その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

いよいよ田植え

2019-05-23 03:09:25 | 新規就農

1年で1日半しか稼働しない中古の田植機

「一年を十日で暮らすいい男」…江戸時代の相撲興行を詠んだ川柳でありますが、我が家の田植機は「一日半」…『さなえちゃん』は、我が家では小さな田んぼを一列植えただけ…二条植えは、苗が歩行路に寄ってしまって、私には扱えない。(他所様の田んぼでは、植え残し部分を補完して活躍したことがありますけれど^^;)
『正やん』に至っては、我が家に来てからでさえ既に9年め、30年選手ではないでしょうか。こんな規模の田んぼですから機械の買い替えなんてあり得ない。昨年から昇降スイッチの摩耗でリフトが上下せず、イライラが募って田んぼで大声を張り上げておりましたけれど。(他所様は既に田植えを終えておりますので、少々吠えても誰もおりません^^;)今年は、一週間も前から外に出して日光浴…そして、ナデナデ。(結構、中古機械のご機嫌伺いには、ナデナデが効くんです。)昇降スイッチの摩耗なら、ちょっとした操作加減で動くのではなんて、連日慣らし運転をしておりましたが、「この場所なら入るかも?」という何の確証もない勘で、最も小さな田んぼ1枚に突撃!悪戦苦闘している内に、エンジンを吹かせば上がることが判明(油圧オイルの問題では無いとの昨年の結論でしたが…。)『正やん』もお年を召されて、パワーが無くなって来たのよねぇ^^; 少々、ガソリンは消費しますが、これで今年も何とか乗り切れるでしょう。(と、何の根拠もない状況で田植えを行うのであります。)
勤めていた時は、『夢屋本田』を一日で終わらせなければならない。そんな制約から雑な植え方になっておりましたが、今年から365日、年次有給休暇取得中の身でありますので、『夢屋田』に半日、『夢屋本田』に半日と半日…都合、3日間掛けてのんびり田植えをしようかと思っております。というか、畑作を中心にがんばろうと思っておりますので、そろそろ、苗の植え付けや日々の少量出荷が気になるんです。イライラしながら手直しするよりよろしいかななんて考えましてね。さて、本日は『夢屋田』の植え付け…茄子の植床造りを長男『ポン太郎君』に丸投げし、農場長は、春の田んぼをスイスイと走るのであります。(お願い!『正やん』のご機嫌が治っていることをお祈りしてね^^;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

免許証返納

2019-04-26 04:56:40 | 新規就農

三人寄れば文殊の知恵^^;

恐るおそる覗いたスーパーへの初出店は「完売」でした。(調子に乗って、また出荷しましたけれど…^^;)
高齢者の運転による車の暴走で、命を失われた母子のご冥福を心よりお祈りいたします。車の誤操作による事故が後を断たず、特に高齢者の免許証返納に関する報道が繰り広げられております。我が家の場合は、82歳の亡き父が、たて続けに物損事故を起こし、2度目の事故の時に自家用車の車軸が折れてしまい全損状態…幸い双方に怪我はありませんでしたが、車の買い替えを悩んでいる内に病気で入院してしまい、帰らぬ人となってしまいましたので、免許証の返納に関する会話は無かったような記憶であります。ただし、「自爆して死のうが勝手だが、人だけは巻き込まないでくれ。」と冷たい言葉だけは掛けていたような気はします。
テレビのコメンテーターの方々は、便利な都会暮らし…日常の足として公共交通機関の便には恵まれております。一方、田舎暮らしの老人は…バスは日に何本、電車も1時間に1本の生活であります。私も高校生時代は、30分以上待つことに慣れた生活をしておりましたが、一度、都会の分刻みのダイヤを経験し、自家用車という手段を手に入れるた途端、待つことが出来なくなりました。
車の維持費を考えれば、タクシーの方が安い!良く聞く議論でありますが、「終わりの見えない病院に行って、外の調剤薬局に回り、買い物をしたいのに、その都度タクシーを呼べるかい。(田舎では、タクシーを拾うのではなく、電話で呼ぶものですから^^;)息子や嫁だってそんなに暇じゃない。」そんな年寄りたちの声が聞こえる。
事故には遭いたくないし、起こしたくも無い。しかし、老化(運転技術の衰え)は自覚しなければならない。ならば年寄りは大人しく引き篭れということか?交通弱者となった時の自分に重ね合わせると、免許証返納のタイミングの見定めに甚だ自信がない。そうそう、長男『ポン太郎君』に我がエクストレイルを引き継ぎました…通勤に使わないとバッテリーが上がってしまいそうなのでね。オヤジは当面、原チャリと軽トラで充分であります。(運転を止める訳じゃありませんが…。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けんもほろろ

2019-04-10 07:12:48 | 新規就農

彼女が訪問してくれました(^O^)

「ケン、ケーン!」甲高いキジ♂の鳴き声に目が覚める。彼は勝手に『夢屋農園』を我が領土であるかのように縄張りを主張しておりますが、『夢屋農場長』だって負けてはいられません。確かに荒れてはおりますが、今年は立派な農地として活用するつもりですから、枯れ草を少しずつ焼いて足場を固めております。キジ♂と人♂との意地の張り合い…強風で人♂は農作業が進まず苦労しておりますが、キジ♂は3月中旬から縄張りを主張し、彼女をお誘いしていた努力が実って、昨日ようやく彼女の訪問を受けたようであります。(目出度しめでたし…農場長にとっては目出度くはない!)
さて、「けんもほろろ」とは、お願いしても取り付く島もないさまを指す言葉でありますが、キジ♂が婚姻行動(♀の呼び込み)で見せる「ケン、ケーン!」という鳴き声とその後に続く「母衣打ち(ほろうち)」という翼をバタつかせる音(ドラミング)から成り立っていると言われております。
一昨日の朝、彼は我が家の裏の畑を横切って、見事な『けんもほろろダンス』を披露しながら『第2サティアン』を覗き込んでおりました。(廃屋と勘違いしているのだろうか?失礼な!)しかし、昨日は彼の姿が見えません。そんな折に彼女の訪問であります。ふっふっふ、モテない♂というものは、こんなものである。モテ期などという『春の季節』など遠い昔に失ってしまった『オジSUN』は、同類の失態にほくそ笑んでおります。キジ♂と競ってどうするの?「沢雉は十歩に一啄し、百歩一飲するも樊中に畜わるるを求めず。」…女人など必要としません!(相手にされないだけだけど^^;)自由だぁ~!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遭難

2019-03-31 08:39:11 | 新規就農

山で遭難、海で遭難…

「自転車で遭難?」…ネットニュースの世界は、摩訶不思議な見出しが多い。思わず何のこっちゃと見直して、宮城・山形間の林道で道に迷って遭難したことが分かる。(無事救助されました…目出度しめでたし^^;)
「県境の林道で遭難」くらいに留めて欲しいなぁ…ところで、農業に向き合おうとしている今、雨で農作業に取り残される…「畑で遭難」ということは無いな^^; 折角、手に入れた長期休暇なのだから、のんびり作業に取り掛かろうと腰を上げようと思ったら、初日は雨…週間天気予報も雨、雪、曇の連続であります。出鼻をくじかれるというのはこんなものでありましょうか?「やる気の無い者は去れ!」などと訓示を垂れる前に、雨の前には手も足も出ない。これもまた現実。オーバーワークは長続きしませんよ。雨ならば本を読み、晴れたなら外に出る。スタートは、スローなブギで行きますかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新規就農

2019-03-30 11:20:26 | 新規就農

さて「ふきのとう」を食べるとしますか^^;

朝起きて、世の中が変わって見える…そんな訳がない。退職しても仕事が無くなる訳でもない。むしろ、飯のためにアクセクと働かなくてはいけないのかとも思う。まずは『第2サティアン』のお片付けが仕事始めかのう?
365日年次有給休暇取得の一日目…送別会の深酒で頭が痛い^^; 退職祝いの酒のつまみは「ふきのとう」シンプルな生活の開始であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショーケン

2019-03-29 07:01:19 | 新規就農

東京はサクラが満開^^;

されど、山形はまだ紅梅が咲いただけです。「前略 おふくろ様」の手紙を読むスタイルで始まるドラマが、何故か記憶に残っております。グループサウンズ全盛の頃よりも、やや後半の頃との記憶でありますが、ザ・テンプターズのボーカルよりは、短髪の板前さん姿の方が、イメージのギャップに鮮明な記憶として残っているのかも知れません。
振り返ってみると、当時のショーケンの役処は、山形県上山市(お隣りの市)からの上京組であり、一度は上京して一旗揚げたいという山形の少年の記憶に焼きついているのかも知れません。携帯やメールなど無く、田舎のおふくろに連絡する手段は、公衆電話か手紙…遠い昔のお話であります。
「知らせが無いのは無事な証拠」などと言いつつ、やはり心配するのは親心、子どもたちだって、夢踊らせてと言いつつ、異郷の地で暮らすことに不安や戸惑いを感じながら生きている…いつの間にか、そこが定住の地と替わっていきますけれどね。「ショーケン」こと萩原健一さんが亡くなったとのこと、丁度10歳違いの兄貴でありますが、少々早いお別れであります。
さて、我が身は、本日をもって集団生活終了の日を迎えました。同期入社の同僚たちからは、鉢植えのシンビジウムを頂き、家族からは、本日の送別会で『おバカ』をしないように釘をさされ、退職の日を迎えましたが、そうそうおバカは治らない^^; 職場の机回りはきれいに片づけ、お仕事も区切りを付けたはず…おやおや、退職の報を聴きつけて、お電話でスカウトの話も舞い込んで参りました。しばらくは、ゆっくりしてくださいとオッカーがお断りしたようでありますけれどね。さてさて、最後の出勤のお時間でありますよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意地っ張り

2019-03-28 07:01:12 | 新規就農

これは「パセリ」である^^;

3月28日出稼ぎも残すところ、あと2日となりました。まずは、雪囲いを片付けて、これからの活動拠点となる『第2サティアン』の掃除を始めなければと考えております。
「退職」という文字や知らせを見聞きして、来客や電話が入るようになりました。そこそこに社会活動をしていたのだから、そこそこの人間関係も出来上がり、そこそこに社交辞令を交わすのも習しというものでありましょうから^^;
さて、今日は朝から完成検査が入っております。これでお仕事も最後のはずである。(そうしたいのですが、何やら年度末に不祥事や事故、事件が起きそうで最後の最後まで気は抜けませんなぁ。)個人的には、満足のいく職業人生だったと振り返り、あとは自分のために生きることを決心したのだから悔いはない。自分の机回りも片付けて、引越し荷物の少ないことに気付く。やり尽くした成果と勝手に解釈しておりますが…3月28日は「ミツバ」の日なんだそうでありますよ。食用のミツバは、セリ科であって、我が在所の方言でクローバーのことを『ミツッパ』と呼んでおりましたが、当然違う代物であります。花言葉は「意地っ張り」…意地を張り続けた職業人生でありましたが、これからも、お得意の「意地」を張り続けることができますかねぇ。気分はワクワク、そう信じて最後のお仕事をこなしますか^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オンリーワン

2019-03-27 07:12:44 | 新規就農

「世界に一つだけの花」

第91回選抜高等学校野球大会の入場行進曲…連日、名場面や奇跡(悲劇)が繰り広げられております。高校生たちの汗は爽やかで、オヤジたちの汗にはネバつきを感じるのは自虐というものでありましょうか?
昨日、ある女の子があいさつに訪れました。めでたく高校合格…希望に胸を膨らませております。高校時代、大学時代と人生で最も輝ける時期かも知れません。(事実、希望あふれる笑顔は、幸せそのものであります。)汗の爽やか感もネバネバ感も、時を重ねるごとに、身体に溜まった憤りや鬱憤が一緒に出てくるかしら?などと『オジSUN』は、失ってしまった若さを妬んでしまったりする^^;
世界にひとつだけの花…「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン♪」子育ては、いや、子どもたちは、それぞれ特別なオンリーワンである。しかし、科学や技術革新の場面では、独創的(オンリーワン)でナンバーワンが求められる。某代議士が「2番ではダメなんですか?」と官僚を質した映像が今でも脳裏に焼き付いておりますが、「ごめんなさい。技術はナンバーワンでなければ、世界で生き残っていけないのです。」と官僚の反撃コメントも欲しかったなぁ…なんてね。
ただ、漫然と生きているだけでは、ナンバーワンを求める必要もないが、商品のオンリーワンを求めることだって並々ならない努力の成果である。『オジSUN』たちの額の汗がネバつくのは、そうした鬱屈した老廃物の塊が吹き出しているからに違いない。
子どもたちが、オンリーワンであることに違いはない。仕事にひとつの区切りをつけ第一線を退き、次の目標に向かうとき、歳を重ねても『オジSUN』の額から流れる汗は、ネバつくのでありましょうか?爽やかな汗を取り戻したいものとも思うのでありますが、生活に追われて、さらにネバつきを増しそうな勢いではありますなぁ^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解散

2019-03-26 07:00:01 | 新規就農

「カタバミ」の花言葉には「輝くこころ」も

年度末の引き継ぎシーズン…出稼ぎ先では後任者も決定し、また、何事も無かったように新しい年度が始まることでしょう。我が集落の生産組合は、遂に4名となり、会計報告を兼ねた総会も解散を決議することに。転作は「転作組合」が実行し、『オラだの農協』に出荷調整する会議も大規模農家3軒で相談すれば済むことで、特に「生産組合」を組織する必要もなくなったことにもよります。
「農業者年金を受給し、経営は息子に移譲…今年からは息子が主体となって打ち合せには参加します。」後継者に道を譲り、第一線を退きます…まぁ、農作業は続けますけれどね^^;
農家戸数が減って、生産組合員も減少する…その分だけ農地が集中したという結果でしかありませんけれど。もしかすると農家戸数より農協職員の方が多くなるのではないか?なんてね。生産年齢人口よりも、未成年者や高齢者数が上回るのではないかといった人口構成と同じでありますよ。
こうした歪な構成であれば、必ず隙間が出来上がる…隙間が出来れば、自ずと生き残る空間が出来るのではないかなどと当てのない空想を巡らせているところであります。早速、購入した列車時刻表で、山形県一周の計画を練ってみると、オッカーはメガネの上にハズキルーペを掛け、オヤジは老眼…否、『大人のメガネ』で見ないと読めないこの現実^^; それでも会話は広がります。まぁ、誘ったところで一緒に出かけることは無いだろうけれど、当てのない空想も当てのない旅も、少々心が弾んでおります。お金は無いけれど、贅沢な時間は過ごせるような…「輝くこころ」を大切にしているところでありますよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時刻表

2019-03-25 20:00:56 | 新規就農

警鐘?燈籠?火の見櫓?

朝起きて、投稿しようと思いましたら、「gooblog」メンテナンス中???
連続投稿もこれまでと諦めて出社しましたが、投稿が途絶えるのも腹立たしいので、今頃になって日記を書いております。昨日は、久し振りに野釣りのお誘いと思いきや、生憎の雪模様…おバカな釣師たちもさすがに萎えてしまったようであります。釣り仲間の会で送別会を行っていただきました。(もう何度目の送別会なのだろう^^;)とある酒豪は、最後は大人用のオムツをして毎晩飲んだという伝説もありますから、退職前に体調を崩すなんてのもバカバカしい…気の置けない仲間たちなので、少々飲んでも残りませんでしたけれどね。(オッカーの冷たい目線だけは感じておりますよ。)
さて、昔いただいた図書カードで列車時刻表を買ってみました。これなら、お金が無くても旅はできる。農業で少々稼げるようになったなら、ローカル線を乗り継いで旅をする。お金は無いけれど、持て余すほどの時間だけはある…学生時代に戻った気分で、もう一度生き方を考えて見ることにいたしましょう。
今夜のところはここまで…手帳と時刻表を片手に良い夢を見ることにいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする