その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

幸福を呼ぶ青いカエル…

2024-06-30 05:12:55 | 巡礼

『あおげ~る』は「青蛙」であるけれど…

 むか~し、昔、山形県置賜地方に、細々と野菜を売って暮らす正直者の『おやじぃ』がいだっけど。貧乏暮らしを続けるある日、いつものように自慢のインゲンを収穫していると、普段は見かけない「青いカエル」が現れて、「オラ、突然お前に見つかって『あおげだ(青ざめた)』わ。」と置賜地方の方言で話したんだど。正直者の『おやじぃ』は、ネットで売り飛ばせば1万円、入場料500円を取れば長いこと左団扇で暮らせると良からぬことを考えだんだど。いやいや、今なら「YouTube」というものでその裸体をさらせばメジャーデビューだべぇ、などと良からぬことをあれやこれやと思案したらしい。正直者とは名ばかりで、余りにも強欲な『おやじぃ』を見て、またもや『あおげで』、出演(ギャラ)交渉前にどっかへ消えてしまったんだど。とっぴんしゃん(昔話の〆言葉^^;)
 とまぁ、強欲をかくとロクなことはございませんという教訓を含んだ昔話風のご紹介…ちなみに、黄色い色素が抜けた「青いアマガエル」の出現率は10万分の1であるという説もある。そのため『幸運を呼ぶ青いカエル』とも言われているようでありますよ。
 ならば、『おやじぃ』自慢の「ヤングコーン」をご贔屓の『実〇ちゃん』と『裕〇ちゃん』に押し売りしてあげよう…残念!二人ともお仕事がお休みだった。何とまぁ、『幸運を呼ぶ青いカエル』も効果なし。彼女たちは幸運どころか『小運』すら持ち合わせていないらしい。というか、しつこい『おやじぃ』と関りを持たなかったこと自体が『最大の幸運』だったりしてねぇ(笑)


『おやじぃ』の田んぼは羽化の最盛期^^;

 さて、『おやじぃ』推薦の「ホワイトコーン」は『〇天市場』で、10本 900円の値を付けていた。『おやじぃ』は、これを10本 200円で直売所の『オネェちゃん』に押し売りしましたよ。「騙されたと思って食べてご覧なさい。お父さんには騙され続けてきたけれど、やっぱり幸せだったと家のオッカーも言っているから…。」などと口上は忘れない^^; 希少価値の野菜も食べ方を知らないと只の『野菜屑』でしかないのだから…「もしも、味に不満があったなら全額返金するから。」とどこぞのテレビCMのような謳い文句を付けてね。直売所の売り子さんが、美味しさや食べ方を知らなければ、お客さんにも売れませんからねぇ。これまた販売促進費として経費で落としましょう(笑)
 はてさて、一個年下の町議会議員さんと今日の午後に『議論』する予定であります。彼は「有機農業」信奉者である。(『おやじぃ』は有機農業を否定している訳ではない。)有機野菜を学校給食に取り入れようとしている彼の熱意に疑問を感じているだけである。365日 170食程度の給食に材料単価の高い有機野菜を導入するより、豊富な種類の食材に充てた方がマシであるという考え方なんですけれどねぇ…彼は『議論』という言葉が大好きだけれど、『議論』で世の中が前に進むとは『おやじぃ』は思っていない。「美味しい」というひと言をとってみても、『おやじぃ』が「美味しい」と感じるモノを他人が同じく「美味しい」と感じるかは分からない。「有機農産物」だから安全で「美味しい」…何の根拠もないじゃないか。「青いカエル」は皆さんも「青く」見えるよねぇ…「安全」を考えるとその基準は一体何なんだろう?一定の基準を定めて『議論』しないと、只の思い込みの押し付け合いになってしまうわなぁ(笑)

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相手の顔色(葉色)をうかがう…

2024-06-29 05:27:47 | 巡礼

「イネの葉っぱ、あがぐ(赤く)なったはぁ~!」

 どこがですか? 我が在所では、イネの葉が黄変することを「赤くなる」と表現する。イネや小麦は、作物体の窒素含有率が高まると濃い緑色になり、逆に肥料切れの場合は、薄くそして黄変する。「赤くなった」という表現は、田んぼが肥料切れを起こしているというサインなのである。相方『チャオちゃん』の田んぼの作り方(栽培方法)は、『おやじぃ』のそれとは少々違うから、「こうすべきだ。」などと、ベテランに言う訳にもいきますまい。『おやじぃ』の場合は、定植後2週間、また、それから2週間を目途に追肥して、無効分げつを止める働きをする『ネッキアテ(中干し)』あたりに葉色を見ながら追肥を検討する…一方、『チャオちゃん』の場合は、定植後2週間は同じであるけれど、散布量は『おやじぃ』の2倍以上である。そして、2回目の追肥は、出穂期の1ヶ月前頃と決めているらしい。(それも大量に^^;)「他(の箇所)は良いのに、何でここばっかりあがくなったんだべ?ちゃんと平らに撒いたが?」とトバッチリは『おやじぃ』の散布の仕方に向かう^^;
「あのねぇ…田植え後、ちゃんと水見てた?何回か水きれったったべ。パチンコばっかりしてないで、水くらい掛けてよぉ。」と今さら言っても仕方がないので、3日ほど前倒しで追肥をしてあげた。それより何より畦畔の草刈りくらいしなよ…そうか、彼は草刈り機械を担げる体力がないかぁ…とまぁ、草刈りオプションも加えてあげましたけれど。(今年は『チャオちゃん』の田んぼじゃないみたい!と事情を知らない人は思うに違いない^^;)


エシャレット(らっきょう)とエシャロットは違うよ^^;

はてさて、一事が万事この調子だから、慣れたとは言え、彼とお付き合いしていると疲れますわなぁ。(それでも収量は上げるから、摩訶不思議^^;)人の「顔色を窺う(見る)」というのは、相手の気持ちを探るようで、あまり良い表現のようには思えないのだけれど、イネの葉色を見るのは、「葉色診断」という立派な技術である。(比色板もあるんだから。)緑色が濃ければ濃いほど良いかと言えばさにあらず。『おやじぃ』が作付けしている「はえぬき」は、肥料を吸収して熟してくれるけれど、「コシヒカリ」などは窒素過多は秋の倒伏を招き、また食味も落ちてしまうと言われておりますよ。適材適所…いやいや、その品種に応じた技術が存在するのである。
さて、『おやじぃ』が『合鴨隊長』となって進めていた「ヒエ抜き」は、適当なところで止めにした。長男『ポン太郎くん』に丸投げしている「夏秋きゅうり」が成り始め、農協出荷量ほどではないにしろ、直売所には出荷してみましたよ。あと、2~3日すれば、収穫と摘葉と水遣りに追われる日々になるに違いない。「お金を取りますか?命を取りますか?」…きゅうり農家に伝わる、言われ方である。毎年、きゅうりに負け続けているからねぇ…今年は、水と肥料の2点に絞って挑むつもりである。(丸投げだけど…)『おやじぃ』も早朝にコッソリ圃場を確認して、指示を出しているのだよ。今年は、少々長男『ポン太郎くん』の顔色も違うような気がする。褒めて伸ばし、調子付けば叱って伸ばす…コチラも葉色と顔色を窺いながらの挑戦になるようでありますなぁ(笑)

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イネは『大人』なんだよ^^;

2024-06-28 07:06:57 | 巡礼

イネとヒエが混在したら見分けられる?

 生きて行く上では、な~んの役にも立たないことではありますが、子どもの頃、「イネは大人だから毛が生えている。」と教えられた。(誰だ、こんな例えで教えたヤツは?一番下の叔父に違いない^^;)丁度、『ネッキアテ(中干作業)』前の今の季節、お袋に連れられて田んぼに前屈みになって「田の草取り」をさせられたっけ…などと50年も前の子どもの頃を思い出しております。今では、除草剤も進歩し、「田の草取り」などする人はいませんが(有機農業の場合は違うよ。)昨年、荒らしてしまった場所のヒエの勢いが止まらない。仕方が無いので、遠い昔を思い出しながらヒエ抜きをしておりますよ^^; さすがに、自分で田植えをして、15㎝×30cmに整然と植え付けられたイネの隊列を乱すヤツはヒエだと分かるし、『おやじぃ』クラスの『ヒエ取り名人』になると、イネの株に紛れ込んだヒエも指先で触った感覚だけで分かってしまう。(後から出たヒエの方が柔らかいし、色も薄いのである。)これだけの『ヒエ取り名人』になると、その内に宮内庁から「皇室献上用の稗を作付けしていただけませんか?」などと打診があるかも知れない。(そんなもん、ただの惰農を自慢してどうするのよ^^;)ご覧のように、イネの茎と葉を分ける部分を「葉耳」といって、確かに「毛」が生えていることを確認いただけるでしょう…耳に毛?最近、お歳を重ねて気になる「耳毛」…美容的には婦女子に嫌われますわなぁ。そうか!イネは『大人』じゃなくて、ご老体だったのだ(笑)


畦に腰かけて一服…

 さて、タンポポで吸蜜しているモンシロチョウの画像を撮ろうとしたら逃げられた。そ~っと近づいているのにねぇ…気付けば、もう一頭のモンシロチョウが飛んでいて(その距離2~3m位かなぁ?)近づく『おやじぃ』から逃げたというより、その蝶を追いかけていったから、モンシロチョウにもその位の「視力」があるに違いない。♂(縄張りに侵入)と見たのか♀(交際相手)と見たのかは分からない。10秒にも満たない時間で「追跡」を止めましたから♂と判断したのかも知れない。モンシロチョウは、紫外線領域での「色」を使っているはずだから、果たしてどんな風に見えているのでしょう?これまた、生きて行く上では何の役にも立たないことではある^^;
 はてさて、このように「生きて行く上では何の役にも立たないこと。」というモノは巷に溢れている。興味のない人からすれば、「酔狂にも程がある。」ということになるかも知れない。昆虫の『心』が分かる訳ではないから、自分(人間)にとって都合の良い解釈を加えていくだけである。そうねぇ、そうなのよ…でもねぇ、「本当は生きて行く上では役に立つこと。」にも目をつぶってしまう方が多過ぎませんかねぇ?「政治」なんて、その最たるものかも知れない。『偉く賢い先生』に任せておけば大丈夫…その結果が、今の日本である。社会主義社会は、いつの間にやら『支配国家』となり、自由経済社会は、いつの間にやら『競争社会』となって、自分で自分の首を絞め始めている。のどかに見える「昆虫社会」にも生死を掛けた『戦い』もあるように思える。良いのよ、いいのよ…『おやじぃ』は「耳毛」の生える、立派な『大人』になったから、ヒエの侵入くらい許してあげるのよ…な訳ないかぁ。抜いている人だもの(笑)

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翼をください…

2024-06-27 07:17:59 | 巡礼

赤とんぼ(アキアカネ)が一斉に羽化を始めた…

 田植えが早い大規模農家では『ネッキアテ(中干し)』作業が始まっております。十分な「分げつ数」が確保されているのかというと少々疑問が残るところでありますが、その分『大苗(一株あたりの苗の数が多い)』で植え付けてあるから何の問題もないのかも知れない。『おやじぃ』の場合は、10日程田植えの時期が遅いから、あと2週間後くらいの作業になるかなぁ?
 今は、前のめりになって田んぼのヒエを掻いているところ、そんなことをしていると、ようやく手足の出たアマガエルの『おタマちゃんず』や親が寝坊気味の『殿さまがえる』の『おタマちゃん』たちと鉢合わせ^^; そして、赤とんぼのヤゴも大慌てで逃げていく…チュウサギやゴイサギ、カラスの襲撃をかわしながら、ここまで育ち、ひと息ついていると田んぼの水が干されて万事休す。のんびりとその日を生きているようですが、生き残るための試練は日々訪れているようでありますよ^^;
 そして、何とか生き長らえて迎えた羽化の瞬間…朝の5時頃には水上に出て白い姿を現し、ようやく羽が固まってきた頃に違いない。折からの強風に煽られながらも、しっかりイネにしがみついておりますよ。彼らが次に向かう先は、山や谷沿いの『避暑地』…敵から逃げ切れたことなどすっかり忘れて、『おやじぃ』は『避暑地』で優雅に過ごすアキアカネたちを妬むのでありますよ。「良いよなぁ~アンダらは…オラなんか原チャリで家と田んぼを往復する日々なのに…」なんてね。しかし、思い直して声を掛ける「秋になったら戻っておいでよ。今の日本と違って、アンダらの次の世代を育て上げる『余力』が、この田んぼにはあるから…」なんて、日本の有り様に精一杯の皮肉を込めてね(笑)


『ノロ社長』もお帰りなさい^^;

 さて、千葉県勝浦市まで長距離運転を終えた友人『ノロ社長』も無事に帰ってきた。何事もなく…いやはや、前回と同様に携帯カーナビは帰り道を別のルートで表示し、前回荷台を擦ったトンネルのある道に誘導したようである。トンネルの中央をそろりそろりと走行したらしいのだけれど、今回は入口付近で擦り、前進を断念して引き返して別ルートを探したとか^^;(前回、スピードを出して抜け出せたことが『奇跡』としか思えない。助手席の『おやじぃ』でさえ、「高さが足りねぇ~危ねぇ~!」と声が出掛かった場所だもの。)「君はやはり何かをもってるよ!」と前回の幸運を褒めたたえた『おやじぃ』であります。
 はてさて、赤とんぼのように『おやじぃ』の背中に翼があったなら…1971年にフォークグループ「赤い鳥」が発表した「翼をください」という曲を思い出す。「この大空に 翼を広げ 飛んでいきたいよ~♪」「悲しみのない 自由な空へ 翼はためかせ~いきたい~♪」なんてなぁ…「今の世の中、右を見ても左を見ても 真っ暗闇じゃ~ありませんか…」いつの間にやら、鶴田浩二さんの歌詞に変わっている。そうねぇ、東京都知事選でも、若者対策、教育問題も争点にされているようである。『老人福祉』よりも『若者対策』…世代がつながっていかなければ、『老人福祉』も空経文だもんなぁ…遅きに失した気もするけれど(笑)

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始めは処女の如く…

2024-06-26 06:42:10 | 巡礼

戦闘は2日間、合計3時間で終結した^^;

「田面(たづら)」の汚い箇所(ヒエとホタルイだった^^;)を3日間ほど掛けてきれいにしました。(あくまで自己満足の範囲で…)もしも、「田んぼ」が女性名詞だったなら、『面が汚い』などとは不穏当な発言であるけれど、この時期、畦畔から眺めて「田面」がきれいか汚いかというのは、重要な点検ポイントだと思う。「田面」が汚いのは、雑草がツンツンと出ている証拠であり、特にこの時期、イネは「分げつ期(茎から新たな茎が発生する時期)」に入っているから、見誤ると「今年は分げつが盛んで、イネも繁茂している。」などと勘違いし、繁茂しているのはイネの中のヒエだったなどということも過去にありましたっけ^^;
次の戦いの相手は「ネギ畑」…苗を定植してから丁度1ヶ月で、既に草に埋もれております。毎年、この時期に草に負けてしまい、7月には草で覆われてしまう。今年も覚悟してひと畝草むしりしてみたのでありますが、ソクソクと抜けてくれるんだなぁ…雨が降らないお陰で、粘土質の土が固まらず、雑草の根張りも悪いようである。『敵』が弱いと踏めば、一気呵成に畳みかける…2日間、合計3時間で「完全勝利宣言」を発した『おやじぃ』でありますよ。しかし、草むしり中に、『根切り虫(ヨトウガの幼虫)』が10匹程度出てきまして、その度に捻り潰している。まだまだ、いるはずだから、今度は『大量殺虫兵器』を撒かなきゃいけないのかねぇ…こうしてみると、『戦争』とは、弱い者イジメをしているようなモノだと思う『おやじぃ』でありますよ。さて、大規模なネギ農家はどうしているのかねぇ…ネギ専用の除草剤が存在するようでありますよ。(やっぱり^^;)


『鳥取県遠征』に向けてキャンプの訓練を…

さて、友人『ノロ社長』は、今年10月に鳥取県で開催される「ねんりんピック」に山形県代表の一員として参加する。彼らは、飛行機で移動する予定であるけれど、元々、鳥取便は運航本数も少なく、その時期は予約で満席のようである。彼にとっては一世一代のことであるから、勝手に応援に行くことを決断した…人生で最後になるであろう軽ワゴン車を購入し、キャンピングカーよろしく、車中泊で鳥取県まで追っかけするつもり。ガスストーブ、フライパンと車中自炊をするためのグッズを少しずつ買いだめし、旅行費用の節約と勝手気ままな、老後の『自由』を満喫する予定である。(ん~?冷凍食品は便利だが…車じゃ~電子レンジは使えないかぁ^^;)
はてさて、「孫子の兵法」にいう「始めは処女の如く 後は脱兎のごとく」…初めは弱々しく見せて相手を油断させ、のちは素早く動いて敵に防御する暇も与えないという「兵法」である。コチラの当面の「敵」は、恐らくオッカーに違いない。(何たって、不在の間、愛人『シロ♀』のご飯をお願いしなければいけないのだから^^;)何か、相手を油断させるグッズは無いものか?今年は、年金を頼りに、トラクターのアタッチメント代金を借金しているからなぁ…ここは「恭順」の姿勢を当面貫こう…ハイハイと言うことを聞き、コツコツ働いて、お酒も控えめに、夕食までには帰ります。後は、脱兎の如く、逃げる一手だわねぇ…しかし、追手の『山姥』は走りも速いらしい(笑)

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死んだふり?どっこい生きてます^^;

2024-06-25 06:01:04 | 巡礼

タマネギは「多年草」だったんだなぁ^^;

1986年、衆参同時選挙を目論んだ当時の中曽根康弘首相の取った一手は「死んだふり解散」と言われましたなぁ。(権力を死守しようとする方々は何をしでかすか分からない^^;)今年は暖冬の影響か、とう立ちしてしまったタマネギが多いようであります。昨日、タマネギを収穫してみましたが、実に立派でしょう?(大きな形の良いモノだけを上に置いているクセにねぇ…見栄を張るのも大概にせいや^^;)実はこのタマネギ、一昨年の11月に苗を植え、昨年は体調不良で仕事をサボって、収穫せずに放置してしまいました。夏の間は草の中に隠れ、また冬を越し、春にセイタカアワダチソウなどの枯れた雑草を刈り倒しただけ…マルチの下で腐ってしまったようだ。事実、一部鱗茎はグチャグチャに軟化したのでありますけれど、芯だけは残ったんでしょうなぁ、あれまぁ、またタマネギになったという次第でございます(笑) つまり~二度の冬を越した『足掛け三年タマネギ』ということになりますよ。世に「三年味噌」という熟成味噌がありますが、こちらは『熟成タマネギ』…おそらく良い味を出すに違いない。ただし、全てとう立ちしていますからB級品…売り物にはなりませんが、自家用には問題ないでしょう。ネギ、ワケギ、ニラとユリ科ネギ属の植物ですから、タマネギだってこうした作り方(分げつ)もあるんだなぁと改めて感じた次第…惰農極まれりの世界でありますけれどね^^;


ネギ畑はちゃんと除草してますよ^^;

さて、ならばネギも…他の作物に掛かりっきりで、こちらも草にまみれてしまいました。予め覚悟はしていたことでありますが、暑いさなかで草むしり…今年はチト違うゾイ?いつもならひと畝草むしりするものならば、しっかり根を張ったオヒシバで、手が痙攣するような状態になるんですけれど、今年はスカスカ抜けてくる…雨が降らないから土が耕運されたままの状態で締まっていないのねぇ。ならば、このまま雨降るな!という訳にも行きますまい。昨日から東北地方南部も梅雨入り…スイスイ抜ける内に除草作業を終わらせないと、また泣きをみることになりますからねぇ^^;
はてさて、土が柔らかいと草も抜ける。強いて言うならば施肥のために『おやじぃ』が歩いた畝間のオヒシバがしっかり根を張っているようであります。なるほど、草は叩けば叩くほど丈夫になるのねぇ…ならば、これを教育の場に導入して…今時「叩く」などという指導方法を取ったならば、即刻、クビである。「叩く」と言えば、現)岸田総理…あ~あ、国会が閉会した途端に身内からイジメられているようでありますよ。中途半端な政治資金規正法改正に賛成しておいて、岸田総理の下では選挙を戦えないってどういうこと?政治(自民党)不信は、貴方たちに向けられている国民の嫌政感情であって、岸田首相独りにその責を問うというのもいかがなものか…止めとこ止めとこ、叩けば叩くほど彼らも「強く」なるから^^; 死んだふりの「岸田総理」もタマネギと同じように生き返ったりして…『政治屋』の世界ほど不思議なものはないよなぁ(笑)

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百まで生きて何が楽しい…

2024-06-24 05:28:49 | 巡礼

ナスは、その約90%が水分…栄養価は?

待っておりましたこの季節…山形県置賜地方名物の「薄皮丸ナス」の一夜漬け(瓶漬け)であります。友人『ノロ社長』は、千葉県勝浦市までトラック遠征だから、彼の体力を気遣って「義経焼(羊肉)」と「茄子漬」を差し入れしましたけれど…ナスって栄養あるのかねぇ?
栄養士さんのHPによれば、副菜だからナスに含まれるカリウムに注目すべきらしい。つまり~体内ナトリウムイオンの再吸収を防ぐ効果(ナトリウムを排出する。)があるんですと…結果、『ノロ社長』のような高血圧症には効果効能あり!しかし、塩漬けが基本の食べ方ですから、果たしてどうなのよ?むしろ、暑い盛りに大汗をかく肉体労働者には、適度な塩分補給食材。そして、何よりご飯とお酒がすすむ君!結局のところ、身体に良いのかどうかは分からない。これを世の中では『利益相反野菜』というらしい^^; 昔は経口補水液とかポカリなんて無かったから、体内イオンバランスを整えるには有効な副菜であったに違いないのである。その茄子漬さえ、「うちの花子(我がお袋)は、茄子漬をバクバク食べる。俺は(我が祖母)茄子漬1個で、茶碗1杯のまんまが食える。」と嫁いびりされていたようである。「そうした若い頃の食生活で私(我がお袋)は身体を壊した。」とお袋は語っていたけれど^^; 子どもの頃は、がんがんに塩を振って水分を抜いた「茄子漬」か味噌漬けが定番だったから、それで「水ご飯」をサラサラ掻きこむ…そんな食材で身体がもつ訳が無い。そして、定番の高血圧症…それでも長生きするのだから頑丈な肉体を持って生まれて来たに違いないのだ(笑)


イネは「分げつ期」に入っております。

さて、『おやじぃ』は、昨日も『合鴨隊長』として、田んぼのヒエ抜きをしておりますよ。田植えから2週間を目途に追肥(硫安)して、さらに2週間して追肥(尿素)する。意味など分からないけれど、親父に言われ手帳にメモした栽培管理をそのまま実践しております。こうしてみると、1度目の追肥は活着後の肥料、2度目の追肥は「分げつ(茎の根元から新しい茎が出てくること)」の促進効果があるのだと得心する。ピッタリくっついて植え付けられたイネの苗の根元が広がり、上から見ても「空隙」が出来ていることが分かる。親父の教えや教科書を、今、実戦で再確認しているところであります。無限に「分げつ」を繰り返せば良いというものでもなく、穂が出る「有効茎数(一株当たり26~28本くらいかなぁ?)」に達すれば、田んぼの水を一旦切って干し上げる。我が在所では『ネッキアテ(中干作業)』というのだけれど、あと3週間程度でその時期(折り返し地点)に達することになる…そこまで仕上げれば、あとは身体を休めることが出来るんですけれどね^^;
はてさて、東北人は塩分過多とよく言われる食生活である。『しょっぱい(塩辛い)味噌汁』はダメ、漬物はダメ…塩鮭に醤油をかけて食べるなんて『自殺行為』であり、ご飯の食べ過ぎは胃がんの要因にもなる。「はぁ?うっせぇ うっせぇ うっせぇわ♪ あなたが思うより健康です♪」と「Adoちゃん」の歌詞をぶつけてやるわい(笑) 大体ねぇ、自分の診断カルテに何て書いてあるのか知ってるの?「本態性高血圧症」だって、何なんだそれ?結局、原因は分からないけれど高血圧です…それも、一律135超えたら血圧降下剤飲みましょうですから。それが健康なんですかねぇ…こちとら大汗かいているのに塩分摂らない方が、よっぽど『自殺行為』だわ。食べたい物を美味しく食べて、それが健康…味もしない味噌汁飲んで、百まで生きて何が楽しい?病気になると急にシナシナ萎れる『おやじぃ』のくせにねぇ(笑)

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「田の草取り」は夏の季語^^;

2024-06-23 05:15:58 | 巡礼

季語とは、特定の季節を表す言葉…

だから~モノによっては「風物詩」でもあるわなぁ^^; 田植え後一週間、しっかり除草剤を撒いたのに、2ヶ所だけ「ヒエ」が大繁茂(昨年、荒らしてしまった場所でもある。)「クリンチャー」というヒエ専用の除草剤も集中散布したのだけれど、ある場所は消え、そして、コチラはご覧の状態…下葉は少々赤くなっているものもありますが、このまま放置するとイネの中にヒエが出ているのではなく、ヒエの中にイネが出ている状態になってしまう。ヒエもトウモロコシと同じ「C4植物」のはずである。盛んにイネ周囲の養分を吸い、イネは風前の灯…。「トドメ」なる商品名のヒエ6葉期まで効果のある薬剤もあるようだけれど、毎日1時間ほど3日間がんばれば、何とかきれいになるでしょう。『おやじぃ』は最終兵器である『手クリンチャー』を使用することにしましたよ。
有機農業実践者なら『合鴨除草』…こちとら「合鴨」なんか飼っていないから、有能な『合鴨隊長』が独り号令を掛ける。「前~スメッ!」(そう大声で号令を掛けるときは「ススメ」などと、明瞭な発声はいたしません。短縮形の「スメッ!」が常識…消防団員だったのでね^^;)結構、きれいになるもんでしょう?その代わり、時間は掛かるし、腰も痛い。ところで、抜いたヒエはどうするの?子どもの頃は、手で丸めて田んぼの土の中に埋めろと教えられましたけれど、今は、手で水をぎゅ~っと絞って畦に放り投げる…そして、考えましたなぁ…「オラって、結構、コントロール良いじゃん!」5~6mほど離れた『中グロ(田んぼと田んぼの間の畦)』にほぼ100%乗っかるもん!たまに、お隣の『善助さん』ちの田んぼに入ったやつは後から拾ってますけれど(笑)


「お父さんお疲れさま…ビールも付けたわよ」

そんな優しい労いの言葉がオッカーから出る訳がない^^;
さて、今朝は久しぶりの雨である。雨が降るとなると、畑仕事の組み立ても変わってくる。そろそろ雨を利用して「秘伝豆(中・晩生の枝豆)」を蒔きたいし、ジャガイモ畑は雨で雑草が勢いづくはずであるから除草もしたい。しかし、昨日は午後3時頃でも『空から陽が降ってくる。』…こんな時に野良仕事をするのは『狂気の沙汰』である。切れなくなった草刈り鎌を4丁ほど日陰で研いで夕方の準備をしたのでありますが、切れ味を確かめようと裏の畑にいってみてビックリ!放任している小玉スイカとアンデスメロンが繁茂しておりまして、子蔓が伸び放題…マルチとの間に敷き藁(敷き草)をしたいところですが…。ジャガイモ畑に伸びたオヒシバを刈り取って敷いていたのだけれど様子が変…いとも簡単に抜けてくる。雨が降らないものだから、雑草自体が根張りも悪く、土も雨が当たっていないから固まっていないのよ。ならば、手で抜いて敷き藁替わりに敷いて…これを一石二鳥というらしい^^;
はてさて、ようやく山形名物「薄皮丸ナス」も収穫できて、これから「瓶漬け」で夏の食欲不振に対抗できる…しかし、今、スーパーでいくらするんだ?ようやく見つけた「丸ナス」のお値段は、400gで840円。高い、高過ぎる。自宅の「瓶漬け」分を確保して、さて直売所に持参して値付けに迷ってしまいましたが、ワンコインならお買い得、お買い求めしていただけるでしょう…と品物を置いた途端にお買い上げいただきましたよ。「田の草取り」は夏の季語ではあるけれど、有機農業実践者くらいしかやらないから、そんな光景も見れなくなりました。今や「茄子の瓶漬け」が季語になりますかねぇ…山形県置賜地方では(笑)

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オワリはじまり…

2024-06-22 07:24:20 | 巡礼

もうすぐ今日が終わる~♪

やり残したことはないかい♪ そりゃ~アナタ、手が回りませんものやり残したことは明日ですわ(笑) 春菊に花が咲き、春野菜の終わりを告げ、紅花の花が咲いて、夏野菜の始まりを告げる。ホワイトコーンの雌穂も顔をのぞかせたから、あと1ヶ月もすれば第1回目のトウモロコシが収穫できるはず。夏秋きゅうりは、初成りの2本を収穫したようである。(本当は、ひざ下のきゅうりは摘果してしまい、もう少しだけ株を養生すべきなのだろうけれど、長男『ポン太郎くん』もきゅうりの勢いに負けてしまい手が回らないようである^^;)『おやじぃ』はと言えば、止せばいいのに、どうしても絶えない田んぼのヒエの列を、手作業で掻いてみた…腰が痛てててて^^; 子どもの頃、お袋に連れられて『田の草取り』をさせられたことを思い出す。半袖の腕がイネの葉先でチクチクと痛く、うっかりすると目を葉先でつつきそうになる…子どもの身体でそうだから、6月末頃の作業だったに違いない。地元の有名な有機農業家の夏の田んぼを見れば、水田雑草でまみれているから、そんなに気にする必要もないのかも知れない。「律儀(神経質)」な性格って、身体を疲れさせるものかも知れませんなぁ。そして、昨日、何とか6月の専従者給与を支払いましたよ。(何とか春野菜の売上金で資金繰りがつきました^^;)…ああ、『おやじぃ』も農場長ではなく、一従業員として働きたい…気分的にはその方が楽ではあるけれど、まぁ、好き勝手なことをやれるのも農場長だからと諦めるしかないようですなぁ(笑)


今年は露地のスナップエンドウに挑戦…

さて、今年の目標は、畑の作付け回転率を上げること…雨除けハウスのスナップエンドウに続き、切れ間なくスナップエンドウを出荷できないだろうか?画像はハウスの中のようだけれど、天幕は張られていないのよ…けれど、スナップエンドウの肌色は、今ひとつのようでありますなぁ…風や雨、日差しで『お肌』は少々痛み気味。(女性のそれと同じようにお金を掛けたお手入れ(雨除け、風よけ)が肝心なようであります^^;)今までの反省を活かして、今年は資金も投入しているから、そろそろ回収にかからないといけないねぇ…身体の疲れに作物は必ず応えてくれると信じているのだけれど、アハハ、一方的な片思いだったりしてねぇ(笑)
はてさて、藤井聡太8冠が「叡王戦」に敗れ7冠に…伊藤匠七段が新「叡王」に。このところ、若手の台頭が著しい世界でありますなぁ。AI予想の「奇手」を指すんだから、『大人の常識』というものを超えていくところが素晴らしい。得てして『大人の常識』というものは、大きな失敗をしないための、そこそこの生き方であって、必ずしも『正解』ではないのかも知れないねぇ。日照りの年は年なりに、雨が続く年は年なりに、植物たちは花を咲かせ実を付けますものねぇ…刻々と変わる条件に対応できるのが『技術力(経験)』なのかも知れないのだけれど、時として大きな一歩を踏み出せないことにもつながってしまうかも?やっぱり若さっていいよなぁ「かりゆし58」の曲「オワリはじまり」のように、それで終わらないところが若者の特権だわさ(笑)

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ぷかりぷかりと…

2024-06-21 07:31:46 | 巡礼

山形県の花「ベニバナ」が咲きました。

「お金にならないモノは植えない。」…といって、花が嫌いな訳ではない。今のところ、手入れをして楽しむという『心と身体の余裕』がないだけであります。したがって、これは売れるのではないかと思う花は植えるし、手入れもする^^; 昨日、事務バイト先の会長宅に所用でお邪魔したらユリの花が満開でした。「ユリの花を見事に咲かせていらっしゃいますねぇ。」と応対に出てくれた奥さんに声を掛けたら、それまで不愛想だった奥さんの顔が笑顔に変わりましたよ。(さすが、『おやじぃ』は、おべんちゃらのタイミングを心得ている^^;)丹精込めて作った花を褒められて、うれしく思わない方はいらっしゃらないと思うけれど、生活費を稼ぐのに追われているから、おべんちゃらをいただくより、『鑑賞料』をいただきたいのである。(当然、『おやじぃ』は払わないけれど^^;)
「ベニバナ」もまた観光客相手の直売所なら売れるかも…という発想である。生花で、ダメならドライフラワーでとこれから可能性を探るところでありますよ。間違っても、花弁を摘んで、紅を作ろうなどとは思ってはいないのでありますよ。
はて、相方『チャオちゃん』の田んぼは、ヒエが絶えない。「クリンチャー」というヒエ専用除草剤を使ってみても効果なし、仕方がないので次の除草剤を探したら「トドメ粒剤」という商品がありましたよ。(すごいネーミングである^^;)説明書によるとヒエ6葉期までは効果ありとされているから、これがダメなら昔ながらの『手トドメ』(手掻き)だわねぇ(笑)


研修土産の冷たい肉蕎麦と「ぺちょら漬け」

さて、ヒエまみれの田んぼを眺めていたら「タニシ」がぷかりぷかりと浮いている。以前にも見た記憶があるのだけれど、「タニシ」は這うだけでなく、泳ぐんでしたっけ?などと吞気なことを考えている。表面張力を利用したものなのか、「カタツムリ」の場合は肺呼吸をするから、もしかすると『肺』に空気を貯めて?なんてことがあったりしてねぇ…水に浮かんだ姿を見ながら、『あてどない旅』も良いもんだわねぇなんて考える。軽ワゴンが届いたら、寝袋積んでお出掛けしてみるかなんて気持ちになってます。(集落役員の任も解けたし、そろそろ自分のための人生を生きても許されるよなぁ…という甘い考え^^;)
はてさて、選挙権はないけれど、東京都知事選挙の模様を楽しませていただいている。果たして「東京都」は、いち自治体なのか?国民みんなの首都なのか…。当然、首長としては、都民のための都政を訴えるに違いない。しかし、「首都」としての機能を持つ自治体の長として、それだけで良いのだろうか?多くは地方からの『移民』によって活力が維持され、一方では、働きを終えたお年寄りの孤独な団地も存在する。場合によっちゃ、年金暮らしのお年寄りを『地方移住』などという甘い言葉で押し付けてくるからねぇ…地方は人材を提供し、無用となればお引き取りを願われる。地方の人材供給能力が落ちれば(少子化)、花の東京だって枯れてしまう運命共同体だと思うんですけれどね。東京に人が集まるのは、そこに魅力があり、生活が便利だからに違いない。地方に『ミニ東京』らしきものを作ったとしても、それはどこか違うんだよなぁ…。小池さん「少子化は本来国の問題」などと逃げないで、蓮舫さん「国会議員の裏金問題を都政に持ち込まないで」、田母神さん「5万人の自衛官を動かした自信がある」などと経歴を自慢しないで(部下たちが動いてくれたんじゃないの?)etc.それぞれの切り取り主張に耳を傾けながら、地方の選挙もこうして取り上げられたなら、少しは活力のある世界に思えるのだけれど…ぷかりぷかりと漂う、浮動票にもならない『おやじぃ』が何を言うってかぁ(笑)

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