その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(いい肉の日)

2011-11-30 12:47:38 | 夢屋王国

11月29日は元旦より数えて333日目であり、「いい肉の日」・・・この日くらいは良い肉にあり付きたい^^;
しかし、水田の借入地代の支払いを済ませ、大方の精算を済ませると銀行口座はマイナス残高となっている。(フッフッフ^^; クレジットのマイナスではありません・・・ということは・・・)今日は、333のゾロ目の日、友人の『貧乏父さん(H.N.)』の真似をして、手堅くスクラッチを購入しましたが、敢え無く撃沈。仕方なく、国産牛スジ肉を買い求め、コッヘルにぶち込んでコトコトとストーブで煮込むことにしました。「夢屋のわらしべ長者伝説」もスタートからつまづきを見せております。
さらに、不幸は重なって、気まぐれに始めた木刀の素振り…昔取った杵柄と100回程度の素振りにも係わらず、気合を入れて一本々々を強振するものだから、左肘を痛めたようであります。牛スジ肉と左肘筋の損傷・・・スジ違いの話などと笑ってもいられません。寄る年波には勝てないということか、肉体の老化は着実に進んでいるのであります。
いい肉と言えば…。子どもの頃、アーク溶接の現場で光を直接見てはいけないと注意されました。目が焼ける。シールドガスである二酸化炭素がプラズマ化する際に紫外線を放出させるらしい・・・我が家の古老が働く現場では、何人かの若衆が遮光マスクをしているにも係わらず目を焼いたようであります。この時、登場するのが牛肉…日焼けした眼球(網膜か?)の熱を取るのに牛肉を当てるのが最良の治療法と職人たちは言っておりました。牛肉は高いので、手拭を日本酒に浸して目蓋に当てるということの方が、我が家では多かったような気がしますけれど^^;

一発勝負に敗れた日は、大人しくする以外の手立てしか思い付きません。私の作業予定では、そろそろトマトの雨除けハウスを撤去する時期に来ているのですが、まだトマトが色付いております。加温している訳でもないのですが、雨と霜に直接当たらなければ、トマトはこの時期まで収穫できるものなのかと驚いております。ただし、このトマトは表皮が硬く、水っぽくって美味しくありません。美味しくないから、収穫しても我が家のオッカーが食べることは無く、台所のテーブルに放置状態…結局、一粒、二粒と弁当箱の彩りに使う程度でありますが、実にもったいなく技術改良の余地を検討する国王であります。
今年は、秋野菜の上がりがよろしくない・・・自信を持って定植した結球レタスが結球しない。白菜の結球も甘い。天候は、出たとこ勝負でありますが、土壌中の水分過多や鉄分不足など、色々と研究・検討課題があるようです。見通しの利かない「濃霧注意報」が出ている朝に、硬い外葉を食べているカタツムリ。彼女もまた生き残るために必死でありますが、その道のプロとして生き残るためには、まだまだ勉強が必要なようであります。
やっぱり、一発勝負は無理なのだろうか…扶養家族がいきなり増えた今年の年末調整…源泉還付で赤字の穴埋めを考える、今日は消極的な『夢屋国王』でありましたとさ^^;
いや、来年の「いい肉の日」は、高笑いをしてやるのだ!

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夢屋王国(先行投資)

2011-11-29 23:17:26 | 夢屋王国

庭先の赤い物…葉や実を探しておりますと、赤い実がふたつほどついたスズランの枯れ茎を見つけました。亡くなった祖母に言われて、幼稚園にスズランを持って行った記憶があるので、彼是50年近く同じ場所にスズランは咲いていることになります。肥料も与えず、株分けもしないので、子どもの頃の記憶からすると花や植物自体が小ぶりになってしまったような気がします。10月頃が植え替えの適期と承知しているのですが、ずっと先送りされております^^;
さて、中国の故事に「入るを量りて、出ずるを為す(制す)」という格言がありますが、至極当然のことと感じるのでありますが、世の中ではそうでも無いらしい。右肩上がりの経済発展を経験してきただけに、土地の価格は必ず上昇し、借金も物価の上昇とともにただ同然に成る。消費拡大こそが善で、一度昇った太陽は決して沈むことは無いと勘違いをさせられて来ました。本来、「経済」とは、「世を経(おさ)め、民を済(すく)う。」・・・経世済民が語源なのでありますが、貨幣経済が進み、生産・消費・売買という側面だけが強調されるようになりました。確かに大量生産と大量消費によって、そのことが収入の源泉となり、収入の多寡が幸せを計る尺度とされ、またそのことを疑わなかった。

一方、日本からの独立を宣言した『夢屋王国』はどうでありましょうか?まず、王国内には、固定した民と言う概念が無い。例えば、昨日、釣り場から採取したクレソンの株の中に、ザリガニの子どもが隠れておりました。雑草という概念でカラスウリを刈り取り、作物という概念でクレソンを栽培することで、クロウリハムシの生息密度は下がり、新たにザリガニの生息環境が整う。国王の経済活動(生産・消費活動)で、生息する民が変化するのであります。手を加えれば加えた方向に、手を抜けば手を抜いた方向に、民(種)は変化していくのであります。
国家の財政収支は・・・国王の独裁により、無謀にも『第2サティアン』やロイヤルロード(敷き砂利)を建設し、果樹エリアには、雨除けハウスの骨材を投入する。今年初めて、白菜と山形青菜を換金したものの、肥料代(堆肥)と種苗代を確保できただけで、建設費用には遠く及ばないのであります^^;
折角、日本からの独立を宣言しても、やっている事業は借金まみれの赤字国家であります。「これらの事業は、将来のための先行投資である。」・・・何やら口調まで、どこかの国家の政治屋と同じになっているではありませんか^^;
ただ唯一違うところがあるとすれば、先行投資は国王の資産総額が限度であり、経済活動によって変遷する民から、税という形で収奪する術を国王は持たないという一点のみであります。この3年間の義務教育課程が、そろそろ修了を迎える11月…アスパラやウドなど、着実に畑の改良は進んでいる。汗と先行投資分は、必ず回収出来る・・・貨幣という形ではないが、収穫する喜びという形で必ず実を結ぶと信じて、国王はまた先行投資を行うのであります^^;

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夢屋国王(田吾作編)

2011-11-28 12:07:08 | 夢屋王国

みぞれ交じりのぐずついた天気が一転、本日は早朝からガリガリの霜が降り、久し振りに晴天の予感…11月は『雪囲い月間』と定められておりますが、大方の作業が終了したことからお休みを一日頂いて仲間と釣行であります。
米沢市作谷沢「田吾作」…名前からして『夢屋国王
』にお似合いの釣堀であります。職場の後輩N君は、朝7時のゆっくりした待ち合わせ時間にも係わらず遅刻…それでも怒らない。何故なら、彼と同行する約束でもしていないものなら、とても寒くて出掛ける気持ちになれないような朝なのだから^^;

 

釣堀の中を悠然とアイガモが泳ぐ、優雅な釣堀であります。へら鮒釣りに関してN君はビギナーであるため、こうした寒い時期の釣りを体験したことが無く、『段底』という釣り方を体験して頂くのが本日の課題であります。8時頃からの開始なのでありますが、1時間経っても彼の仕掛け作りが終わらない。『関師匠』の教えを忠実に守っているものだから、針結びにエライ手間取っているのであります。そんな現場に巨漢の『八巻師匠』が遅れて参戦し、二大巨頭に挟まれて「段差の底釣り」を開始したのでありますが…

 

さすが名人『八巻師匠』が最初に釣り上げたのが「赤いキントト」・・・一同大爆笑であります^^;
『夢屋名人』は、3枚ほど釣り上げ、アタリのタイミングを見切ったところで大ブレーキ・・・3連続根掛かりでお魚さんが散ってしまいました。

 

ビギナーN君にもしっかり釣らせることが出来ました。(良かった、良かった^^;)少々早めの昼食は、「田吾作」自慢の大盛り味噌ラーメン。釣り宿の食事にしては、お勧めの美味しいラーメンです。
昼食後、1時間ほどで3枚追釣したところで、私は喪服に着替えお葬式に…釣りをしてからお葬式とは不謹慎ではありますが、かつての職場の同僚が亡くなり、午後2時からのお葬式だったのであります。同僚や友人の親が亡くなるということは経験してきましたが、この1ヶ月の間に、何らかの形で職場を一緒にした人たちが、病気のため2名現職で死亡しております。自分自身もそんな年齢に達しているのだとしみじみと思うのであります。

 

快晴の米沢から、雪を頂いた朝日岳と月山がきれいな姿を眺めることが出来ました。今まで生きて来た長さと残された人生…当然、残された時間が短くなっているのだから、残りは目一杯遊ばせていただく。故人との別れは、自分の人生を見つめ直す良い機会でもあります。
泣いて暮らしても一生、笑って暮らしても一生なのだから…。

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夢屋王国(冬支度3)

2011-11-27 22:10:05 | 夢屋王国

昨夜は、かつての上司たちと酒を飲んだ。完全に出来上がってしまい、後半は良く覚えておりません。財布のお金が減っているところを見ると会計だけは済ませて来たようであります^^;
したがって、マルフの朝は非常に気持ちが悪いのでありますが、冬支度の仕事だけは溜まっております。消雪パイプを所定の場所に設置し、通水して水の出を確認する。ウコギの生垣を整枝し柵を張り直す。そんな作業をしていたら、空き家となったお隣さんを管理しているTさんがやって来た。『第2サティアン』に通水するために、我が家の井戸からお隣さんの裏庭の地中を経過してポリパイプを敷設させていただいているので、今年の冬はお礼にお隣さんの玄関先を消雪することを約束しております。こういう作業は、管理人さんが居る内にしておかないといけません。彼女も昨年、突然母親を亡くし、2軒の家を管理しなければならなくなり途方に暮れているのであります。主を失った家屋の空気を入れ替えに毎月やって来るのでありますが、もう5年間空家の状態、来年7回忌を済ませたら母親の遺言に従い隣家を手放したいらしい。元々、お隣さんは独身女性だったので、隣家を受け継ぐ者が居ないのでありましたが、地方では、今後、こうした中古住宅がいたるところで出てくるのではなかろうか?我が家とて決して他人事ではないのであります。

 

気持ちの悪い朝ではあるが、珍しく山々は晴れ渡り雪景色を見せてくれました。『馬上の謙信公』と言われる天元台スキー場も、早々と滑走可能となったとか。今日は、遠くに「西大テン」の頂も見えるのであります。昨年、雪折れしてしまったリンゴの木を剪定し、稲杭で補強する。今年はこれで雪折れを免れるでありましょう^^; 雪で潰されてしまって放置していたアケビ棚を掘り起こし、曲がってしまった単鋼管を来年はキュウリの支柱に使おうなどと策を巡らすのであります。ようやく自宅回りの冬支度は終わろうとしております。

コカマキリの卵塊が、今日仕立てたウコギの生垣の竹に付いておりました。昆虫たちも冬支度は終了・・・アカトンボだけが、僅かな温度上昇で最後のあがきをしております。これから4ヶ月の間、外作業から解放されるのでありますが、明日だけはお休みを頂いて、久し振りに釣りに出掛けるのであります。(決めた^^;)

 

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夢屋王国(青面獣…)

2011-11-26 13:18:24 | 夢屋王国

北方謙三氏の「水滸伝」を読み、今、その続編である「楊令伝」を読み始めました。文庫本を読むには『大人の眼鏡』が必要になり、昼休みの時間に10頁も読み進むと疲れてしまいます^^;
退廃した国家「宋」の軍略家・童貫将軍に敗れた「梁山泊軍」の再建を果たすはずの「楊令」が、なかなか登場しない。全15巻ほどある小説なのだが、いつになったら読み終えるのでしょうか?楊令は実子ではないものの、確か「青面獣楊志」の子であるはずである。「替天行道」の旗印と賊徒無頼を束ねる頭目が必要なのであるが、百八星の子孫たちは、なかなか集まらないのであります^^;
この国(日本)は、何処へ進んで行くのでありましょうか?官僚が国家の大勢を維持し、政治屋が茶番劇を演じる。国家が国家として勢いがあればそれで良いのでありますが、健全に発展しなければならないはずの企業(資本家)は、国際競争の名の下に自国民の労働力を必要としていない。そんな国家が国家として永続するのでしょうか?「水滸伝」を読み、楊令の登場を待ちわびながら、この国家が退廃していく「宋」という国にダブって見えてしまうのであります。

畑の中の真っ赤になったピーマンを見ながら、確か昨年、顔半分が青い「青面獣ピーマン」の画像があったよなぁ・・・なんて思い出しながら水滸伝をイメージする。

青面獣ピーマン画像を探していたら、オヤジを貪るオッカーカマキリ(オオカマキリ)の画像もあるじゃないか^^;
弱き者は、常に強き者に利用され続けるのでありましょうか・・・『夢屋国王』は、第2サティアンという居城を構え、理想国家の建設に励むのであります。
しかし、このカマキリ・・・どこかの奥さんに似ているのですが・・・誰でしたっけ?(^^;)

 

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夢屋王国(カエデとモミジ)

2011-11-25 12:15:41 | 夢屋王国

♪秋の夕日に照る山紅葉~♪ 『夢屋国王』は、突然思い出したかのように尋常小学校唱歌を口ずさむ。国文学者「高野辰之」作詞の唱歌「朧月夜」「故郷」「春の小川」季節ごとの情景を謳い込んだ歌詞が好きなんだなぁ^^;
素直に口パクで歌っていれば良いのでありますが、ふと歌詞が気にかかる。「照る山 紅葉」なのか「夕日に照る 山紅葉」なのか…下らない哲学が始まるのであります。子どもの頃、モミジとカエデの違いを古老に尋ねたことがあります。『楓(槭)は「カエルデ」が転化したもので、カエルの掌のように葉の切れ込みが少ないものを指し、モミジは葉の切れ込みが大きいものを言う。』と古老は教えてくれたのでありますが、今日までそう信じて疑わなかった。カエデとモミジは違うものと信じていたのであります^^;
一般的に楓と言った場合、カエデ科カエデ属の木を総称して呼ぶそうで、モミジもカエデ科の植物なのであります。それでは「山紅葉」なる種はあるのだろうか・・・ヤマモミジ var. matsumurae (Koidz) Ogata イロハモミジの変種として登録はあるようですが、明治時代の国文学者がヤマモミジを意識して作詞したとも思えない。♪渓の流に散り浮く紅葉~♪という2番目の歌詞を見ると、「秋の夕日に照る山 紅葉」と解釈するのが妥当らしい・・・などと一応の決着をつけるのでありました^^;
自宅回りの赤いものを探す…ほほ~「空吹き南蛮」の赤が目に眩しい。これもまた語呂の違いで、国王は「法螺吹き南蛮」と覚えておりました。天(空)に向かって叢生するナンバン・・・「空吹き南蛮」が正しい品種名なのだろうけれども、激辛の実とさほど辛くない実が混在するので、「法螺を吹く南蛮」と思い込んでいたのであります。幼児体験と言うものは、このように恐ろしいのであります。

朝の畑を徘徊しておりますと、菊の花でアブさんが霜宿り・・・昆虫たちにも厳しい季節となりました。キャベツの葉を食害するアオムシ(モンシロチョウの幼虫)も死に体であります。親虫の産卵時期が悪かったと言えばそれまでですが、葉を食害する憎っくき虫も凍死寸前の姿を見ると物悲しさを覚えてしまいます。もうそろそろ、廃れ始めた菊の花も茎ごと切り倒さなければならないのですが、こうして霜宿りする虫を見ていると躊躇してしまう国王でありましたとさ・・・。

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夢屋国王(じごぼれる)

2011-11-24 20:53:58 | 夢屋王国

 

11月23日は「勤労感謝の日」…我が在所の耕福寺に安置されている「福一満虚空像菩薩」の年越祭が行われます。神道でいうところの「新嘗祭」に通じるものがあるのかもしれませんが檀家に餅が振舞われます。(とは言え、御札代と祈祷料を含めて参加費1,300円也^^;)納豆餅とお雑煮、あんこ餅、白菜の浅漬けに大根の煮しめ。メニューは子どもの時から変わっておりません。夢屋が子どもの頃は近所の同級生と連れ立ってお寺の本堂に陣取り、何杯食えるか競ったものであります^^;
基本は、あんこ餅を食べず、納豆餅を食べる…甘さや余計な具材でお腹が一杯にならないようにするための子どもの浅知恵であります。それでも、せいぜい10杯程度だったでしょうか、最後は餅を一切れにしてくださいなどと給仕のおばちゃんにお願いし、「オラは〇△杯、食べてきたぞ!」などと他愛の無い自慢をするのであります。「働き手の男は一升餅くらい楽に食えるもんだ…。」などと、近所のじぃさんたちは、昔語りをしたものでありますが、こういうじぃさんに搗き立て餅を千切ってやると、餅は噛まずに丸呑み状態…餅に付いた納豆を振り落としながら飲み込むので、千切り手が追い着かない状態になるのであります。
もう食べた杯数を自慢する年齢でも無いので、四杯ほど食べて席を立つと「あど、かねな(食わない)がは?」と近所のおばちゃんがひと言。「これ以上食うど、じごぼっち、仕事さんにぐなっから(出来なくなるから)」と久し振りに応える夢屋であります。
『じごぼれる』・・・お腹が一杯になって、動けなくなる状態を指します^^;

「勤労感謝の日の父」は、のんびりと一日、一年の勤労に感謝し、温泉にでも浸かりながら疲れを取る・・・これが、夢屋の理想とする「勤労感謝の日」の正しい過ごし方なのでありますが、朝から庭木の剪定後の枝を片付け、オッカーと娘の車のタイヤ交換をし、消雪パイプの配管を直し、裏の畑の「ウコギ」の垣根を整枝する・・・。気付けば夕方の4時でありました。
少しは「ゆとり」が無いと勤労に感謝できない…しっかり、『第2サティアン』では家族に内緒でストーブにかけた「ビーフシチュー」を仕込んでおりますよ^^;
安い牛すね肉のブロックではありますが、畑で採れたタマネギを丸ごとコッヘルに入れて、半日ほど水と塩と胡椒だけでコトコトと煮込む。良い味のスープが出来ておりますが、まだまだ、これは明日の楽しみとして取って置く。小説など読みながら、早い夕暮れ時を過ごしたのでありました。画像は、この夏、大沢山で見つけた「空中浮遊するアオムシ」…日がな、風に吹かれてクルクルと舞う幼虫でありますが、今は、外で日向ぼっこをするには厳しい木枯らしの季節であります。

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夢屋王国(いい夫婦の日)

2011-11-23 06:03:34 | 夢屋王国

11月22日は「いい夫婦の日」であります。1988年に財団法人余暇開発センターが、夫婦で余暇を楽しむライフスタイルを提案し、11月22日を「いい夫婦の日」として提唱したことが始まりとされていますが、ここまで書くと政府系の胡散臭さが湧いて参ります^^;
「いい夫婦川柳コンテスト」などというのもありまして、2011年の「いい夫婦大賞」は、

「新しい 手帳に妻の 誕生日 (吉野信幸さん)」 が選ばれておりました。

夢屋夫妻の場合、妻の誕生日は私の1日前、日上の姉さん女房ですから、誕生日を忘れることはありません。誕生日を忘れることは無いのでありますが、プレゼントを買うことを忘れてしまう。これは危険極まりない行為であります。バラの花を買って贈ることもあるのですが、最近ではケーキのように実利を求める傾向が強いようであります^^;
さて、寒気の流入でそぼ降る雨が雪に変わり、積もりはしないけれど庭先の「ブイ」に雪の名残りが残っておりました。「ブイ」・・・16年程前に結婚10周年を記念して北海道旅行をし、帰り道の北海道は長万部の海岸で漂流物を拾って来た物であります。似た者夫婦と言いますが、お父ちゃんが突然こんなものを拾って来ても、平然としているお母ちゃんがそこにおります。以来、16年長万部産の「ブイ」は、何故か夢屋家の庭先に転がっているのであります。

 

山は雪。手前の低山が紅葉している姿と対照的に、亀岡文殊が鎮座する少々高い山は雪に覆われております。次第にこの雪が里に下りてくるのでありますが、自宅の雪囲いもほぼ完了し、「勤労感謝の父ちゃんの日」は、久し振りにゆっくりと過ごそうなどと考えております。『夢じぃ漬け』こと高菜漬けは、粗漬けが終了し水が上がって参りました。漬け上がりの高菜は、まだ辛味があって、瑞々しい若い乙女のような味であります。塩漬けにも係わらず上からダシ醤油をかけていただきます。職場の昼食の箸休めに持参してみました。
この高菜を各家庭の漬けダレ(醤油・砂糖ベース)に漬け直し、各家庭の味に仕上げていきます。若い乙女が各家庭の色に染まり、嫁となる訳であります。正月、大寒を過ぎた辺りから乳酸発酵により酸味が出て参ります。少々、地が出てくる訳でありまして、流水で塩出しをして、小女魚などといっしょに煮て食べます。これが春を迎えると煮ても焼いても食えなくなる・・・姑ばあさんというところでしょうか。私、夢屋は漬物の中に「女の一生」を発見したのであります^^;(これも哲学か?)
海苔なんて高価で買えないから、高菜の葉でご飯を巻いて食べる。そんな生活をしていた訳ですが、漬物を食べない子どもたちと違って、季節の物が無いと物足りなさを感じるお年頃となってしまいました。
ばあさんたちは、各家庭の漬物を出してお茶飲みなどしていたものですが、「余暇を楽しむライフスタイル」・・・貧しかったけど、こうした楽しみは、ばあさんたちは持ってたよなぁ^^;

 

 

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夢屋王国(冬支度2)

2011-11-22 12:12:18 | 夢屋王国

今年初めて、里にも白い雪が舞いました。まだ、積もるほどの雪ではありませんが、冬を迎えるための備えの優先順位が少々変わって来ます。まずは、オッカーと長女の車のタイヤ交換を始めなければならない。昨年までは、何故かオッカーの夜勤の日に限って、雪の予報となり、早朝や帰宅後に鼻水をすすりながらタイヤ交換をしていたのでありますが、今年は専業主婦であるオッカーの車は、明日「勤労感謝の日」の祝日を利用して交換することにします。国王がタイヤ交換をしてあげることは、女性に対する当然の行為と受け止めているのか「ありがとう」のひと言も無いので、ボルトの一本も緩めておいてやろうかなどと、たまに悪魔の囁きを感じることもあるのですが、もう少々生きていて欲しいので、まだ実行したことはありません^^;
雪囲いも概ね終わっているし、タイヤ交換も先延ばし出来る・・・しかし、夕刻、家に帰り着くと粗漬けの「山形青菜」の桶の水が上がっている。外に干した大根もそろそろ漬け時であり、おみ漬けの青菜も刻まなければならない。お袋が残した漬物のレシピを再確認しながら、野菜の重量に対する塩の量を割り出し、一気に漬け込むことにしました。そそくさと夕飯(ビール)を済ませ、おみ漬け用の青菜5kgを刻み、大根2kgをスライサーで千切りに…塩分濃度は青菜1kgに対して25g…2.5%であります。重い重石で一気に水出ししてから、軽い重石に替えて、漬けダレと砂糖、ニンジンやスルメの千切りを加えて5日程寝かせれば、おみ漬けの完成であります。屑野菜利用の漬物ではありますが、これを待つ叔父貴たちに送ることが喜び…^^;
火の気の無い小屋の中での作業ですから、ほろ酔いビールも醒めてしまいました。これでは風邪が悪化する…再度、ビールを飲み直して、昨日収穫した「サルナシ」とにらめっこ。昨日、久し振りに『第1サティアン』にやって来た『貧乏父さん(H.N.)』に「キウイと同じ味がするだろう…。」と振舞った「サルナシ」でありますが、「ジャムに良いかも…。」というひと声(悪魔の囁き)に反応して、砂糖を加え、小鍋で煮詰めてみました。味はなかなかのものですが、いまひとつ色の仕上がりが満足できない…気付けば時計は9時を回っておりました^^;

      

冬支度などと言いながら、こうして余計な事に手を出してしまう。それはそれで楽しんでいるのだけれども^^;
『夢屋王国』の新たな家族である『柴犬コウ(本名:さくら)』は、ようやく用を足す場所とタイミングが一定して来ました。しかし、『夢屋国王』が2本目のビールに手を掛けた途端、ジャーにブリブリ…とても美味しいつまみを提供してくれます。
いい加減な『夢屋国王』の冬支度をあざ笑うかのように、オオカマキリとチョウセンカマキリが、赤松と李の枝先に卵鞘を産み付けておりました。一説では、その年の雪の量を予見して卵を産み付けるなどという説を唱える方もおりますが、果たしてどうだろう。私にはたまたまとしか思えないのでありますが…。何せ、赤松も李の枝も2mを超える位置に生みつけられていたものであり、当地方で2mの積雪があろうものなら、春を迎える前に雪かきで国王はダウンしてしまうでありましょう^^; そう、積雪の量とカマキリの卵の位置に相関関係は無い・・・そう信じないと生きていけない初冬であります^^;

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夢屋王国(冬支度)

2011-11-21 12:03:59 | 夢屋王国

折からの強風で、庭のサンシュユの葉が落ちると、夏に木を這っていた「キカラスウリ」の実が現れました。昔は、この実を焼酎に漬けて「しもやけ」の薬として使ったものでありますが、今時、「しもやけ」なんぞ作っているお子ちゃまなどいるはずも無く、未熟の実は食べられると言われておりますが、飽食の時代にこれを食べようなどというご奇特な方も居ないでしょう。今では、無用の長物…いやむしろ毎年蔓を延ばす厄介な雑草であります。調べてみると、植物体は塊茎を作りそこから蔓を延ばしている。いくらむしっても絶えない訳であります。塊茎から採れるデンプンは「天花粉」の材料になるとか…天然のベビーパウダーとして開発してみますか。いやはや、最近の赤ちゃんだって、オムツかぶれや汗疹など無縁の世界ではなかろうか・・・^^;

「ドウタンツツジ」の雪囲いをしておりますと、奇妙な光景に遭遇いたしました。枝先に「どじょう」の干物がぶら下がっているのであります。これは、秋に盛んにさえずっていた「モズ」の仕業に相違ない。「百舌の早にえ」であります。一説では保存食とされたこともあったようですが、今ではモズの本能でやってしまうことと解されているようであります。
『夢屋王国』内のそれぞれの冬支度…歩みののろい国王も、ようやく雪囲い作業を終了いたしました。次は、沢庵漬けとおみ漬けを漬けて、消雪パイプを敷設する…国王の冬支度は、まだまだ続くのであります^^;

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