その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

波動砲

2014-08-15 20:06:41 | 暮らし

朝に昼 夕べに変わる 顔と色 (by 夢屋)

『夢屋国王』の決断によって、少々後ろめたさは残るものの、今朝の「50回すくい取り法」による追跡調査でカメムシを見つけることは出来ませんでした。取り敢えず、防除という殺戮は成功したようであります。

お盆の夏休み二日目。本日は『第2サティアン生ビール大会』であります。『貧乏父さん(H.N.)』は奥さんの実家へ行ってるが、『イチオ』や『トシパン』に声を掛ければ必ず参加するはず。面子が足りない場合は、後輩の『キムケン』や新人の『とっち』に声を掛ければ良いこと、そう言えば、酒の飲めない長男『ポン太郎君』も帰省しているから、彼にはホルモン焼き当番を命じることにしよう^^;
無計画なようで、しっかり面子と予算を組み立てている『夢屋国王』であります。

さて、生ビール樽は午後のご褒美として、そろそろ秋野菜の準備をしなければならない。2年越しの収穫となってしまったニンニクとタマネギの植え床の草が絡みついたビニールマルチを剥がし、トラクター耕耘できる状態にしなければならないし、晩生の枝豆「秘伝豆」や里芋の畝の草むしり、自宅の畑や菊畑の草むしりもしなけれならない…毎朝、朝仕事をしても、旺盛な夏草の攻撃には敵わない『夢屋国王』であります。

「ゴォーーー!!!」毎朝、6時頃から『夢屋水田』の南方で爆音が聞こえます。将軍様の国軍が遂に攻撃を始めたのだろうかなどと、冗談を飛ばす余裕もなく、爆音源が『第2サティアン』に近づいて来るのであります。ビニールホースを手に2人組で行うカーペット防除、水和剤を遠くまで飛ばす動力噴霧器、ラジコンヘリを使った防除、そして…ついに戦艦ヤマトの波動砲?巨大なミスト散布送風機であります。ジジ、ババ、カァちゃんによる「さんちゃん農業」でも維持できなくなってきた農作業の究極の助っ人防除機械…導入費用はいか程なのでしょうか?防除組合という組織に、大量の国費が投入されていることは明らかではありますが…。当然、オペレーターは「キムタク」似の農業青年でなければいけません^^;
『夢屋国王』と言えば、古老の遺産である「動力散粉機」を背負い、10a当たり3kg/袋、700円のスミチオン粉剤を全身に浴びながら防除している状態…無益な殺生を行う罰として、自らも殺虫剤を浴びることによって、幾ばくかの贖罪を行うのであります。(本当は貧乏なだけで、高潔な精神を持って行っている訳ではありませんが…。)

このように日本の農業も省力化が進んでおります。半日掛かりでビニールマルチを外し、収穫を終えたトウモロコシを手で倒す…こんな作業をやっているようでは、アメリカに敵う訳がないじゃないか…『夢屋王国』は、国王の額の汗で維持される発展途上国なのでありますよ~~;

コメント
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