その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(蛍の光…)

2012-02-15 13:08:37 | 夢屋ラボ

蛍の光、屋根の雪?
「蛍雪の功」とは、夏に蛍を集め、冬には雪明り(月の光)で本を読み苦学を積んで、高級官吏に出世したという古代中国「晋」時代の故事に由来する諺であります。今の日本において「蛍の光」は、日中浪費されたパチンコ玉を夕刻に床から拾い集め、閉店間際まで打ち続けたお客様の労苦を労い、お帰りを促す曲として使われております^^;
さて、日々のブログネタに困っている『夢屋国王』に対してgoo友の『さくら子ちゃん』から、屋根の雪の重さについて卒業検定とも言うべき課題が与えられました。題して、屋根の雪が1m積もったら?
まったく学校の先生という者は、カエルの指の本数からタコの生殖行動に至るまで、人の良い『夢屋国王』に仕事を丸投げし、地道な実験結果を、さも自分の知識として生徒の前で披露する…実に勝手な生き物である。などと陰口をたたきながら、あながち興味が無い訳でもないので、せっせと実証実験を開始するのであります^^;

 

まずは、前提となる雪の出来方について…雪は大気中の水蒸気が、寒気にさらされて大気中の微粒子(塵)を核として昇華(結晶化)したものであり、水が直接的に氷となった物ではないのであります。したがって、今まさに降っている雪(降雪)と地表で圧力と気温で融け固まった雪(積雪)の違いを理解しなければいけません。白く同じように見える雪も、降り積もって2日ほど経過した雪とその1m程下にある締まった雪でも、10cm立方の重量で画像のように倍半分の重量差があるのであります。(どうだね『さくら子ちゃん』!ここで一度驚いてください^^;)
そこで、『夢屋大邸宅』…8畳間3室と6畳間4室に台所と風呂のある本体部分(一部2階建て)の屋根だけの面積155㎡に、締め固まった雪(0.5kg/0.1㎥)が1mの高さで降り積もった場合、何と屋根全体で77,500kg(77t)の重量がかかることになるのであります。
しかし、小生意気な中坊に四角四面な講釈をしても興味を示さないことと思いますので、ここで『バーチャルさくら子』に登場願うのであります。想定身長162cm体重50kg…スリーサイズ80
-65-82のややスレンダーな『さくら子先生』が、畳半分の広さ(約1㎡)に10人立っている状態を想像しましょう…さらに、『夢屋大邸宅』の屋根の上に、1,550人の『さくら子先生』が立っている。これが締まった雪1mが屋根に積もった状態であります。

 

ちなみに、水が凍った「氷」の重さは、理論値で純水0℃で0.1㎥あたり0.999868kgだそうで(実は、水の重さは気圧によって変化するのであります。)、わざわざ出稼ぎ先から大きなツララを持ち帰り、ノコギリで大まかに10cm角に切って重さを量った結果の画像もサービスで添付しておきます^^;
1㎡の広さに10人の『さくら子先生』が立っていて(この場合、水着姿かムームー姿かは、中坊の想像力に任せます。)、これが秒速1mの速度で屋根から落ちてきた場合、重力加速度が加わって屋根の下の中坊が「さくら子フライングボディープレス」を受け止める…これが落雪事故であります。だから、良い子の皆さんは雪の積もった屋根の下で遊んではいけません。屈強な男子でも膝まで雪に埋まってしまえば身動きが取れなくなってしまうのであります。
まったく、聖なるバレンタインデーの夜に、大きなツララの塊をレジ袋に詰めて家に帰る『夢屋でんじろう先生』の姿を想像して見てください。これも理系離れの子どもたちに、科学することの楽しさを教えたいがためなのでありますが、氷の塊を切るためには「歯の粗いノコギリ」を使った方が切り易い…などと、体験を記憶の接着剤にすれば、たいした役にも立たない授業の中にも、一寸した発見を楽しんで頂けるのではないかという『夢屋国王』の小さな親切、大きなお世話なのでありましたとさ^^;

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夢屋王国の愉快な仲間たち

2011-06-15 16:18:21 | 夢屋ラボ

夢屋王国の愉快な仲間たち

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ひえぇ~

2010-06-27 14:39:52 | 夢屋ラボ
昨夜、2010年産ニンニクの収穫祭が、キャンプTにて執り行われました^^;
今年の夢屋国王のニンニクは、小ぶりで商品価値が乏しく、友人Tのニンニクも『赤さび病』で玉張りが今ひとつでした。色々反省点はありますが、残念ながら、反省を生かすには来年を待たなければなりません。農業の面白さは、世話した分だけ結果に現れる点にありますが、反省しても次の栽培時季まで生かせないもどかしさもまた伴います。今まで生きた人生の長さとこれからの人生の長さを比較したとき、残りの人生が短くなったと感じた時から、あと何度反省を生かせるのだろうなどと、カウントダウンする自分がそこにあります。
山形は、6月にもかかわらずとても暑い土曜日。オッカァザウルスが夜勤に出かけた直後から、ビールを頂いて納涼会。明日は雨、朝仕事で田んぼの「ヒエ」を抜くか・・・などと計画しながら朝を迎えました。
            
私が管理している田んぼのある部分だけに『ノビエ』が繁茂しております。除草剤が効かないのか、昨年の種がこぼれたのか・・・実に不思議な現象ですが、田んぼの中央10列だけ、びっしりと『ノビエ』が生えているのです。え~!ここで「イネ」と「ノビエ」の見分け方を講釈します。赤い丸の部分が『葉耳』と呼ばれる部分ですが、イネは大人なのでこの部分に毛が生えます。ヒエは子どもなので、毛が生えておりません。かっかっか^^; お袋に教えてもらった見分け方ですが、実際には、イネは規則的に植え込んであり、絶対ここには出ないだろうという位置に「ヒエ」は生え、イネより葉の色が薄い・・・などなど、見分け方は色々あります。時として、イネとヒエの株が一緒になっていることがありますが、まぁ、そこは中国4,000年の歴史というか勘で分ってしまいます。今時、大規模な農家では「ヒエ抜き」などしないでしょう。放っておけば、あと1ヶ月もするとイネより成長スピードが速いので、田面で遠くからでも判別できるようになります。風通しが悪くなると病気の原因になったり、イネの養分を吸い取られたり・・・害は色々考えられますが、朝5時から腰をかがめて雨に濡れながらの作業^^; ご褒美は、雨の日もまた昼からビールでありましたとさ。
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伝説の麒麟

2010-03-28 09:26:51 | 夢屋ラボ
都市伝説としては陳腐な話題ではありますが、某ビールメーカーのラベルに「キリン」の文字が隠れている・・・名前を伏せている意味がありません^^;
『麒麟』は古代中国の伝説上の獣であり、尾は牛、蹄は馬で、背は五彩の毛で覆われた一角獣であると言われております。はて、某ビールメーカーの麒麟はと言いますと、最大の特徴である蹄が二股に分かれている
馬の蹄は「中指」が発達したものなので、一本指(奇蹄目…ウマ目)で立っている状態なのですが、二股に分かれているということは偶蹄目・・・ウシ目なのでありました
所詮、伝説の獣ですから「麒麟とはこうあるべき」などと異論を吐くつもりはありませんが、日常生活の中で良く目にしているはずなのに細部について問われると、はてどうでしたっけ?などという事がよく有るものです。私自身、「麒麟」も「キリン」も頭の中ではゴチャゴチャに仕舞い込まれているため、改めて一角獣であると言われ図案を見て、一角だったことを認識しました。今まで、二本あると思い込んでいた角の片方は、耳だったんですよ^^;
以前、小学生に鶏の絵を描かせたら、かなりの頻度で四本足の鶏の絵を描いたなどという記事を目にしたことがありましたが、触れたことがあるのか、生活に必要なことなのかで、認識や記憶などというものは変化し、退化してしまいます。
メーカーさんにとって命ともいえる「ロゴ」も、中身が重要な私にとっては、一角であろうが二本だろうが、さほど重要なことではない。しかし、「り」と「ン」はどこに隠されているのか?牛の尾と後脚の毛に隠されていると私は思い込んでいるのでありますが、伝説の『麒麟』は、聖人が正道を行った時に現れる獣だそうですから、今の日本に当分表れることも無く、ラベルの有り様も確認の手立てが無いようです^^;
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春の雪

2010-03-27 08:41:12 | 夢屋ラボ
    『水仙は 花となりけり 春の雨』(一茶)
今週こそは畑の残渣を片付けて少しずつ春作業を始めようなどと意気込むと、何故か土日は雪が降る。2月半ばに庭の片隅に寄せてある「水仙」の球根を1個だけ居間に取り込み水耕栽培してみたところ、漸く花が開きました。目新しい花でもありませんが、室内であっても2月の朝方は零度以下に冷え込む我が家でも春を早めに迎えてみようなどと、冷たい雪の中から掘り出したものです。
小林一茶が句を詠んでいた江戸時代に眺めていた「水仙」は、おそらく原種に近い「ニホンズイセン」ではなかったのだろうか…春季語の季語として「チューリップ」もありますが、さすがに一茶の句に「チューリップ」や「アマナ」という季語を使った句は見つけられませんでした。当たり前かぁ^^;
           
水仙には、シュウ酸カルシウムなどの毒性成分があって「ニラ」と間違って食中毒症状を起こしたなどという事故報告もありますが、原種に近いものを採取して食べてしまうのでしょうか・・・どう考えても間違えないと思うのですが^^;ただ、チューリップの球根は、じ~っと眺めていると、栗の実か何かに見えてきて、思わず食えるんじゃないかなどと思ったことはあります。結局のところ「ニラだ・・・ニラに違いない・・・食えない訳がない・・・。」などと思い込んでしまうんでしょうな。
ナルシストの語源ともなった「水仙」ではありますが、外作業も出来ない土曜日の朝は、私も鏡に映る自分の姿に見とれてしまいますか・・・5分と持たないでしょうけどね^^;
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プロポーズ

2010-03-26 07:03:46 | 夢屋ラボ
動物たちの求婚方法はさまざまであります。ダンスを踊る者、体の色を誇示する者、歌声で相手を魅了する者など…。最近「すずめ」のカップルを見ながら感じることでありますが、お互いが呼びかけを行っている。「チッ!」という呼びかけに対して「チ、チッ!」という呼び返し。微妙な距離感を保ちながらも、その呼びかけは続きます。冬に集団で餌場に異動する際に発する「さえずり」とも違う、カップリングのために短く、そして永く鳴き続ける音とも違う、お互いの関係を確かめ合うような『会話』の存在を感じるようになりました。私の思い込みか、真実か、もう少し音を的確に捉え、表現できれば自分自身も納得できるような気がします。
手持ちの画像がない…と大慌てしながら畑の中を徘徊しておりますと「西洋わさび」の上に茶色の種が大量にこぼれている。何の雑草の種なのだろうかと指先で触れて見ると、それは菌…枯れ草の茎に出た「きのこ」なのでありました。「クリタケ」や「シイタケ」など比較的簡単に栽培できる食用きのこさえ満足に収穫できないのに、いとも簡単に発生した「きのこ」…少々、複雑な心境ではあります。
           
昨日、見つけた「カゲロウ」はまだ、南側の壁に張り付いておりました。電池切れでズームアップ出来なかった個体の頭部を再度写してみますと、「カゲロウ」の特徴でもある大きなおめめ。その大きさや形から『ターバン眼』などとも呼ばれるそうです。またひとつ賢くなったところで、私もお仕事、お仕事!!           
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飛ぶ・跳ぶ・・・

2010-03-24 07:04:29 | 夢屋ラボ
気前良く画像を紹介してしまい手持ちが無くなってしまいました。内容の薄いブログを隠すには、画像は必須のアイテムなのですが^^;
以前、松のタネと思われる雪上の画像を紹介しましたが、本日は、藪の中で見つけた名前も知らない草のタネであります。見事な三角形をしており、タネの位置(重心)が微妙にひとつの角に寄っております。たんぽぽのタネは冠毛によって風で運ばれ、よくパラシュートに例えられますが、このタネの場合は、その形状からグライダーのように滑空するのではないかと思います。見ようによってはステルス(stealth)戦闘機のような形状をしておりますが、決してこのタネを参考にした訳ではないでしょう。しかし、流体力学や航空力学の世界では、こうしたタネの飛行形態や空気の流れを真剣に研究していらっしゃる学者さんもいるんでしょうね。
           
「ユスリカ」の一種だとは思うのですが、もう小さくて私の安物のクローズアップレンズでは、これ以上近づけない。画素数を落とせば、もう少し近づけるかもしれない・・・撮影テクニックを講釈しているのではなかった。
もうすぐ「アブラムシ」が発生することでしょうが、こうした小さな虫を見ていると「どうして空を飛べるんだろう。」なんて真剣に考えることがあるんです。究極の目標は『ドラえもん』の「タケコプター」なんですよ。いい年をしてと言われるかもしれませんが、小さい頃、友だちからビーチボールをもらって、背中にくくり付けたら空に浮くんじゃないかなどと、庭の置石から本気で跳ねてましたから^^;
失った機能を回復するために、人工関節や義手・義足が開発されていますが、二足歩行のロボットだって、その動きはまだぎこちない。それだけ、筋組織や神経組織は精巧で複雑な動き・情報伝達をするということなのでしょう。「世界で2番じゃダメなのか・・・」なんて言わないで、各分野の英知を結集できないものなのかなぁ。『Stealth』(内密に)なんて言わないで、今日は大胆に提言しよう^^;
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つくす

2010-03-17 06:59:10 | 夢屋ラボ
昨日は、業界の業務打ち上げで慰労会。近くの温泉宿でゆっくりさせていただきました。裏稼業の雑貨商も職場の女子にお手伝いをお願いし、発送作業を終えました。昨年一年間お付き合いいただいた、宅配業の黒猫センター長が人事異動で他のセンターに異動することになりました。春になり、こうした異動の話題もチラホラと聞こえて来るようになりました。
王国内の巡視で、土筆を一本見つけました。「つくし」って、分類学上はシダ植物だったんですなぁ…。確かに、先端の『胞子嚢』から胞子を放出して繁殖するのですから、改めてシダ植物と言われると、その形状から、一瞬考え込んでしまいます。
「つくし」は、苦いというイメージが先行して、私自身、食べたことはありませんが、子どもの頃、近くの漬物屋さんで1kg当たり40円程度で買い取ってくれました。子どもなりに採り場所を持っていて、自宅から10Kmほど離れたプール用地に群生していると親から情報を得て、友達と採りに行った記憶があります。10kg以上の収穫を上げて、自転車の荷台につけて会社に持ち込み、大人たちに驚かれたことがあります。子どもたちは、学校帰りに1kgに満たないような量を持ち込んで、測ってもらって一喜一憂しているのですから、10kgという量は相当な稼ぎでした^^;
子どもなりに知恵が付くもので、計量の際に社長に見つかると、やれゴミが入っているとか言われて「はかま」のゴミを丁寧に取れせられるものですから、事務所に社長が居ない頃を見計らって持ち込みます(笑)売り上げ金は、春まつりのお小遣いに化けてしまうのですが、子どもには貴重なアルバイト収入であり、仕事を丁寧に仕上げることを教えられた生きた社会勉強の場であったような気がします。
子ども同士で隣町まで自転車で出かけても、交通事故や変質者がどうのとか言われなかった古い良き時代のお話であります。
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初収穫

2010-03-15 06:47:13 | 夢屋ラボ
3月14日は、ホワイトデー。『夢屋王国』内の畑の雪(Snow White)も瞬く間に無くなってしまいました。いつもであれば、春の日差しに誘われて釣りに出かけるところですが、昨日の冷たい雨のおかげで王国内の作業が出来なかったため、剪定後の枝を集めたり、ぶどう棚の状況を確認したりと、無理をしない程度の作業で一日を過ごしました。たかだか30aと思っておりましたが、放置されて荒れ果てた畑の草を焼くべきか、すき込むべきか悩み、そして途方に暮れている状態であります。雪は冷たい物ですが、荒れ果てた畑を覆い隠してくれていたと思えば、温かい心の持ち主であり、春の息吹を感じる反面、国王の溜息は増すばかりであります^^;
田圃の土手の一番日当たりの良い場所に「ふきのとう」が顔を出しました。初物として「天ぷら」でいただくところですが、今日のところは、そっとしておきます。昨日は小雀の訪問を受け、本日は、「ヒヨドリ」と「カワラヒワ」の表敬訪問を受けました。夢屋国王は、「ヒヨドリ」の波打つ飛び方に目を奪われるだけで、そのスローな動作では画像に収めることができません(笑)
           
そんなスローな国王をバカにするかのように「ムクドリ」のカップルが領土に降り立ちました。おそらく、王国内の「さくらんぼ」の収穫を巡って、5月下旬には、夢屋国王と知恵比べを演じる好敵手でありますが、今日ばかりはカップリングが成立したばかりの新婚夫婦のハニーな生活を邪魔しないことにしてあげます。
           
国王の寛大な心を知ってか知らずか、王国内を我が物顔で歩いた挙句、雪の切れ間から何かを銜え上げました
画像では確認しづらいのですが、拡大してみると「ケラ♂」を見つけたようです。「ケラ」が成虫で越冬するとは聞きませんので、雪で保存されていた「ケラの死骸」を啄ばんだものと思われますが、ホワイトデーというのに、新妻にプレゼントすることもなく食べちゃいました^^;(←食べたムクドリの性別は、見た目では分かりませんので、これは創作デス。)
今年の初収穫は、国王が「ふきのとう」、天敵「むくどり」は、「ケラ」を一匹ということで、仲良く分け合いましたとさ・・・オラは「ケラ」はいらんけどね。
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梅にうぐいす

2010-03-14 06:26:07 | 夢屋ラボ
土曜日『夢屋王国』への最初の訪問者は、梅の倒木で羽を休めた「小雀」でした。「梅にうぐいす」「竹にすずめ」の組み合わせでご紹介したいところですが、里にうぐいすが現れるには、まだ季節が早いようです。日が長くなり、外の薄明かりとともに、早起きのすずめのさえずりが聞こえるようになりました。「むくどり」や「すずめ」が屋根の上で♀を追いかけたり、昨年まで営巣していた場所を覗き込んだりと、まだ不完全ではありますが、鳥たちのカップリングも進行中のようであります。
           
一日中、冷たい雨が降り続いた『夢屋王国』の住民登録業務も国王の重要なお仕事でありますが、「カニグモ」が両手を広げて自宅の壁に張り付いておりました。ややピンボケで掲載を断念しましたが、同じ壁面に今年の昆虫第一号、ご覧の「ユスリカ♂」を発見したしました。「ユスリカ」は1,000種類位、同定されているそうで、こうした小さな虫を一匹一匹、色や形態から分類する方(きっと変人扱いされるでしょうが^^;)もいらっしゃるのですよ。
「ユスリカ」は口吻が退化してしまっているので、人を刺すことはありません。触覚のフサフサが♂の特徴で、非常に見づらいのですが「把握器(クラスパー)・・・交尾の際に♀の尾部を挟み込む器官」がむき出しになっているので、♂であると確認できます。(こんなことを自慢げに書いている国王も充分、変人の域に達しております^^;)
 『蚊柱の それさえ細き 栖(すみか)かな (一茶)』
などと、赤貧の小林一茶の句をかみ締めながら、ぬくぬくと家の中から王国を眺める夢屋であります。
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