その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

土用干し

2014-08-02 09:45:11 | 暮らし

あちちちち…土用の日差し

今から遡ること2週間前、『夢屋国王』は友人『ノロ君』と密談をしたのであります。
「自家製の梅干しで自家製の朝茶を飲むことが夢だったんだが…『第1サティアン建設計画』はそれが原点だったのに、今年は、梅の不成り年のようである。」(ノロ君)
「出稼ぎ先に梅、あるよ^^;」(夢屋)
「おぉぉぉ!取って来い。獲って来い。出来れば樹上完熟のやつ」(ノロ君)

いわゆる庭木として植えてある梅の木に実がなって、以前は売りにも出したのでありますが、今では誰も興味を示さないから地上に落ちてしまっている梅。所有権は出稼ぎ先にあるのだが、どうせ腐らせて土に還してしまうなら有効に使ってやろうではないか。窃盗行為も管財の人間に出来上がった梅干しを食べさせれば共同正犯成立である^^;

ということで、2週間前の土曜日早朝、計画は実行された。「『貧乏父さん(H.N.)』や『ノロ君』を伴えば、言い訳がしずらくなる。ここは、単身『夢屋国王』が乗り込むことにする。」相当な決心をして乗り込んだつもりでありましたが、窓から見た梅は、ほとんどが「豊後梅」のように堅い代物で、私たちが望む梅干に適した木は2本だけ…国王の公用車である軽トラックにコンテナを積み込んだものの、6kgの獲物しか得られませんでした。

「漬け樽がない。」(ノロ君)
「家にあるよ^^;」(夢屋国王)
「塩分は5%で試してみよう。」(ノロ君)
「フムフム^^;」(夢屋国王)
「焼酎で消毒して、2週間で梅酢が上がるから、後は干すだけ…」(ノロ君)
「ふむふむ^^;」(夢屋国王)
「良し、完成…さぁ、家の涼しいところに運んで!」(ノロ君)
「はぁ~?俺が干すの~?」(夢屋国王)

はい。また丸投げされてしまいました。日中、どうやって裏返すんだよ。出稼ぎ先に持ち込む訳にもいかないし。そこで『容疑者夢屋』は、また悪知恵を働かせるのであります。「あのさぁ~。この梅を午後3時頃にひっくり返して干すと、『も~ちゃん(二女)』が大好きな酸っぱい梅干が出来上がるんだよなぁ~。お願い出来ないかなぁ~?」オッカーに丸投げの丸投げ…題して、二重丸投げの技を使う『夢屋国王』であります。昼日中に梅干しをひっくり返してくれなんて頼んだら臭い顔をされるのがオチであります。こんな時は、子どもをダシに使うのが一番。東京でひとり暮しをしている娘に送るといえば、妻も二つ返事でやってくれるはずであります。約30年かかってつかんだ夫婦円満の秘訣であります^^;

あと4日も干せば、美味しい(塩っぱい)梅干し(白干し)が出来上がるはずであります。雑用から解放された『夢屋国王』は、新たな副産物である「梅酢」の活用方法を考えるのでありましたとさ。(妻は肉体労働を、私は頭脳労働を得意としておりますから^^;)

 

コメント (2)
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