田んぼを見ていると、な、何と穂先に抱きつく宿敵「アカスジカスミカメ」を発見したのであります。(ちょっと、ピントが甘い。)捕虫網によるすくい取りや雑草地のイヌビエで見つけたことはありますが、こうしてイネに抱きついているところは初めてであります。(それだけ、生息密度が低いということでもあります。)この虫の被害は、吸汁した後の褐変…いわゆる「斑点米」であります。1,000粒(約ひと握り)に1粒以上の斑点米が混入すると2等米に格下げされてしまいます。それを恐れて、皆薬剤散布を行うのでありますが、『夢屋国王』は至って平静を装うのであります。稲穂を襲うカメムシの口吻は意外にも弱く、こうして受粉後に籾が閉じてしまってからの被害は少ないとも言われております。とは言え、まだまだ幼穂が続々と出てくる時期ですから、明日以降も得意の捕虫網によるすくい取り法で発生状況に注意をする必要があります。

むしろ、カブトムシを獲った子どものように勝ち誇ったような顔をして『第1サティアン』で朝のミーティングをする『クワちゃん』に自慢するのであります。「クワちゃん♪ これが斑点米の原因になるアカスジカスミカメだよ↑ クワちゃんが言っているカメムシ(クサギカメムシ)とは全然違うでしょう。ピンボケ気味だけど稲穂の大きさから、とても小さなカメムシだということが分かるでしょう。」
干した洗濯物にカメムシが付いたと大騒ぎしている自称名人『クワちゃん』も、実はカメムシの実態を知らない。『クワちゃん』が無知なのでは無く、多くは防除すべき昆虫の実像も知らないままに薬剤散布をしているのが実際なのであります。商社化してしまった巨大組織『オラだの農協』に少々乗せられている傾向がある。まぁ、物知り顔をして、結局斑点米に泣くのは自分自身だから、明日からもまたカメラによる昆虫採集も細心の注意をもってやらなければと決意する『夢屋国王』でありましたとさ。

ちなみに、『夢屋特製梅干し』が完成し、出稼ぎ先の管財の方々にも振る舞いました。食べ終えて、一同美味しいと言った後に「これ庭から盗んだものだから、みんな共犯な!」と口止めすることを怠らずにね~~;

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