その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

猫の恩返し

2014-12-31 18:16:39 | 暮らし

『第3次越冬隊…トラミ隊員』は、今夜もやって来た。

昨日の休日出勤の後は、29日恒例のマージャン大会(1年振りですが)…かつての職場の同僚と卓を囲んでチーポンロン。いつも弱気な『圭ちゃん』が、今年は和了(ホーラ)出来ました…目出度しめでたし。強気の『夢屋国王』は、四暗刻崩れから、リーチ一発ドラ5…親っパネでトップを直撃し、最終的にはトップを奪い返しました^^;
こんな訳でひと晩『第2サティアン』を留守にし、今朝、薪ストーブを焚きに出掛けると…『第2サティアン・テラス』は何物かに襲撃された惨状…目刺しを焼いたペール缶はひっくり返り、折角煮込んだビーフシチューは肉だけが食べ尽くされ、いつも友人『ノロ君』が腰掛けるベンチには「ウン○コ」…これは『第3次越冬隊:茶トラミ隊員』の乱行に違いない。なぜなら、『第2サティアン』の周囲には、彼女の足跡しか残っていなかったのだから^^;
「ネコババ(猫糞)」というものは、猫が「ウン○コ」をした後で、後ろ足で砂をかけ何事も無かったような素振りをすることから派生した言葉であって、乱行の後のお礼に「ウン○コ」を置いて行くことではない。「猫の恩返し」ではなく、これは「猫の恩仇返し」ではないかと、ひとりブツブツ文句を垂れながら後片付けをする『夢屋国王』であります。


いつも家を開けているお詫びに「黒豆」を煮てみました。

『第2サティアン』の得意料理は、薪ストーブを使い時間を掛けて作る煮物…ガスコンロで沸騰させてからコトコトと30分ほど煮込むことを3日ほど繰り返し、美味しい「丹波黒豆」が炊けました。おせち料理という程でもないが、オッカーのひと手間(スーパーからのお買い物ですが)が省けただけ、日頃のお詫びと言うことで献上いたしました^^;
「今日の夕方は、トリモチ(鏡餅)を作る。」(夢屋国王)
「今年、神様事は良いの?」(オッカー)
そう、今年の春にお袋を亡くしているから、年末年始は喪に服し欠礼で…まぁ、確かにその通りでありますが、既に百ヶ日も過ぎており、来年の歳神様を迎える鏡餅なのだからオラは気にしない。むしろ、この1年無事故で稼いでくれた農業機械や米の保管庫(収穫)、井戸(水の恵み)に感謝してお供えをするのだから、むしろ搗くべきと考える『夢屋国王』であります。


山形の催事には欠かせない「玉こんにゃく」であります。

今年、出稼ぎ先のお付き合いで「お歳暮」を頂戴しました。(頂戴しても、お返ししなければいけないから虚礼は廃止した方がありがたい…しかし、地方経済の立て直しのためには、消費活動も重要であるかぁ…^^;)昔から、晦日の家の大掃除とコンニャクによる身体の大掃除…「コンニャクは、内臓を掃除してけっからけぇ(食べろ)!」死んだバァさんがよく言っておりましたっけ。山形の催事には欠かせない「玉こんにゃく」は、醤油と砂糖、スルメの皮(スルメ本体を使うなど贅沢しない^^;)で煮込んで、匂いでお客様を釣る戦略でありますが、『夢屋国王』の原価計算では、3玉100円なら収支トントンから光熱費分が赤字。4玉200円なら暴利であります…時と場所、客筋と目的を見極めて値決めしなければならないのであります。(テキ屋商売も智恵は使わなくてはいけないのであります^^;)

夕刻、薪ストーブで暖を取りながら、ボクシングのタイトルマッチを観戦しておりますと、『茶トラミ隊員』が、モジモジと床下からテラスにやって来ました。心優しき『夢屋国王』は「猫糞」を「人仇」で倍返しにしたりはしません。『茶トラ』の悪さは、寒さとひもじさがなせる技…ちくわとジャンボフランクをご馳走したのでありますが…結局、ちくわ1袋とジャンボフランク2本を礼も言わずに平らげていきましたよ^^;


ストーブの余熱でまったりする『茶トラ隊員』

追記)ただ今、家族揃って、御年越しの食事です^^; 
    それでは、皆様!良いお年を…

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愛し合う大根

2014-12-30 12:18:12 | 暮らし

R15+(映画倫理委員会)…^^;

12月25日付、東京新聞Webニュースで「愛し合う大根」という表題の写真が掲載されました。埼玉県小川町の武井久子さん宅の畑から収穫された青首大根とのことであります。フッフッフ、君たち甘いね…『夢屋国王』は、11月30日に究極の愛の姿を表現する「練馬大根」の収穫に成功しております。エロスか芸術か…そのような線引きをすること自体がそもそも間違っているのである。(故:渡辺淳一先生談より引用)ということで、自然の造形美の中に、愛の本質を見抜く『夢屋国王』であります…というよりも、直播きしたダイコンを2本立ちにし、最終的に1本にすべきところを怠った故の作物の失敗作なのではありますが^^;
武井さんは「愛し合う大根」と名付けて冷蔵庫で保存しているそうですが、『夢屋国王』の場合は、求め合う2本に何の頓着することもなく、雑煮の具材として使っちゃいました。


究極の愛は、子どもを思う親心で調理されてしまいました。

さて、その年の福を司る「歳徳神」にお供えする鏡餅は、12月29日に搗いてはいけないという言い伝えがある。(その地方で日にちは様々ですが、概ね29日は該当するようです。)これは、29日を「二重に苦がつく」とか「憎しみまで搗いてしまう」などと語呂合わせをしているだけであって、確たる理屈がある訳でもなさそうです。しかし、素直な『夢屋国王』は、それでは29日に餅を搗いたらどうなるか…などという実証実験を行おうなんて考えません。餅搗きをしてはいけないと教えられたから、教えられた通りにするだけであります。年の瀬が迫ってから餅搗きなどするな。新しい年を迎える準備は早めにしておけという教えと理解するだけであります。

 
『柴犬コウ(本名:さくら)』は、巨大バナナ枕がお気に入り…

『夢屋家』では、いつもの年なら12月30日に餅搗きをするところ、年末年始の休暇があまりにも長期間で、国王も暇しているので、今年は28日に餅搗きをしてしまいました。長女の『有季菜先生』は、東京ビッグサイトで開催される「コミケ87」に出掛けていったから、28日に餅搗きをして正解だったかも知れない。一方『さくら君』は、『夢屋国王』が忘年会で当ててきた「巨大バナナ枕」と本日も格闘中…微細なビーズで無圧の優れモノなはずでありますが、彼女はストレス発散を兼ねて、牙を立てて振り回すものだから、ビーズがポロリと落ちてくる…その度に『夢屋国王』は、あて布と手芸用ボンドで補修しなければならないのであります。出来ることなら、「巨大バナナ枕」を愛して抱き枕にでもして寝てくれればありがたいのでありますが…取り返すために、クッキーを与えなければいけないことを見透かされているのかも知れない。(まったく、さくらには弱っちい国王でありますよ^^;)

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霧氷の女王

2014-12-29 22:24:44 | 暮らし

今朝はカンじました。(⇒標準語:冷え込みました。)

「いや~今朝はカンじたねぇ^^;」←これが、この節の朝の挨拶…「カンじる」を漢字で書くと「感じる」なのか「寒じる」なのかは不明でありますが、「缶汁」でないことだけは確かであります。葬送用の造花と化してしまった「四華」は、元来、仏が教えを説くとき吉兆として天から降るという4種の蓮の華なのだそうでありますが、畑の木々の枝やつららに至るまで、今朝は霧氷の華が咲いておりました。こんな朝は、一段と寒さが厳しいのでありますが、小径の雪はその水分まで凍ってしまうので、歩く度に「キュッキュッ」と鳴き砂のような音を立てるのであります。(どうです幻想的な世界でしょう?ホント寒いけど…^^;)


こんな朝は、炭焼き職人風のカルボナーラを…

冷え込みの厳しい朝は、薪ストーブの熱量だけでは温度が足りません。いや、ガンガン薪を焼べれば暖かくなるのだろうけれど、薪の残量も心もとなく、ホームセンターで楢材を買い込んでいたのでは石油ストーブの方が安くつく…「オガライト」という大鋸屑を固めた材料を薪の代替えとして焚きますけど…『第2サティアン・テラス』は外とビニール一枚で遮断された空間ですからやはり寒いです。こんな時は『第2サティアン・王宮』でストーブを焚いて過ごせば良いのですが、日光が射し込む広い空間に一度出てしまうと、壁に囲まれた狭い空間では物足りなくなってしまうのでありますよ。
日曜日ですから(長期休暇で曜日の感覚が薄れがちですが…)何かオシャレな朝食を…食材凍結防止用のクーラーボックスには、卵と飲みかけの牛乳とジャンボフランクが…パンチェッタがないのが残念ですが、溶けるチーズを使ってカルボナーラに挑戦…本来ならば、溢れた炭をイメージしてブラックペパーを使うところですが(調味料ボックスには入ってます^^;)テラスで凍みかかったパセリを刻んで振りかけてみました。朝から白ワインなど頂きまして暖を取ることにします^^;


『みちバア』が帰って来て、娘たちの車が駐車中

腰椎を圧迫骨折してしまった『みちバァ』がコルセットを調整して帰って来ました。駐車中の車の高さから想像して頂きたい…除雪機で飛ばした雪は170cm程積み重なっております。この年末年始は、日本海側がまた大雪の予報でありますから、もう少し積み上げて「かまくら」を造ってやろうと画策しております。設計図上では道路側に入口を描いておりますが、50過ぎのオッサンが子どもや孫たちのためでなく、自分のために「かまくら」を造って遊んでいるのも如何なものか…少々恥ずかしいので、実際に造るときには入口は反対側に設けて、近所のバアさんたちに覗き込まれて冷やかされない工夫が必要です^^;
そうそう、私が来訪を待っているのは近所のバアさんたちではない…出来ることなら『霧氷の女王』に来て頂きたい…『無表情の女帝』は家に居ますけど…何か問題でも?

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水飲み鳥

2014-12-28 22:59:00 | 暮らし

Dippy drinking bird … 結構 オシャレ

年末年始休暇の始まりであります。長女『有季菜先生』は今日27日で仕事納め、長男『ポン太郎君』も夕方帰省(寄生)しました。二女の『も~ちゃん』は、交代制勤務だから、その内連続する休みに帰ってくることでしょう。我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、帰宅した『ポン太郎君』の足音を聞き分け、尾っぽを最大級にフリフリしてお出迎えであります。彼女が我が家にやってきた時には『ポン太郎君』は大学で家には居なかったから、何故このように気が合うのかが分らない。きっと、知的レベルが同水準なのでありましょう…類は友を呼ぶと言うことで^^; そんな訳で、今夜は久し振りに家族4人と1匹で鍋をつつきました。

正直なところ、冬の休日は雪片付けくらいしか仕事がない。当面、台所で使う野菜は収穫し保存してあるし、スキーに出掛けるほどの元気も勇気もない…結局のところ、薪ストーブを焚いてぼんやりとテレビを眺めるのであります。(今日は高気圧の影響で、昨日の雪から一転して晴天…太陽光パネル発電で日中充分テレビが楽しめるのであります。)


スズメたちは、木醂し柿を啄いておりました。

収穫の秋に『夢屋農園』自慢の「ヒメノモチ」を狙っていたスズメたちもめっきりその姿を見かけなくなりました。畑も田んぼもすっかり雪に覆われ、食べ物が無いのでありますから当然と言えば当然なのでありますが…雪の少ないお隣の福島県辺りにでも出張中かと思いましたが、T君に差し入れを持って行く道すがら、収穫されずに残された渋柿を啄いておりました。「木醂し柿」となって丁度食べ頃なのかも知れません。暖かい場所でバカンスを楽しんでいるのかしら…残念、スズメたちも命をつなぐために必死なようであります。


何(菜煮)は、菜っ葉の煮た物です^^;

11月に漬け込んだ「おみ漬け」は、一部を冷凍保存しておりますが、漬け樽に残ったものが乳酸発酵し酸味が出て来てしまいました。(今年は薄味だから仕方ない。)こんな時は、水で塩出しして、醤油とみりん、砂糖、食用油を加えて煮てしまいます。基本は「山形青菜」の塩漬けを煮込むのでありますが、打豆を入れたり、いりこを使ったりと、それぞれのご家庭での味付けがあるようです。これもお酒のお通しやアツアツのご飯に合う一品でありますよ。「野沢菜なんぞ、あんな酸っぱくなった漬物が食えるかぁ~!」東北人は『塩っぱ勘』だから漬物も塩っぱい…そんな訳で乳酸発酵を抑える効果もあるのだけれど…食べ物を無駄にしない方策を心得ているのでありますよ^^;
明日の夕方は、兄貴のためにモチでもついてやろう。

ところで、今日のブログタイトル「水飲み鳥」と何か内容が関係無いような…『Dippy Drinker 夢屋』…ビールに夢中な夢屋の方が合っていたかも^^;

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雪女伝説

2014-12-27 18:32:29 | 暮らし

今朝の『第2サティアン』は、雪で埋もれております。

むか~し、昔、寒い寒い北国の温泉旅館での出来事です。その日は朝から雪、また雪。『夢屋国王』は忘年会という世俗の風習に参加しておりました。外に出て飲みに行くのもはばかられるような雪…『夢屋国王』は若い衆が繰り広げるゲームに参加したのであります。初っ端からボケをかましゲームを盛り上げ、カラオケは音程をハズし皆が歌いやすくしてあげる。何と心の優しい国王でありますことか…ふと気が付くと『夢屋国王』の前に、若くて美しい?女の人が立っていたのであります。「もう、これ以上おバカはしなくて良いですよ。そして、これは私からのお土産です。決しておバカなことに使ってはいけません。このことを人に話したり、おバカに使ったら、私は二度と国王の前に現れることが出来なくなってしまうのですから…。」『お雪』と名乗る女の人は、そう言ってチェック柄の包みを渡したのでありました。


それでも懲りずにおバカをやる『夢屋国王』…

喫煙部屋で男どもとおバカをやっている国王は、ガラス窓越しに覗いている『お雪オババ』の大笑いに気づいたのでありました。ああ、もう私の前には『若お雪』は近づいてもくれない…『若お雪』は降りしきる雪景色の中に消えていったのでありましたとさ。


「さくら!匂いを嗅がんでもいいのじゃ(*`o∩o怒)」

翌日、自宅に帰った『夢屋国王』は、『お雪』との約束を守り、決してオッカーには昨日の出来事を告げてはおりません。しかし、感の良い『柴犬コウ(本名:さくら)』の鼻だけは誤魔化せません。巨大なバナナ枕の匂いを嗅ぎ当てるのであります…。


12月27日午前10時現在の積雪深85cm

「お~い!朝帰りかい?」お隣の『エスケーの社長』に声を掛けられる。『朝帰り』…何か悪さをしたような響きでありますが…何か?
「忘年会でお泊まりだったの!」と念を押す『夢屋国王』でありますが、やはり昨日の記憶が一部飛んで、完全否定出来ないところに心が痛む^^;
昨日からさらに30cmほど積もった雪を除雪機で飛ばしながら、あの『お雪』は一体誰だったのだろうと考える『夢屋国王』でありましたとさ…忘年会は1年の憂さ晴らしのためにあるんじゃい。目出度し目出度し…ホントかなぁ?

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鬼嫁伝説

2014-12-26 17:04:30 | 暮らし

『お父SUNた』はケーキが食べられない訳では無いのです^^;

我が家からXmasのホールケーキが消えてしまったのは、いつ頃からでしょうか?取引している車屋さんからは、市内有名店のチョコレートケーキが届いたし、仕事上の付き合いで2~3個ケーキを買うハメになったから、この節、我が家の仏間?には、ケーキの箱が積み重ねられてあったのでありますが…^^;
職場の同僚S.Y.さんの実家は小さなお菓子屋さんで、大手と違ってスポンジを作り置きし、冷凍保存するようなことが出来なかったので、むしろ個数限定で美味しく外せなかったのでありますが、ある年、イチゴが高騰し原価割れしてしまったことと、オヤジさんが年を取り体力的に続かなくなったことから止めてしまいました。その頃からですかねぇ、景気も悪くなりケーキも買わなくなったのは…。
今では専らショートケーキであり、お酒を飲む『お父SUNた』は、「くう?(食べる)」と聞かれ「かね!(食べない)」と応えることが多いことから、いつの間にやら『お父SUNた』のケーキは無くなってしまったのであります。『お父SUNた』はケーキが食べられない訳ではないのです。飲んでいるビールにケーキの甘さが合わないだけ…ウイスキーのロックを飲んでいる時なら、チョコレートケーキを摘んでグイっとなんてことはアリでっせ!(そこまで気が利く嫁ならば、もう少し夫婦仲も良いのでありましょうが^^;)
そこで、『お父SUNた』は、反逆のサティアンケーキを用意したのであります。安いロールケーキに仏壇のロウソクを灯して…和洋折衷、神仏混同…食べられない訳じゃない、食わないだけなんだ…と謎の呪文を唱えながら…フレッシュだって準備してある。ホイップすればデコレーションくらい出来るがしないだけなんだ…と、イジけたオヤジの情けない抵抗を試みるのであります。


アチャ~!!!車庫が雪で倒壊してしまいました。

今日のお昼直前、『夢屋国王』の携帯(フッフッフ、今はスマホだぜ^^;)に呼び出し音が…
「夢屋く~ん。○×さんの車庫が雪で潰されたらしい。」…「え"~!!!」
友人である『貧乏父さん(H.N.)』の知人でもあるS.K.さん宅の車庫が潰されたと大家さんからの電話であります。彼女は先月訳ありでお引越し…無人となった家の車庫には大量の雪が積もり、雨で重みが増したこともあってご覧のようにペシャンコであります。他人名義の車検切れの自動車が下敷きに…幸いフロントガラスは割れていないようだが、これで年内撤収は不可能な状態となってしまいました。けが人は居なかったので、不幸中の幸いということにしておきましょう。

そうそう、本日のタイトルは「鬼嫁伝説」でありました。
今月から『サヨちゃん』が冬場のお手伝いとして出稼ぎ先にやって来ました。とても気が利く農家のお嫁さんであります。
「サヨちゃ~ん!萩原農園の塩豆食べてみないか?」(夢屋国王)
「ああ、これが有名な萩原農園の塩豆ですかぁ~?あのお高い…。」(サヨちゃん)
「サヨちゃんとこでも、塩豆作んなよ!」(夢屋国王)
「家の地区では、豆作っている農家は無いですから…。」(サヨちゃん)
「そうかぁ~、欲深地区は果樹専門かぁ~。あそこには『鬼嫁伝説』があるからなぁ…知ってっか? むか~し、昔、あったけど。欲深村には、そりゃ~器量の良い嫁が次から次へと来るんだが、来る嫁、来る嫁、口々に『あんだぁ~、お願いだから豆だけは植えねでけろ!』って言うっけど…。んだもんだから、村の亭主どもは、豆は一切植えねっけどぉ~。ほしたらよぉ~、年が経つごどに、嫁っ子の頭さ角生えで来んだどぉ~!そいずが年経つごどに少~しずつ伸びでいぐっけどぉ~!怖いねぇ~怖いねぇ~^^;」(夢屋国王)
「???」(サヨちゃん)
以上、この「鬼嫁伝説」は、決して『欲深村』に伝承される昔話ではなく、本日『夢屋国王』が咄嗟に捏造したお話であります。気が利く『サヨちゃん』にも果たして角が生えるのでありましょうか…明日は、忘年会でありますので確認してみたいと思います^^;

追記)これより恒例(高齢)の大忘年会の開会であります^^;

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『オジSUN』た…ち

2014-12-25 12:50:24 | 暮らし

「道の駅」に展示されていた くまさん ダス^^;

「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう~♪」山下達郎さんの「クリスマス・イブ」が定番となる季節でありますが、本日は寒気が緩み午後から雨…夜更けに雪に変われば、ホワイトXmasでありますが…山形の恋人達よ!世の中そんなに甘くはない。ひねくれ者の『オジSUNた』はほくそ笑むのであります^^;
赤鼻のトナカイがソリを引き、良い子の所にプレゼントを運ぶ頃、『赤鼻のオジSUN』たちが三角帽子を被って街に繰り出したのはいつの日か…今では、アットホームな『パパサンタ』が暖かいお家で家族と過ごしていることでしょう。斯く言う『夢屋国王』もXmasイヴくらいは、『第2サティアン』を放棄して家族と夕食だけは共にしております。(缶ビールを飲んで、コタツに横になれば睡魔に襲われて眠ってしまう…いつもと変わらない夜でありますけれど^^;)
『柴犬コウ(本名:さくら)』と長女『有季菜先生』にはオシャレ着を、オッカーには、お菓子入りのミトン手袋を…国王には…そうそう、先日、煙草屋の塀と仲良くなってしまった自家用車の後部ドアの請求書が届きました。これで年末年始の長期休暇に北海道の先端で過ごす計画は水泡と帰したのであります。(´・ω・`)ガッカリ・・・


『みちバァ』の除雪機は型は古いがまだまだ使えます^^;
(もう朝の7時過ぎなのですが、まだ薄暗く写ってます。)

当分の間、「目刺し98円」と「鳥の軟骨1パック260円」を交互に炭火で焼きながら、ひとり寂しく『第2サティアン』でお酒を飲むことになりそうであります。おひとり様も決して悪いものでは無い…しかし、それは帰る自宅があるからでありまして、寂しがり屋の『夢屋国王』は最高の時間を今過ごしているのかも知れません。
さて、かつての仲間が事業を止めるという。彼にしてみれば思い切った決断をしたと思っているのであろうが、元々人が良すぎるから事業には向かない奴なのである。リスクを常に考えながら、勝負時には一気に勝負をつけなければいけないのに、美味しい話にだけ食いつくタラレバの世界…折角のXmasなのに、最悪のプレゼントだけを背負い込んでしまったようであります。下手な同情などは何の役にも立たないのでありまして、着々と整理をして行くしかないのでありますが…『オジSUNた』ちは、それぞれの背中に何かを背負って生きている。軽い人、重い人…その重さに押しつぶされてしまう人…『三太』のオジさんの背負う白い袋はどうして重くないのだろうか?きっと、子どもたちの夢や希望が詰まっているからに違いない。子どもたちの願いを叶えてあげるには重い宿題も背負っているはずなのだが…そんなことを考えながら今夜も夜が更けていく。
「きっと君は来ない~♪ひとりきりのクリスマス・イブ~♪」…アホたれ!幸せは自分で掴みに行くもんじゃ~!棚ぼたの幸せなんてありはしないのだぁ~!(少々、悪酔い気味の『夢屋国王』であります^^;)

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塩豆

2014-12-24 12:12:51 | 暮らし

「萩原農園」製の塩豆です。

昨日また雪が降りました。明け方除雪車が来て、その後にも降ったようで新雪がさらに15cm程積もっておりました。自宅前の道路の雪を片付け、『みちバァ』の家に向かうと見慣れぬバァさんがもう一人…Fさんちの『久美ちゃん』でした。(御免なさい^^;)顔をしかめながら雪を片付けている『みちバァ』は、どうやら腰椎を圧迫骨折してしまったらしい。「機械で飛ばしてやるから待ってな!」と声を掛けても動こうとする…実に強情なバァさんなのであります。


ただ今の積雪深75cm…(゜O゜)

「天皇誕生日」…国民の祝日なのだから、ゆっくりしていれば良いものを…急いで除雪機を出して、除雪車が残した雪や屋根から落ちた雪を飛ばします。当然、『第2サティアン』に通じる『ロイヤルロード』も入念に除雪して^^;
『みちバァ』は、2、3日病院でコルセットをするかどうかを検査するらしい。留守にする間、雪片付けをお願いと言われるが、勝手知ったる他人の家、それこそ勝手に除雪機を出して、勝手に片付けて置くから心配するなと答える『夢屋国王』であります。


「萩原農園」に対抗して『夢屋農園特製塩豆』を作る^^;

雪片付け後の『第3次越冬隊員』の仕事は決まっている。現在の積雪深を観測し、ストックヤードへの横路を確保し、『サティアン・テラス』に覆い被さった雪を除ける…これが朝食前の仕事。6時半から始めて、テレビを点けたら「マッサン」をやっていたから、彼此1時間半ほど雪かきに時間を要したようであります。(雪と戦う無駄な時間であります。)
正月用に「黒豆」を煮てみようかと栽培した「丹波黒豆」でありますが、「萩原農園」の緑茶用、ビール用、日本酒用の塩豆3点セット(他にも種類がありますけど)に触発されて、『夢屋特製塩豆』を煎ってみました…何ということは無い、『夢屋国王』もお年のせいで、硬い煎豆が歯に堪えるのでありまして、煎り立ての柔らかい豆を食べることにしただけでありますが…^^; 甘みが増してビールなど飲みたいところですが、午後からT君宅の様子を見に行く約束をしているので飲む訳にもいかず、大人しく「高倉健さん」主演の「駅」をDVDで鑑賞しておりました。


赤湯温泉観光案内所…湯元「からころ館」

T君は雪を物ともせず自転車で駅から自宅まで約5kmの道のりを帰って来たようです。車を駐車させて欲しいと近所の婆さんに頼まれたらしく、無報酬で駐車場スペースを確保しておりました。(この辺が、東北人の人の良さの現れなのでありますが…。)
取り敢えず電気とガスが復旧した彼の自宅に水を運び(水道管が破裂しており、井戸水のホームポンプの位置が分からなかったので当面の水だけ準備してあげました。)電気が入ったことで、ポンプの位置と破裂状況が確認出来たから、後は仮設で水を台所にだけは引くことが出来そうであります。(また、知り合いの設備屋さんにボランティアをお願いすることにしよう。)
当面の生活の場が確保出来そうなので、『夢屋国王』はタオル1本持って、お隣町の赤湯温泉「からころ館」へ湯治であります。こちらは施設が新しく料金は200円。7枚綴りの回数券が1,000円なので、当分こちらに通うことにしようかしら…。夕刻のサティアンで、鳥の軟骨を炭火で焼きながら一杯…至福の「天皇誕生日」でありましたとさ。

追記)先ほど目が覚めました。もう春だ、田植えが始まるなぁ…何と冬が短く感じられることか…と、農作業に急かされる悪夢で目が覚めたのであります^^;

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「さくら」の決心

2014-12-23 20:34:13 | 暮らし

『お父三太』がくれたコート…似合うでしょ^^;

雪さえ降らなければ、ヒマな冬のお百姓さんであります。元々『夢屋国王』は出稼ぎを主な収入源としているのだから、お仕事を頑張らなければいけないのですが、このところの土日は、ぼ~っとしていることが多い。時にギターを取り出して、懐かしき「かぐや姫」ナンバーのお気に入りの曲を爪弾くのであります…左の指が言うことを効かないのが玉に瑕ではありますが…^^;
そして、100円玉を握り締めて、タオル片手に公衆浴場(温泉)に出掛ける…夏場に酷使した身体を休めると称して、湯船に浸かるのでありますが、これまたぼ~っと浸かっている。五十肩で上がらなくなった右肩を回し、何とか可動域を増やそうと努力はするのでありますが、元に戻るということは無いのであります。(年は取りたくないねぇ。)昨日は、出稼ぎ先の元上司や交渉先の社長とバッタリ…。
「お変りありませんか?」(夢屋)
「もう、一年と言えない人生だねぇ~。どんどん衰えていくよ。」(○×さん)
「そうそう、この前△□さんと湯野浜に魚を食べに行きましたよ。」(夢屋)
取り止めの無い近況を話すのでありますが、よくよく考えてみると、私『夢屋』が就職した時、課長として君臨していた彼と同じ年齢になっていることに気づくのであります。
出稼ぎ先での私は、彼と同じように恐れられているのだろうか?あと30年もすれば、彼と同じように「もう一年と言えない人生」を考えることになるのだろうか…。


今年も「沢庵漬け」を漬けてみよう^^;

我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、埼玉県生まれが災いしたのか、はたまた、ご主人(オッカー)に似たのか…寒い朝のお散歩が苦手であります。「さぁ行くよ。」とのオッカーの掛け声に、茶の間を逃げ回るのでありますから、余程寒さが苦手らしい…「あんたは、犬だろうが!何のために毛むくじゃらなんだよ。」と『お父三太』は発破を掛けるのでありますが、出掛けるには相当の勇気が必要らしい。時として、外に出てオシッコをしてすぐ家に帰って来てしまう始末であります。(本当に弱っちぃ犬であります^^;)
彼女の散歩の楽しみは、ジジィ(半次郎)に会って顔を舐めること。パーマ屋の「タナちゃん(猫)」を窓越しに眺めることくらいでありましょうか?
リードという束縛から解放されて、白い大地を走り回る…んにゃ~、コタツの中がこの世の楽園のようであります。
こんな狭い人生(いや、犬生)で良いのだろうか?
「私は私で幸せです。」(小保方調の断定口調で)…余計な心配は止めておこう…研究成果が上がらない『お父三太』のひとり言であります。

ちなみに、『夢屋特製沢庵漬け』は、ダイコン(干した後の重量)に対して、塩4%、粗目糖17%で一発漬け…漬かり上がりが確認出来るように(ダイコンの肌の汚れを消すために)黄色の着色料を使いますが、これはお好みで…美味しい沢庵漬けに成るには、最低2週間は必要でありますが、今年は1ヶ月遅れで仕込みましたので、果たして上手に漬かるでしょうか…「さくら」に食べさせてみよう…食らいつくには相当な決心が必要なはずですけれど…^^;

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大切な400円

2014-12-22 12:09:00 | 暮らし

我が家に気の早い『三太さん』がやって来ましたヽ(*´∀`)ノ

今夜は、題名と巻頭画像が一致していないようですが…。それは2年前の春、あるご婦人からひとりの青年(T君)のことで相談を受けたことが始まりでした。母親が居ないT君は、次いで父親が亡くなり引き篭り気味の生活をしておりました。伯母さんたちが彼の面倒を見ていたのですが、定職に就かない彼に業を煮やし、遂には絶縁状態…何とか成りませんでしょうかなどと相談を受けても、身内でもない『夢屋国王』では如何ともしがたいのでありまして、当面様子を見てみましょうと言ってはみたものの、我が家だって長女の『有季菜先生』は当時、プー子さん。長男『ポン太郎君』は卒業もままならず…他人様のご家庭まで面倒を見れる状態にはありませんでした。
仕事の合間に何度か会ってはみたものの「何か困っていることは無いかい?」と尋ねても「特に困っていません。」と答えが返ってくれば、他人は何も手を出すすべがないのでありまして、「ならば、困ったことがあれば何時でも来てや。」これが彼に掛けられる言葉の限界であります。衛生的では無い彼の部屋には、電気や暖を取る手段も無く、彼と出会って2回めの冬を越した今年の春、安否確認のために身内の承諾を得て彼の部屋に突入したのでありますが…居ない?
紙面に載った記事から、彼が小さな過ちを犯してしまったことに気付いた次第であります。あれだけ言って聞かせたのになどと、結果が出てから悔やんでもしようが無い。その後、更生施設にお世話に成ることを決めた彼とのやり取りで、証明書が必要になり、私が400円を立て替えて届けることに…。それから半年が経ちました。


『第2サティアン』の薪ストーブをテラスに移し、
『ノロ君』の発案で正面の扉を開いて焚いたら…
あれまぁ~暖炉風に^^; 本文とは関係ないひとコマ

今日、T君が家に戻るための準備をするというので覗いてみると、家の前の除雪をし、せっせと帰宅の準備を進めておりました。何か手助けをしなければ…余計な心配だったようであります。この半年の内に、理解ある社長の下で働き、規則正しい生活を取り戻した彼は、以前に比べてとても逞しく成長しておりました。(ならば、極力手は掛けまい。)
帰り際、「そうだ。」と言った彼が手渡してくれたのは、半年前に立て替えた400円…今ではタバコひと箱買えない400円でありますが、妙に暖かく、妙に大切な400円に思えました。
明日は、彼と相談の上決めたバイト先の面接であります。そして、今後自立するための資格取得のための手続き…これだけは、チョット面倒みてやんなきゃいかんかなぁ^^;
今年、加工品第1号をお買い上げ頂いた『イチオ君』の500円とT君が返してくれた400円は、当分の間思い出の品物として大切に取って置くことにしよう。彼の将来に光あらんことを願う『夢屋国王』でありましたとさ。

皆様のところにも、幸せを運ぶ『三太さん』が訪れることをお祈りいたします。

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