その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ぷらいど

2014-10-31 12:21:17 | 暮らし

唇花は無いけど、サルビアです^^;

今年一番の冷え込みを見せた昨日から一転して、今日はポカポカ陽気。こんな日は、画像を撮り貯めるために、お昼は外で過ごすのが一番であります。もうすぐ刈り倒されて、チューリップの球根が植えられるであろう花壇ではサルビアが咲き、「イチモンジセセリ」が日向ぼっこをしております。この蝶を見ると秋の深まりを感じるのであります。セイタカアワダチソウの花にはアブの類が群れ、この勢いが衰える頃は霜が降り、やがて雪の季節へと変わっていきます。
巣離れをしたフタモンアシナガバチが、日向の竹の柵の辺りを盛んに飛び回っておりますが、竹に休んでいる♀蜂に飛びかかる様子を見ていると、秋の交尾行動ではないかと考える。顔面の黄色い輩が♂蜂のはずだから今度ゆっくり観察してやろう^^;


刺されたことは無いけれど、飛び回る中に突入するには勇気が必要です^^;

何枚かの画像を確保すると昼休みも終わり…先輩のAさんが「山形青菜」の注文を取りにやって来る。『郷バア』が「おみ漬け」用の青菜を必要としているから、斡旋してあげようと考えたのですが、もう購入してしまったとのこと。しかし、あと10束ほど欲しいと言うので必要な重量を聞きだそうとするのですが、1束の重さがよく分らない。通常は4kg(一貫め)ほどを1束にするのですが、どうも要領を得ないので、購入先の直売所『○×館』を夕方覗いてみたのであります…。
顔なじみの農家さんが登録し、野菜を販売しているのではありますが、何だか屑野菜の見本市のようで少々がっかり。中には良い品物もあるのですが、ニンジンやダイコン、ニンニクなど市場に出荷できない物を並べているような感じ…安ければ良いというニーズに応えるだけならばそれでも良いのでしょうが、私からすれば決して安くもない値段であります。
夏、息子夫婦が帰省するからと言われ、「だだちゃ豆」を分けてあげた『親切な電気屋さん』が「あの後もう少し食べたくて枝豆を買ったけど、全然美味しくなかった。」と言った言葉が思い出されます。
農家直結の直売所で、顔出しまでして売るのなら、もう少し品物に対するプライドが無いといけないんじゃないかなぁ…と素人百姓は考えるのでありますが^^;

サルビアの花言葉は、「良い家庭」「燃ゆる想い」…紫色のサルビアは「尊敬」ですと。私がこの直売所と契約するならば…いや、ここは契約先には選ばないな…正直、同列に扱われたくないから^^;

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熱燗

2014-10-30 12:05:07 | 暮らし

この画像、2年前の今日の画像

雲の晴れ間から上弦の月が出て、物悲しい風情を感じた日…吉田拓郎さんの「旅の宿」のメロディーが頭の中に浮かぶのであります。

浴衣のきみは尾花の簪(かんざし) 熱燗徳利の首つまんで♪

上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月みるなんて~♪

そう、今夜は熱燗でなければいけない。(何で?)特別にオシャレな徳利を用意しなければいけない。(どうして?)家にある七勺(せき)徳利では物足りない。二合徳利が必要である。(飲み過ぎです!)それもチン!なんて風情の無いことではダメで、熱燗は湯煎に限る。ツマミは湯豆腐!(勝手にすれば…)
ということで、『第2サティアン』に篭る『夢屋国王』でありますが、薪ストーブに火を灯し、明日「おみ漬」を仕込むために「山形青菜」を刻み、湯豆腐用のネギを刻み、ストーブの火加減を見て、オシャレな徳利はあきらめ『そば徳利』で代用し…なかなかお酒にたどり着けないのでありまして…

ぼくはぼくで趺坐(あぐら)をかいて きみの頬と耳はまっかっか♪

もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね~♪
(歌詞は編成しております^^;)

つまり、風情を楽しむには、良い女が傍らに居る必要があるのであります。(結論)


今夜のお父さんのツマミは絶対「湯豆腐」なの!

いい女…娘盛りの我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』ではお酌ができない。それにアンタは、ネギ食えない人(犬)だから、今夜のツマミはあげられない。そうお父さんは、ひとり寂しく熱燗徳利の首をつまむのであります^^;
ほろ酔い加減で横になり、膠着状態の日本シリーズ第4戦を観戦すれば、いつの間にか心地よい眠りの世界に…いつの間にか火種も無くなったストーブで寒さを感じて目覚めれば、日本シリーズはどうなったの?はい「スポルト」で結果だけは確認させていただきました。こうして『夢屋国王』の夜のお楽しみ会は終わるのであります。明日は、おみ漬を仕込んで、干し柿作り…世のため、人のため、自分はほとんど口にしない食材をせっせと作る国王であります^^;

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すこし愛して…

2014-10-29 12:08:17 | 暮らし

アルコール脱渋で…

昨日頂いた渋柿は、早速35℃のホワイトリカーでアルコール脱渋…渋柿内のタンニンとアセトアルデヒドが重合を起こす(???)…まぁ古来より、ビニール袋と焼酎があれば渋が抜けるのでありますから、つまらない理屈をこねないで1週間後美味しく頂きましょう^^;

『第2サティアン・テラス』のテーブルに、サントリーレッドのミニボトルが乗ってしまいました。財布の中身が上々な場合は「山崎」、中等な場合は「オールド」、下の場合は「角」でとお酒の種類を変えて来ましたが、遂に「レッド」に手を出す始末…『夢屋国王』の財布の中身は、下の下の状態になってしまったのか…いやいや、まだどん尻には「トリス」が控えている。最大級の貧乏をした時には、実験用のエチルアルコールを水割りにして飲んだではないか^^;
サントリーレッドは、高校生時代(既に時効成立です。)に我が家の古老が忘年会の景品に当てて来た品物…我が家ではウイスキーを飲むなどという習慣が無かったから、いつまでも床の間に鎮座していた記憶があります。専門学校に進んだ姉が酒を悪戯し始め、砂糖?など混ぜて、あるいはコークハイで飲んでいた記憶があり、高校生の私がこっそり真似たものの、とても不味くて飲めた代物ではありませんでした。しかし、原点に帰ってご購入(ミニボトルなら無沙汰にしなくて済むでしょう^^;)


「レッド」にだけは手を出さない。最低、「ホワイト」で「オールド」があれば上機嫌、「リザーブ」ならば贅沢で、「ローヤル」なんて高嶺の花なのでありました。だから、大好きだった今は亡き大原麗子さんが、「レッド」のCMに出ていたなんて許せない^^; 貧乏学生がいつの間にか歳を重ね、たまに「山崎」に手を出すなんて、ちょっとしたサクセスストーリーかも知れませんけどね^^;
出稼ぎ先の部下の女の子の同級生が自殺してしまったとの報を受け、落ち込む彼女の家庭訪問…人の出会いと別れは世の常とは言え、順序を間違えた死の選択は、若者の精神状態を乱してしまうのも当然のことであります。「その子の分まで健康で長生きすること。充実した人生を送ること、そうして貴女自身が幸せに暮らせば、その子は貴女が生きている限り貴女の心の中に美しいまま生き続けるのだから…。」などと慰めるのですが…。
「すこし愛して、なが~く愛して。」かすれ気味の大原麗子さんの声が懐かしいなぁ…。

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訪問者

2014-10-28 12:05:11 | 暮らし

渋柿ですが頂きました^^;

我が在所の集落では、自分の屋敷廻りに柿の木を植えてはいけないという言い伝えがあります。「何故?」と古参の方々に聞いても「昔からそう言われて来た。」とつれない返事であります。友人『ノロ君』が自宅庭園に柿の木を植えようとしたら、親切?にも「植えるもんじゃない。」と忠告してくださる方が居るくらいですから^^;
なるほど、我が集落の庭を見渡しても、柿の木を植えているのは1軒しかないのであります。『夢屋国王』がつらつら、その理由を推理するに、我が集落はかつて上杉藩の足軽屋敷だったから、竹竿で挟んで実(首)を落とす、あるいは、枝が折れやすいといった特質のある柿の木に不吉さを感じたのかも知れないなどと勝手に解釈したところであります。そんな話をお客さんのところでしていたら、ご親切にもレジ袋ひとつ渋柿を頂いたという訳であります。アルコールで渋抜きするなり、干し柿にするなり、どうぞとのことでありますが、出来ればアルコール脱渋した柿を頂けるとありがたかったのですが…^^;


  夜、『第2サティアン』に訪れたお客人


朝、確認するとそれは「ツチイナゴ君」でしょうか?


テーブルの上を土足で歩いた不届ものも居るようです~~;

『第2サティアン・テラス』には、『夢屋国王』の心の温かさと薪ストーブの暖かさを求めて、訪問者がやって来ることを書きましたが、宴会場と化したテラスでスポットライトを浴びた「コカマキリ」の他にも、何やらバッタのような訪問者が…どうやら「ツチイナゴ」のようであります。「ツチイナゴ」はライフサイクルが他のバッタ類と逆転していて、どうやら成虫の形態で越冬するらしい。基礎代謝を落としながら厳しい冬を乗り切るようでありますから、ストーブを恋しがるのも分かるような気がします。が、しか~しであります。テーブルやベンチシートの上を、夜な夜な土足で歩く輩も居るようであります。外飼いされて毛がボサボサの『トラキチ』にゴミ袋や残飯を荒らされて難儀したのでありますが、その『トラキチ』も天に召されたようで最近見かけません。次なる天敵が出現したようであります^^;
明日は、最高気温が11℃の予想であります。自慢のトマトも最終局面に入る頃でありますが、雨よけハウスの中でトンネル(ビニール被覆)栽培に変更したらどうなるか…出稼ぎ先での本業は放り出して、次なる実験を考える『不労人・夢屋』であります。「社長さん!ゴメンなさい^^;」

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収穫祭

2014-10-27 23:22:23 | 暮らし

スポットライトを浴びたコカマキリ

躰のアチコチが痛いです…そりゃ~新卒の『貧乏息子(失礼)』に負けじと材料調達に励みましたから^^;
とは言え、『夢屋国王』はタマネギの残り苗を150株ほど一気に植え付け、薪を切り刻み、もち米を水に浸し…折角の日曜日なのに朝から動き回るのであります。


今年は、上手く出来ました^^; でも、どれだけ?

なぜなら、今日は『夢屋エコファーム』の収穫祭だから…天(候)に感謝し、地(恵み)に感謝し、一年(半年間ではあるが…)丈夫に働けたことに感謝する。そうそう、励まし(冷やかし)に来てくれる同級生『オジSUNず6』にも感謝しなければいけません(何故?)。
天と地の恵みは等しく分かち合い、少しばかりの努力を右エンジンに、明日への希望を左エンジンに、ポンコツオジさんはそうして前に進むのであります。水はけの悪い『夢屋農園(東)』は、むしろ、それが好影響し、今年の夏の乾燥で出来が良くなかったと言われる里芋が見事に稔りました。


子芋は確かに小振りでありますが、立派、立派^^;

物を提供する時間の余裕が無かったので、「もってのほか(食用菊)」を摘んで、友人の来訪を待つ…義理堅く、最初に現れたのが『イチオ君』であります。(夢屋が待ち望む缶ビール…一番搾りを持参して…ようやく国王の好みを覚えたようであります^^;)当然、里芋の皮を剥いていただきましょう。次に発起人の社長『ノロ君』…社長業が身について、のっけから上から目線だと『イチオ』はオカンムリでありますが、『ノロ君』は本日、全日本競歩大会(何故か、高畠町はマイナーな競歩の公認コースを持っております。)のボランティア…早朝から労務提供していることが分かっているから国王は寛大に許す。次は『貧乏父子』…彼らの食欲は半端ないと思い、芋はふた株、増量材にもちを準備しておき、『ノロ君』も会社の接待で使った米沢牛の切り落としを2kgほど持参してくれております。予想通り、彼らは日頃の空腹を、農園で満たすかのように肉に貪りついております^^;(はい、『貧乏父さん(H.N.)』もお約束の缶ビールを持参しております。)
日が暮れて冷え込みだせば、ストーブに点火…すべて筋書き通りの進行であり、我侭な『イチオ君』は日本シリーズが見たいと『王宮』でテレビ観戦…太陽光パネルが提供する電力で、彼の要求を満たすことも可能になりました^^;
最後に大御所『トシパン』登場…美味しい日本酒を期待したのでありますが、彼もビールを持参…ストーブで暖を取りながら「嫁がニンニク欲しいというんだが…。」 「あるよ^^;」と気前よく『屑ニンニク』をひと袋渡すと、『イチオ君』も「俺も欲しい。それと辛子味噌ニンニクも買う。」ですと^^;
こうして収穫祭と言いつつ、『夢屋国王』が流した汗は、少しずつお客様を増やしております。この輪が拡がれば、また商機も増すというものであります…しかし、『ノロ社長』の「歌いさ行くべぇ!」のひと言で、スナック『ママリンゴ』に繰り出したのは、想定外ではありましたけれど…^^;

追記)ところで『ママリンゴ』から帰った後で、唐突に運転代行が我が家にやって来ました。「私頼んでいませんが…。」「いえ、電話がありました。」と押し問答の挙句、キャンセル料を1,000円払うことでお引取り願ったのですが、酔っ払った『トシパン』の仕業ということが判明し、キャンセル料を返して頂くことになりました。ホント、酔っ払いってヤ~ね^^;

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すい~つ(笑)

2014-10-26 12:00:41 | 暮らし

土曜の朝はオシャレンティに…

先週の日曜日、オッカーの実家から頂いた巨大なサツマイモを1週間眺めておりました。大味で甘くないと考えながら4日め、出稼ぎ先で美味しいスイートポテトを頂き、フムフム、スイートポテトなら作れるだろうと挑戦した今週の土曜の朝であります。(味はそこそこなので、オッカーに食べさせました^^;)


材料調達したパイプハウスは藪の中…

『夢屋本田』と畦道を一本挟んで、メガソーラー計画が実行に移されようとしております。耕作放棄された畑が多い中、土地の有効利用という見地からは歓迎すべきことかも知れませんが、農地が削られていくことに一抹の寂しさを感じます。(自分の田んぼが、計画から外れたことを残念がっている節もありますが…^^;)
メガソーラー予定地に昔、タバコの乾燥ハウスとして使われていたパイプハウスが藪の中に残っており、土地の所有者である『チャオちゃん』にお願いして材料を頂戴することにしました。来年からメロンを本格的に栽培してみたい…もう一棟、雨除けハウスが欲しいところですが、新品の材料を購入していたらに20万円は必要だろう…建て方を人に頼めば30万円は下らない。そんな高額な施設を作っても、材料代を回収することもままならない現実…ならば、こうして取り壊される運命の材料を再利用しない手は無いのであります。
さすがに短期間でこの藪の中から材料を一つひとつ取り出すには根気が必要なため、ここはボランティアという美名の「強制労働」を画策する『夢屋国王』であります。『夢屋エコファーム』の第1期研修生『貧乏父さん(H.N.)』は、土日の営業活動で当てにならない。そこで、父さんの長男である、第2期研修生『貧乏息子(失礼)』を昼飯付き、時給700円で緊急招集したのであります。初めは不慣れな作業で戸惑っていた彼も、時間が経つに連れて要領がつかめたらしく…いや、夕方の反省会付きで『貧乏父さん(H.N.)』に研修させるよりも、彼の仕事振りの方が優っているのではないかと思える上達振りであります。


『貧乏息子(失礼)』は遠慮がちにニンニク醤油ラーメン大盛りと餃子


『夢屋国王』はチャーハンが無いことに不満を覚えつつ
味噌バターラーメンと餃子、半ライスで空腹を満たしました^^;

研修生を募ることの利点は、国王自身が仕事に飽きてしまっても止める訳にいかないこと。事実、パワフルに昼メシを食ったら、午後の部はパスしたい気分でしたが、『貧乏息子(失礼)』の手前、もう飽きたから止めようなどと言うことが出来ないのでありまして、計画通り、雨除けハウス一棟分の材料とブドウの雨除けハウス用の追加材料まで手に入れることが出来ました。後は、『チャオちゃん』から依頼されている材料を10本程度引き抜くだけですが、所詮他人の物だから、後はのんびりやれば良い。夕日を眺めながら、作業の無事を感謝して、湯豆腐と缶ビールで慰労をすれば、もうヘロヘロ状態でありますよ。
明日は、『夢屋エコファーム』の恒例行事となった収穫祭…『貧乏息子(失礼)』も参戦し、農園自慢の里芋で、山形名物「芋煮会」を開催するのでありますよ。まずは、おやすみなさい^^;

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こんこんと

2014-10-25 23:30:54 | 暮らし

噛むほどに 亡きはは憶う 香のもの (by夢屋)

『夢屋加工食品研究所』提供、「小カブと赤ダイコンの三五八(塩麹)漬け」であります。朝収穫した野菜に三五八を打って、お昼のお弁当の時間に提供しております。赤ダイコンの色が美しいざんしょ^^; 小カブを白いダイコンに変えれば、これまた『トリコロール三点漬け』とでもしたいところですが、純和風をイタリアンの名称にするのは如何なものか…昨日は残り野菜のピクルスを提供し好評だったので、次回は三色ピクルスで『トリコロール漬け』とネーミングしよう…決定!!!
最近は、出稼ぎ先に仕事に行っているのか漬物を持って行っているのか自分でも良く分からなくなって来ました。始めの頃は、殊勝にもタッパに入れて持参していたのでありますが、この頃は漬物桶ごと持参であります…その内、仕事をしないで水屋で漬け方をしていたりして^^;

「夢屋さんの奥様が漬けられたんですかぁ?」(婦女子D)
「家のオッカーがこんなことする訳ないっしょ!オラ、婿だから↓」(夢屋)

我が家の古老もお袋も亡くなってしまった『夢屋家』では、国王と言えども入婿のような扱い…肩身が狭いので『第2サティアン』に安住の地を求めているのです…と、涙無くしては語れない『作り話』をこんこんと語るのであります^^;
自宅で居場所を無くした者たちが集う『第2サティアン』…そう言えば、こんな訪問者がありました。


猛毒を持ったサソリ…アメリカザリガニです^^;


オラも気色悪いけど…ヒル

画像はありませんが、たまにネズミが土間に穴を開けて行きます^^;

夜中、コンコンとドアを叩く音に反応すれば、真っ赤なアメリカザリガニが家を追われて訪ねてくるし、朝、薪ストーブを焚いていると国王の心と火の暖かさにつられてヒルまでやって来る。全方位外交を信条とする『夢屋国王』は、少々気色悪くても戦闘機の発進を命じたりはしません。取り敢えず国土を侵さない者たちならという前提はありますが…。

さて1ヶ月程前、『チャオちゃん』の「コシヒカリ」を30kg当たり4,000円で完売した『夢屋国王』でありますが、出稼ぎ先でお手伝い頂いているTさんから「まだ、お米ありますか?」との問い掛けが…「え”~!もう食べちゃったの?」と驚く国王…聞けば、ガタイの良いパパとお嬢さん、食べ盛りの息子がふたり…エンゲル係数がかなり高い一家とお見受けいたしました。
「近所のお米屋さんで、10kg3,400円なんですぅ~!」とTさん。

3,400円/10kg × 5袋(精米重量) = 17,000円(近所の米屋○○さん)
3,000円/10kg × 5袋(精米重量) = 15,000円(夢屋自慢の天日干し)
2,500円/10kg × 5袋(精米重量) = 12,500円(夢屋自慢の減農薬米)
夢屋自慢の減農薬米「はえぬき」業者買い入れ価格  8,500円(玄米重量)

錆び付いた『夢屋電子計算機』を弾くまでもなく「あるよ^^;」と応える『夢屋国王』であります。『エコファーム夢屋』2軒めのお客様ゲットであります。当然、ご購入の折には、減農薬ハクサイやネギ、おみ漬のサービス品付きでありますから…さて、商売、商売^^;

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ほどほどに

2014-10-24 12:10:38 | 暮らし

いずこより 微かに聞こゆ 明けの鐘 (by 夢屋)

いつの頃からか朝仕事をしていると梵鐘の音が遠く微かに聞こえてきます。近在では鐘楼のあるお寺に心当たりがなく不思議に思っております。米沢藩の重臣色部家の菩提寺、米沢市窪田町の千眼寺に鐘があっただろうか…今度、近くに寄った際にでも確認してみようと思う『夢屋国王』であります。何ということはない画像「ツリガネニンジン」から思い出した朝のひとコマであります^^;

今朝は目標としていたタマネギ50株を定植し、明日もまた50株定植しよう。次の日もまた50株…夜明けが遅くなり、朝仕事が億劫になると、この位の作業スピードが手作業の限界であります。慌てたところで貰いがある訳でも無く、まぁほどほどに。今年の目標は400株程であるのだが、赤タマネギの苗作りに失敗し(古い種を使ってしまい、発芽率が極端に落ちてしまいました。)50株程、苗を購入しなければならないようです。失敗は成功の元などとも言いますが、失敗した原因を追求するから成功への道も見えて来るのであって、失敗を続けていただけでは成功も覚束ないのであります。しかし、残りの人生を考えるとあと何度失敗出来ることやら。


注)ストーブを長持ちさせるには、広葉樹を使うべきです^^;

『第2サティアン・第3次越冬隊員』が使用する予定の薪作りも、まだまだ先が長いようでありまして、建築廃材から古釘を抜いたり、硬い節にぶつかったりと手作業の薪作りも難儀な仕事であります。唯一の楽しみと言えば、柱材を斧で景気よく割ること…時代劇の素浪人をイメージしながら、薪を割るのも乙なものであります。積み上げた薪も結構な量に見えますが、こんなもん真面に焚いていたら一週間と持ちませんから、ほどほどに。
今ある量の倍量を別のストックヤードに積み上げるのが当面の目標でありますが、果たして体力が続くでありましょうか?エンジンチェーンソーを購入するのもひとつの方法ではありますが楽しみながら…国王は、いつからM系になったのだろうか…これまた、ほどほどに^^;

さて、今日の出稼ぎ先で手作りのスイートポテトを頂きました…スイートポテト!あの巨大なサツマイモをスイートポテトに加工できないだろうか。赤ダイコンの三五八漬け(塩麹)も出稼ぎ先で好評だったので、また仕込まねば…こうしてみると朝の時間は貴重であります。今夜は早く寝て、また明日に備えよう…ほどほどに^^;

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ぽつぽつ

2014-10-23 22:29:27 | 暮らし

ひだまりに咲く

秋雨がぽつりぽつりとそぼ降る朝、朝日が恋しいのだけれども、晴れ上がった朝よりは意外に冷え込みは厳しくないのであります。一体どれだけ積み上げれば、ひと冬の薪として間に合うのだろうかなどと思いつつ、ぽつぽつと古材を30cm程度の長さに切り刻んでは積み上げる。薪を1本焼べては、薪を2本切り出し積み上げる。これを繰り返せば、薪の数はポツポツと増えて行くはずなのであるが…。
10月21日閣議後の記者会見で、西川農水相は「2020年に食料自給率をカロリーベースで50%を達成するという目標は非常に難しい。」との談話を発表したと小さな記事が載っておりました。現在の日本の食料自給率は39%…輸入が途絶えれば、日本人の61%が飢えに苦しむようにも読み取れるのでありますが…しかし、これにも数字のマジックが潜んでおります。カロリーベースの総合食料自給率は

自給率 = 国民1人1日当たり国内生産Cal ÷ 国民1人1日当たり供給Cal

で表され、この場合 供給カロリー = 国内供給+輸入供給+ロス廃棄 なので、輸入が途絶えれば、自給率は向上するという計算結果になってしまうのであります?カロリーベースの自給率が100%を超えるのは、北海道、青森、岩手、秋田、山形の1道4県とされているから、日本という国家が、多種多様な食料品を大量に輸入し、大量に廃棄する当世風のライフスタイルを続けるならば、自給率50%の達成など夢のまた夢なのであります。


タマネギのポット苗であります^^;

ポツリポツリと雨が降る朝、『夢屋国王』はポツポツとタマネギの苗を30株ほど定植しました。明日もまたポツポツと50株ほど定植し、明後日も50株ほど作業する。中腰で腰を痛めない程度に、そして飽きてしまわない程度に…^^;
タマネギを作り駆けの頃は、育苗箱に筋播きしておりましたが、今年は育苗パレットに種を一粒ひと粒播いて育て、植え付けるときはビニールマルチに鋼管で穴を開け、バターナイフで取り出した苗を入れるだけ…育苗箱に筋播きし、一本々々苗取りをしながら差し込み、土を寄せて植え付けるよりは、幾分作業効率は上がったような気がします。(これも技術上の進化と言えるかも^^;)
『夢屋王国』でさえ、品目別自給率では米が536%…時折、家庭サービスで外食があるから、カロリーベースでは当然自給率は落ちます^^; ニンニク、タマネギ、長ネギ、ハクサイ、ダイコン、トマトなどは自給率が100%を超えるかも…しかし、食肉、魚介類、鶏卵、油脂類に至っては自給率0%でありますよ。コツコツと品目を増やしながら、自給率を向上させ、ポツポツと自信作を売りに出して外貨を稼ぐ…農業立国『夢屋王国』の日本からの独立プロジェクトは、まだまだ先が遠いのであります。
ちなみに、『夢屋王国』のエネルギー自給計画は、太陽光パネルの導入により、電力は他国からの輸入ガソリン(発電機用)の消費量を格段に減らすことが出来ており、自給できないプロパンガス、灯油は輸入に頼らざるを得ない状態でありますが、これも廃材を熱源とすることで、消費量を減らすことが出来る…とは言え、廃材も近所の大工様からの輸入品(もらい物)ですから、自給率は向上しないという数字のマジックがあるのではありますが…。
ポツポツとまた薪づくりに励みますよ^^;

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だんだん

2014-10-22 12:09:31 | 暮らし

山には山の愁いあり 海には海のかなしみや
ましてこころの花園に 咲きしあざみの花ならば
「あざみの歌 作詞 横井弘 作曲 八洲秀章」

茨城県で撮影したアザミの花であります。一括りでアザミと言ってしまいますが日本では約100種ほどあるとか…「タチアザミ」という種でしょうか正確な同定は出来ません。
友人『貧乏父さん(H.N.)』は最近ブログネタに困っているらしい。言霊を捻り出すのに、毎朝の便通と同じ苦しみ(私は野菜のお陰で快便でありますが、『父さん』のそれは、体型からして便秘であろうと勝手に想像するのでありますが…)を味わっているようであります^^; 斯く言う『夢屋国王』も、新たな発見画像を撮れないこの節、ブログネタに困ってしまうのであります。まして、毎朝の冷え込みがキツくなり、身体を動かすのが億劫になるからなおさらであります。
それでも毎朝5時には『第2サティアン』に篭もり、何かと画策する毎日ではありますが、このところの朝の労働はストーブの薪作り…近所の大工様から調達した古材をノコギリでセコセコと切り刻んでおります。暖を取るために薪ストーブに点火するのでありますが、ノコをひいているとストーブが温まるよりも早く、背中の辺りが汗ばんでくるのでありまして、こちらの方が暖房効率がよろしいようであります。『貧乏父さん(H.N.)』や友人『ノロ君』は、こうした苦労を知ってか知らずか、国王の労働の成果(薪)をちゃっちゃとストーブに投入し「いいねぇ…」とお気楽なコメント…まぁ、それはそれで国王のささやかなオ・モ・テ・ナ・シなのでありますから^^;


3年前の『柴犬コウ(本名:さくら)』デス^^;

薪ストーブの火を見つめながら夜が明けるのを待つのも一興であります。夏場のそれとは違い、ゆったりと自慢の『イレギュラーコーヒー』を飲みながら農作業を考え、例えそれが少ししか進まなかったとしても、何かに追い立てられるような慌ただしさはなく、それが、これからやって来る冬を迎え、来春の作物の準備作業であるから夢も膨らむというものであります。
こたつ布団をかじりながら寝ている『柴犬コウ(本名:さくら)』は、一体どんな夢を見ているのでありましょうか?かわゆかった彼女も3年が経てば、結構なお転婆娘に成長しました。『夢屋国王』の栽培技術は成長しているのだろうか?『さくら』を含む子どもたちの成長は、目を見張るものがあり、一方、お年を召した国王のそれは、衰えを見せることはあっても、成長が感じられない。『夢屋国王』の祖母がやっていた農作業の記憶をたどりながら、それを復元しているに過ぎないのではないだろうかと考える日々であります。
今年は、トマトで成果を上げた…虫に喰われて収穫皆無だったミズナも、植え付け時期を遅らせることで何とか無農薬で収穫できた。苗作りに失敗していたブロッコリーも何とか安定して収穫できるようになった…出来ないことを数え上げるよりも、出来るようになったことを数え自分を納得させる。年寄りの進歩は、自らの衰えが差し引かれる分、だんだんであります。
ああ「さくら」よ!お父さんを歓迎して、顔を舐めてくれるのは嬉しいが、犬歯をお父さんの鼻の穴に突き立てるのは勘弁してくれ…歓迎方法の加減というものを早く覚えて頂戴よ…だんだんと。「ツンデレさくら」にお願いする国王でありましたとさ^^;

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