その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋国王の悩み(税制編)

2009-06-30 12:12:12 | 世迷言

『租税は、夢屋王国が公共サービスを行うための原資であるから、国内の国民は等しく応分の負担をしなければならない。一方、国家権力によって国民の富の一部を強制的に国家に帰属させる訳であるから、その執行にあたっては明文規定化し、例え国王であっても専横は許されず、帰属財産を国民に等しく再分配しなければならない。』…凄いじゃないですか「エダシャク男爵」
租税の草案を丸投げされたにも係わらず、しっかり国王の命令を守り、修行の痕跡(フン)を残したまま、今朝、姿を消しておりました。
ウイッシュ…この方針をもって税制を整備し、広く夢屋王国の税体系を確立すべし…と意気込んでみたのですが、とある国民が訪ねてきました。
            
「何だ、まだ毛も生え揃わない(失礼)、尾も取れていないカエルではないか…。なに用じゃ?」(夢屋)
「恐れながら、私どもカエルは子どもながら、日々数匹のイナゴを食し、国王の大事な稲を守護しておりますが、それでも税を徴収されるのでしょうか?」(アマガエル)
「国民、等しくして当然…。」(夢屋)
「それでは、稲を害するイナゴを総て喰い尽くした時、国王は私どもに何をお望みでしょうか?」(アマガエル)
「当然、その働きに対して相応の報酬を与える。」(夢屋)
「いえいえ、食い尽くした後の私どもに与える働きにございます。国王は、イナゴを無用の長物として扱われておりますが、食い尽くせば私どもも、無用の長物となるのではございませんか?」(アマガエル)
「アマガエルに禅問答を仕掛けられるとは思わなんだわ…。」(夢屋)
            
「殿様ガエルなどと不遜な名前を頂いても、朝起きが悪く、未だ足が出たばかり…。かような子どもにまで税を徴収されるのでしょうか?夢屋王国の独立宣言には、『生きとし生けるもの、その能力と可能性を発揮したものには応分の報酬を与える』とあるではありませんか…。まず、仕事を与え、その富に対して応分の税を徴することが本質ではありませんか?」(アマガエル)
「如何にも。その方たちの税は、当面の間、使役を以て税と為す。しかし、換金できる税(租)は、どうするのじゃ?」(夢屋)
「この国において、最も富める者は国王様ではありませんか?国王がまず収めることが肝要かと…。」(アマガエル)
「相分かった。しかし、我に対する報酬はどうなる?」(夢屋)
「国民の尊敬と葉先の水晶玉が、国王への報酬でございます。」(アマガエル)
「なるほど。その方中々のキレ者と見た。我が執政にならんか?」(夢屋)

『この国王、結構アホでっせ…』(アマガエルのつぶやき)
夢屋の「ネホダレ(大法螺、空想)」は、まだまだ続く…

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浴後の美人

2009-06-29 21:29:29 | 世迷言

夢屋王国、建国4日め。そろそろ建国から何日経ったかさえ、記憶が虚ろになってきました。国家とは何か、租税体系はどうあるべきか…などという内政面の課題を考えていると、どうも理屈っぽくなってしまうので、昨日と同じ姿勢で修業中の「エダシャク」に考え方をまとめるよう指示(丸投げ)しました。
            
「殿~お待ちください…。」(エダシャク男爵)
「その姿勢では追ってくるにも追ってこれまい。本日は日曜日、国王も休養を取るのだ…。その方も高血圧には気をつけよ…」(夢屋)
昆虫の循環器である心臓は、背中側に弁として何個か並んでいて、体液を頭部から尾部に送り出すだけなので、逆立ちを続けていても高血圧症にはならないとは思いますが、難問を与えたので少々ストレスは、かかるかもしれません。
昨日は、畑のらっきょうも粗漬けしたし、今日位休ませて頂戴。君主が尊敬される所以は、自らがまず率先して働き、家臣にその範を示すことにあるのですが、ここはお気楽王国です。休養も重要な要素です…などと自分に都合の良い方向に目線を反らさせます。
            
「ガツ~ン。」良いですね…この引き。夢屋国王の狩場No.2「蛭沢湖」は本日、愛護会の大会でした。結果は、ティッシュペーパー2箱…参加賞。隣でブツブツ、ボヤいている検量係の関君にトラの子の一枚を掛けたところを記念撮影させました。(国王いや先輩の命令デス)
ボヤキと言えば、楽天イーグルスの野村監督が有名で、自分を「月見草」などと自嘲したりもしますが、道すがら『オオマツヨイグサ』が咲いていました。子どもの頃、夏休みの宿題で押し花をしようと花を探すのですが、適当な花もなく、萎んだ「月見草」ばかりが目についたものですが、朝の5時頃ですと、まだこうして咲いているものなのですね~。「浴後の美人」のタイトルにドキッとされた方…どこかのお宅の浴室を覗いて来たわけではありません。「宵待草」「月見草」の花言葉です。「浴後の美人」に「ほのかな恋」を感じていただけましたら拍手を願います。

追記)TBを張られた方へ;これは「オオマツヨイグサ」であって、「マツヨイグサ」とはやや違います。「マツヨイグサ」は小ぶりな花です。
            

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夢屋国王の悩み(租税編)

2009-06-28 20:24:48 | 世迷言

夢屋王国独立宣言後、3日め。夢屋国王の悩み事は、止めどなく続く…。
退院後の古老(先帝)の体力は日増しに回復し、食も菓子パン・そうめんと言った奇妙な取り合わせではありますが、少しずつ増えていることに唯一の喜びを感じております。
さて、隣国「日本」の埼玉県在住「たけ☆さん」なるブロガーが、ホタル狩りに行き、写真撮影したものの何も写っていなかったという記事を拝見し、夢屋王国の豊かさをPRすべく、夢屋王国から10Kmほど離れた国王の狩場に出かけました。
            
ん~。一週間ほど早いようです。目をつぶり、「カジカガエル」の声と沢の流れに耳を澄ましながらシャッターを切りますと、ゴミのように写る心霊写真。もう少し、発生数が増えないと綺麗な糸を引かないようです。一週間かけてカメラの取説を詳しく読んで、また挑戦することにします。
心霊写真に悩んでいる場合ではありません。そう、夢屋王国の租税徴収をどうすべきかが本日の悩みでした。夢屋王国の国民は、その日の糧に満足しており、それが国王自ら隣国「日本」に出稼ぎし、外貨を稼いで維持していることを知る由もありません。
            
「イナゴ」はまだ幼く、国王の換金作物である稲の葉を勝手に食べており、「エダシャク」に至っては、「ヒメジョン」の茎を逆立ちして支えるという修行を黙々とこなす日々です。
            
こうした国民に「国家維持のため、租税を徴収する。」などとお触書を出したところで、国王の存在すら知らない国民ですから、到底、納税に理解を示すとは思えません。悔し紛れに隣国「日本」の租税制度を模倣しようと内情を検討すると、ツケは子孫に回し、支持率を上げるために建設・福祉予算の大判振る舞いをぶち上げているようです。
夢屋王国は、名君「上杉鷹山公」の教えを忠実に守り、国家を子々孫々に引き継ぐことを為政者の務めと自らを厳しく諫めていることから、安易に税負担を国民に求めることを良しとしてはならないと頭を悩ませている訳であります。
「入るを量りて、出ずるを制す。」という中国故事がありますが、生産性の低い夢屋王国においては、「出ずるを制して、入りも制す。」を国家予算編成方針として、租税体系を考えてみることにします。(明後日に続く)

追記)たけ☆さんを、埼玉県在住と紹介いたしましたが、ご本人より。現在、神奈川県在住であるとのコメントを頂戴しました。訂正いたしますとともに、深くお詫び申し上げます…NHK(にっこり、はぐらかす、こくえいほうそう)


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夢屋国王の悩み(内政編)

2009-06-27 21:25:00 | 世迷言
日本からの独立宣言後2日め。夢屋国王は国内の主要産業である農業に自ら従事する傍ら、当面の課題である内政面の充実を図るため、主要閣僚の人選に着手したのでありますが…ここで大きな課題に直面することとなりました。
国防省は、「アメリカガメラ国防大臣」を筆頭に、昨日就任いただいた「カバキコマチグモ陸軍幕僚長」、制空権担当の「アシナガバチ空軍幕僚長」と順調に人選は進んだのですが、内政面を担当する人材が中々見つからないのです。
経済・財政担当閣僚には「コガネムシ大臣」を充て、農林水産大臣には、「コクゾウムシ、コメツキムシ、イナゴ…」 彼らは、主要作物を食害することはあっても、我が王国の生産量や品質をいかに向上させるかという管理目標は一切持ち得ていないのであります。小さな領土(テリトリー)を守ることには長けておりますが、彼らはイタドリの葉一枚、米粒ひとつに満足し、夢屋王国の小さな豊かさを享受するだけで事足りて、さらなる報酬や地位を求めてまで働くことを欲していないのであります。
            
せっせと糸を紡ぎ、日々の食糧を得るためだけの職人は多数存在するのですが、先祖から引き継いだ職人芸に頼るだけで、その技術力を向上させ、生産性を上げるという意欲が感じられません。いや、彼らはそれで充分満足しているのであって、それ以下も知らなければ、それ以上も望んでいないと言った方が適切なのかもしれません。
            
ペアリングした状態でホバリング(定位飛行)を続ける「ヒラタアブ」夫妻の当面の目標は、子育てに最も適した環境を見つけ出すことであって、夢屋国王がそれを保障してくれると信じて疑わない。いや、治世が保たれている夢屋王国に国王が存在していることすら気づいていないのであります。中国古代殷周時代の仁政を詠った「鼓腹撃壌」という古事がありますが、隣国「日本」では、アホウ首相が、己の人気(任期)を得んがために役員人事の見直しを指示したという。そもそも為政者とは、己の欲を満たすために立つものではなく、「ヒラタアブ」夫妻が、何の疑いもなく子育てに励める環境づくりに腐心する姿が支持され、そして、その行為は、自然と無視されていくことが為政者の理想像であると私は信じて疑いません。
            
「夢屋王国」は、国王の悩みを無視するかのように、今日も暮れていくのであります。
『ゼニアオイ』の花言葉は、為政者に向けられた言葉…「信念、そして母の愛」であります。
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夢屋国王の悩み(国防編)

2009-06-26 17:10:10 | 世迷言
昨日、日本国からの独立を高らかに宣言した「夢屋王国」ではありますが、初日から重大な問題が生じました。国防相を命じられた「アメリカガメラ大臣(以降、AG大臣)」が、執務室に恐る恐るやって来ました。(AG大臣の経歴については、当ブログ「カメは万年」を参照ください。)http://blog.goo.ne.jp/yumeya2008/e/fb05eef42ac1925fe9560cfe8fc665f5
            
AG大臣によれば、日本国からの独立を宣言しても、国連加盟を果たしておらず、日本国の一属国に過ぎない夢屋王国は、侵略に対する国防軍備の充実が火急の課題であるとの進言でありました。確かに経済的な独立を果たしておらず、日本国から鎮圧軍が派兵された場合、夢屋王国の現状では防衛体制のぜい弱性が懸念されます。「AG大臣、心配には及ばぬ…。日本国は、今、北の脅威に注意が向いており、夢屋王国のようなちっぽけな内乱は、当面無視されるだろう。むしろ、これを好機と捉え、内政の安定こそが危急の課題である。」しかし、穏健派の(臆病な)AG大臣は、不安の色を隠せません。そこで、私は当面の兵器を彼に与えることを約束しました。
            
「AG大臣、夢屋が子どもの頃、武器として使用したハナショウブ銃を君に与える。取説を良く読んで、相手を十分引き付けてから引き金を一気に下に引くように。ただし、ヨシやススキの葉を銃弾として使用してはならない。手が切れるから…^^;
何とか穏健派のAG大臣を説得したものの、確かに夢屋王国の兵力を未だ十分に把握しきれていません。そこで領土内の勇猛果敢な兵士を徴兵することとしました。
    
在野には、優秀な兵士が多数おり、我が正規軍に志願してくれました。『カバキコマチグモ』将軍♂であります。彼の牙は鋭く半日程度は、敵(人間)を苦しめることが出来るはずです。この将軍を夢屋王国に迎えたことで、「アメリカガメラ国防相」も少しは安心できるはずです。ちなみに、AG大臣は、籠城戦を得意とし、自分専用の核シェルターを背負っていることから、外敵からの攻撃には最強の前線基地を確保することが出来ます。
夢屋国王の悩みは、建国浅き国家の方針をイチから指示しなければならない点にあります。運命を司る本日の花言葉、『ハナショウブ』は「あなたを信じる」であります。
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独立宣言

2009-06-25 20:33:33 | 夢屋王国

『栗』の花が咲く頃は、一年で最も疲れが出易い季節と我が家の古老は申します。アクセクと働くだけの毎日ですが、世のオヤジさんたちよ、心と体はいたわりましょう。
昨日、「東国原知事」に自民党から衆議院議員への出馬要請があったとのことですが、自民党総裁候補のひとりとして扱うことが出馬の条件と大見得を切られたようで、こうした発言に右往左往する自民党内の慌てふためきぶりには、可笑しさを通り越して、哀れさを感じます。
実力や指導力の無い輩が、ただ利権漁りと権力闘争を繰り広げるのであれば、今こそご当地、米沢藩第9代藩主 『上杉治憲(鷹山公)』の教えを世の政治屋の皆様にお届けしなければなりますまい。
「伝国の辞」
一、国家は先祖より子孫に伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立ちたる君にして君の為に立ちたる国家人民にはこれ無く候
  右三条御遺念有間敷候事 天明五年二月七日

如何でしょうか。今から220年程前の封建時代にあって、君主の心得を説いたものと言われております。財政破綻という国家(米沢藩)存亡の危機に臨み、殖産振興を図り、自らを厳しく律しながら藩財政を立て直したと言われております。
少々、話題が固くなったところで…
            
我が「夢屋王国」第4代当主は、戦闘(作業)服に身を固め、今年収穫した「にんにく」をマイク代わりに、高らかに日本からの独立を宣言いたします。(画像がブレているのではなく、椅子を温める暇もない程忙しい当主なので、会見わずか10秒。これ以上、バカなまねをしていると、おっかぁに怒られます。)建国の理念は、『安心・安全な生活の保障と機会の平等』
「夢屋王国」で額に汗し暮らす人々には、応分の給付が与えられます。贅沢こそ出来ないが、建国理念を達成するための社会参画の機会は、総ての国民に平等に分け与えられます。
などと、OCNサイトで『貧乏父さん奮戦記』というブログを開設している
http://s30z00091.blog.ocn.ne.jp/blog/ 
友人A君が、盛んに出馬を要請するので、遂に夢屋も決意いたしました。国政への出馬などというチンケな野望を持たず、各々が日本と言う国家から独立してしまう。それぞれが建国理念を持って、子孫に伝えるための理想国家を建設して行くのであります。(パチ、パチ、パチ…疎らな拍手ありがとうございます。)
            
我が「夢屋王国」は、生きとし生けるもの総てに対し、例えば、葉先に休む羽化したてのアブに対しても、それぞれの能力と可能性を最大限に発揮するよう呼びかけるものであります。
(しかし、独立革命を意識してマスクを付けましたが、3日前素顔を公表しているので、な~んも意味無いことに今気づきました…^^;)
ちなみに『クリ』花言葉は、「私を公平にせよ」ですと…。

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弁当男子

2009-06-24 17:07:07 | 暮らし

恋愛には消極的で、酒よりもケーキ好き。女性よりも女性らしい『草食系男子』などという用語がちまたに流れ、ましてや『弁当男子』こと弁当持参の会社員が女子にも好感を持たれているなどという記事をみますと、悪乗りオヤジは即、便乗します。とは言え、子どもたちと私の毎日の弁当が四つを数えた時、さすがに「俺の分はもう良いよ…。」と言ってから6年が経ち、私の弁当作りから約20年間、毎日作り続けてきた我が家のおっかぁも、ようやく息子の大学進学とともに弁当作りから解放された訳ですから、今さら職場の女子のウケが良いから弁当作ってなどとお願いすることも出来ません。
と言うことで、ここ1ヶ月自分でお昼用の弁当を作っています。「ついに、副業のパチンコで負けたか…。」とか、「夢屋室長自分で作るんですか~?すご~い。」などと非難と感嘆の声が当初入り混じっておりましたが、1ヶ月も続けると何の反応も無くなります。むしろ、古老が入院し、我が家の米の消費量が極端に落ち始め、退院後も食が細くなり、どうしてもパンやそうめんを望む古老ですから、私が消費量を上げなくては…。田圃の朝仕事もあって、今や朝から丼飯を食する毎日です。
            
田圃周りの昆虫を目を向けておりますと、虫たちの性行動(Sex b
ehavior)を追いかけることにもなります。動物の性行動は、その出会いから交尾に至るまで、定型的なパターンを持っている場合が多く、このパターンを解析することができれば、場合によっては男女の交信かく乱を起こし、生息密度(総産卵数)の低下を実現できるかもしれない。ひいては、害虫防除の農薬の減少や発生予察に応用できるのでは…などと学術的な発言をしておくと、夢屋の農地内での異常行動もご理解いただけるのではと思います。(大半は、スケベ心で見ているだけですが…^^;)
そして、今日見えてきたこと。「カツオゾウムシ」の一種と思われますが、決して交尾をしている訳ではない。♀が♂をおんぶしているのではなく、♂が抱きついている訳で、これは、次の♂の交尾行動を邪魔しているのではないだろうか…。世の中の『草食系男子』君。我が子孫を残すためには、♂もまた努力をせねばならんのです。
『キショウブ』の花言葉…「私は燃えている」ですと…。

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怪鳥ロプロスの卵

2009-06-23 21:21:21 | 暮らし
お気楽なオヤジたちの休日が終われば、また一週間が始まります。ボランティア活動などを通して感じていることですが、最近、自宅周辺で多様な野鳥の姿を目にすることが多くなりました。生息調査を行っている訳ではありませんので確証はありませんが、体感的にそう感じます。水田では、サギ類が増えた気がします。我が家の田圃にも「アオサギ」「ゴイサギ」「シラサギ(チュウサギ)」が降り立って、ドジョウやオタマジャクシ・カエルを狙っているようです。
農薬の魚毒性低下により、餌となる生物が増えた結果であれば、喜ばしいことと言えますが、それだけでは無いような気がします。私がポイントと考えていることは営巣場所。サギ類はコロニーを造る習性があるはずで、改修の進んだ河川では適当な中洲もなく、維持管理費の低減から繁茂している「ニセアカシア」などの樹上が営巣場所となっているのではないかと仮説を立てています。ニセアカシアは養蜂家にとっては、恰好の採蜜植物でもありますが、河川管理から見れば、過剰な繁茂は流化障害を引き起こす原因にもなります。このような相反する事象が、環境保護と人間生活の線引きの難しさとなっていきます。
            
朝から頭が固まってしまうような事を考えていると、一日気が沈んでしまいますので、お気楽な話題を一席。表題画像は、「ヒマラヤスギ」のマツカサ(球果)です。スギのくせにマツカサという表現も紛らわしい限りですが、「ヒマラヤスギ」はスギという名前が付いているものの、マツに近い種類のようです。時期的には少々遅い気がしますが、「アオモリトドマツ(オオシラビソ)」の球果は、紫色のかなり大きなもので度肝を抜かれます。1973年頃に放映された漫画『バビル2世』 登場する僕(しもべ)である怪鳥『ロプロス』が樹上で卵を産んだら、こんな光景になるんじゃないか…などと、思いは環境問題からいきなり空想の世界へ飛翔していきます。ちなみに「マツ」の花言葉は、『不老長寿・永遠の若さ』 私の場合は、「永遠のおバカさ」がぴったりの花言葉です。今日は、暑くなりそうですよ…。
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おやじたちの休日

2009-06-22 20:18:18 | 暮らし
早朝の雨が嘘のように晴れ上がりました。減反畑に里芋を植える予定でしたが、恵みの雨を幸いに一日釣りに出かけてしまいました。お昼頃には、雨もあがり、ピーカンの天気。また一段と暑くなったところで、月例会に出された食事は「熱々の大盛りラーメン」 ちょっとした地獄気分です。そろそろ山形名物ともなった「冷たいラーメン」でも良さそうな気がするのですが、従業員の暖かい?心配り…大汗をかきながらいただきました。
そんな中、どこかで見たような青年がオレンジ色のバッグを肩に釣り堀『長者屋敷』にやってきました。「…誰だっけ?トーナメンターのはずだが…」そうこうしているうちに、私の隣にやってきて「ここ良いでしょうか?例会のようですけど…」「どうぞ。どうせ、あくせくと釣っている例会じゃありませんから」などと、マナーの良い釣り客には、こちらも笑顔で応えます。左利きなら間違いなくトーナメンターのはず…。「あの~。お名前伺ってよろしいですか?」「杉山です。」そうです『シマノジャパンカップ2008』 準優勝の杉山達也さんでした。
月例会参加者も杉山さんに気付いた様子です。しかし、彼女とふたりのプライベートな遊び釣りのようですから、私、田舎者ではありますがカメラなんかで追い回さず、世間話をしながら邪魔をしないように心掛けました。やはり、エサ合わせは上手い。初めての釣り場でキッチリ結果を残していきます。
            
杉山さんの話題とは何のつながりもない『柘植(ツゲ)』の花です。小さな花ですが、「西洋ミツバチ」が盛んに蜜を集めにやってきます。せっせと密を集めて、最後は人間さまに横領(失礼…)、利用されているわけですが、生涯をかけてスプーン一杯程の蜜を集めるミツバチ。この働きに対する報酬が多いのか少ないのか、意見の分かれるところかもしれません。一方、お気楽なオヤジたちの休日は、採れたての野菜を持ち寄って、ガーデンパーティ。
            
近所の友人「野老君」の自慢の畑をバックに、エシャレット(ラッキョウ)をつまみに一杯。「野老」…読めます?これで「トコロ」と読みます。山に生える「自然薯」に似た植物で「トコロ」という植物がありますが、その名前。今話題のNHK大河ドラマ『天地人』直江兼続ゆかりのお宅です。缶ビールをひと缶、ふた缶と空けている内に、ドラマを見逃してしまいました。まぁ、妻夫木君と比べれば、少々落ちますが、たまに夢屋の素顔をこっそり忍ばせておきます。
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風の吹くままに…

2009-06-21 21:17:19 | 暮らし

朝方にかなりの量の雨が久し振りに降りました。畑の作物と私の肉体疲労には「恵みの雨」ではありますが、この雨に誘発されて一気に雑草が発芽すると思うと少々憂鬱な雨でもあります。ましてや昨日は、我が家の田圃に「いもち病」防除剤を散布したばかりですから、薬効成分がこの雨でどうなってしまうのだろうかなどと考えさせられてしまいます。
表題の画像、少々がんばりました。たんぽぽの種は一体どの位の距離を飛ぶのだろうか…などとボーっと考える夢屋のお気楽な毎日ですが、「クモの糸」に引っ掛かってしまった「ノゲシ」の種のようです。風に吹かれて右左、ファインダーの中で上下に揺れる種を捉えるのに10枚位シャッターを切ったでしょうか。フィルム写真なら、お代を考えると中々シャッターも切れませんので…。
            
夢屋お得意のムシ談義になりますと、マニアックかつ不気味な画像となってしまい、ご婦人方のご不興をかってしまいますので、本日は愛らしく「ナナホシテントウ」の画像でも…背中の星が「ハート」の形に見えましたら拍手喝采願います。
            
続きましては「Huney Bee」シロツメクサの蜜を集める『西洋ミツバチ』です。「Oh! My Huney!」などと、新婚当時の甘い生活はどこへやら…世のおとうさんたちは、セッセコ、セッセコ、給料袋を運びます。今は、給料も口座振り込みで、女王蜂にキャッシュカードも押さえられて、威厳などどこえやら…。(ちなみに、ミツバチの働き蜂は、単為生殖で生まれますので、遺伝子はn…総て、卵巣の退化した♀ですが…)
『シロツメクサ』の花言葉は「約束」、ハイハイ、新婚当時の「約束」は忘れておりません。責任は果たしますよ責任は…何故かクドキの本日の夢屋。
そうです、今日は「とうちゃん’ず でい」ではありませんか…「娘たちよ、少しはとうちゃんをリスペクトしろ」とイチローばりに叫びます。さもないと、クローバーの花言葉「復讐」されることになるぞ…なんてね。

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