その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(とどけ)

2012-07-31 12:26:16 | 夢屋工房

柔道女子57Kg級松本選手、金メダルおめでとうございます。柔道男子73Kg級中矢選手、銀メダルおめでとうございます。トップアスリートの戦いは一瞬たりとも目を離せない緊張感があり、ダラダラと毎日を生きているオジサンに、勇気と感動と夜中の悲鳴を与えてくれるのであります。そして、祝杯の缶ビール…^^;
世界のアスリートたちが爽やかな汗を流し、オジサンは日中の茹だるような暑さで汗を流す。失われた塩分とミネラルを補給するには、山形県置賜地方特産の丸ナスの漬物とウイスキーの水割りで補給するのが一番なのでありますが、『夢屋本舗』はオリンピックの公式スポンサーとして資本提供しておりませんので、選手村に差し入れ出来ないのが残念であります。しかし、旧日本軍の捕虜が食事として木の根(きんぴらごぼう)を食べさせられたなどと、捕虜の処遇面においてジュネーブ条約違反であると訴えたように、オリンピックの選手村で丸ナスの漬物など提供しようものなら、ドーピング違反となるような得体の知れない物体を食べさせられたなどと、在らぬ疑いを掛けられるかもしれない。食文化の違いは、国際紛争の火種になる可能性もあるのであります。(そんなバカなことはない。)

中干し作業が終了した田んぼに水を再び取り入れ、今のところ落ち着いて田んぼの推移を眺めております。ここから、出穂の時期を迎えることから、葉裏の病斑やカメムシに気を付けてさえいれば、管理は楽なものであります。この時期、夜間に気孔から排出された水が、葉先で水玉を作る光景が美しく、朝日に輝く様はポエムであります。
こんな時、イネの葉で翅を休めているのがキアヤヒメノメイガであります。漢字表記ならば『黄綾姫螟蛾』とでも書くのでしょうか?「焦螟」とは、蚊の睫毛に棲みつく、古代中国の想像上の小さな虫とのことだから「メイガ」とは、小さな蛾というような意味のようであります。一般的なメイガ類は、植物の葉の裏に止まるのに対して、この蛾の場合は、葉の表側に止まってくれるので、こうして画像として提供することができます。田んぼや芝草の上で良く見かけますので、イネ科の植物を食草にしているのではないかとも考えられますが、今のところ食草は不明…田んぼの注目すべき害虫としては取り扱われてはおりません。
カメムシの吸汁被害は恐ろしいが、予防的に散布する殺虫剤は、このような無害な(今のところ)昆虫まで殺戮してしまう訳でありまして、この思いはメイガにも消費者にも届かない…丸ナスは選手村に届かない…あと一歩でメダルに手が届かない…届かない理由をまた考える『夢屋国王』であります。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(しろがね)

2012-07-30 12:23:44 | 夢屋工房

女子ウエイトリフティングの三宅宏実選手…銀メダルおめでとうございます。
4年前に流した少女の涙が、いつの間にか女性らしい容姿に変わっているところを見て、同じ年頃の娘を持つお父さんとして『夢屋国王』は非常に感激しているのであります^^;
時差8時間のロンドンに思いを馳せながら、『夢屋国王』は今朝も田んぼに水を引き、畑の雑草と格闘を続けるのであります。眠い朝に田んぼを回り、影響の無い範囲で自宅回りに除草剤を散布する。単純な作業だけでも時間は9時を回っており、Tシャツは汗だく状態…水風呂で汗を流し、恒例のどんぶり飯をかき込むと、後はオリンピック競技の録画放送にかぶりつくのであります。
この節、朝仕事も9時頃までが限界であります。朝食後『第1サティアン』で友人『ノロ君』とオリンピック談義…オリンピックに出場できるだけでもすごいことなのに、金メダルを取ることが当たり前のように思われている柔道選手は大変だ…などと、オヤジたちは勝手に選手の心理まで推量し、話題を盛り上げるのであります。

『夢屋国王』と『ノロ君』は、朝から夕餉の飲み会の段取りを始めるのでありまして、夏野菜をお袋『ハナちゃん』の入所する施設に届け、顔を見て、近所のスーパーを覗けば「新潟県産岩がき」が一個198円…安い…今夜の飲み会は、『焼き牡蠣パーティ』で決まりであります。
昼飯後、『第2サティアン』で昼寝と読書を楽しんでいると、待ち切れない『ノロ君』はパーティの開会を宣言…『第1サティアン』の気温36℃…夏の暑さにも負けないオジサンズは、七輪で火を熾し、『夢屋国王』は牡蠣の殻を剥く。殻剥きに悪戦苦闘していると、友人『イチオ』も飲み会参戦…鼻の効く奴のタイミングというものはこういうものであります。友人である『貧乏父さん(H.D.)』の場合はこうはいかない。美味しい物が手に入っても、彼の場合は仕事ということがほとんどで、絶妙なタイミングで訪れる『イチオ』は何かを持っているとしか思えないのであります^^;
「三宅宏実ちゃん」の変貌を語っている時、友人『ノロ君』のお腹の変貌に気付く…「何だよ、その腹は?」との問い掛けに、手術を控えた彼は3週間で5Kgの増量に成功したことを告白するのでありました^^;
この場合、全身麻酔時の呼吸困難より、壮年期の心筋梗塞のリスクの方が高まっているのではなかろうか?手術リスク回避のために始めた禁煙は、高校時代以来ほとんど変化が無かったという彼の体重を5Kgも増加させる結果となったのであります。オリンピックに出場する選手たちは、皆減量に苦しんでいるというのに、オジサンズのお腹はデフレスパイラルに陥ることなく、常にインフレ状態…三宅選手の銀メダルを飛び越えて、常に金メダルを獲得できる成長振りなのでありましたとさ^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(いつわ)

2012-07-29 13:19:31 | 夢屋工房

スポーツの祭典「オリンピック」…エリザベス女王がパラシュートで降下するなんて、中々の演出であります。兎にも角にも、睡眠不足と夏バテに気を付けなければならない2週間の始まりであります^^;
Hey Judo,don't make it bad. Take a sad song,and make it better.
Remember,to let her into your heart. The you can start,to make it better.
開会式の演出もさることながら、ポール・マッカートニーの「Hey,Judo」を聞きながら遠い昔を思い出すのであります。『夢屋国王』自身は、「BEATLES」世代ではないのだけれども、青春時代に一度はその音楽に洗礼を受けるのであります。大体、ポール自身が70歳のジィちゃんですからねぇ^^;
オリンピックと言えば1960年ローマ大会…『夢屋国王』は生まれて3ヶ月めの開会でありますから記憶にありません。1964年東京大会…日の丸の小旗を振って聖火ランナーを見送ったことを辛うじて憶えております。1968年メキシコ大会…サッカーの釜本が銅メダルを取った…そんな記憶。1972年ミュンヘン…男子バレーボールチームの金メダルとパレスチナゲリラによるテロ。1976年モントリオール…女子体操でコマネチが10点連発^^; 1980年モスクワ…ソ連のアフガン侵攻に抗議して出場ボイコット。

「スポーツと平和の祭典」を省みても、イデオロギーや国際紛争の具に使われてきたのであります。それでもオヤジは缶ビールを片手にテレビにしがみつくのであります。ニンジンが畑で干からびそうになっても、自身はビールで水分補給。ポールジィさんだって、ピアノの弾き語りで頑張っているのであります。「Hey,Judo」のメロディを口ずさみながら「Hey,Judoh…福見ちゃん負けちゃったぁ~!あいや~平岡選手、払い巻き込みで銀ん~!」夜中に悲鳴を上げながら『Judoh日本』を応援する『夢屋国王』であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(夏休み)

2012-07-28 19:55:51 | 夢屋工房

昨日の山形市は34.9℃…猛暑日に0.1℃不足しておりました。
朝ラジオから流れた予想気温を聞いて、即「夏休み」に決定!実にいい加減な仕事ぶりなのでありますが、取り合えず出稼ぎ先の仕事の段取りを付けて、8月初旬に散布予定の農薬や追肥を購入し、久し振りに『ハナちゃん』の顔を見に行ったのでありますが、夏風邪をひいたらしいという彼女は比較的元気で、ひと安心。息子という記憶を失ってしまっている彼女とのお話は成立しませんので、ホームの職員に冗談を言いながら帰ってくるのであります。
土用の丑の日には「ウナギ」を…やはり高いですねぇ…串打ちの愛知県産のウナギが1,000円。国王としては、どうしても食べたいという代物ではないので、家族3人で分けて食べることにしました^^; むしろ、娘とオッカーには冷やし中華、そして私は中華ざる…『柴犬コウ(本名:さくら)』に中華ざるの麺を一本銜えさせて、引っ張るとスルリと抜ける…そんな悪戯をしながら二玉分を食べましたが、育ち盛りの『夢屋国王』は物足りない。結局、丼ご飯に分け合ったウナギを乗せて完食してしまいました^^;

少々お腹の皮が突っ張ったので、読み掛けの小説を持って『第2サティアン』でお昼寝を決め込む。吹き抜ける風は案外涼しく、気付けば3時間ほど寝ておりましたよ^^;
少しだけ色付いたブドウ(デラウエア)を眺めながら、花振るいの原因は樹勢の強弱にあると勝手に決め込んで、秋にはお礼肥をしてやらなければなどと、既に来年に思いを馳せるのであります。トウモロコシやスイカ、枝豆と総てがお盆に集中しそうであります。昨年も猛暑が続き、枝豆は盆前に収穫出来たのでありますが、今年は出遅れ気味であります。6月の低温が影響しているのかも知れない。こんな風にひとつ、ひとつ問題点を整理しながら、来年こそはと考えるのでありますが、その時になってみると意外に出来ないものでありまして、今年の成果は何だったのだろうと考えてみると遅々として進歩していない自分に気付くのであります。
ブドウは雨よけハウスにしたお陰でサビが着かなくなった。トウモロコシは時期を違えて2畝にしてみた。ジャガイモを初めて『夢屋農園』に植えてみた。今年は、雨除けハウスでブロッコリーが収穫出来た。ニンジンにも挑戦している。こんな風に今年の自分を評価してみる。
夕刻、田んぼの草刈りを終えて、卒論の手伝いで我が家を訪れた姪に提供された夕食を見て考える。冷しゃぶの豚肉と冷凍枝豆以外は、全部『夢屋農園』産の自家野菜ではないか…良し、来年は豚を飼うか???
家族に臭い顔をされた『夢屋国王』でありましたとさ^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(したう)

2012-07-27 12:33:00 | 夢屋工房

「東北地方も梅雨が明けたと思われる…。」最近の気象庁さんは、クレームを気にして実に曖昧な表現で梅雨明け宣言をいたします。しかし、全国100地点で猛暑日を観測したとか…こんな日に外で運動や仕事をするのは自殺行為に等しく、「気合だぁ~!」とか「根性ぉ~!」などと叫んで、外に飛び出すのは控えるのが上策であります。
さて、受験勉強で難問が解けた時の一服は至福のひとときでありました^^; 「この案件は、絶対無理です!」そう断言するかつての部下に、「この世の中に、絶対無理という事があるのだろうか?」と反論する。むしろ、絶対無理と決め込んで行動規制している自分がそこに居るような気がするのであります。今さら、受験勉強をしても東大に入ることなど「絶対無理」でありますが、入学は叶わなくても駒場キャンパスには何度も足を踏み入れたことはありますし、本郷の赤門をくぐって東大の中に入るくらいは出来るのであります^^;
一休禅師のとんち話ではありませんが、物は見る角度によって変化し、立体形としての円柱も、真横から平面的に捉えれば長方形になり、上から眺めれば円になり、切り取り方によっては楕円形を造ることも出来る。円柱は柱として使う…横に転がせば、荷物を運ぶためのコロに使えるのであります。こんな風に得意げに語るのも、実は難題をひとつ解けたからでありまして、このところ『夢屋国王』の発想は、緻密にして大胆、鷹揚なようで丁寧…ご機嫌であり、自画自賛するのであります。(誰も褒めてくれないときは、自分で褒めることにしております^^;)

しかし、絶好調であると言っても、他者の協力があることを忘れてはいません。今年、悪戯で植えたサクランボの葉の上には、何匹かのアマガエルが止まっておりまして、よく見ると彼らのウ〇コではない排泄物が大量にあり、葉っぱも食害されておりました。どうやら、彼らは蛾の幼虫を大量に食べていてくれたようであります。『夢屋国王』が雑草に負けそうになっている最中でも、彼らは彼らの仕事を忠実にこなしてくれているのであります。『夢屋王国』には租税がありません。昆虫やカエル、モグラの類に税金を課そうと思っても、彼らに負担能力も無ければ、差し押さえるべき資産も持ち合わせていないのであります。いわゆるタックスヘブンの王国内では、彼らが持ちえる最大の行動(能力の発揮)が唯一の税金であります^^;
古代中国の唐代に完成した「租庸調」…庸は年間20日間の労役の義務でありますが、1日当たり絹3尺を納めれば労役も免除されたとか…しかし、アマガエルに絹の納付を求めてもせん無きことでありますので、こうして虫を食べるという行為を正役として認めざるを得ないのであります^^;
どうにかして、彼らから税を収奪しようとした結果、得た結論…暑さの中で脳ミソも汗に浮かんでいる。アマガエルは、こんな呑気な国王を慕ってくれているだろうか…ネジバナの花言葉は、「思慕」なのであります。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(でな)

2012-07-26 12:12:21 | 夢屋工房

『でなしこJAPAN』…失礼「なでしこJAPAN」は幸先のよい滑り出し…カナダ戦2-1で勝利であります。
今夜はテレビで応援しようと頑張っておりましたが、長女『有季菜先生』と就職について家族会議をしているうちに、『夢屋国王』は調子に乗って飲み過ぎてしまい、目が覚めたときが今(午前4時)であります…結局、ネットで勝利を知りました^^;
『でな訳で』…失礼「てな訳で」気付けば世の中、白々と夜が明けており、今日もまた草刈りから一日のスタートであります。
毎日々々、良く飽きもせず畑に出ているものだ…ご近所さんにそろそろ感心されるよりも、寒心(ぞっとする)される『夢屋国王』でありますが、さもありなん。メロンが一個、メロンが二個…雨除けハウスの中のメロンの数をかぞえニヤリと笑い、スイカが一個、スイカが二個…テグス(釣り糸)を張ってカラスの攻撃を防御したスイカ畑で、段々と肥大してきたスイカをコンコンと叩いて(たたいて成熟度を調べるのはウソ、受粉から30~35日を目途に収穫するのが正解です。)ニタリと笑う…確かにキモイオヤジであります。(ブログの名前を『キモ王』に変更するか^^;)
春先から頑張って植え付けて来た野菜が、そろそろ最盛期を迎え、引き受け手を探すのが大変な状態になって参りました。ただ、残念なことに、オッカーがスーパーでキュウリを買う…夢屋農園のキュウリが生り始める。オッカーがスーパーでトウモロコシを買う…夢屋農園のトウモロコシがようやく熟す…というように、オッカーの旬と夢屋農園の最盛期が微妙にズレていて、もう少し買い物を待っていてくれれば、夢屋農園の野菜が溢れるのに…という具合に、野菜を作る『夢屋国王』と食べたいと思うオッカーの購買意欲との間に微妙な差があることであります。この微妙なすれ違いは、夫婦生活の大きなすれ違いに発展するのでありまして「畑に植えてあるのに…。」などと口にしたら最後、喧嘩になることは明らかなので我慢する『夢屋国王』なのであります。

いや、むしろ「食べたい」と素直に思うオッカー(消費者)の心理を理解し、生産者(夢屋国王)は消費者の購買意欲を満たす時期(旬)が把握できれば、金儲けのタイミング(出荷の時期)を計ることが出来るのではないだろうかなどと考えるのであります。我が家のオッカーの購買行動まで研究の対象にしてしまう貪欲な『夢屋国王』でありますが如何せんお金にならない。「このブロッコリー甘いね…。」などとオッカーに褒められることが、今のところ最大の報酬なのであります。
さて、『でなしこJAPAN』…失礼「なでしこJAPAN」…我が在所では、額のことを「でな」と呼ぶのであります。「こりゃ~!でな出して見ろ!ペシッ!」子どもの頃、大叔父によく額を叩かれた記憶があるのですが、最近はおでこ(でな)を出している女の子は少なく成りましたよねぇ。花びらが一枚だけめくり上がり、敬礼をしているようなコスモスと、拡大してみると意外と「でな」の無いイナゴの幼虫を眺めながら、さて、そろそろ畑仕事に出掛けることにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(じゃが)

2012-07-25 12:10:03 | 夢屋工房

のっけから、灼熱の太陽の画像を…^^;
とても蒸し暑い日が続いております。全国的に暑いのだから、わざわざ口に出さなくても皆さん暑い…暑い々々と口にしていると、黙って聞いている者まで余計に暑さが倍増してしまうのでありますが、何故か口にしてしまうのであります。昔はお産の最中に声を上げることは「はしたない」とされたというが、今では痛いものは痛いと叫んでいいよなどと、助産師さんも言うらしい…私は男だから、産室に入ったことなど無いけれど^^; 叫ぶことで痛さが緩和されるのであれば、私も叫ぼう…「あ"・つ"・い"~!」
しかし、蒸し暑いのでありまして、今年は田んぼの中干しが一向に進まないのであります。通常の年であれば、水田から水を抜いて10日もすれば、田んぼの表面が真っ白になるほど地割れするのでありますが、今年は早や2週間も経とうというのにようやく地割れしてきた程度…不思議な年であります。ジャガイモにしても、そろそろ掘り上げの時期だと思うのでありますが、茎がまだ萎れておりません。夕刻、期待しながら試し掘りしてみると、男爵はまだまだ小さいのであります。もう少し大きくなるはずである…今年は、8月に入ってから掘り上げることになるのでしょうか?

昨年、田んぼのガツギ(マコモ)の茎に大量発生していたホソミドリウンカの幼虫は、今年も時期を違えずに大量に発生しております。積算温度や日長時間は、生物の発生に大きく影響を与えるものでありますが、昨年の今頃、大量に発生していたイネアオムシ(フタオビコヤガの幼虫)は、本日、田んぼを見回る限り、見つけることができませんでした。『夢屋国王』のブログでは、全国の女子高生の皆さんに嫌われそうな昆虫たちや植物の病気の画像が出て参りますが、お百姓さんをやる上では、これは致し方ないのでありまして、むしろ、昆虫の種類によって被害を出すもの、多少存在していても生育には影響を与えないもの、まったく作物には影響のないものと振り分けを行って、薬剤の散布の適否を判断する訳であります。あとは、腰ミノを着けたホソミドリウンカの幼虫が可愛いと感じるかキモイと感じるかの違いでありまして、バミューダパンツに出っ張ったお腹を乗っけたオヤジがキモイか、水着姿の女子高生が可愛いかという判断基準…やはりオヤジはキモイ^^;
さて、我が在所では、ボコボコ或いは溝のことを「じゃが」と表現しまして、長靴の底の溝やタイヤのスリップラインぎりぎりになると「じゃがが無くなった。」などと表現します。したがって、「ジャガイモ」とは、ボコボコの芋を表現したものか…いいえ、我が在所では、ジャガイモのことを『ニドイモ』と表現するのでありますよ^^;

注)ジャガイモは、ジャガタライモ(インドネシアのジャカルタ)が由来の名前でありまして、ニドイモとは、一個の親芋から二斗(1升の20倍)の量が採れることから由来しているらしい…^^;

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(ゆうし)

2012-07-24 12:24:12 | 夢屋工房

頭で次の仕事を考え身体を動かしているのか、雑草に促されて身体を動かしているのか、次第に訳が分からなくなって来ました。本日の『キュウリ爆弾』の本数38本…オッカーの顔が歪み始めております。(元々かぁ^^;)
ブロッコリーの花蕾が2個…毎年、モンシロチョウに食害されてまともに収穫したことがなかったのですが、今年は雨除けハウスに防風ネットを巡らせているので収穫出来ましたよ。完全無農薬栽培ですエヘン!!さらに、ツルムラサキがひと束とレタスにトマト…我が家の食卓は、夏野菜が満載であります。(私はカッパやウサギじゃないのだから、肉食いたい~。)
我が家の長男『ポン太郎君』は8月7日から夏休みのようでありますが、直ぐには帰らないとメールが入りました。そろそろ就活を始めなければならない時期でもあるし、少々頼もしさも出て来たのかも知れない。約2週間程、放り出してしまったメロンに支柱を立て、彼の大好きなメロンの仕上げに入ろう^^;絡んだ蔓に悪戦苦闘していると、友人である『貧乏父さん(H.N.)』がニコニコと片手を上げてやってきたのであります。
「今日休み?」(目が点の夢屋国王)
「どご刈っといい?」(やる気満々の貧乏父さん)
「それじゃ~コゴミ畑を刈ってくれ。」(半ば呆れ顔の国王)
大体にして月曜日の朝6時である。田舎とは言えど、朝の静寂を乱されては文句のひとつも言いたくなるもの…極力、早朝の機械作業はこれでも遠慮しているつもりなのだが、今朝は大型のミスト車が爆音を上げて近くの田んぼの薬剤散布をしているので、父さんの草刈り音など蚊の鳴くようなもの…懸案であったコゴミ畑の枯れかけた葉を刈ってもらうことにしたのであります。

メロンは、アンデス・アムス・テレサ・パンナ・黄美香の5品種25本。1本に2個の実を着けさせても50個のメロンが収穫できる皮算用なのでありますが、アンデスメロンなどはトンネル栽培でも充分な品種。わざわざ手間を掛けて棚仕立てにする必要があるのか、只今研究中なのであります。小1時間草刈りをしてくれた『貧乏父さん』をお茶に誘うと、ハウスの中を眺めてひと言「かぼちゃ生ってるねぇ^^;」…あのねぇ、わざわざハウスの中でカボチャを育てるおバカは居りませんよ。まだ、表面が裂果していない緑色の球体は、彼の目にはカボチャに映ったらしいのであります。いや、栽培しているオヤジがあまりにも泥臭いので、メロンなどという高級品を作っているとは想像出来なかったのかもしれない。今度、メロンに手を掛ける時は、背広と白手でも準備するべきだろうか…何事も格好から入る『夢屋国王』なのであります。
今まで我慢を重ねて来たから仕様が無いのであるが、この8月から新しい仕事を見つけた彼は、心なしか弾んでいるようにも見える。彼の目には、これから掘り起こし作業を待っているジャガイモ畑と9月中旬のもち米の稲刈りが既に映っているようであります。仕事を追いかけられる彼の姿は頼もしい。今の私は仕事(草刈り)に追われているのでありまして、こういう状態では良い仕事が出来ないことは明白であります。
『夢屋国王』は、さらにギンボ(オオバギボウシ)の畝の草刈りを頼んで、出稼ぎに出掛けたのでありますが、夕刻畑を見回ると、お約束どおり綺麗に刈り込んでくれておりましたよ。
イカリソウの花言葉は、「人生の出発」そして「君を離さない」だそうでありまして、こんなに働く『研修生』を『夢屋国王』は手離せないのでありますよ^^;
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(ひるね)

2012-07-23 12:05:10 | 夢屋工房

朝起きて、いつものイレギュラーコーヒーを飲む。
まったりと今日一日の畑仕事を考えていると、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』を連れて、オッカーが『第2サティアン』にやって来た。聞けば、朝から「ク~ン、ク~ン」と鳴いて煩いのだと言う。朝の顔面ペロペロ攻撃をかわして『第2サティアン』にやってきたので、彼女は少々欲求不満なのかも知れません^^;
それでいて彼女は『夢屋国王』の姿を見つけると安心し、何事も無かったかのように『第2サティアン』の周辺を探索しているのだから、二人(一人と一匹)の関係は「ツンデレ」…まだまだ遊びたい盛りなのであります。安物のラジオからは「藤沢周平」の時代小説の朗読が流れ、裏店の草臥れた素浪人気取りの『夢屋国王』は、町娘『柴犬コウ』に振り回されるのであります。
さて、ダメ元で7月初旬に種を播いたニンジンの三畝では、ようやく本葉を展葉させ始めているのでありますが、他の場所と同じように草に負けようとしております。こんなことをやっていたら販売価格に製造原価が追いつかないと承知しながら、ニンジン畑の草むしりを始めたのであります。7月だというのに畑を吹き抜ける風は爽やかであり、ラジオから流れる地元放送局の話題は、イジメ問題であり、つまらない芸人のバカ騒ぎ…大人たちの提供する「イジメ相談窓口プログラム」は、あまり子どもたちには利用価値がないな…などと感じながら(開設している方々は真剣なのでしょうけれど)、黙々と草をむしるのであります。

先週、私がキャンプで留守にしている間、同じラジオ番組では教育評論家の「尾木ママ」が「イジメから逃げなさい。」とアドバイスしたらしいのですが、「それでは、どこに逃げれば良いのか?」という子どもらしい質問が返ってくる。大人たちは、簡単に親に相談すれば良いと考えてしまうのだが「つまらないことで親に心配を掛けたくない。」などと、子どもたちは考えている節がある。学校の先生が信じられない。相談すべき友達も居ない。親には心配を掛けたくない…確かに逃げる場所などどこにも無いように思えてしまうのであります。
私とて、余り偉そうなことは言えません。子どもたちが登校拒否する時は、何らかのSOS信号を出しているはずなのであるけれども、仕事の忙しさを理由に子どもと向き合って来たことなど無かったのではないか。半ば強引に口を開かせようとすると、彼女たちは、頑なに口を閉ざしてしまい、私はイライラを募らせる…そんな日々であったではないか。「父ちゃんだけは、君たちの味方だ!」などと言ってみても、大人が一旦、子ども目線に戻り、原因を咀嚼して子ども仕様の解決策を考える余裕など無いのでありまして、回答はあくまで大人目線なのであります。学校にさえ行っていれば安心だという安易な大人の解決法を探っていたのではないだろうか…?
学校は、子どもたちにとって決して安全な隠れ家にはなっていないし、安易な怠け心を助長する訳にもいかない。『夢屋国王』も子育て中には、それなりに悩んで来たではないか…そう自分を納得させながらラジオに耳を傾けるのであります。
黙々と草をむしること3時間…弱々しいニンジンの芽を護るために、勢いの良い雑草の芽を摘み取っている。知らず知らずの内に、自分にとって有用な物と不要な物を選別している訳でありますが、先にも書いたように、手を出し過ぎれば生産原価が販売価格を上回ってしまうのでありまして、かといって、放置すれば確実にニンジンは雑草に負けてしまう。子どもたちに降りかかる全ての障害を先回りして排除する訳にはいかないのであります。ある一定の大きさになれば、草にも負けない強さを身に付けることでしょう。その頃合を知ることが重要なのかも知れません。
『夢屋国王』は、脳ミソに汗をかきながら、ご褒美の缶ビールをひと缶…難しい哲学の後は、ゆっくり昼寝をさせていただきましたとさ^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢屋工房(でゅえっと)

2012-07-22 13:03:47 | 夢屋工房

ブログで告白した通り、昨夜は50歳初婚新婦の披露の宴でありました。
とは言え、披露宴は夕方7時開宴でありまして、『夢屋国王』は懸案である本田の草刈りを朝飯も食べずにこなしたのであります。朝から実に爽やかな風が吹き、3時間ほど刈り進んでも汗をかかない…最後は、お腹が減ってフラフラでしたけれどね^^;
朝からどんぶり飯を食べて、ひと休み…次は『夢屋農園』山菜エリアの草刈りが待っているのでありますが、余り頑張り過ぎると後が続かなくなるので、きゅうり片手に缶ビールのご褒美…後は、最近読んでいない文庫本を取り出して、数ページ読み進めて眼を閉じる。ああ、何と長閑な土曜日の昼下がりでありましょうか。そろそろ、ジャガイモも掘り出し頃だろうか、ニンジンの畝も草に負けそうである、アスパラ畑は…やらなければならないことは沢山あるのですが、焦ってもしようが無い。地道にやっていくしかないのでありますから…。

午後7時…青年団時間で遅れてやって来る奴も多いはずなのでありますが、そこそこメンバーが集まったところで開宴…しかし、主賓の新郎新婦が到着しないのでありまして、旦那さんの仕事が終わらず待つこと1時間30分…当然、練習は始めておりましたけれどね^^;
縁は異なもの味なものなどと申しますが、50歳の新婦と年下の旦那さんの馴れ初めが気になるところであります。噂話だけが先行し、登山をして滑落し、体格の良い彼女を担いで下まで運んでくれたのが彼氏であるとか、お互いに年老いた母親が居るので別の場所に暮らしているとか…それぞれが、好き勝手なガセネタを飛ばしております。開宴より1時間30分が経過して、充分盛り上がったところで新郎新婦入場…かなり出来上がっておりましたが、粛々と(?)披露宴を進め、真相を探るのであります。
旦那さんも気さくな方で、初対面であるにも係わらず、おバカな団員たちに付き合って下さいましたよ^^;
結婚して20年近く会っていない子(おばちゃん)にも合えましたし、団歴の違いで初対面の方も居るのですが、気付けば深夜12時を回っておりました。(開宴後5時間^^;)店のマスターもなれた物で、青年団時代は、延々朝方まで飲んでいましたからねぇ…まだまだ可愛いものでありますが、一旦中締めをして、会費の精算…上手々々…ご祝儀袋の裏側には、「飲んで余った分」と額面を書いて置きましたが、2万円ほど二人にお祝いも渡すことが出来ましたよ^^;
深夜1時30分…『夢屋国王』は、満足して帰路に着いたのであります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする