その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(よ・う)

2012-05-31 12:09:13 | 夢屋工房

『夢屋国王』の営業活動は、現在、絶好調…成果はこれからですが、種蒔きを盛んにしております。
動かすこと…人が動き、動かせば(汗をかけば)お金になり、物が動き、動かせばお金になる。お金が動き、お金を動かせばお金を生み、情報を得て、情報を伝えればお金になる。夢屋商会の商売哲学…とにかく、動かないと思われる物も動かしてみることで、意外な展開が待っている。一旦、動き始めると情報が集まり始め、また次の動きが出てくる…正直なところ『夢屋国王』の頭の中はグチャグチャですが、ジグソーパズルのように、一見バラバラなものが、微妙にはまり出すから面白い。成約にこぎ着けるまで、多少の時間は必要なようではありますが^^;
グチャグチャの頭を整理するには、お昼のデジカメ昆虫採集は欠かせない日課であります。本日は、今が盛りのヤマフジの画像から…花房が間延びしていて、栽培種と比較すると多少美しさに欠けますが、山際のあちらこちらで花を咲かせております。気の早いヒグラシやヨシキリの囀りも聞こえてくるのですが、残念ながらその姿を捉えることができません。


「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」

のろまな『夢屋国王』にしては珍しく、ホオジロの姿を捉えることができました。(鳴き声は、Wikipediaからの引用です^^;)YouTubeでも鳴き声が紹介されておりますので、興味のある方はコチラをどうぞ^^;
聞きようによっては、「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)と聞こえるなどと言われておりますが、皆さまのお耳にはどのように聞こえますでしょうか?

目の周りの縞模様が黒く、盛んに囀る様子を見ていると、彼は恋する乙女をナンパする♂に違いありません。杉林の中で、2~3羽のホオジロが盛んに鳴いておりますから、この山道は彼らのナンパストリートらしい…かつての新宿紀伊国屋書店前(古い^^;)、今では渋谷109…オジサンは良く知らないけれど^^;
必死に彼女(良き伴侶)を求める彼らでありますが、これから待っているのは、マイホーム建設と過酷な子育てでありましょうか?そう言えば、最近『第2サティアン』前の田んぼを、盛んにツバメが低空飛行をしております。飛びながら昆虫を捕らえるツバメの視力や狩猟テクニックに感嘆するのでありますが、残念ながら『夢屋国王』の画像ハンティングは、のろくて彼らを捉えることが出来ません。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」…日本一短い手紙で知られる『鬼作左』こと、徳川三河三奉行のひとり「本田重次」の作でありますが、お父さんたちは、戦場(酒場)でも家族を思っているのでありますよ…恋に酔うホオジロの鳴き声を聞きながら、陶酔する『夢屋国王』でありましたとさ。
ちなみに、フジの花言葉は、お気付きのとおり「陶酔」・「恋に酔う」であります^^;

 

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夢屋工房(で・あい)

2012-05-30 19:54:20 | 夢屋工房

昼下がり、同じ町内であるはずなのに、山側では雨が降ったようであります。どんよりと曇った日は、昆虫たちも葉裏に隠れたり、照度が不足してデジカメ昆虫採集には不向きなのでありますが、『夢屋国王』は今朝、早起きし過ぎてしまい、膨れたお腹を抱えていては午後から眠気に襲われてしまうので、気分転換に「大沢山」に出掛けるのであります。「田植え花」や「早乙女花」とも呼ばれるタニウツギの花が咲いておりました。国王的には珍しい花ではないのですが、枝がしなやかなことから雪の多い日本海側に見られる樹種であるとか…太平洋側に住む方々のために記念撮影であります。花の中に隠れているミドリカミキリご夫妻にお気付きの方は、目が肥えております^^;
『夢屋国王』は、6月5日生まれ…もうすぐ52回めの誕生日を迎えるのでありますが、国王の母親『ハナちゃん』は、若い時分身体の弱かった古老の替わりに、出産の前日まで田植えをしていたとか…したがって、「お前は、田んぼで生まれた子どもだから、きっと働き者になる…。」などと、勝手な思い込みを言い聞かされて育ったような気がします。タニウツギが「早乙女花」と呼ばれる由縁は、田植えの時期に花が咲くことと、この花を田植えをする早乙女の菅笠に見立てたことから来ているなどと言われておりますが、今では、こんな花笠を被って田植えをする乙女を見かけることはありません。むしろ、「早乙女太一君」の熱愛報道の方が、世の主婦層には気になるところでしょうか^^;

本日のお題は「出合い」…ん~難しい!!! ヨシの茎でにらめっこをしているアカハネムシと思われる昆虫であります。何故にらめっこなのか…『夢屋国王』には、♀どうしの接近としか思えないからであります。一方が♂ならば、触覚やお尻の形が少々違うのではないか…『夢屋国王』は「尻フェチ」…同じユニホーム姿の女性を見ても、後ろ姿(お尻の形状)で分類…失礼、誰だか大方検討が付くのであります^^;
同じような赤い昆虫なのに、以前紹介した「オオクシヒゲボタル」とどこが違うのか…ホタルの場合は、胸板がもっと角張っていると思っております。興味が無ければ、ただの赤い虫で終わりです。以前、職場の部下の結婚披露宴のスピーチを頼まれたことがありましたが、高畠町在住の20~30歳の♀とお隣の米沢市25~35歳の♂が出合い、結婚する場合の数を計算した結果をスピーチネタに使いました。約4,000万通りの組み合わせがあり、丁度、宝くじの一等当選確率と同じ…宝くじは当たる気がしませんが、結婚生活は、お互いの歩み寄りや理解で、当たる確率、外れる確率が大きく変動する…などと偉そうに講釈を垂れました^^;
出合い系サイトの無い自然界で、同種の♂と♀が出合う確率は、一体どのようなものなのだろう…♀の放出する性フェロモン(匂い)や食草という仲人を利用して、出合いの確率を高めているに違いない。今のところ、『夢屋国王』が「昆虫結婚相談所」を開設する必要は無いようであります^^;

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夢屋工房(あわ・わ…)

2012-05-29 12:14:23 | 夢屋工房

「本日、大気の状態が不安定で、所によっては強い雷雨となるでしょう…。」
不安定なのは、決して大気ばかりではありません。我が家のオッカーの気分に、職場の妊婦さんの情緒、友人である『貧乏父さん(H.N.)』の収入に、現政権の行く末など、不安定な要素を数え上げたら枚挙に暇が無いのであります^^;
さて、今朝とても良い天気だと思っていたのも束の間…真っ黒な雷雲が立ち込めたかと思うといきなりの雨であります。さらには、雹まで降って来ました。

大きいもので直径7mm~10mm位あるでしょうか…「雹を初めて見ましたぁ~!」という新人女子社員に、「うひょ~う!お前さんの真っ赤なプリウスの屋根に穴が開くぞぉ~!!」などと下らないオヤジの冗談を語る。
「雹が降るとどうなる?」(夢屋国王)
「???…。」(新人女子社員)
「農作物の葉っぱが破れ、リンゴや洋ナシの幼果に傷が付く。今は目に見えない小さな傷が、成熟する頃、傷や褐変して品質低下を招くのだよ…。」などと、今の業務には何の関係も無いウンチクを垂れ始める国王であります。
本日のお題は、「あわ・わ・わ・わ」…雹が降り出して慌てる様子も「あわ・わ・わ・わ」なのでありますが、この節、ヨモギや木の新梢に泡の塊が出来ております。巻頭の画像は、営業中に友人『貧乏父さん(H.N.)』の自宅近くの道路で見つけたものでありますが、アワフキムシの幼虫が作る泡の巣であります。

泡の中の住民を確認すると画像のような幼虫が出てきますが、カメムシ目(半翅目)の昆虫なので、セミやカメムシの仲間であります。通常、苦しんだり、しゃべりまくる状態を「泡を吹く」と表現しますが、彼の場合は口から泡を吹いているのではなく、お尻でシャボン玉遊びをしているのであります…つまり、オシッコ(排泄物)であります^^;
彼が排泄する少量のアンモニアと分泌腺から出される蝋(ワックス)が反応して、見事なシャボン玉を作っているのでありますが、石鹸(界面活性物質)は昆虫の気門(呼吸するための穴)を塞いでしまう可能性のある危険な物質なので、他の捕食者から身を護るバリアーなのでありますよ。
『夢屋国王』にしてみれば、彼を発見するための手掛かりになるだけで、決して防御壁にはなりませんけどね。
『貧乏父さん
』…この泡を集めて石鹸を作れば、天然成分100%…アトピーや美肌にも効果のある『夢の雫』として商品開発できませんかねぇ…訴えられるな、確実に…^^;

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夢屋工房(うたが・う)

2012-05-28 19:36:55 | 夢屋工房

突然ではありますが、アブラナ科(十字花科)植物の代表…キャベツの花からご覧いただきます^^;
四枚の花弁が十字架のように見えることから、昔は「十字花科」植物と呼ばれたのでありますが、最近の植物分類体系では「アブラナ科」と呼ばれるようになりました。ハクサイ・ダイコン・キャベツにカブ?当然、アブラナも同じ十字花植物なのであります。ちなみに、ナズナはアブラナ科、ハコベはナデシコ科であります。
さて、本日の『夢屋国王』は、昨日の補植を終えて遅いお目覚め…それでも、5時30分には起きておりました。重い身体を引き摺りながら、朝から追肥を撒こうと思うのであります。硫安…「硫酸アンモニウム」を追肥として与える。
一昨日、量販店から硫安2袋を買い求めており、動噴で撒くぞぉ~と思った刹那…あることに気付いたのであります。

画像の左も右も、同じ硫安であります。硫安(NH4)2SO4 は、無色の結晶であるはずなのでありますが、左は白い塊であります。「何じゃい、こりゃ~!!!」今は亡き松田勇作ばりの叫びを上げた『夢屋国王』は、製造元を確認するのであります。「Made in China」…見事に輸入品でありました。右の製品は、某総合商社『みんなの農協さん』の物であります。それぞれ、一袋20Kg包装で重量的には変わりありませんが、左の中国産は成分比20.5%に対し、農協さんは21%であります。お値段は当然、中国産の方がお安いのであります。
しかし、『夢屋国王』は、ちょっとばかり疑ってかかります。お値段が安くて、成分比がさほど変わらないのなら、断然中国産の「硫安」を使うべきなのでありますが…中国産と聞いただけで、不純物が混じっているのではないかなどと、疑いの眼差しを向けてしまうのであります。(中華人民共和国の皆さん、有らぬ疑いを掛けてご免なさい^^;)
中国産と聞いただけで、不純物を想像してしまうのは、日本では使用禁止の農薬が、輸入品として平然と売られていたり、生産物の残留農薬が心配になってしまうからに外なりません。一度、失われてしまった信頼関係を取り戻すためには、並々ならぬ努力が必要なのであります。農業は真摯に取り組まなければいけません。築き上げた信頼関係、安心・安全を食べていただいているのですから、そのイメージを脆くも崩壊させるようなことは、厳に慎まなければならないのであります^^;

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夢屋工房(こだわ・る)

2012-05-27 20:06:18 | 夢屋工房

goo友である『でぶざる(H.D.)』こと『くうちゃん』からは、「めんめ(昆虫)の画像は止めて…。」とお願いされておりますが、「Insect-World(野生の王国)」ネタを失ってしまうと『夢屋国王』のブログは成立しなくなるので、敢えてワカバグモが、ハチの類を捕えた画像を持って来ました。決して嫌がらせではありません。ごめんね!『くうちゃん』…デヘヘ^^;
カニグモ科のワカバグモは、網を張ったり、餌を求めてジタバタ徘徊したりはしません。葉にジッと止まって、近付く獲物にガバッと飛びつく…彼女の狩猟法には拘りがあるのであります。
さて、本日のお題は「拘り」であります。先週の土日に田植えを終えて1週間が経ちました。大規模な農家では、補植などという作業は行わないことでしょうが、『夢屋国王』は田んぼに這いつくばるように補植を行うのであります。畦畔から見る田んぼの中は、実に具合良く植えられたように見えるのでありますが、田んぼの中に入って見ると、欠株や1本苗の嵐…機械で植えたのか手で植えているのか分らなくなってしまいそうな補植であります。一日田んぼの中を徘徊し、疲れた身体を引き摺って帰ってくると、近所の『ユリコばあさん』が教えてくれます。
「小苗(こなえ;本数を少なく植えること)にすると、手直しが大変だよ…。」ですと!
「死んだオヤジは、大苗(おおなえ)にしないでくれ、小苗で植えてくれと、よく人に頼んでいたもんで…。」
そう応えて、ふと考える…1㎡当たり3~4本程度の植え込みにすると、どうしても1本苗や欠株が出てしまう。来年は、もう少し植え付け本数が多めの設定にしてみようか…。苗作りにも、人それぞれの拘りがあって、私は『セイジさん』に苗をお願いしているのでありますが、今年は薄撒きで苗が足りなくなかったかと心配してくれる。補植用にもらった『クワジマン家』の2枚ほどの苗は、明らかに厚撒きで、苗が重なり合うかのように苗箱でひしめいていて、1本々々が細いのであります。それぞれの考え方や拘りが出るものです^^;

我が在所では「けっつ(お尻)逆さにして働いている…。」などと、無心に働く様子を揶揄する表現がありますが、タンポポの花の花粉や蜜を集めているツヤハナバチの類は、正にこの表現どおりの働きぶりであります^^;
そろそろ、1回めの追肥と一発除草剤を散布する時期でありますが、除草剤はもう少し間を置いて、イネが充分活着してから散布しようと思います。そう、拘りと言えば『夢屋国王』が撒く肥料は、未だに硫安・尿素・塩化カリであります。今では、成分調整のされた水稲用の化成肥料を使うところなのでしょうが、私は春先の元肥に化成肥料を使うだけ…古老に教えられた追肥(古い栽培法)しか知りません^^;
植え付けから2週間以内に硫安を散布して、後は葉色を見ながら尿素を散布する…旧式ではありますが、肥料の値段が安いし、それなりに収量が確保できますから、これはこれで良いでしょう。その内、散布成分量くらいは計算しておこうと思うのですが、農作業が始まるとそんな余裕も無くなってしまうのであります。
さて、今朝は背負い型の旧式動噴で、硫安を散布してきますか…あとは、久し振りに春ハクサイでものんびりと植え込みますよ^^;


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夢屋工房(の・びる)

2012-05-26 19:13:41 | 夢屋工房

『夢屋国王』のマイミク…勝手に『狛ちゃま』と呼んでいる千葉県在住の『狛犬さん』からのリクエストを頂戴し、調子に乗って『夢屋本田(ほんでん)』の周辺の景色を一枚。リクエストを受けて改めて思います。栃木県や埼玉県北部までは、東北自動車道や東北新幹線の車窓からも水田風景を見ることができますが、東京や千葉県は、関東ローム層と呼ばれる土壌で畑のイメージが強く、また開発されて水田の風景に乏しい。自分では、当たり前と思っている風景が、当たり前では無い人もいるんだよなぁ~と^^;
機械による田植え作業が終了し、約1週間が経ちました。「田植え機械」改め「手植え機械」の方が早いのではないか…などと、近所の『ゆうジィ』に揶揄されながらも、国王自身は、初めての体験と結果に満足しているのであります。しかし、手直し作業が待っております。通常、1㎡当たり100本程度の苗を植え込むことが、栽培上の基本でありますから、一株当たり3~4本程度の植え付けが理想形と思っております。これから「分けつ(茎の発生)」を繰り返し、一株当たり、有効茎数(穂を着ける茎)が24本程度になれば、作況も良好という結果になる訳でありますが…。

田んぼの中に入ってみると欠株や機械植えの重なり部分で、例年以上に手直しが必要なようであります。今の農業技術では、敢えて疎植にすることで、有効分けつを増やすなどという理論もあるようですが、これは大規模農家の話…小規模農家では、労働生産性が悪くなろうが何だろうが、欠株を少しでも補って土地生産性を上げてやる…人間の欲は無限なのであります。1週間前に植え付けた一株を引き抜いて、根元の泥を洗い流してみますと、茶色い根(育苗箱時代の根)から白い根が伸びていることが分ると思います。もう1週間もすれば、簡単には手で抜けないほど根が伸びるはずであります。『夢屋国王』の滅茶苦茶な田植えでも、イネはこうして順調に育っているのであります。

かっかっか^^; 伸びると言えば、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、人間換算で女子大生位の年齢に達したはずでありますが、一本だけ乳歯が抜けない「鬼歯(八重歯)」状態であります。本日、朝から絶食させられて、掛かり付けの獣医さんに抜歯していただくことになりました。『夢屋国王』自身は、家が貧乏だったので(歯医者が怖かったせいもありますが)、歯の矯正治療などしてもらえず歯並びはボロボロだというのに、我が子以上に手を掛けているオッカーに少々ジェラシーを感じながら「さくら」の健闘を祈り、出稼ぎ先に向かうのであります。
思いのほか乳歯が食い込んでいたらしく、時間の掛かる手術だったようでありますが、帰宅するといつものように歓迎の甘噛み…抗生剤など処方されて、国王以上のVIP待遇であります。何たって、国王なんか少々の切り傷くらいなら、舐めてカットバンで治しちゃう人間ですから…もしかして、犬以上にワイルドかも^^;
さて、明日は補植を完了させ、明後日は一発目の肥料散布と、「さくら」の治療代を稼ぐ『夢屋国王』でありましたとさ…私は、犬の召使か?…とほほ。

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夢屋工房(あり・り)

2012-05-25 12:17:33 | 夢屋工房

朝の4時頃から活動(ブログUp)しているので、『夢屋国王』はお昼の弁当を食べると目蓋が急に重くなる。バラエティ番組のように目蓋にマジックで目を描いて居眠りしたいところでありますが、出稼ぎ先は決算期の最後の追い込み、部下の手前、喫煙所に出掛けて煙草を吸ったり、コーヒーを飲んで睡魔と闘っております^^;
気晴らしには「大沢山」の散策が一番であります。ワラビやそろそろ「ミズ」も採れる頃だと思いますが、せいぜい20分程度の散策ですから山の恵みはお預けにして、山道を歩いてデジカメによる昆虫採集を楽しむのであります。夏場は藪になってしまう場所に、黄色い花が咲いております。「キンポウゲに違いない。」そう思い込んで画像に収めるのでありますが、少々花や葉の形が違うような気もします。調べてみると、ミツバツチグリというバラ科の植物のようであります。思い込みと言うものは、間違いの元…「あれれ」の世界であります^^;

葉の上で、何の変哲も無いアリたちが何かに群がっているので、餌の正体を探ってやろうと上の葉っぱをめくって見ました。外敵の攻撃?餌の略奪?…アリたちがどう判断したのかは分りませんが、餌を遠巻きにしているアリたちが一斉に動き出し、明らかに警戒態勢を作っております。

とても小さなアリたちなので見づらい画像でありますが、三角形のお尻を上げて歩いている様子がご覧いただけるでしょうか?正確な種の同定は出来ませんが、シリアゲアリ属のテラニシシリアゲアリではないかと思われます。お尻を振り振りモンローウォーク…などと、悠長な事を言っていられません。これでも立派な威嚇行動なのであります。体長2mm程度の小さなアリでありますが、噛まれると痛いとか…平和主義者の『夢屋国王』は、これ以上、彼女たちを刺激することは止めておきます。女性を刺激して噛みつかれるのは、オッカーひとりで充分ですから^^;
夕方、早番で少々早めに家に帰り、畑にサンチュなどの葉物を植え付けようかと畝を立てておりますと、大農家『善助さま』が、田植え後の後始末をしております。
「上手に植えらっちゃがぁ?」(善助さん…国王より、3歳年下です^^;)
「アゴチャゴだげんと、なんとがなぁ~!」(夢屋国王)
「オレだって、20年以上やってんなぁ~ぜぇ~!簡単にいがねごでぇ~^^;」(善助さん)
青年団員時代は、彼とも良く飲み歩いたものでありますが、それぞれ結婚し、いつの間にか酒を飲む機会が無くなっております。「その内、善助さまを超える百姓になる!」などと、専業農家の『善助さん』に挑戦状を叩きつける無謀な『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(すす・む)

2012-05-24 12:15:20 | 夢屋工房

出稼ぎ先の決算整理と『夢屋水田』の補植(田植え後の欠株を補うこと)で、『夢屋国王』は右往左往しております。行うべき仕事が溜まってくると、さすがの『夢屋国王』もテンパって来るのでありますが、今年は何とか乗り切っております。パイプハウスを完成させたことや、思い切って田んぼの作業手順を変えてみたことで、昨年まで遅々として進まなかった水路の「ガツギ(マコモ)」刈りが2日で完了するなど順調な進み具合であり、焦る心を抑えつつ、その成果を評価する…まだ、出来ていないことを数え上げるのではなく、出来たことに自分を褒めてあげることで、逸る心を抑えるのであります^^;
出稼ぎ先の営業成績も、昨年までのベテラン中堅処の働きで、充分な成果を上げようとしております。『夢屋国王』は、只々、次の攻略戦のために小石を拾い集めては、頃合を見て水面に投げ入れる…静に澄んだ水面は、『夢屋国王』の投げ入れた小石で、着実に水紋を拡げていくのであります。
順風満帆と言いたいところでありますが、こういった時は、また、新たな問題が生じてくるものでありまして、友人『ユッキー』の鬱が悪化したようであります。力量の無い人間は、手を出すべきではないと頭では分っているのでありますが、生来のお節介癖が出てしまう。友人『ノロ君』や『ユッキー』の奥さんと連絡を取りながら、素人ながら善後策を検討するのであります。

こんな状態だから、折角撮り貯めた画像を納めたメモリカードを出稼ぎ先に忘れて来てしまいました。右往左往…『夢屋国王』の毎日は東奔西走などという働きではなく、右往左往という言葉が一番似合うような気がします^^;
心に余裕を無くしてしまうと、目の前に咲いている農園の花にさえ目が行かなくなってしまいます。今年、枝先に見事に花を着けたカリン(マルメロ)であります。この木も前オーナーが農園の端に植えたものでありますが、今年の秋には、道路改良工事で切られてしまう運命にあります。
カリンの花言葉は、「唯一の恋」そして「可能性」であります。一点の可能性があるのならば、進め!進め!
『夢屋国王』の進軍ラッパが鳴り響くのであります。(さて、これから捕植に出かけます^^;)

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夢屋工房(たの・しむ)

2012-05-23 12:04:49 | 夢屋工房

最近では、機械の性能も良くなり、水田の区割り面積も拡大しているので、大規模な農家では行わないであろう「補植作業」…田植え後の田んぼの中を歩いて、欠株を補って行くのであります。水田1㎡当たり100本の苗…15cm×30cmの株間・畝間と想定すると、一株当たり3~4本程度の植え付けが理想となる訳ですが…。
突然『夢屋国王』が田植えを自力で始めるのとは違って、農業技術や理論だって年々進歩しているのであります。補植作業をするどころか、疎植にして有効分けつ数を増加させるなどという考え方もあるのですから^^;
昨日、米穀集荷業者から予約数量の届出書が送られてきました。『夢屋国王』が耕作する24年度の水田面積は26.2aでありますが、生産調整のため、内35%相当の9.3aを転作しなければなりません。昨年まで、調整水田(代掻きして、いつでも耕作できる状態にしている田んぼ)としてきた『夢屋王国』内の水田6.5aに、今年「ひめのもち」を栽培しましたので、相当分の調整量として6.5俵(390kg)の他用途米(加工米)を供出しなければいけません。「ひめのもち」は、『夢屋国王』が作付けしている、うるち米「はえぬき」よりも収量が低下しますので、4俵収穫出来たとしても、全体では約1万円ほど売上が落ちる結果となります。作付面積が増加しているのに売上が落ちる…摩訶不思議な世界であります^^;

大規模な面積を経営するならともかく、高々25aの作付け面積でありますから『夢屋国王』は、労働生産性を極端に下げる結果となる「補植作業」を続けるのであります。ましてや、素人が初めて機械植えした田んぼは目立って欠株が多いのでありまして、補植用の苗を2~3本引き抜いては、欠株を埋める作業を延々続けるのでありますよ。
若い頃は、「補植作業などと言うものは、規模拡大の中で、その内やらなくなる作業だよ…。」などと、うそぶいておりましたが、そんな『夢屋国王』のホラ話も現実となって来ました。一方、農作業にスマートさを求めていた『夢屋国王』は、今でも土の中に這いつくばる様な作業を続けているのであります。それでも辛くないですよ…楽しいから^^; 2年前、転作田に水稲栽培を復活して、土壌発酵を起し、1ヶ月以上も1枚の田んぼと格闘したことを思えば、不揃いでも自分の手で植えた田んぼを歩き回るのは楽しい作業であります。
水田の畦畔に咲いたカキドオシの花の模様が、般若かしかめっ面に見えるのは私だけでしょうか?
しかめっ面に見えるカキドオシの花言葉は「楽しみ」なのであります。残りの人生、楽しまなくてどうすんのよぉ~!!!そう叫びながら、昼の弁当を食べると急に目が重たくなる『夢屋国王』であります。

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夢屋工房(か・ける)

2012-05-22 19:52:07 | 夢屋工房

昨日は、朝から金環日食の話題で持ちきりであります。今回のように日本列島の広範囲で金環日食という天体ショーが見られるのでありますから当然でありますが、山形県は緯度の関係で部分食の状態であります。『夢屋国王』は、二日間にわたる田植作業で、上半身が異常な筋肉痛を覚えております。起き上がるのも辛い状態でありますが、昨夜の宴の後片付けを終えると、田んぼに出掛け水の調整をする。植え付けてから約一週間で根がしっかりと張り(活着)、葉が伸びて分けつ(株の増加)を繰り返します。初期生育を順調に経過させることは、秋の収量に大きく影響しますので、この時期の水管理は重要な作業なのです。とは言え、自力による機械植え、初参戦の『夢屋水田』は手直し(補植…欠株を補うこと)が必要なようであります。これは当初から織り込み済みなので、今年は時間をかけて対応するつもりです^^;
他人様(プロ)の倍の時間を掛ければ、国王にも出来る…その位の悠長な気持ちで臨んでおりますが、少々、焦りが無い訳でもない。こんな時は、敢えてお昼の散歩コースである「大沢山」に向かうのであります。お決まりのカメラによる昆虫採集を行っていると、笹の茎で、ベニボタルが愛を語り合っておりました。「クシヒゲベニボタル」という種類ではないかと思うのでありますが、♂の触覚が櫛状で特徴的であります。このように触覚が発達している種は、♀の性フェロモンを感受する場合が多いのですが、これはあくまで『夢屋国王』の推量であって、正確性に欠ける記述であります^^;

7時39分…『夢屋国王』がお昼の弁当を作っているというのに、オッカーは厚紙のピンホールで「日食」を写し出して歓声を上げておりました。テレビに映し出される全国の金環日食の映像を見ながら、珍しく早起きした長女『有季菜先生』は狂声を発し、お隣さんでは庭石が必要無くなったからと言って、重機を投入し大きな庭石を削岩機で砕いている…我が家の愛犬『柴犬コウ(本名:さくら)』は、カミナリを恐がらないのに、初めて聞く重機のエンジン音に恐怖を感じて家の中を右往左往しております。何と騒々しく、品位に欠ける一家でありましょうや^^;
『夢屋国王』は、ひとり冷静を保ちながら、朝のお努めであるトイレに…電気を点けるのでありますが、何故か今日は暗いのであります…日食を見るためにサングラスを掛けていることを忘れておりましたよ…とほほ^^;


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