その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

発生予察

2014-08-05 03:40:40 | 暮らし

イヌビエに しばし休めや 紋黄蝶 (by夢屋)

朝日が昇ると目が覚めて、夕日が沈むと眠くなる。『夢屋国王』の夏の一日はそうして終わるのであります。早朝の昆虫は体温の低下で活動が鈍り、のろまな『夢屋国王』でも容易に撮影が可能であります。画像による昆虫採集をしている時、何故か呼吸を止めてしまう『夢屋国王』でありますが、このモンキチョウも遠間から少しずつ近づき、一枚また一枚と撮影していく。デジカメって本当に便利であります。フィルム式のカメラだったら、現像代やプリント代が気になって中々シャッターを切れませんから^^;

朝日が昇り、十分に身体が温まり、『夢屋国王』の気配を察したモンキチョウは、このあとすぐ飛び立って行きました。チョウを撮影し、水田内にぽつんと生えたイヌビエとクサネムを一本ずつ引っこ抜いた『夢屋国王』の作業ズボンは、朝露でグチャグチャに濡れてしまいました。飛び立ったはずのモンキチョウはと言えば、水田脇の畑で早々と婚礼ダンスを披露してくれます。まぁ、早朝からお盛んでありますが、生物の本態は、喰うか、眠るか、Sexか…種を保存することが彼らの最大の仕事なのだから仕方がない。人間には「遊び」というもうひとつの行動があるから、楽しく生きていけるのでありますよ。

『善助さん』ち一家が防除作業をしておりました。ジジ、ババ、『善助さん』とその息子。『善助さん』の嫁さん『久美ちゃん』は、農業が好きで嫁入りしたのでありますが腰を痛めてしまい最近は田んぼには出ない。『善助Jr.』も嫁さんを迎え、これで孫でも出来たら、『善助さん』一家も安泰、幸せ絶頂期と言ったところでしょうかねぇ。今頃の防除対象は、いもち病にカメムシといったところでしょうか、大農家も大変であります。一方の『夢屋国王』は、片手にカメラ、そしてもう一方の手には捕虫網。今年は、いもち病斑も見られず、捕虫網すくい取り法によるカメムシの発生も確認されていないから、紋枯病が毎年出る箇所(もう病斑が出つつあります。)に入念に殺菌剤を散布したので心配は無いでしょう。実にお気楽なものであります。
「もう、カメムシ防除したながはぁ~?俺は8月初めから3回だなぁ。」と『第1サティアン』で朝のミーティング中に先輩『クワちゃん』がウンチクを垂れますが、「オラは虫取り網で発生予察をしているから、今年も1回だなぁ~。」と自慢気に語る『夢屋国王』の言葉を信じようとはしません。転ばぬ先の杖の例えの如く、標準的な防除を実施するか、予察をしながら防除をするかは自己責任の範疇でありますよ。まぁ、大農家『善助さん』がせっせと『夢屋水田』の周りを防除してくれているからカメムシが居ないのか、カメムシが元々居ないから防除の必要がないのか確かめる必要はありますが、『夢屋水田』の隣に位置する荒廃した畑にさえ注意していれば、カメムシ被害は防げると確信している『夢屋国王』であります。

連日猛暑が続き、明日こそは畑の草刈り(草むしりのレベルを超えております^^;)をしなければと思う『夢屋国王』でありますが、早朝から草刈りしてたらご近所迷惑だろうからとか、草が伸びて死んだ人は居ないなどと、訳の分からぬ理屈をこねて重労働をサボっていることは確かなようであります^^;

コメント
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