その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

お中元…

2014-08-17 22:03:43 | 暮らし

こちらへと 糸で手繰らる 稲穂かな (by 夢屋)

朝晩めっきり涼しくなりました。13日の迎え日から16日の送り日…仏様の夏休みもあっという間に終了し、さて、仏様って残りの1年、何をしていらっしゃるものやらなどと、くだらない事を考える『夢屋国王』であります。仏様でさえ夏休みだというのに、鬼の取立人『夢屋』は、人から金品を取り立てるだけでは収まらず、田畑からも取り立てをしようと朝から動き回っている。二番手のトウモロコシや晩生の枝豆「秘伝豆」の畝の草むしり、里芋「どだれ芋」の草むしりに施肥、土寄せと今にも降り出しそうな鉛色の空の下、暑くならない内にと早朝から大汗を流しております。お陰様で春先から体重は3kg程の減量に成功し(ダイエット中の奥様、特保サプリメントなんて必要ありません。『夢屋農園』で草むしりダイエットを行えば、無料でしかも効果的にダイエット可能であります^^;)、慢性的な軽い腰痛に悩まされております。汗をかいた分だけ水分補給をしなければ…小玉スイカを1個畑から収穫し、一気に半分程食べてしまう。それから、丼飯を掻き込んでも体重が増えないから不思議でありますよ。

今日は送り日だから2軒の親戚宅を訪い、大叔母や叔母に線香を手向け、手を合わせなければならない。お中元には、仏様用に缶ビールをひと箱で…仏様がビールを飲んだりしないのだが、発泡酒や焼酎で日々を過ごしている『生き仏』には、たまにはラガーを進呈しましょうか^^;
最近、年老いて口説きが多くなった叔父貴の話を聞きながら、10月には兄弟のところに遊びに行こうなどと、泣かせるような叔父貴孝行の約束をしてお暇する『夢屋』であります。

子どもの頃からの宿命で「トノサマガエル」と呼ばれる痩せガエル。そう言えば、我が国の国民は、1匹として国王にお中元を届けるような気の利いた輩が存在しない。自称『夢屋国王』は朝から汗を流し、おべんちゃらを並べ続けても「国王」と称号で呼んでくれる国民は1匹として存在しないのであります。しかしまぁ、1年小僧とは言え、十分なエサにありついていないのか痩せ過ぎであります。来年は、見事な太鼓腹のカエルに成れるような豊かな田んぼにしてやらなければならないとお中元の有り無しに関わらず、善政を布く『夢屋国王』であります。
中元とは、元々、様々な罪を贖罪する催事であり、地獄の死者さえも贖罪されるのであります。(だから、金品で罪穢れを落とすのもいかがとは思いますが…)『夢屋王国』の住民は、自分に素直であり、純粋だから国王に媚を売る必要がない。国内にあるものを必要な分だけ利用しているに過ぎないのだから。仏事から国の有り様を哲学する『夢屋国王』でありましたとさ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする