その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

受験の神様 その4

2009-01-31 22:22:01 | 世迷言

昨日、地元山形新聞に落書きで合格祈願する佐賀県の神社が紹介されていました。
元ダネは、「西日本新聞」さんの記事にあるようです。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/70986

こちらは、『乙文殊宮の上宮(落書き堂)』とされておりますので、
文殊菩薩を本尊とする神社のようです。(お近くの方、情報下さい。)
『亀岡文殊堂の利根水』で、秘かに全国展開の野望を持っていた
「夢屋商会」としては、強力なライバル店出現です。



これには、我が御本尊の懐の深さをご理解いただくため、
本堂前にある大黒様を紹介することにしました。



『利根水』に続き、「ショボイ」などと思ったあなたは、不合格です。
松高山大聖寺(文殊様)の開祖である『徳一上人』の作と言われ、
『生き大黒』または、『走り大黒』とも称される逸品です。
この格子の擦り減り具合をご覧ください。
今まで、何万人が触れたことか…これだけでも有り難い。



『生き大黒』と言われる所以は、この大黒様を両手で抱え、心の中で
「軽くなれ。軽くなれ。」と念じますと…次第に軽くなり容易に持ち上げられ、
「重くなれ。重くなれ。」と念じますと…これが持ち上がらなくなるという
不思議な大黒様なのであります。
さらに、大願成就される方々は、これが軽々と持ち上がると言われております。
本日、志望大学合格を祈願にこられた彼氏は、合格間違いなし。

「鰯の頭も信心から」とも申します。信ずる者が救われるのです。




 

 

 



 

 

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受験の神様 その3

2009-01-30 22:22:22 | 世迷言

昨日、息子の合格祈願を忘れ、話題が横道に逸れたので、本日代参。
再度、おバカな親父が厳粛な面持ちで参道を進みます。


のっけから、スベル場合の注意書きが掲示されています。
(途中3ヶ所注意書きあり、合格確率100%ではありません。)
何と親切なことか…事前に予防線が張られております。


昨日と同じように、有り難い経文を読む『羅漢さん』に
今までの自分有り様を反省し、明日からの精進を約束しながら
有り難き『亀岡文殊堂』本堂にたどり着きますと、
合格を祈願する落書きが本殿に多数あります。
(本殿に直接落書きするのは、ルール違反です。)
「お文殊様、この様な不心得者は、不合格といたしましょう。」
御本尊に具申しながら、祈願の数々を拝見させていただきます。



初っ端から、「医者になりたい」との祈願が…。
「その心意気買った!」とお文殊様になり替わり言葉を発したのであります。
しかし、君、名前を書こうよ!
意外に、「緊張から答案用紙に名前や受験番号を書かなかった。」
などという失敗談も数多いのですから…。
我が『文殊様』も名無しでは、判定のしようがありませんから…。
さらに、本殿をぐるりと一周しますと、本日、お勧めの『利根水』があります。

「ショボイ」などと、不遜な言葉を発してはいけません。
この知恵の水『利根水』を一口飲めば、文殊の知恵が授かると言われています。
「有り難い。なんと有り難いことか。」
そう感じられた方は、間違いなく合格確定です。
ただ今、夢屋商会では、全国の受験生の皆様に、この『利根水』
格安で全国地方発送承っております。(真赤なウソです。)

 

ヤミで全国地方発送などしていると、住職に大目玉を喰らいますので、
販売権は、参道途中の「いとう売店」に譲ります。
「JA合格祈願米」 「合格(五角)鉛筆」 「智恵こんにゃく」など
合格グッズが、これでもかというくらい揃えることができます。

(現在、編集継続中)

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受験の神様 その2

2009-01-29 22:22:22 | 世迷言

さて、有難い『亀岡文殊』を参拝いただいたでしょうか?
これであなたの受験は、九分九厘合格でしょう。
残りの一厘は、何かと言いますと…。

本堂脇に目を向けますと、

『縁結び観音堂』があります。
私が御幼少のみぎり、小学舎の遠足で、ここ『亀岡文殊堂』を訪れた時、
画像に見える看板(昔は寄進された絵馬だったのでしょうが)目がけて
口の中で噛み潰した「ちり紙(断じて、ティッシュではない。)」を
投げ付けるわけです。この時、ちり紙が絵馬にくっつけば、大願成就する
縁が結ばれるなどと吹聴する、ご学友(悪がき)が居たのですが、
事の真偽は、確認を取っておりません。
妻子持ちの身で、今さら検証するわけにもいきませんし、第一
そんな事をやったら、別当の職員に怒られることは確実です。
などと、色恋ざたで時間を潰していると、帰り道では
先程、雪の中で有り難い経文を読んでいた『羅漢さん』が、

「アイーン」と、志村けんばりに首の宣告。ガーン!
これが、残りの一厘です。夢ゆめ、合格通知を手にするまでは、
色恋、横道に逸れるべからず。

と、かく言う私の息子、明日私大受験が控えているのに、
親たる私、
手を合わせるのを忘れておりました。(息子よ許せ!)
明日、また昼休みに、とうちゃん文殊さまの『知恵の水』を代わりに飲んでくっから。

全国の受験生のみなさん、もうひとがんばり。
明日、『知恵の水』をご紹介します。

ちなみに、投稿予約時間を22:22:22に設定しておきます。
2だけにってが~。


 

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受験の神様

2009-01-29 20:53:42 | 世迷言

 本日、我が町の『受験の神様』を何の惜しげもなくご紹介いたします。

今夜は、霊験あらたかな『受験の神様』(実は、仏様ですが・・・。)をご紹介します。
うっそうとした杉並木の参道を、厳粛な面持ちで歩いて行きますと、

不浄の身を清める水場がありますので、ここで手を洗い、口をすすいで
さらに厳粛な気持ちになりましょう。
やがて、

この寒空に雪を被りながらも有り難い経文を読む『羅漢さん』が現れますので、
この羅漢さんのように、この一年、いかに努力を重ねたかを思い起してみましょう。
さほど努力しなかった方は、今後、努力しますと心に誓いましょう。(この時だけ)

さらに参道を進みますと、(石畳が凍っていますので、ここでスベラないこと)


日本三文殊のひとつ『亀岡文殊』本堂が現れます。
京都の切戸、奈良の阿倍文殊と並び称される、知恵の文殊であります。
(雪囲いのシートがあって、有難みが無いという方は、コチラをどうぞ↓)
http://www.omn.ne.jp/~t-waga/takahata/monju.htm

この文殊さま、どれだけ霊験あらたかかといいますと、
まず、設計が、日本建築学の創始者といわれる、『(故)伊藤忠太』早稲田大学教授。
(山形県米沢市出身。平安神宮、最高裁判所等、日本を代表する設計多数。)
さらに、NHKで今ブレークしつつある『天地人』の上杉景勝・直江兼継、前田慶次
らが、歌会を行ったことが記録に残っているとか・・・。
さらに、さらに、ここの住職の住まいである本坊には、
ベンツ、クラウン、ランクルと高級車がずらりと並び、いかに信仰者が多いかが
容易に想像できるわけです。

やはり有難さは、人間の暮らしぶり(income)に比例するのです。

有り難いと感じた方は、画像でもご利益がありますので、参拝ください。
(ちなみに、文殊様に信仰心厚い私は、日商珠算5級で不合格だっただけです。)

続く・・・。










この寒空に、雪を被りながらも経文を読む『羅漢さん』が現れますので、

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フグ食ったど~

2009-01-28 23:51:06 | 釣り談義

※画像は、市場魚介類図鑑からの転載です。 http://www.zukan-bouz.com

山形県の庄内地方では、アカメフグによる食中毒が発生しました。
新聞報道によれば、店主は、フグ調理の資格も知識も無かったようです。

夏、青イソメを餌に『白ギス』を狙っていますと、竿先に明確なアタリが
あり、急いでリールを巻き上げても、途中で何の手応えも無くなり、魚も
針も無くなっているという経験があります。
運良く釣り上げると、ハリスを中心にフグが一回転して地面にポトリ。
内陸育ちの私は、このフグを食そうなどと思ったことも無かったのですが…。

ある日、新潟で笹舟に乗り、『白ギス』釣りをしておりますと、フグが釣れ、
いつものように捨てようとすると、船頭さんが言いました。
このフグ食えっからケ!(食え)」
ホントにかれんながっし?(食べられるんですか?)」
天ぷらでケ!さばき方教えっから。
と言うや、尻びれの辺りにナイフを入れ、背骨に沿って内臓をえぐり出し、
頭と胴を切り離すと同時に皮を剥いて出来上がり。

半信半疑ながら、自宅で3匹ほどさばき、天ぷらにしたものの、子どもに
食わせる訳にもいかず、嫁に食わせて反応を見るという悪意を打ち消し、
恐る恐る食するに、これがウメェ~。(美味しい)
「クサフグは、毒が無い(真っ赤なウソ)から大丈夫なんだわ」とさっきまで
思い込んでおりました。素人の無知は、恐ろしいものです。
でも、美味しかった。(少なくとも尾道のパサパサのフグ刺しより旨かった)

テトロドトキシンは、運動神経系の毒だから、軽くシビレル程度かな?
まぁ、今度はもう食さないでしょう。きっと?

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あみだくじ

2009-01-27 22:21:27 | 暮らし

最近、真面目に内勤に励んだことから、デジネタが無くなりつつあります。
日々の暮らしの中に、素材はたくさんあるはずなのですが、身の回りの
風景にさえ気付けない生活は、心(感性)の貧しさとなってしまいます。
などと、分別くさい物言いをしながら足下に目を向けるとあるじゃないですか
素材が…。

レンガ張りの歩道に雪が積もり、ちょうど「あみだくじ」のように。
敷き詰められたレンガとメジの微妙な温度差で出来た市松模様。

一番右…即、家に帰る。(温かいおでんが待ってます)
二番目…パチンコ。(今夜も負け決定です)
中央……飲み屋に寄るか。(財布の中身が心もとない)
四番目…今夜は残業。(スカ=ハズレ)
一番左…滑って転ぶ。

先の見えない「あみだくじ」が延々続いていました。



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ダイヤモンドダスト 

2009-01-26 21:41:47 | 暮らし

今年の山形は、確かに変である。
雪は少なく、保守王国のはずの山形に女性知事が誕生しました。

それはさておき、
鳴き砂のように、音を出す雪を求めておりましたが、昨日、氷点下12℃。
ついに、道を歩くと「キュッ、キュッ」と鳴く雪に出会いました。
仕事で朝6時に家を出ると手提げカバンを持つ手の冷たいこと…。
手が切れるようだ…という状況を味あわせてあげたいほどですが、
消雪のための水は凍り、さすがの山形県民も一歩一歩、足元を確認しながら
歩かないと足を取られそうな朝でした。

こんな朝の青空の下、空気までもが凍るダイヤモンドダスト。
条件さえ良ければ、平地でも見ることができます。が…寒い。
残念ながら、デジカメには写らないので、霧氷の華を咲かせた木の画像を一枚。
今年の冬は、青空に恵まれる日がとても多い山形です。

 

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餌付け

2009-01-25 10:10:10 | 暮らし

「カタ雪ワタリ」の出来る朝、雪中のキャベツを収穫しました。
自家用の米を搗いて(精米して)、妻のご機嫌をうかがいながら
今日も釣りにでかけます。
精米所では、糠を持ち帰らない方がいるため、結構な量の糠を自宅に
持ち帰ることになりました。さて、これをどうするか?
畑にまいて、スズメの餌にすることにしました。

最近では、鳥インフルエンザを恐れて、白鳥の餌付けを止めたり、
自宅の餌箱を取り払う方も多いようですが、見えないウイルスは
確かに恐怖かもしれませんが、鳥インフルエンザが直接人間に感染した
事例は無いと聞いています。
大量の死者を出した「スペインかぜ」も鳥インフルエンザの突然変異型が
何らかの形で人間に感染したという説が現在有力なようですが、大量死の
原因は、当時、インフルエンザによる高熱と脱水症状に対応する術が稚拙
だったからだと主張するお医者さんもいらっしゃいます。

何はともあれ、大量のスズメが冬の間に餓死することも事実であり、
作物を荒らす奴でも、ここは武士の情けとばかり、半量を畑にまきました。

ここで、一句。

 「雀の子
 庭に来ぬか(小糠)と 親心」 二茶ん お粗末


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「かぶだれ」をくう

2009-01-24 10:39:49 | 暮らし

天気予報では、大型の寒気が流れ込み、東北は大雪の予報でしたが、
外は、大晴れ(ダイハレ)です。S君から、釣りの誘いを受けました。

大寒に入り、日中の雪が融け、夜間の冷気で凍ると、雪質がザラメ状になり、
カタ雪ワタリ(硬雪渡り)』ができるようになります。
『カタ雪ワタリ』とは、目的地まで、雪の上をカンジキなしで歩いていくことです。
子どもの頃、この節、学校への通学路は無視して、畑や田圃をショートカットで
通うわけです。
注意すべきことは、水路の雪の薄くなった部分に足をとられ、『かぶだれ』
くうこと。
タイトルの『かぶだれ』を見て、山形の珍味と思った方は、残念でした。
『かぶだれ』とは、例えば、水溜りを通過した自動車が、跳ね上げた水を頭から
かぶること。この場合、自然の『どふら(落とし穴)』
にはまって、足が濡れて
しまうことと、直訳願いたい。
遊びたい一心で、ショートカットし、長靴もろともグチャグチャになるわけですが、
風邪もひかず元気に遊んでいました。
今なら、規則に厳格な学校では、『カタ雪ワタリ』は禁止でしょう。

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雪のウロコ

2009-01-17 21:56:24 | 暮らし
「かんじる朝」に粉雪が風に舞うと思いもよらない模様を創り出すもので、
砂丘と同じような風の紋が出来上がります。

ケイ酸質の高い砂は、「鳴き砂」として有名ですが、
雪も音を奏でます。

「サクサク」というのは、氷点下でも、まだ温度が高い場合で、
雪質も氷状の場合が多いようです。

氷点下10℃位でしょうか?もっと低いかもしれません。
粉雪を踏みしめると、まるで鳴き砂のように
「キュッ、キュッ」と音がする場合があります。

明日は、氷点下8℃の予報。鳴るか鳴らぬか確かめてみます。
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