その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(たいみんぐ)

2012-08-31 11:34:29 | 夢屋工房

西日本は雨、東日本は少雨…暑さとともに渇水が話題に上り始めました。イネに関して言えば、そろそろ水も必要が無くなり始めておりますが、秋野菜は植え付けの時期に迷うほど雨が降りません。種を播いたところで毎日灌水しないと芽も出ないようなピーカン照りの毎日…はてさて、秋野菜のお値段はどうなることやら^^;
9月上旬には、山形青菜とダイコンを播種しなければならないのですが、この乾燥した天気…どうすれば良いのかなどと叔父に相談を受けるのだが、天気予報を見ても雨の降る様子は無いのでありまして、9月5日頃まで降らなければ、籾殻を撒いたり、新聞紙でマルチをして発芽まで乾燥を防げれば大丈夫だろうなどと経験に基づくアドバイスをするものの、発芽後の灌水は欠かせない。いずれ育たなければ沢庵漬けや青菜漬けが食べられないだけのこと。自家用分を確保するくらいの管理はできるはずであります。ここで一発、汗を流せばひと儲け…「ああ、ウチにあるよ!持ってきなぁ。」と気前良く上げてしまうのがオチなのでありますけれど…^^;

それぞれの野菜には生育まで必要な日数があるので、いつ播いても良いというものではない。11月上旬には収穫して漬け込み作業に入るためには、9月上旬の播種の時期は外せないのであります。何事もタイミングというものが大切でありまして、タマネギなどは高温による休眠性があるようで、高温時に播種してしまうと発芽率が落ちてしまうようであります。それでは、こんな暑い年はどうすれば良いのか…やってみなければ分らない…実に無責任な回答でありますが、生き物とお付き合いする以上、必ず同じ回答が返ってくるとは限らないのでありまして、結果オーライや見事なまでの失敗は表裏一体なのであります。それはまるで、先週ハーゲンダッツをオッカーのために買って来て喜んでもらえたのに、今日は、こんな無駄遣いをしてと怒られるのと同じ現象なのでありまして、女心も秋野菜の播き時もタイミングとお世話が重要なのであります^^;
ちなみに、友人である『貧乏父さん(H.N.)』が、一昨日、近所のスーパーの陳列棚には置いていなかったと証言した「黒角」のオマケは、今日、1個だけ置いてありました。彼のタイミングの悪さと国王のズル賢さ…最後に生き残るのは、果たしてどちらでありましょうや?
受粉の時期を記録していないものだから、収穫のタイミングを計りかねているメロン(アンデス)は、去年と違って甘くなっておりました。えへへ、これからネット系メロンがまだ35個ほど雨除けハウスの中にぶら下がっているのでありますが、果たしていつ収穫すべきなのか…そのタイミングを計る『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(こうかん)

2012-08-30 12:05:03 | 夢屋工房

「巷間」では、AKB48の「前田敦子さん」の卒業が大々的に報じられ、参議院では「野田総理」の問責決議が可決され、国会は遅い夏休みに入ったようであります。大手の電気・電子産業が大幅なリストラを断行しなければならないような状況下において、日本と言う国は実に平和な国であります^^;
山形県高畠町は昨日も35.5℃の猛暑日、堂々のベスト10入りであります。大した仕事をしている訳ではないのでありますが、やはり疲れが蓄積されていくのでありまして、こんな時は寝て、身体を休めるのが一番なのであります。ここで無理をして倒れたら、最後の仕上げが出来なくなる。少し長い目でみて、少しずつ作業をこなした方が得策であると夕方の作業をさぼることにしました。
昨夜、友人『ノロ君』に誘われ『第1サティアン』で飲んでいると、突然『貧乏父さん(H.N.)』が差し入れを持ってやって来た。「飲んで行け。」という悪魔の囁きをジッと我慢して、彼は奥さんの飲み会のアッシー君を引き受けたようであります。たまには彼が運転手を引き受けないと、『第1サティアン』での飲み会に迎えに来てもらえない。やはり、時には役割を「交換」し「好感」度を上げておくことが、夫婦和合の極意なのであります。


ヒゲの模様から、ブチヒゲカメムシの幼虫のような気がしますが…

さて、『貧乏父さん(H.N.)』が差し入れてくれたウイスキーは「黒角」…おまけに付いているステンレス製のタンブラーが欲しくて買い込んでいるのでありますが、彼が近所のスーパーを覗いた時には既におまけが付いた「黒角」が置いていなかったとか。「これではいかん。」…折角差し入れしてくれた彼には大変失礼ではあるが、国王は彼からレシートを取り上げ、ボトルを「交換」することにしたのであります。夕刻、彼が差し入れてくれた「黒角」とレシートをスーパーのサービスカウンターに持ち込んで、「交換」を申し出ると店員さんは笑顔で応じてくれました。店内の陳列棚を見ると大量の「黒角」は置いてあるのだけれど、『貧乏父さん(H.N.)』の言うとおり、おまけの付いたボトルなど一本も無い。返金を求めるのも如何なものかと思い、うふふ、「黒角」をひとランクもふたランクも上の「ローヤル」に「交換」したのであります。
『貧乏父さん(H.N.)』の好意は、9月中旬に予定している『夢屋王国』の「稲刈りの宴」用に取っておこう…まぁ、『ノロ君』と国王が、おいしいボトルに手を掛けなければという前提での話でありますけれど…^^;
さて、稲刈りまであと3週間…ボトルが残っている訳がない。その時は、中身を「黒角」に「交換」しておこう^^;

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夢屋工房(かすむ)

2012-08-29 12:25:16 | 夢屋工房

夏至から秋分に向かうに従って、夜明けは次第に遅くなっていく。当たり前のこととは知りつつも、朝の5時には明るかった外の景色は、まだ薄暗がりの世界なのであります。日中のピーカンの太陽を避けて、朝仕事で作業をこなそうと思っても、盛夏の頃より1時間は作業時間が短くなってしまうのでありまして、残暑は続いておりますが確実に季節は秋に向かっているのであります。
イネの登熟期に高温の日が続くと、イネという植物体自体が勢いを無くし、結果として乳白米や胴割米が出易くなり、秋野菜はなかなか育たない。カラカラの畑に植え付けたハクサイに朝晩水を掛けている方の姿も見られるようになり、今年の秋野菜は高値になりそうなどと考えるのであります。『夢屋農園』の野菜は自家用であるから、そんなに一生懸命取り組む必要もないのでありますが、作る以上は良い物を…知識を蓄え、栽培技術を磨いて、行く行くは販売用になどと夢を語るのでありますが、生活の糧を求めるという本気度が今ひとつ、家庭菜園に毛が生えた程度の取り組みだから、ここいらで本気で取り組む作物を絞る必要があるのかもしれません。

とても小さな虫(イネの籾程の大きさです。)なのでピンボケ気味でありますが、これがアカスジカスミカメでありまして、斑点米の原因となる害虫であります。『夢屋国王』の公用車である軽トラックの荷台には、100均で買い求めた捕虫網が常備されておりまして、『夢屋本田』回りの荒れた畑を振り回すこと20回…10mほど進んだところで網の中を確認するとクモやハエに混じって、このカメムシが3匹ほど捕獲できました。正式には、直径36cmの捕虫網を使って20回振り回し、獲れた虫の数で害虫の発生を予察する「すくい捕り法」という手法なのでありますが、昨年は水田の中も回りの荒地でも捕れることが無かったのであります。今年は一発で3匹…JAさんや普及所が発表しているように、カメムシの多発する年なのかも知れません。出穂期から乳熟期に2度ほど殺虫剤散布をするのが常道のようでありますが、『夢屋国王』は出穂期に一度、三種混合ワクチン(紋枯れ病、いもち病、殺虫剤)を散布しただけ…これで大丈夫なのと内心ヒヤヒヤものでありますが、カスミカメの被害は8月初旬の頃と勝手に決め付けているので様子を見ることにします^^;
カスミカメの口吻は意外にも弱く、籾が硬くなる前の被害が大きいと考えられるので、この時期に防除をしても時既に遅し…むしろ、被害に関係ないカメムシを見て騒いでいる『クワボン』に「これがアカスジカスミカメである。」と画像を見せて上げました。農業に携わっていても、害虫や病気を知らないことが多く、慣行防除を何の抵抗もなく行っている場合が多いのでありまして、イネの葉にいもち病斑が見られなかった今年などは、紋枯れ病予防薬と殺虫剤(スミチオン)の単剤散布で充分だとも思えるのですが、それぞれを購入して散布するとかえって高くついてしまうので、今年も三種混合ワクチンを採用した『夢屋国王』であります。殺虫剤を1回分手控えることで、後から泣きを見るのは自分自身でありますから、まぁ、これも実験の内として結果を見ることにしましょう^^;
ニラの花言葉は「多幸」…薬剤散布を勇気を持って減らしても販売価格は変わらないんだよなぁ…『減農薬米』として、誰か評価してもらえませんかねぇ…「星への願い」これもまた、ニラの花言葉であります。何を言いたいのか、結論がカスミカメ^^;

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夢屋工房(ふぁいと)

2012-08-28 08:35:41 | 夢屋工房

朝から何故かボーっとした午前中、案の定、最高血圧が100を切りそうな状態であります。齢50にも係わらず『夢屋国王』は低血圧症に悩まされるのであります^^; 昼ご飯を食べた直後は、胃袋の周辺に血液が集中したためか、さらに具合が悪くなる。こんな時は無理をせず休むに限るのでありまして、稼動するのが今年2回めのエアコンが効いた茶の間で眠ること3時間…単なる寝不足のようであります。夕方、トラクター『シゲオちゃん』のエンジンを掛け、『シゲオちゃん』の実家である『ミチヨばあさん』の小さな畑を耕運する。秋野菜を植え付けるまで、まだ10日ほど余裕があると思うのでありますが、お年寄りは「気揉み症」(心配して時期を待って居られない症状^^;)であるから、『夢屋農園』の仕事も溜まっているのに、あれこれ世話を焼いてやるのであります。
今年、タマネギと秋野菜を植えようと思っている場所は、草むしりも終わっているので、枯れ草を集めるだけで耕運にはさほど時間も掛からない。そんなところに『セイジさん』が生産組合の旅行の打ち合わせにやって来た。予め準備してあった缶ビールをお茶代わりに、しばらくの間、『夢屋カフェ』で談笑する。
「今年は、面白くない年だ。」と彼は嘆く。
生産組合員たちは、年老いて年々減少し、今年は壮年層グループも体調不良や不幸が重なっております。ましてや、猛暑日の連続で、大豆(だだちゃ豆)は黄色く葉が枯れ、登熟期の水田は胴割れ米の発生が心配されるのであります。お天気商売とはいえども、やっている努力が報われないのは、確かに面白い訳が無いのであります。


カモノハシに化けた『柴犬コウ(本名:さくら)』

偶然ではあるけれども「時無しニンジン」という名称を見て、7月中旬にニンジンの種を播いてしまいましたが、8月初旬に播いた方々は芽が出なくて苦労しているらしい。そう『夢屋農園』のニンジンは、雨が降らないと嘆きながらも、葉が繁茂し風に揺れているのだから…偶然や幸運や不幸は、紙一重のところで起こっていて、今年学んだことが、必ずしも来年に繋がるとは限らないのであります。何でこんなことを続けているのだろう…自分自身に問いかけていると、何故か「中島みゆきさん」の「ファイト」という歌詞が浮かぶのであります。

ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる
ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ

ここで言う「ファイト!」とは「がんばれ!」などという掛け声ではないのであります。「ファイト!」…「闘え」という命令形。理不尽な社会や環境と闘う。いじめと闘う。「がんばれ!」なんて中途半端に励ますから、意志が崩れてしまうのであります。人生なんて楽しいことの方が少なくて、大人たちだって重石に押し潰されそうになってしまう。押し潰されそうになる自分と闘い続けなければならない…人生って辛いよねぇ。
自殺なんか考えている少年少女たちよ。くたびれかけたオジサンたちも闘っているのだよ^^;
サギソウの花言葉は「芯の強さ」なのであるから…。

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夢屋工房(CoCoまで)

2012-08-27 12:54:47 | 夢屋工房

朝仕事にブロッコリーを40株ほど植え付けました。昨日の分と合わせて約60株、露地植えしたもののモンシロチョウの餌になるか、減農薬で収穫できるか今日の作業はここまで、今日は地区のレクリェーション大会なのであります。今年、集落の役員を仰せつかっている『夢屋国王』は、秋作業でやらなければならないことが沢山あるのだけれど、今日のところは役員の雑用業務に就くのであります。
goo友である山形在住の『さくら子ちゃん(H.N.)』が、最近キチキチバッタ(ショウジョウバッタ)を追いかけている。彼女のブログでオンブバッタをUpしているようでありますが、ここは一番、『夢屋国王』がショウジョウバッタというものをご披露してあげようとレクリェーション大会の最中に会場である河川敷を捕虫網とカメラ片手に探し回るのでありますが、ツチイナゴが飛び回るものの、目的のショウジョウバッタに中々出会えないのであります。昆虫採集には対象となる昆虫の生息場所を探すのが一番でありまして、ショウジョウバッタのイメージは河川敷などのイネ科雑草がある場所…汗をかきながら歩き回っていると、名前の通りキチキチと音を立てて飛び上がったショウジョウバッタ♂を一匹だけ発見…網を振るう間もなく草むらに逃げられてしまいました。今日の昆虫採集はここまで。

レクリェーション大会の賞品である清酒とアクエリアスとスポンジとボックスティッシュ??? 賞金狩りの異名を持つ『夢屋国王』にしては実に家庭的な賞品ばかりを手にしてしまった。千葉県に住む叔父が送ってくれた「白井の梨」をおやつ代わりに食べれば、お昼はお決まりの読書と昼寝…家の中で最も風通しの良い場所を占領したつもりでありますが、目覚めれば大汗。小型の扇風機の前で暑さをしのいでいる我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』の待遇の方が、『夢屋家当主』より良いことに改めて気付くのであります。
出稼ぎ先では部下たちが休日出勤をしているはずだから、ハーゲンダッツの差し入れをしてやろうと思い立ち、お店屋さんに回るがお目当てのハーゲンダッツが無い…ひとランクもふたランクも下の国産アイスで勘弁してもらうことにする。今日の差し入れはここまで。
今日は、バジルソースのパスタを…私の舌のイメージでは、サワークリームやヨーグルトで味を整えるのが常道だろうと近所のスーパーを覗くと、友人『ノロ君』御用達のお洒落なステンレスマグ付きの「黒角」がようやく入荷…どうせ仕舞いには飲んでしまうのだからという『ノロ君』流のアドバイスに従って、2本(実際にはマグカップが欲しいので2個)購入…買えば飲まなければというのが人情というもので、合わせて購入したミルの説明書を読みながら、ロックで飲んでいる内にバジルソースは、遥か彼方の空へ消えてしまいました^^;
朝仕事で植え付けたブロッコリーに水をやり、『夢屋国王』の日曜日はここで終了…河川敷に咲いていたクズの花言葉は「芯の強さ」であります。そうそう、ここで終了と仕事を放り出してしまえば、バジルソースのパスタには永遠にたどり着かないのでありますよ。そうそう、もうひとつの花言葉「恋の溜息」をつく日曜夕方の『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(バジル)

2012-08-26 16:39:49 | 夢屋工房

今日はようやく最高気温の話題から逸れることが出来そうです^^;
昨日のまとまった雨のお陰で、畑にも幾ばくかの潤いが…折角の機会なので、ニンジンを間引き、追肥をして土寄せをする。三畝ほどのニンジンではありますが、ざっと数えただけでも200本以上のニンジンが育っております。間引いたニンジンを洗い、ニンジンスティック替りに丸かじりしてみますが、結構強烈な味がする^^; 昔はニンジンやピーマン、トマトなどは、子どもが嫌いな野菜のベスト3にランクされたものでありますが、今ではハンバーグなどの付け合せに使われることから、逆に好きな野菜に上げられているとか…しかし、間引いた未熟なニンジンは、昔ながらの強烈な風味が口の中に残ります。一日、一本ずつ消費しても200日…かなりの量を栽培してしまいました^^;
今年の夏は、トマトとニンニクとバジル風味のパスタを…友人『ノロ君』の要求に対し、『第2サティアン』脇に数本、種から栽培してみましたが、もう花が咲いてしまいました。バジルという植物が一体どの程度の株になるのかも知らないものだから、今年は遠慮がちに植えてみましたが、明日にはお約束のニンニクとトマトとバジルのソースを作ってみて、来年栽培量を増やすかどうか決めたいと思います。今のところ『夢屋農園』の作物は、試験栽培の状態なので、自家消費分以外は、出稼ぎ先やお袋の入所するグループホームやご近所さんに配ることで消費しております。販売用の品質まで高めるためには、もう少々お勉強が必要ですが、多品目栽培なので学ぶべきことが多過ぎて、結果中途半端になるのかも知れません。土地に合った作物や年間サイクルを考えながら栽培する品目を絞り込むのは、もう少し先のようであります。

「晴耕雨読」などと申しますが、「曇耕晴読」…曇り空の下、草むしりをして植え床を作り、ブロッコリーを植え込む。お昼ご飯を食べて日中の暑さを避けて読みかけの小説をめくる。こんな生活が続けられるならば、田舎のスローライフも満更ではないのでありますが、曇天と言えども汗が滴り落ちる暑さであります。朝から数えて3度、シャワーを浴びてシャツを着替えなければならないような状態であり、どこがスローライフなのかと笑ってしまうのであります。作業が辛いならば止めてしまえば良いこと。汗をかきながら、何でこんなことをしているのかを考えるに、ひとつひとつの作業に区切りが有り、自己完結が出来る。これで商品販売までこぎ着ければ充実感も増すというものだが、そうでなくても成果や果実が確実に手に入る。自分の考え方や作業が結果につながり、作業や技術は自己責任の中で成長させ、進歩させることが出来る。お百姓さんの楽しみは、そんなところにあるのかも知れない。問題は、これだけでは食って行けないこと位だろうか^^;
明確な販売戦略と品質を高めるための技術を磨けば、これから夫婦で生活する分位の収益は上げられると思うのでありますが、今風の標準生活を望むのならば、出稼ぎに行くのが手っ取り早いのでありまして、まぁ、老後(退職後)の生活のための準備段階として、日々修行に励むのであります。
意外にもバジルの花言葉は、「良い望み」であり「何という幸運」だそうであります。明日はバジルソースに挑戦…幸運が訪れることを期待して、また修行の旅に出かけるのであります^^;

 

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夢屋工房(ひるの顔)

2012-08-25 14:00:25 | 夢屋工房

昨日の山形県高畠町の最高気温は36.4℃…堂々の全国6位入賞、5日間連続の猛暑日を記録しております。第3位の埼玉県熊谷市に0.4℃差と肉薄しております。目指せ天辺!!!
「暑いなぁ~夢屋!これを残暑というのかねぇ~?」(出稼ぎ先の先輩ハラちゃん)
「そうざんしょねぇ~^^;」(夢屋)
実にオヤジギャグは暑苦しい。暑くて茹だる身体に纏わりつくように、ジットリとしたネタであります。纏わりつくといえば、夏の代表的な畑の雑草がヒルガオであります。3年前、草に埋もれてしまったアスパラ畑を復元するのに一番泣かされた草…夏場の男子が好みそうな薄いピンク色の一見か弱そうな花を咲かせますが、娘から嫁の顔に変わるが如く、白くて太い地下茎が地中深くまで達しているので、むしっても刈っても、除草剤を散布しても簡単には絶えたりしない。世の独身男性諸氏よ!女性を見極めるには、上半身のか細さに騙されてはいけない。むしろ、ヒルガオのように下半身がどっしりしたタイプは、嫁の顔に変身してからの安定感が抜群であり、母の顔に変身してからは、そう簡単には絶えたりしない。むしろ、絡んだ相手を枯らしてしまうほどの勢いがあるのであります。(決して、経験談ではありません…冷や汗^^;)

さて、このところのブログネタは、最高気温と畑はカラカラという話題の連続であります。二日に一度くらいの頻度で、今年挑戦しているニンジン畑に水を掛けておりますが、間引きと成長具合を確認するために「黒田五寸」という品種を一本だけ引き抜いてみました。この他「時なし五寸」という品種も植えておりますが「〇〇五寸」と言う位ですから、15cm程度の長さでズングリムックリとしたニンジンに成るものと期待しております。しかし、既に20cmを超える勢いであります。降水量が極端に少ないことから、根が水分を求めて地中深くまで伸びた結果ではないだろうかなどと勝手に想像するのであります。もうこうなってしまうと、少々頭から水を掛けたくらいでは、ほとんど効果は無いだろうと思ってしまうのであります。明日は、冬に消雪パイプとして使用している塩ビ管を利用して、『夢屋農園』自慢の『利根水(りこんすい…井戸水)』をたっぷりと畑に散水してやろうと決意した夕刻…暗くて厚い雲が上空に拡がり、遂に念願の雨が降ったのでありますよ…\(^o^)/
これで、ひと安心…ようやく秋野菜の植え床を作る目途がたちました。収穫の秋がもうすぐそこまで近づいているのでありますよ。

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夢屋王国(まわる)

2012-08-24 12:13:26 | 夢屋工房

昨日の山形県高畠町の気温は36.5℃の平熱…アメダスランキング全国第7位の成績であります。(ちなみに、一昨日は全国第3位でありました^^;)どうせなら天辺を獲ってみたいものでありますが、さすがに群馬県館林市や埼玉県熊谷市には叶わないようであります。
夕方自宅に帰り着く頃には、膝の裏側や腕の内側に軽い汗疹が出てしまうような毎日ですが、草むしりと営業は欠かせないのであります。今日は新人君の初めてのお使い…申請書を作り、某官公庁に行って証明書を頂いて来るのでありますが、喫煙所に置いてある名の知れた缶コーヒーが90円。「今度ダチに教えてやりな!」などと、オジサンの秘密の情報を教えてあげるのであります^^;
新人君が某官公庁で書類の出来上がりを待つ間、『夢屋国王』は情報収集のための聞き込み調査…日中から見ず知らずの変なオジサンが住宅地を徘徊するものだから、訪問されたお宅では怪訝な顔…事情を説明すると分って頂けるのでありますが、中々有効な情報を得られない。空はゴロゴロと雷が鳴り出し、大粒の雨が落ちて来たのであります。しかし、実にピンポイントの雨でありまして、出稼ぎ先への帰り道、『夢屋農園』の辺りにはほとんど雨が降っていないという状態であり、カラカラの畑は一向に改善されていないのであります。

営業回りに金回り…営業成績が良好ですとお金も良好に回るようでありまして、ふとした賞金で2万円分のギフト券を手に入れました。これはオッカーに内緒のお小遣いに回して、倍々ゲームで増やす方法を考えようとするのでありますが、突然降って湧いたギフト券を前にして、はたと欲しい物が無いことに気付く間抜けな『夢屋国王』なのであります。いつもは手が出ないようなお肉、ちょっとだけ上等なウイスキー…etc.
金は天下の回りもの…回す、回す…ひと晩寝て考えて、どうせ降って湧いたものだから、降ってもらってありがたいものに変化させよう。この夏に苦労したハウス内の灌水設備を作る材料代の資金に充てようかなどと思いいたるのであります。2万円が4万円、4万円が8万円…『夢屋長者物語』は、ここからが始まりであります。と何度仕切り直しをしたことだろうか^^;
やっぱ、何か美味いものでも食おうかなぁ…ねぇ『貧乏父さん』!!!

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夢屋工房(しゅくだい)

2012-08-23 21:54:04 | 夢屋工房

山形県高畠町は『夢屋国王』の期待どおり、今日で3日連続の県内最高気温(36.7℃)を記録しました。山形市を抜いてトップを走り続けております。この暑苦しさを近隣にも分けてあげましょう^^;
さて、『夢屋国王』は出稼ぎ先で、この暑さで頭に変調を来たしたオジサンに呼び出され、午後の貴重な時間の大半を費やしてしまいました。この暑さでありますから、身体に変調を来たすオジサンやオバサンが居たとしても仕方がない。ある一定温度を超えてしまえば、体内の酵素(タンパク質)が変性し、生命体の命を奪ってしまう危険があるのでありますから、異常行動や警報が発せられたとしても致し方ないのだと思えばやり過ごすことも可能なのであります。3学期制を敷いている県内の小中学校はそろそろ2学期の始まりであります。この世の中で、最も暑くて最も寒い所が実は小中学校でありまして、オアシスである保健室を除けば、冷房無し、暖房はストーブのみという学校がほとんどなのであります。自宅ではエアコンで快適にお勉強が出来るのに、わざわざ学校で暑い中お勉強をしなければならない子どもたちは、実にお気の毒としか言いようがない。そして、夏休みの自由研究…goo友である『さゆママ』のお子たちは夏休みの宿題を終わらせることが出来たのだろうかと、他所様のお子たちのことを心配するのであります。(『さゆママ』が『オニママ』に変身していないことを祈るのであります^^;)これもまた年中行事のひとつとしてやり過ごすことが出来れば、子どもたちには、いつもの優しい『さゆママ』が帰って来るのでありまして、人生は辛抱であるという変な教育を自然と身に付けていくのでありますよ^^;


朝露の海でもがく小さな虫…
どうやら表面張力で水滴から脱出出来ないようであります。

連日の猛暑で、県内上空の大気は不安定…夕刻、ゴロゴロゴロという雷鳴とともに久し振りに雨が降ってまいりました。もう何日振りでありましょうか…『夢屋国王』は、友人『ノロ君』とお天気祭り(通常、晴れることを願って行うものでありますが、雨に感謝して)と称して、またロックで乾杯…暑さと酒と宿題で、『夢屋国王』のお頭にも変調の兆しが…。
そうそう、山形在住のgoo友『さくら子先生(H.N.)』から、夏休みの宿題を頂戴しておりました。何だっけ?そうそう「つや姫」と「はえぬき」でどちらが収益があがるかと言う「農業経営学」のレポート提出が宿題でありましたが、確か先生は数学がお好きだったような…^^;
『さくら子先生』のお宅では、「つや姫」5Kgを2,500円前後で買っているという前提条件を頂きましたが、大体農家は米を買わないので市場価格がいかほどなのかさえ知らないのでありまして、近所の山形県では一般的なスーパーで価格を調べることから自由研究を始めなければいけないのであります。8月22日現在、某スーパー価格…ブレンド米ではない「つや姫」5Kg 2,480円に対し、「はえぬき」5Kg 1,880円でしたから60Kg(1俵)換算でそれぞれ29,760円と22,560円でありまして、価格差にして7,200円でありました。

「つや姫」9俵×29,760円=267,840円 < 「はえぬき」12俵×22,560円=270,720円

消費者米価では、かろうじて12俵を収穫している『夢屋国王』の勝ちでありますが、
実は農家からの買入価格(H23年産米)での比較では

「つや姫」9俵×12,000円=96,000円 < 「はえぬき」12俵×10,500円=126,000円

ということで、断然「はえぬき」の勝ちであります。実は、生産者の予約集荷米の引渡し価格は、市場での入札額によって左右されるため、3年経過しないと確定しません。むしろ、生産者価格と消費者価格で10万円以上の価格差があることに驚きを覚えるのでありまして、この差は米の保管料や流通経費、集荷・販売業者さんの儲けということになります。正直なところ、宅配便の送料を加味しても、小さな農家は個人で米を知り合いにお安くお分けした方が農家の儲けが増える計算であります。将来的に、米の完全自由化が実現すれば、一般流通米は価格が暴落するであろうという前提で食味の良いブランド米づくりに山形県は生き残りの舵を切っているのでありますよ。こんなところで『さくら子先生』!第1回目のレポート提出、合格点いただけませんか?

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夢屋工房(なみ)

2012-08-22 08:42:04 | 夢屋工房

山形県高畠町36℃…2日連続で県内最高気温トップを走っております^^;
しかし、こればかりはトップを走っていただかない方がありがたいのではありますけれど…農作物に対する高温障害が出ております。例えば、特産品でもある、ぶどう(デラウエア)は着色不良を起しております。高温によって果実の糖度が一気に上がり、赤紫色に熟すはずの果実がピンク色のまま色付きが悪く商品価値が低下してしまう。大体、人間と言うものはこう暑いとスイカなどに手が伸びますが、糖度の高いぶどうは食欲が湧かないといった特質があるようで消費自体が低迷してしまうのであります。こうなるとぶどう農家は、踏んだり蹴ったりの状態になってしまうのであります。『夢屋農園』のぶどうも色付きが悪く、収穫しても家族は見向きもしません。仕方がないので数房収穫しては、朝仕事に精出すご近所さんに『朝のおやつ』と称して配っている状態です。
6月の低温で、ご近所のジャガイモは、どこも良く肥大したジャガイモが獲れたようです。ジャガイモの良い年は、里芋の出来が良くない。高温多湿を好む里芋は、このところのカラカラ天気で葉が枯れ始めています。大慌てで水をかけてあげますが、果たして芋煮会用の里芋が充分な量確保できるのか心配であります。まぁ、冷涼な気候を好むジャガイモと高温多湿を好む里芋を同じ畑で作っているのですから、一方が良くて一方が悪いなどと言うことは当然と言えば当然なのでありますけれどね^^;

ピンボケしておりますが、生意気にイネの葉で昆虫を捕まえようとしているオオカマキリのおチビちゃんであります。人間の場合は、4月2日生まれの子どもから翌年4月1日生まれの子どもたちを集めて同学年として取り扱いますが、小学1年生の春には1年の成長の差があり過ぎて、小さな子どもを抱えた親は集団生活について行けるのかを心配するものでありますが、昆虫たちの世界にも成長差があるようです。深夜、『夢屋国王』の寝室から聞こえるコオロギたちの鳴き声は、今まさに真っ盛りの状態でありますが、畑で草むしりなどしていると、まだ翅が生え揃っていないような幼虫にも出会うわけでありまして、果たしてコヤツらは良き伴侶に巡り合えるのだろうかなどと余計な心配をしてあげるのであります。
昆虫の成長には、餌(栄養)と積算温度が大きく影響を与えるものですが、羽化するためには日長や種によっては雨(水)が影響する場合もあります。生育(繁殖)に最も適した時期を感知して成長する訳なのですが、必ずしも個体間で一定した環境で育っている訳ではありませんから、微妙に発育や出現に差が出てきて当然なのではありますけれど…。気候が一定している訳ではないので、ある意味こうした成長差は、刻々と変化する環境に適応するために獲得した遺伝情報なのかも知れません。親とすればより優秀に育って欲しい、優秀じゃなくても並(平均)であって欲しいなどと、自分自身の成長度合いは無視して子どもに期待を掛ける訳でありますが、こうして昆虫の世界を見ていると、晩生の子どもたちも意味を持って生きている。無理して並を目指さなくても良いのだと思えるのであります。環境(時)が合えば、必ず彼らが活躍する場面が訪れるのでありますから…ところで、お寿司って、特上、上、並…下って無いじゃないですか?まぁ、お店で「下ひとつ」って頼み辛いですからねぇ…やっぱり、並が基準かぁ~この世の中は…^^;

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