その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋国王(神無月)

2011-10-31 22:03:36 | 夢屋王国

9月末に稲刈りが済んで雪囲いを始める11月、間に挟まれた10月は農作業もひと段落して身体を休める月と決めております。農産物の営業を兼ねて大学時代の同期会に出席できたし、中学時代の同級会も開催できました。「剣キチ会」の芋煮会や地区文化祭にも参加し、結構上手に遊べた月でありました。
手打ち蕎麦にピザ作り…遊びネタには困りませんでした^^;

さて、次は何をやって遊ぼうか…地区文化祭で見学させて頂いた「押し花」。思いのほか色合いがきれいで、乙女チックに『夢屋国王』も来年挑戦してみようか
神無月は、出雲大社に全国の神々が集まる月(俗説です^^;)らしいが、今の『夢屋国王』には、まるで神が降り立ったようにアイディアが生まれて参ります。来年は、ピザ用に自家製のトマトソースを作りたい。バジルが欠かせないハーブだから、来年はバジルを植えてみよう。そう言えば、畑に繁茂していたミントがあったじゃないか、ハーブティーにしない手はないなぁ~!とてつもなく繁茂しちゃうので、大き目のフラワーポットで栽培した方が良いかもしれない…おっとっと、作業小屋に使わなくなった大きな植木鉢がゴロゴロしてるじゃないか。これを使わない手はないな

不思議ですね、人に言われてやる農作業は苦痛ですが、自らが考えて行う作業は遊び心が湧いてきて、一向に苦痛じゃない。雨の日は雨の日なりに、真夏日の猛暑の時は、木陰で休みながら…来年の話をしていても始まらない。そういえば、ソリの足が小屋の中から出てきたぞ…来るべき冬、いつもはコタツで丸くなっていた雪の日々でありますが、今年は雪も遊び道具として乗り切ってみるかぁ・・・

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夢屋国王(当たりクジ)

2011-10-30 22:38:23 | 夢屋王国

霧で真っ白な世界が、きれいに晴れ上がりました
秋晴れの空を見上げているだけで、何故か得した気持ちに成ります。先週、ドラム缶のピザ窯を見学に行き、お手頃サイズのオイル缶でピザ窯を作れないだろうか…色々と思案しておりましたが、ふと『第2サティアン』の薪ストーブの温度計が300℃を指していることに気付きました。な~んだ、石窯なんて必要ないじゃないか…ストーブの中に放り込まば、ピザが出来るはず^^;

 

そう考えたら、もうやるっきゃないですよ、ピザ作り^^;
子どもと同じで、やりたいと思ったらもう止まらない。強力粉にドライイーストと砂糖・塩を加えて生地作り…寝かす必要が無いというレシピに反して、少々、生地を寝かせ、自家製の変形トマトやピーマンをトッピングして準備完了であります。

 

画像に影が出ているのは、朝4時から活動しているから^^;

じゃじゃ~ん! 夢屋ピザの完成であります。

友人の『ノロ君』が起きていないか『第1サティアン』を覗きに行っている間、1枚目は焦げてしまいました。概ね220℃、15分というレシピにこだわり過ぎました。2枚目はしっかりストーブの中を確認しながら、完成! 『ノロ君』とチーズ大好きの愛犬『半次君』、付け足しの『桑ボン』に朝からご馳走しましたよ。料理というものは、誰かに食べてもらいたいという気持ちがないと力が入りません。

 

さぁ、今日はレッドオニオンを定植するどぉ~!そんな気合を入れてスモモの木を見上げると、花が咲いているではありませんか!季節はずれの花…充分、新聞ネタになる話題ですが、晩夏にアメシロに食害されて、葉っぱがすっかり無くなってしまい、寒暖の差が激しいものですから、スモモの木が勘違いして花を咲かせてしまったようです。冷静に原因を解説してしまうと何の面白みもありません^^;
何か当たりそうな一日…偶然買った「オータムジャンボ宝くじ」が、当たっておりましたよ!6等、7等同時当選…さぁ、これを元手に『夢屋わらしべ長者伝説』が、ここから始まるのであります^^;



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夢屋王国(陽だまり)

2011-10-29 08:17:10 | 夢屋王国

昨年の今頃は、身体に冷たさを感じました。とにかく寒い。年を取ると身体が冷たくなって行くものなのかと思うほど…。したがって、朝は起きられず、冬を迎えるための外仕事も仕方なしにこなしている状態でありました。今年はと言えば、確かに寒い^^; けれども、昨年から比べると一枚肌着(ヒートテック)が無くとも外作業をこなせております。
色々と原因を考えてみますと、50歳の大台を超えたという寂しさと、仕事上のプレッシャー、農作業のつまづき…肉体的にも精神的にも疲れていたような気がします。「仕事に追われるな!仕事を追え!」そんな掛け声とともに働いてきて、いつの間にか仕事に追われる自分がそこに居りました。

今年はというと、オジサンの狡さが出て参りまして、少々力の抜き場所を覚えてしまいました。出来ないものは出来ない。やりたいことをやる。結果、農作業も少しずつ気なりに進めることで、新しいアイディアが生まれたり、仕事を追える立ち位置に居る気がします。
「お盆過ぎから、ジィちゃん出て来ないよ!」…我が家のオッカーは霊感が強いらしく、度々、私の肩越しに、外から覗き込んでいる亡父の霊が見えていたらしい。
「体調も良好。ひと通りのことがこなせるようになって安心したんだろう…。」そんな風に自信を持って答えられる自分が居ります^^;
晩秋の陽だまりで活動出来る昆虫も限られて来ました。アカタテハ・イチモンジセセリ・アブの類…成虫で越冬できる個体やアワダチソウの花粉で食を凌げるような昆虫がほとんどです。

身体を休められる10月最後の土日であります。明日は、雨で畑がぬかるんで作業出来ないでいたレッドオニオンを定植します。そして、遊びの材料は、先週、盗み見した「ピザ作り」に挑戦するのであります。ふと気付けば、お隣の車のボンネットには、松かさに閉じ込められていた松の種が解き放たれて、風に舞って落ちておりました。

No.68 ヒメアカタテハ Vanessa cardui  昆虫綱 鱗翅目 タテハチョウ科
漢字表記ならば「姫赤立羽」と書きます。同じような色合いをしたアカタテハという蝶もいまして、区別の仕方は、アカタテハの後翅の色が茶色であるのに対して、ヒメアカタテハは橙色をしております。日本では成虫で越冬する昆虫とされて来ましたが、千葉県内では幼虫で越冬することが確認されているようです。南極大陸を除く全世界に分布する広域種であります。
松の種・・・何故か動物の羽に見えるのは、私だけでしょうか^^;

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夢屋国王(生活の文化)

2011-10-28 12:10:59 | 夢屋王国

夜明けが遅くなり、日没が早くなると画像ネタが乏しくなり、昆虫たちと接する機会も希になってしまいます。地区の文化祭に参加、見聞して、一週間のブログネタに恵まれました^^;
文化的な生活とは、例えばトイレの戸を開けると自動的に便座の蓋が開き、用を済ませれば程よい温水が洗浄し、乾燥までしてくれる。交換経済の手形である『通貨』…お金があれば、片田舎に暮らしていても、都会と遜色の無い文化的生活は送れるのであります。全国の、否、全世界の名産・名品をかき集める「東京」という怪物を除けば、何処に住もうとそこそこの物はお取り寄せ出来ますし、その地にしかない旬を味わえるといった意味においては、地方は恵まれているとも言えます。お金さえあれば…「拝金主義」は、ある意味、夢実現の第一歩ではありますが、地震という天災と原発事故という天災と人災が複合した災害によって、文化的生活は一瞬にして崩壊の危機を迎えております。

「文化的生活」と似て異なる物…「生活の中の文化」であります。古来より「衣・食・住」は、生活の基本要素であり、特に「食」が満たされなければ、この場合の満たされるとは、飽食を指すのではなく、日々食べることという最低限の「食」でありますが、そこに文化は生まれないと私は考えます。お腹が満たされていれば、道端に落ちている棒切れを拾い、地面を叩けばリズムが生まれる。棒切れで地面に落書きすればアートが生まれるのであります。
人間生活には、最低限のゆとり・遊びが必要なのであり、「食」が確保されて、初めて生まれる「遊び」なはずでありますが、いつの間にか「食」が「金」に置き換えられると勘違いをし始めたことが、この社会の不幸の始まりなのであります。お金さえあれば、ファッショナブルな衣装をまとえるし、お金さえあれば豪華な家に住むことができる。お金さえあれば、全世界から食糧を買い漁ることが出来る。工業さえ発展すれば、農業などという底辺産業は保護してやれば良い…。

 

自らの手で食糧確保手段を持たない『国家』が、発展永続したという事例を私は歴史から学ぶことはありませんでしたけれど…。

今年は、8月末から9月初旬の天候不順で、秋野菜が高いですねぇ…^^;

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夢屋国王(遊びの科学)

2011-10-27 08:42:03 | 夢屋王国

公園からブランコや遊動円木が消えていく。遊びのマナーを問う前に、行政の管理責任という重圧から責任を回避するために、子どもたちの好きな遊具が、ひとつ一つ消えてしまいます。
本の題名は忘れてしまいましたが、東京工業大学某教授の著書で、都市計画の分野から遊具…遊びを科学した先生がおりました。地面からの高低、スピード、回転といった身体が感じる『めまい』…大人の感覚では「危険」なものが好まれるといった内容のものだった記憶があるのですが^^;
鉛筆を削るための小刀に始まり、子どもたちの身の回りから危険と思われるものを遠ざける一方で、充分管理された施設内での木登りや泥んこ遊びをさせる幼児施設は歓迎される…不思議な世界であります。池の周りにフェンスを張り巡らしたところで、子どもはよじ登って柵を越え魚釣りをするし、犬のオシッコで雑菌が繁殖していようが、砂遊びは大好きなのであります。魚を釣ってよい場所なのかどうなのか、遊んだ後は手を洗おう…基本的な生活力を教える前に、危険と言われるものを総て撤去してしまおうという風潮は如何なものかと考えてしまいます。
電流と電圧と抵抗の関係式は頭に入っていても、ドライバーを回したことが無い。のこぎりが使えない。りんごの皮はピラーで剥きましょう。ハサミと電子レンジさえあれば、食べ物には困りませんからぁ~^^;

二度と起こっては欲しくありませんが、今の子どもたちが50年後「東北関東大震災」クラスの地震を体験した時、政府は1ヶ月分程のレトルト食品と水を確保していてくれるのでしょうか?
私が子どもの頃は、上等な金属バットは持っていませんでしたが、折れた稲杭とゴムボール1個あれば、稲刈り後の田んぼは野球場に変身し、ゴルフ場にもなりました。稲杭は人を打ちのめす凶器にはならなかったけれど、道具というものは使いようで、上等な道具を手に入れると上等な物(人間)を打つ道具に変化するらしい^^;
大人の生活を真似て(学び)遊ぶ…これが、生活力を高める訓練だったはずなのですが、習い事(他人の知識や技術)に通わせることは熱心でも、自分(親)の生活を習わせる親は、少なくなりました。というよりも自分自身が生活力を失っているのかも知れませんね。
真っ赤に錆付いたドラム缶を不衛生と言わないで下さい。これでも立派なピザ窯なんです^^;

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夢屋国王(二枚目の絵)

2011-10-26 12:28:33 | 夢屋王国

名画「もやし」を描いた長女は、生まれた時1,354gしかなかった。未熟児という訳ではなく、原因不明の低体重児という診断結果であります。保育器から出て退院できるまで約2ヶ月を要し、必然的に回りの同級生たちより、色々な物事が出来るようになるまで半年から1年遅れる状態でありました。五体満足であれば、少々頭なんか悪くたって…生まれた瞬間の感激は何処へやら、何とか同級生と同じ行動が取れるようにと、甘やかすジジ・ババを尻目に、オヤジとして厳しく育てました。これがいけなかったのでしょうか?内向性は増すばかりでありました。
これに対し、二女は2,400gほどの体重、自然分娩で誕生し、殆ど手の掛からない子どもであり、いつでも姉より物事を早く覚える子どもでした。子どもの頃、手が掛からない子は、成長過程で親に心配をかけるはず・・・そう心で思い、遅れがちな姉とは比べず、また姉をバカにするような態度を取れば、それを諌めるような育て方をしたと思います。
さて、三番目、末っ子の長男『ポン太郎君』は、内外5人の孫たちの中で唯一の男子^^; ジイさんは、その誕生を喜び、オシメ交換から寝かせ付けまで行う可愛がりようでありました。

幼稚園の頃、オヤジたちの憧れである『〇×和美先生』に「先生~!」と声を掛け、屈んで耳を傾けた先生のほっぺにチュッ! おいおい、そんなテクニックは、オヤジも教えていないのに・・・。伸び伸びと自由奔放に活動する彼に、頼もしさも感じていたのでありますが・・・。
小学2年生の時に描いた絵、名画「いただきます」は、大口を開けてご飯を食べる様子を描いたもので、幼稚園児並みの作品ではありましたが、農協のコンクールで表彰されました。(彼が表彰されたのは、皆勤賞とこの表彰のみであります^^;)
彼の型にはまらない生活態度は、低学年までは良かったのでありますが、高学年になるにしたがって、担任の先生も手を持て余し、先生間では問題行動児として引き継がれていったようであります。「コイツは、凡人には分からない天才なんです。」と評価するバカオヤジがいるものだから、遂には社会性のない子どもと評価され、大学病院行きを命じられるハメにもなりました。親にしてみれば、自我の成長とともに老人(ジジババ)を嫌う子どもたちではなく、心根の優しい子どもなんですけれどもね…^^;
他者を否定している訳ではなく、自分の世界を持っているだけだと思うのですが、社会性(協調性)を重視する世界においては、彼の生き方は他者から否定されてしまうのかもしれません。社会性(協調性)を強要される余り、多くの大人たちがストレスに悩んでいるというのに、枠の中に入らなければ否定されてしまう。生きていくには難しい社会であります。

夢屋国王はと言えば、誰も採らなくなった「渋柿」や見向きもされない銀杏を拾い集めて楽しんでいる。農家ではなく、根っからの百姓を目指す…この親あって、この子ありというところでしょうか?
夢屋少年は、一体どんな絵を子どもの頃描いたのだろうか?「海の色は、何で青じゃなきゃいけないんだぁ~!(見たこともないくせに…)赤い海があっても良いじゃないかぁ~!」って、子どもが言いますかねぇ?やっぱり、どこかおかしい少年であったことは間違いありません^^;

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夢屋国王(一枚の絵)

2011-10-25 22:02:08 | 夢屋王国

学生時代に先輩に薦められて読んだ、(故)開高健氏の「裸の王様」という小説がお気に入りであります。氏は、この作品で昭和32年の芥川賞を受賞し、執筆活動に専念することになるのですが、少年の描いた創造的な絵を通して、見せ掛けの社会通念でしか生きられない大人や教育批判に感動したのでありました。
それ以来、子どもたちの描く絵は興味深く見させて頂いているのでありますが、開高健氏の批判する「きれいな絵」が評価される場合が多々あります。お決まりの「お話」を題材にした絵が張り出されますが、挿絵を上手に真似た絵が、未だに大人たちの評価を得るのであります。我が家の長女は内向的で、小さな頃から家の中で「写し絵」をして遊ぶ子どもでしたが、絵を描くという課題に対しては固まってしまう。夏休みに絵画や感想文の課題を出されると、提出するまで何度となく先生に催促されることしばしばでありました^^;
したがって、学校の図工の時間内で作品を仕上げることなど出来るはずも無く、何度か授業参観の日に私が残されて、先生と面談すること度々、先生もほとほと困ってしまったらしい^^;
「何故、描かないの↑」(父親:夢屋)
「何を描いて良いのか分からない。」…これが、描かない理由でありました。

そうした彼女が、二枚だけ絵を完成させました。
「お父さん、ようやく〇〇ちゃんが、絵を描いてくれました。」(ブロッコリー先生…あだ名)
感激した先生が電話までくれましたが、一枚目の絵が、鉛筆で描いた「名画:もやし」であり、二枚目が「名画:汚れたズック」であります。「もやし」は葉の部分に薄黄色の絵の具が、ほんの一寸塗ってあり、「汚れたズック」は文字通り学校の内履きの薄汚れた状態を、灰色で見事に描いておりました。
「Oh!!! この『もやし』の根っ子は、よく観察して描いてあるなぁ~!」
「ん~!!! この『ズック』の汚れ加減は、なかなか出せないねぇ~!」…(以上、夢屋夫妻)
あの時、褒めていなかったら、長女はイラストをやろうなどと言わなかっただろうに^^;
妻は未だに、フレームに入れた二枚の絵を大切にしているのであります。

昨日の地区文化祭で見つけた一枚の絵…「何だ、この黒いのは?」…はっはっは、ぞうさんの鼻かぁ!表情がとても素敵でした。

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夢屋王国(地区文化祭)

2011-10-24 12:04:35 | 夢屋王国

昨日、夢屋農園に来春収穫する玉ねぎの苗を200株ほど定植しました。今日は、レッドオニオンを200株ほど定植しようと計画しておりましたが、前日の朝の雨で、マルチを張るにはぬかるんでいる。午前中は地区文化祭(育成会)のお手伝いもあることだから、午後の作業にしようと決めて、朝仕事に干し柿作りに挑戦してみました。

調理歴40年の『夢屋国王』にしてみれば、果物の皮剥きなどお手の物であります。サクサクと30個程皮を剥き、シュロ縄の縒り目に柿を挟み込んで軒に吊るす。1時間程度の作業で、柿暖簾の出来上がりであります。(この後、さらに20個程吊るしました。)
子ども育成会の協力会員という名目で、5年程お手伝いをしているのですが、私たちが若い衆の頃は、集落の神社の「年越祭」に鏡餅を作るために、臼と杵で餅をついたものですが、今時のお父さんたちは、そうした祭礼に参加する機会もなく、餅つきの要領が分からないようであります。

 

40分程蒸し上げたもち米を臼に移し、捏ねります。餅つきはペッタン、ペッタン…ふっふっふ^^;
実は8割方、捏ねりあげる事が重要で、もち米をすり潰す作業がキモなんです。ある程度、つき上がったところで、見物の子どもたちに杵を持たせてつかせます。
餅を千切って…「あ"~!!!」手をアルコール消毒薬で消毒かい?そうですよねぇ…今年、山形県のとある団子屋さんで、病原性大腸菌による食中毒で死亡者が出ております。念には念を入れてというところでしょうが、何か違和感が…^^;
「お~い、健太ぁ~。餅は指先で摘んで千切るんじゃないよ!親指と人さし指で千切るんだぁ。」
「夢屋さんの千切った餅、でかくないっすかぁ?」
「バ~カ^^; 昔の人は餅の千切り方で、その人の根性が分かるって言ったもんさ。餅を小さく千切る奴は、気持ちも小さいってね^^;」…こういう会話は年寄りそのものであります^^;

 

保健所の指導で、お代を取ることが出来ない振る舞い餅であります。定番の餡子と納豆で^^;
そういえば、学生時代に納豆で餅を食べると言ったら、東京出身の後輩が驚いていましたっけ。先輩、お餅は、餡子とかお雑煮じゃないんですかってね。
まぁ、タダという品物には、人だかりが出来る。ものの10分もしない内に15升の餅は完売であります。ひと通りのお手伝いを終えたところで退散。じぃさんは、いつまでも若いもんの邪魔をしてはいけない。

 

押し花で作られた「がんばろう!東北」の額に感激しながら、突然の大雨でレッドオニオンの定植を諦め、晴れ間をぬってぶどう棚の番線を張り直しました。
「がんばろう!東北」「あんまり、がんばるな!夢屋^^;」

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夢屋王国(国勢調査「お」ver.5)

2011-10-23 18:13:52 | 夢屋王国

10月の声を聞くと、畑作業もさほど急ぐ仕事が無くなってしまいます。先週は、ぶどうの雨除けハウスを造り、今週は…そうだ、干し柿作りに挑戦してみよう。不思議な仕来たりがあるもので、私の集落では屋敷内に柿を植えません。老人たちには植えてはいけないとまで言われております。何故かなどと聞かないでください。合理的な理由などないはずですから…^^;
したがって、集落内に柿は無い。そこで、職場の先輩の裏庭にある柿に目を付け、昨年から頂戴することをお願いしておりましたが、そろそろ収穫適期であると連絡をもらい、本日、手ぶらで先輩宅にお邪魔したのであります。
「遊びで干し柿を作るので、20個もあれば良いんです。」(夢屋…控え目)
「何言ってんだ。ほれ…。」(先輩のお袋さん)
おばあちゃんは、大きなコンテナと脚立とハサミを差し出しました。採り始めると調子付いて、コンテナひとつ頂いて来ました^^; アルコール脱渋と干し柿作りで、当分の遊び時間が確保出来そうです。

 

お昼過ぎには小雨も上がり、来春収穫するための玉ねぎを植えることにしました。マルチにきれいな列で植え込めるように水糸(目印)を張ろうとしていると、オンブバッタのカップルが…しかし、様子が変であります。♂のポジションが逆であります。

 

♀の背中で機用に反転すると交尾器を丹念に探しております。う~し、カップルが夫婦に成る瞬間(交尾行動)に立ち会ってやるか…夏場であれば、人の気配に気付いて逃げてしまうのでしょうが、気温が低いために動きが鈍い。♂は丹念に交尾器を探すのですが、ご覧の通り♂♀の大きさが極端に違うため、中々交尾に至りません。また、最初のポジションに戻って、背中で反転して再挑戦。この間、♀は枯れ枝につかまったまま動きません。交尾を拒否している様子もない。余りにも動作が鈍いので、マルチの反対側から玉ねぎの苗を植え始め、200株ほど植え込んだところで、元の位置に戻ると…ようやくカップリング成功^^;

この間、約1時間。友人の『ノロ君』が、先輩の『クワボン』宅で芋煮会をするからと案内に来てくれました。夢屋農園産の芋煮…栗を拾って、ご近所に配り、お礼に「もってのほか」のお浸しを頂きました。これを土産に芋煮会に参加…また、昼から酒を飲んで…あ"~オッカーザウルスに精米するよう言われていたんだぁ~
明日、精米することにします。

No.067 オンブバッタ Atractomorpha lata  昆虫綱 直翅目(バッタ目) オンブバッタ科
多くのバッタ類がイネ科の植物を食べるのに対して、オンブバッタは、キク科やナス科などの葉の広い植物を好んで食べるようです。花卉園芸では被害もあるようですが、夢屋農園では今のところ実害はありません。交尾後、多くのバッタ♂は♀から離れてしまいますが、このバッタはオンブの姿勢を取り続けるため、この名が付いたようであります。動きが鈍くなった『夢屋国王』が、行動観察をするには、秋は良い季節なのかもしれません^^;

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夢屋国王(酔って候)

2011-10-22 12:58:32 | 夢屋王国

『夢屋国王』は、出稼ぎ先の幹事会で引き継ぎの飲み会…このところ、酒飲みが続いております。(そろそろ、オッカーザウルスの雄叫びが…最近、耳が遠くなったので、自分に都合の悪いことは聞こえません^^;)
さて、会場は住宅街にある韓国系焼肉店「ソ※#館」。フランチャイズ契約で業績を伸ばしている某「〇×苑」や仕入先が公社直結の某「□牛屋」、国王の地元にある某「牛△亭」など、小さな町のそこそこの人口規模にしては焼肉店が乱立気味であり、奥さんも遣り繰りに四苦八苦^^;
健気に働く奥さんに支援の輪を・・・私たちが飲んだところで、何の足しにもならないはずでありますが、客が来ないよりは、まだマシなはずであります。(事実、花の金曜日なのに夕方5時半から8時まで、お客は私たちグループ7人のみ)世の中、外飲みをする機会がめっきり少なくなった今日この頃であります。

 

夢屋が酒を飲むとウルサイ、クドイ、クサイ…。
悪かったねぇ~^^; ただ、お給金を頂戴するためだけのお仕事なんてつまらない。クドイほど、ウルサイほど、仕事に取り組んできたから今がある。段階の世代には届かないが、さりとて、若い衆のようにスマートな仕事なんて出来はしない。お前さんたち、仕事の上司に本気で怒られたことあるかい?期待してるから怒るんであって、成長を期待しない奴を怒ったりはしない。
たまには、
オヤジのカミナリが落ちるぞぉ~!弱気の虫は吹き飛ばすぞぉ~!
今夜も夢屋は「酔って候」^^;

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