その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

厄介なもの

2014-08-23 21:37:47 | 暮らし

この世には 生きて無駄なる ものはない (by 夢屋)

花の金曜日…また1週間が走り去って行きました^^;
時間の感覚は「年齢分の1」のスピード感で過ぎていく…そんなことを語った方がおりますが、充実した生活を送っているから…その割には、出稼ぎに行っている時間の長いこと、長いこと…ということは、出稼ぎ(生業)は充実していないということかぁ~^^;

昨日は、「マドガ」の交尾シーンを動画に収め、今では大学で教鞭を取っている学生時代の先輩にもメールしたのでありますが今のところ返信なし、きっと忙しく研究に没頭しているせいだろうと思いつつ、日中に行動観察できる素材に、誰か食いついてくれないだろうかと期待しているのであります。国の研究機関にいる同級生は、生態観察から新しい発見をすることは素人にでも出来ることだからお前がやれと尻を叩いてくれるのですが、糊口を凌ぐ生活ではそうもいかないのであります。尊敬するアンリ・ファーブル大先生は、56歳にしてセリニアンに移り住み(享年91歳)「昆虫記」の執筆に注力することになるのであるから、まだまだ人生は長い。(はず^^;)ジジィとハサミは使いよう…その気になってしばらく観察を続けようかなどとも考えるのであります。

さて、今夜のお題の「厄介なもの」…昨日のブログにもUpした「クサネム(タネム)」であります。マメ科の植物の特徴である莢にしっかり結実しておりまして、この種が意外と厄介な物なのです。稲刈りの時期に鞘が割れて、刈り取った籾に入ると、米粒と同じくらいの大きさなものだから選別した時に混入してしまうのでありまして、異種混入ということでコメの等級が下がってしまうのであります。まぁ、稲刈り前に抜いてしまえば済むことですが^^;

朝日を浴びて、ようやく撮影に成功した『ミドリヒメヨコバイの類』…体長5mmにも及ばないような、コヤツの仲間たち…「チャノミドリヒメヨコバイ」などは、お茶に甚大な被害をもたらすようであります。(ただし、発生消長から2番茶の新芽らしいのですが…)
水田の代表的なヨコバイ類は「ツマグロヨコバイ」でありまして、以前は大量発生していたものですが、何故かしら最近は数が減ってきた感があります。(※ツマとは…褄…翅の先を指します。)「感がある。」という表現をするのも、具体的な数値で示さなければ科学ではないから…永年の経験と勘だけで表現する『夢屋国王』では、科学を語れないのでありますよ^^;

イネや畑の作物を食害することはない「マドガ」も今のところ目立った被害を感じさせない『ミドリヒメヨコバイの類』も稲刈りの際に抜き取ってしまえば済むだけの「クサネム」も共存共栄できる仲間たちであります。「世に雑草という名の草はない。それぞれが自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです。」と語ったのは昭和天皇だったっとか…この世に生を受け、無駄であるとか邪魔であるなどと言うことは、傲岸不遜というものである。まして、人の命なら何をか言わんやであります。

あぁ!また2連休…何して遊ぼうか…^^;

コメント
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