その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(デジャヴ)

2012-10-31 12:08:41 | 夢屋工房

「デジャヴ」…既視感。実際には体験したことが無いのにどこかで見たような、あるいは体験したことがあるような感覚…『夢屋国王』の場合は、「夢」…確かに一度見た光景であるのだけれど、どうしても場所が思い出せない「夢」を見てしまうのであります。「夢」に出てくるのだから、一度どこかで経験しているに違いない。今朝方の夢も農地(水田)が夢に現れ、下手くそな耕運の仕方を見ても、どうも自分が耕運した場所に違いないと夢の中で思っているのでありますが場所が特定できないのであります。来年こそは、もう少し上手に耕運できるだろうとか、来年は、この場所にもち米を植えようなどと勝手に考えているのですが、はて、この場所は一体どこなんだろうとか、水利をどこから取れば良いのだろうかなどと一生懸命考えている…実に他愛のない夢であります。

今では、荒地と化してしまった畑に打ち込まれたアンカー…造形の不思議さに思わず一枚。昔、樹園地(ぶどう園)だった頃の名残りかぶどう畑にしようとして途中断念してしまったものか?今となっては、人の意思もそこにあった光景も忘れ去られてしまった遺物であります。
記憶の糸を辿りながら、古い風景を思い出そうとすると、昔は、この用水脇の道を歩いて行くと大きな掘にぶつかって、子どもの頃は飛び越えることが出来なかった思い出だとか、大きくうねった用水の曲がり角には柳の木があって、大人でも足が立たないような深い淵があったような記憶が蘇えって来ます。いつの頃からか、土地改良事業が進み、今では用水脇の道は自動車で通ることが可能であるし、大ナマズが棲んでいると信じていた深い淵は大きなU字溝に置き換えられ、何の変哲も無い光景に変わっております。そう、子どもの頃見た景色だから、場所が特定出来ないのかもしれません。
昨日、母方の叔父が書類に印鑑を求めにやって来ました。子どもの頃遊んだ記憶のあるため池(集落の共同所有地)が、高速道路用地になるのだという。「ああ、あの堤ならば、子どもの頃、ぶどうのジベ処理の時に連れて行ってもらった記憶があるわぁ~。」一度か二度見たことがあるというだけの景色だから、もう場所の特定など出来る訳も無いのでありますが、珍しいトンボが沢山いたことだけは良く憶えているのであります。
はてさて、子どもたちの目に映る原風景は、一体どのように変化していくのでありましょうか?ヨシやセイタカアワダチソウが所々に生える荒れた耕地の残像か、大型機械によって耕運される農地なのか…今ある光景が、未来にまで続く保証は無いのでありますよ。

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夢屋工房(童話賞)

2012-10-30 12:17:15 | 夢屋工房

友人である『貧乏父さん(H.N.)』は、今でも小説や童話を書こうと足掻いているのでしょうか?当然、彼の場合は文学賞に与えられる賞金狙いに違いないのだが、そう簡単に賞金が得られるのであれば、日本国民総てが文学者に転身してしまうのであります。書かなければ作品は生まれず、振るい落とされる作品が無ければ、当選する優秀作品も生まれない。何やら宝くじのような話でありますが、万人に創作意欲と筆力がある訳でもなく、苦しみもがいた人間のひとりに栄誉が与えられるとも思えるのであります。
霧氷の蔵王で貰ったのか、はたまた着処寝によって風邪をひいたものなのか、軽い鼻風邪で体調がすこぶる悪いのでありますが、ネタに困った『夢屋国王』は勇気を振り絞って、昼休みに公園にネタを拾いに出掛けるのであります。何か珍しい物をなどと探し物をしても、そう易々と見つかるものではありません。まるで『貧乏父さん(H.N.)』の小説のネタ探しのようなものであります。花を見ても木々を見ても、いつもと変わらぬ光景であり、新しい発見などありはしない。ふと帰り道に足元のコケの中に小さなキノコを発見して画像を一枚…小さなキノコが寄り添った光景を見ながら、これって童話の題材になりませんかねぇ~などと考えるのであります。

二匹連なるトンボの光景を良く見かけますが、これがトンボの交尾の状態であり、♂の尾っぽの付け根から「精包」の受け渡しが行われているのであります。こうして世代が受け継がれて行く訳でありますが、『夢屋国王』は、仕事に家庭、集落営農etc.トラブルが絶えません^^;
稔りの秋ならば、もう少し心が浮いても良さそうなものでありますが、小さなつまずきが気持ちを萎えさせてしまうことばかり、いかん如何?こういう場合は、もう一度、少しだけ将来の青写真を引き直す必要があるのであります。
悶々とした気持ちで寝床に入っていると、浅い睡眠状態の中で、色々な夢を見て、これがまた、小説や童話のネタになりそうな夢が連続で現れるのであります。残念なのは、夢の中では非常に良いアイディアであると自信を持っているのでありますが、枕元にメモ帳も置いていないから、アイディアのほとんどが目を覚ますと消えてしまうことにあります。あれまぁ…トンボの話題だっけ?キノコのお話だっけ?まぁ良いか…もう一度寝て考えよう…こうして童話賞は、完璧に消え去ってしまうのでありますよ^^;

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夢屋工房(ドラマ)

2012-10-29 12:10:21 | 夢屋工房

そろそろ、畑の残渣を片付けなければいけません。しかし、外は雨…こんな時は、あまり無理をしないで身体を休めよう。しなければならない作業というものは、中々身体が動かないものでありまして、ちょっと天気が悪いだけでも身体のほうで拒否してしまうようであります^^;
友人『ノロ君』は、500球ほどのニンニクを植え付け、『夢屋国王』は300球のニンニクと150株ほどのタマネギの植え付けを終了しました。4年程前から倍々計画で栽培してきた面積も拡大し、荒地もそれなりの畑になって来ましたが、そろそろ体力の方が続かなくなって来たようであります。義務感だけでやっていると嫌になってくるから、楽しみというスパイスを加えながら取り組む…しかし、楽しみと言うスパイスも、換金という現実にぶつかると枯渇してしまいそうであります。
そんな日曜日の午後、CATVのドラマチャンネルを見ていたら、TBSチャンネルのドラマにハマッテしまいました^^;
どこかで腰を上げるタイミングを計りながら、一話一話見進むうちに夕刻を迎えております。あと三話程度で終わると思っていたところに、いつもの仲間から「芋煮会」のお誘い…一話程度見飛ばしても大勢に影響はないと『第1サティアン』に向かったのでありますが、肝心の芋煮がまだ出来上がっておりません。缶ビール、ウイスキーと飲み進む内に、いつの間にやら日本シリーズの放映開始…スミ1の投手戦をテレビ観戦している内に、時間は8時を大きく回っておりました。ドラマ、ドラマと家に帰ってはみたものの、すでに放映終了であります。結論を見逃してしまったドラマは、一体何だったのでしょうか?
我が人生そのもののような一日でありますよ。始めの勢い良し、中盤の盛り上がり良し…最後の締め括り…ここなんだなぁ^^;
「事実は小説より奇なり。」まだまだ先が長いと信じているオジサンたちの人生でありますが、締め括りが大切であります。こんな風に「ねばならない」と自分を鼓舞するのでありますが、朝の風が心地良さよりも『こたつ猫』を選択させてしまう冷たい季節でありますよ^^;

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夢屋工房(つなぐ)

2012-10-28 08:27:06 | 夢屋工房

東日本大震災以来、「絆(きずな)」という言葉が多用されるようになりました。ひとり一人の人間は決して強い者ではないから、助け合いながら生きる…至極当然と言えば当然のことであります。今年、上映されている映画が「ツナグ」…もう一度だけ会いたいと願う死者との再会の機会を設けることができる使者…残念ながら『夢屋国王』は映画も小説も拝見しておりません。
昨日、自家用のタマネギの苗を植えようと思っておりましたら、稲わらの処分をお願いしていた飼料会社に勤めている『サダやん』がやって来ました。最近では、乳牛の飼育には稲わらは使わずもっぱら籾殻を使うのだそうであり、和牛飼育農家で使うとか。通常、コンバインで脱穀し、稲わらは水田で切り刻んでしまうので処分に困ることはないのでありますが、今年作ったもち米は秋の長雨で『クワジマン』家の車庫に積み上げ脱穀したものだから、稲わらが軽トラック一台分ほど積み上げられておりました。軽トラックに一束ひと束積み上げて運ぶだけならさほどの苦労もないのでありますが、一束(イッソク)=6束…二束(ニソク)を束ねて届けなければなりません。我が在所では、束ねることを『まるぐ』と表現するのでありますが、この『まるぐ』作業に使うのが「ツナギ」であります。

 
稲わらを交互に重ね、右側を一周させ

 
穂先を人差し指に引っ掛けながら、左の親指で輪を作る。

 
その親指で、反対側の穂先を輪の中に引き込んで、稲わらを両側から引っ張れば「ツナギ」の完成であります。

要所々々を画像に残しても、何をやっているか良く分からない。指先が作業を覚えているので、口で説明してくださいと言われてもなかなか辛いものがあります。昔は、ヤギとか牛とか各農家で飼っていたものだから、稲わらを保管し敷き藁として使ったものです。家畜が踏んだ敷き藁は、外に積み上げ堆肥として畑や田んぼで使われる。「有機農業」を意識しなくても「有畜農業」は、植物残渣を上手に農地に還元していたものであります。『夢屋国王』の場合は、子どもの頃、田んぼの畦畔に腰掛けながら、遊び代わりに「ツナギ」の作り方を祖母から教わったものであり、もう、何十年も作ったことなど無かったのでありますが、口で説明するより指が覚えている状態なのでありますよ^^;
子どものやることだから、上手に出来ても下手でも怒られない。2時間30分ほど掛けて稲わらを『まるって』おりましたが、友人が助っ人に来てくれたから続けられた作業であります。私の祖母の場合も、もしかしたら退屈しのぎに孫に「ツナギ」の作り方を教えたのかも知れません。今では、稲わらも「ツナギ」も無用の長物となっておりますが、祖母と孫が畦畔に腰掛けながら秋のお日様を浴びて「ツナギ」を作る。貧しいかも知れないが、今ほど殺伐とした記事は無かったと思える時代の話であります。

注)ちなみに、量販店ではきれいに『すぐって』(稲の葉のボサボサを取った状態)ある稲わらが2束ほどで、500円ほどする時代ですから、決して無用の長物でもないのでありますが、手間にならないということでありましょう^^;

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夢屋工房(もってのほか)

2012-10-27 16:49:58 | 夢屋工房

「天皇家の御紋である菊の花を食べるなどもってのほか。」ですとか、余りにも美味しいので「嫁に食べさせるのはもってのほか。」さらには、「思いのほか(もってのほか)美味しい。」などと、名前の由来に諸説ある「もってのほか(延命楽)」であります。『夢屋国王』のブログには、何度か登場している菊の花でありますが、今日も昨日に続き食用菊のお話であります^^;
朝起きても濃霧が立ち込め、視界は開けませんが天気が良くなる兆しであります。9月初旬であるならば白露…10月も下旬になれば寒露、霜降となりますが、冷たい霧に濡れた菊の花を摘んで食せば寿命も延びる?「菊の着せ綿」などと称して菊花の露を集め、翌朝お肌を撫でれば美顔効果絶大、菊の露を集め、これを飲むならば不老不死の霊験を得られる…ホントかねぇ^^;
大体、『夢屋国王』の場合は、この節寒くて布団から出たく無くなってしまうのでありまして、とても不老不死の妙薬には思えません。まてまて、齢80にして、国政にご奉公したいという仙人のような前都知事がいらっしゃるくらいですから、東京都の花は「菊」に違いないなどと勝手に考えておりますと、東京都の花は「ソメイヨシノ」なんだそうであります。咲いた花ならパッと散る…新党構想にご参集(誤算集)されている五人集を拝見しておりますと、タクシーから降りる姿もどことなく足取りが心もとないようでありまして…しかし、こうした元気の良い方々から「若い者が何とかしろ!」などと号令を掛けられましても、布団から出たくない中年オヤジにはどうしようもないのであります^^;

菊の花の効能を調べてみますと、抗菌、解熱、消炎鎮痛効果があるとか…それならば、お風呂に入れて『菊湯』に浸かって温まる?下らないことを書いていたら霧が晴れてまいりました。そうそう、今日は来春収穫するためのタマネギを植えるつもりであります。寒いなんていっていられないんだよなぁ…う~っし、頑張るか^^;

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夢屋工房(菊花)

2012-10-26 12:06:14 | 夢屋工房

2012年菊花賞は、サラ系3歳馬ゴールドシップが征しました。(10月21日のお話ですけれど…)
面白そうなことは何でも手を出す『夢屋国王』でありますが、競輪・競馬・競艇の類はやらないんです。第一、馬のお顔も分りませんし、勝てる気がしないのが大きな理由のひとつであります。昔からクジ運は無いと自覚しているし、勝負勘も今ひとつ…したがって、勝てないものには手を出さない…しかし、お好きな方は良く勉強されているようです^^;
「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、「好きなこと」を勉強することを厭う人は少ないはずで、よくまぁこんなところまでと勉強されるようであります。されど、本日は「菊花賞」のお話ではなく、食用菊のお話であります。
食用菊などと言いましても、全国的には刺身の盛り合わせに「つま」として使われる黄色い小菊が一般的な認知度でありまして、ましてやこれを食べようなどと言う人は居ないはずであります。ダイコンをかつら剥きして、つまを作ったり、彩りの大葉しそやパセリなど、見た目も宜しく食欲をそそる効果があるなどと言われましても、「つま」そのものを主にパクパクと食べる人は少ないことと思います。(世の中、広いですから「つま」が大好きという方が居ても否定するものではありませんけれど^^;)


ピンボケしている蔵王の霧氷

菊そのものは、延命長寿の花として中国から伝来したものらしいのですが、今ではガツガツと食べる物では無くなっております。黄色い菊は「阿房宮」、薄紫の菊は「延命楽」が由来となる菊花だと思うのですが、これがまた怪しい。一般家庭の畑の隅に細々と植え続けられて来た物が、伝わっているものだから、早生種に晩生種と様々で、どの花が正統な種なのかなんて分らないのであります。
ほろ苦い味でありますが、研究成果によれば解毒作用や発ガン効果の抑制、中性脂肪の抑制効果があるということですから、確かに延命長寿の効果があると思われるのでありますが、畑に放置した「黄菊」をお浸しにして、今夜は溜まりに溜まった頭の毒を抜くことにしましょうか^^;

 

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夢屋工房(おかま)

2012-10-25 12:12:11 | 夢屋工房

平日の水曜日にも係わらず『夢屋国王』は蔵王の御釜を見物に出かけたのであります。蔵王というとスキーそして、山形のイメージでありますが、最も高い熊野岳(1,841m)が山形県側に位置するものの、火口湖である「御釜」は宮城県の所有物なのであります。正直なところ、昨日まで蔵王の御釜は山形県の物と勘違いしておりましたので、今日から蔵王の御釜を宮城県の物として差し上げることにいたしました。
一日の時間調整のため宮城県側からバスで登り、途中紅葉を楽しんだところまでは覚えておりますが、朝からビールを飲んで、昼にはウイスキーのオンザロックを飲んでいたものだから、突然体内の電池が切れてしまい、その後はほとんど覚えておりません。

この看板「馬の背・お釜・刈田岳」と表示してあるはずなのですが、霧氷で良く見えません。とにかく寒くて、シャッターを切る指が冷たかったことだけは覚えておりますが、きっと酔っ払いオヤジと同行した婦女子たちの視線が冷たかったことは間違いないことであります^^;

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夢屋工房(秋…)

2012-10-24 03:52:18 | 夢屋工房

プラトレーに今朝収穫した野菜…画像だけでは何の変哲もない野菜でありますが^^;
一番下の枕にしているキュウリが「霜知らず地這い」約25cmでノーマルサイズであり、雨除けハウスの中で育てているものの、最高気温が16℃ほどの日が続き、そろそろ終焉を迎えております。気温が10℃を下回ってしまうとキュウリの株も急激に弱ってしまうようで、ハウス内で二重に被覆したり加温したりしないと収穫も限界なようであります。7月末に種を播いたニンジンが15cmほどの長さで、お隣のトウモロコシはそれよりも短い…7月中旬に播種し、ニンジンと同じ頃に植え付け、実を着ける限界の播種時期を探った結果、「7月20日頃までの植え付けなら実を着けるだろう。」と言った近所の『ゆり子ばあさん』のお告げの通り、小さいながらも実を着けました…売り物には成りませんが、これでいて結構甘いんです。そして、小ぶりなブロッコリーは7月に一番花を収穫した後、そのまま雨除けハウス内に放置していたもので、今の時期に脇芽として成長したものを収穫し、今夜頂きました^^;
今年、投資したビニール代や防風ネット代金を考えると非常にお高いお野菜となっておりますが、防風ネットはモンシロチョウの被害を最小限に抑えてくれましたし、雨除けビニールは植物の病気予防に効果を発揮し、お陰さまで無農薬栽培…来年の課題は、『夢屋国王』自身の体力を温存しながら継続して野菜の栽培を行うことと、ハウス内の作物の回転を考えることでしょうか。

「暑いなぁ~辛いなぁ~」と文句を言っていたのもいつの日か…株の後始末などの作業は残っておりますが、ハクサイやダイコンなどの秋野菜の収穫を残し畑作業の終わりを迎えると、また来年も頑張ろうとか、来年はこうしようなどと思えてくるから不思議であります。辛くても、何らかの結果が残ることが楽しくてやっている…ご褒美の質(ほとんどお金には成りませんから^^;)は別にして、結果が残るということは良いことでありますよ。ああやれば良かったとか、こうするべきじゃなかったのかなどと、反省すべき点もあるのですが、出来なかったには出来なかった理由がある。個人の体力と時間の限界近くまで、今年は栽培面積をこなしたのだから仕方がないと言い訳だけはしておこう…人間、少しばかりの逃げ道は作っておく必要がありますよ。お天気が悪いのに、明日は蔵王温泉に登る『夢屋国王』…一体何を考えているのか?

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夢屋工房(最後の一葉)

2012-10-23 12:30:08 | 夢屋工房

秋色が深まって参りますとO・ヘンリーの短編「最後の一葉」を思い出します。登場人物の名前など忘れてしまっておりますが、老画家が描いた人生の最高傑作…レンガの壁に描いた一枚の蔦の葉が、自らの命と引き換えに若き女性画家の命を救うという物語であります。
はてさて、「あの最後の蔦の葉が散る時、私の命も終わるの…」などと考える乙女が、この世の中に存在するのでありましょうか?「乙女チック」などという言葉も今や死語と成りつつあります。年齢や安定といった日常が「乙女心」を泰然自若の『女老心(姥心)』に変容させてしまうのだと、未だに信じている『夢屋国王』であります。ハハハ、「乙女心」などと言うものは、無い物ねだりのオヤジが創り出した虚像なのかも知れません^^;
さて、冷たい西風に枯葉が舞うようになると、何故か変温動物である『オヤジ』という生物は、やることを見失い動きが鈍くなってしまうのでありまして、ただただ、ゴロゴロとしてしまうのであります。このまま、あの桜の木の葉が全て落ちてしまったら、私は完全に動きを止めてしまうでしょう…オジサン流の「最後の一葉」でありますが、オジサンの場合は、冬を迎えるための準備を始めなければならないのでありまして、夏の(夏と言っても9月下旬まで猛暑だったのだから)暑さから秋を飛び越えて急激に寒くなってしまったものだから、体が気温の下降について行けないようであります。

この時期、屋外に出てもアブの類がほとんどで昆虫たちも鳴りを潜めておりますが、ちょっとした陽だまりでも見つけようものならば、ベニシジミは翅を拡げて体温上昇を図っております。もし、オジサンが背広の前を広げて公園のベンチで日向ぼっこをしていたら、間違いなく変態扱いされるのでありまして、こうした行動は慎まなければいけません。今は亡き祖母も古老も、晩年は「寒い、寒い。」が口癖でしたが、「心配することはない。その内、全身が冷たくなるから…。」などと悪態をついてたのも、この私…ホント、加齢とともに身体が冷たくなっていくようであります。若者の場合は、明日が来るとか暖かい春がまたやって来るなどとは考えない。当然、夜が明ければ朝が来るものでありまして、冬を乗り切れば春がやってくるのでありますから…。オジサンの場合は、夜に目をつむり明日が来ることを願い、また春が来ることを願う…こりゃ~心が折れかかっているのかも知れませんなぁ^^;
このところ毎年、身体が寒さに慣れるまで身も心も憂鬱になるのでありますよ。「う~し、頭の毛はまだ残っている。五十肩の状態もヨ~シ!」自分自身に声掛けしないと動き出せない寒がりの『夢屋国王』でありますよ^^;

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夢屋工房(芋煮会)

2012-10-22 12:04:24 | 夢屋工房

友人の『ノロ君』が、彼の剣道仲間に豪快に里芋を振舞う恒例の「芋煮会」を開催することになったのでありますが、今年は夏の猛暑の影響で里芋(子芋)の着きが悪い…そのため、市販の土芋を5kgほど追加購入したのでありますが、市販品は一度乾燥させてあるので皮を剥くのに難儀するのであります。『剣キチ』の仲間に剥かせると彼は言うのであるが、『剣キチ君』たちは竹刀を握ることはあっても、包丁を握ることは無いはずであると勝手に決め付けて、集合時間の1時間も前から里芋の皮むき作業を始めたのであります。
案の定、集合予定時間にポツポツと集まり始めた「剣豪」たちの包丁捌きはイマイチでありましたが、1時間30分ほど悪戦苦闘した結果、総ての芋剥き終了…板コンニャクを手で千切って投入し、牛肉の切り落としをぶち込んで、酒と醤油で味付けすれば出来上がり…豪快な芋煮鍋でありますが、今年は何だか味付けが物足りないような気がする。毎年々々作る芋煮鍋ではありますが、醤油の種類や使う芋によって微妙に仕上がりが違うのであります。「芋煮会」大好き県民である山形県人でも、中々決められない味…B級グルメへの道は遠いのであります^^;

第7回 B1グランプリin北九州も開催されたようでありまして、今年は「八戸せんべい汁」が遂に一位に輝いたようであります。B級グルメと侮るなかれ、グランプリ獲得後の地元経済効果は何百億円と試算されるのでありますから、出場する方々は地元の期待を背負って参加しているはず…ところで、これって毎年参加して味付けなんか変わっているのだろうか?山形県からは「冷たい肉そば」がエントリーしているようでありますが、10月末の屋外でのグルメとして戦うのは、ちょいとばかり辛いのではないだろうかなどと判官びいきをしてしまうのであります。
さて、B級グルメを離れて、先週東京で賞金稼ぎの旅をした『夢屋国王』でありましたが、重要指名手配犯人である「小池俊一さん」が岡山県内で死亡、発見されたとか…指名手配犯ではありますがお亡くなりになったとなれば、とりあえず「さん」を付けておきましょう。やはり、土地勘のあるところに潜伏するものなのでしょうか…『夢屋王国』のB級グルメは、どこかに隠れているはずなのでありますが、当たり前に食べているから、それが「グルメ」だとは気付かないのでありますよ^^;

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