その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(三所攻め)

2009-12-31 22:49:57 | 四十八手

2009年の締め括り、夢屋四十八手、本日の決まり手は『三所攻め(みところぜめ)』であります。
この決まり手は足を刈り、手で掬い、胸板を押すという文字通り、相手の三箇所を同時に攻める技でありますが、平成5年9月場所、業師「舞の海」関 VS「巴富士」関の一番で記録されております。平成の世も22年目を迎えようとしており、昭和という時代が徐々に遠くなって行くような気がします。
           
今年一年を振り返りながら、古老の寝室を整理し、遂に「夢屋研究室」(一説では、私の隠居部屋)が完成いたしました。しかし、まだ二間ほど大掃除が残っております…とほほ。朝の冷え込みに耐えながら、完全防備で外に出かけますと自宅周辺の積雪は「かた雪」となり、周辺の田圃で「かた雪渡り」をして遊んでしまいました。一面の雪景色ではありますが、一箇所だけ水を張った田圃があり、折からの冷え込みで稲の切り株に水蒸気が凍って出来た「白い華」が咲いておりました。何も無い所(無意識)から何かを見つけ出す(意識する)ことは、少しばかりの努力が必要であります。しかし、小さな努力が報われたとき、その達成感や満足感といったものは、やり遂げた人しか感じられないものでもあります。
         
片田舎に暮らすことは、時には自分を卑屈にし、世の中から取り残されてしまうような気持ちにさせられこともありました。田舎に戻る原因となった古老を失い、お袋が認知症という私たちとは違う世界で暮らすようになり、子どもたちがそれぞれの進路に旅立った一年でした。自分に取って残された人生があとどれ位あるのか…そんなこと誰にも分からないこと。私の身の回りに暮らす小さな生き物たちが、また、私に日々の暮らしの喜びを与えてくれることを信じて、また一年、生きてみたい。何かに出会える一年であってみたい。そんな願いを込めながら、皆様も良き一年でありますことをお祈りして、2009年を締め括りたいと思います。
え"~『三所攻め』のオチがない…自分の才能に溺れ三ヶ所もいっぺんに攻めないで、一点突破全面展開!!! 愚直な生き方を目指すのであります。

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夢屋四十八手(鯖折り)

2009-12-30 15:30:02 | 四十八手

年の瀬も押し迫る本日晦日の夢屋四十八手、決まり手は『鯖折り』であります。
この技で記憶に残る一番は、何と言っても「小錦」関 VS「北尾」関の一番ではないでしょうか。巨漢「小錦」関に全体重を掛けた「北尾」関、この時に膝を痛めた「小錦」関に掛かった重量は、人間の膝が支えられる重量を遥かに超える400kgと言われております。最近の記録では、平成13年5月場所4日目、「旭天鵬」関 VS「海鵬」関の一番で記録されているようです。
           
我が家の古老は、昔びとでありましたから遺言状などというものは無く、家長(家を継いだ長男)が総てを相続するという考えの持ち主でありました。
したがって、身上を渡した(財布を渡す…家計を任せる)以上、それまで自身が蓄えた財産は、息子である4代目夢屋に託したと思っておりました。(これは、生前であれば贈与の対象であり、死後であれば相続財産となるものであり、法的に有効ではないのですが…。)そのため、息を引き取る一週間程前、私に口頭で伝えた遺言は(これもまた、証人もなく法的に有効ではないのですが…、)1.無理をするな。2.身上を渡した後の古老の預貯金の分配法。3.孫たちへの小遣い。4.小作料の支払い。といったものでした。
夜中に仕事やブログ更新でPCに向かっている姿を見て心配し「我が息子は、いつ寝ているものやら」と近くの叔父に漏らしたこともあるようです。
特に今年は、朝仕事で田圃回りをしていたことから「無理だけはするな。」という遺言になったものと思います。そうした古老の心配を他所に、来年は我が家の敷地の概ね5倍の広さの畑を管理しようというのですから、自分でも大胆な決断をしてしまったものだと思っております。
当面、生産物から収益を上げようという発想ではなく、ビオトープを家の周りに創り出し、昆虫を観察しようという考えに基づくものですから、かなり安易な計画ではあります。「鯖を読む」という慣用句もありますが、一歩踏み出した以上は、緻密な管理計画を立てて…などと教科書を読もうなどと努力も試みてはおりますが、一ページも読まない内に飽きてしまう現実。『鯖折り』ならぬ『腰折れ』状態の自分が情けない…とほほ。

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夢屋四十八手(河津掛け)

2009-12-29 12:45:00 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『河津掛け』であります。
この技、相手の外掛けを切り返すような技であります。かつて大関「貴ノ浪」関が得意としておりまして、平成8年初場所千秋楽の優勝決定戦において、横綱「貴乃花」関に対して決め、悲願の初優勝を果たした一番が記憶に残っております。相撲界ではありませんが、還暦を過ぎたジャイアント馬場さんが、晩年、この河津掛けから『河津落とし』という技に発展させ、リングサイドの観客を沸かせておりましたが、マットに二人で倒れこむ技が、どうして効くのか判断に苦しみました…^^; しかし、後ろ向きに崩れ落ち、受身が取りづらいためか柔道や子ども相撲では禁じ手とされているようです。
           
今年は、色々ありました。まだまだ長生きしてくれるものと思っていた親父を亡くし、子どもたちは、それぞれの道を歩き始めました。
このブログも、本はと言えば、長女のイラストの発表の場として活用出来ないだろうかなどと、親馬鹿の一面で始めたものでしたが、田んぼ仕事や畑をいじっている内に、私が若い頃やろうとしていたことを改めて認識し、年齢的には少々早い退職を見据えながら、本気で取り組んでみようと思い始めるようになりました。
農家として生きていくためには、基本となる土地がなければならない。土地の無い我が家では、「農地法」の縛りから農業を生業とすることは不可能なのだと思い込んでおりました。夢を語る「夢屋」が、始めから夢をあきらめておりましたが、ひょんな事から農地30aを取得することになりました。もし、古老が生きていたなら、私の行うことに口を出さない人ではありましたが反対されたに違いなく、取得した今でも管理出来るのか不安が付きまといます。「子どもたちが独立したら」とか「私が退職したら」といった夢の先送りも可能ではありますが、先送りした結果何もしないまま一生を終えて良いのだろうかなどと真剣に悩み、やらずに後悔するならば、失敗して納得しようなどと考えた結果であります。
人生残り30年のスタートの年となるのか…この年末は、この話題で自分を振り返ってみたいと思います。
           
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夢屋四十八手(吊り落し)

2009-12-28 17:08:00 | 四十八手

本日の夢屋四十八手、決まり手は『吊り落し』であります。
画像解説では、膝から落ちている様子で描かれておりますが、横綱「朝青龍」関が多用する前は、平成元年九州場所5日目、横綱「千代の富士」関 VS「寺尾」関の一番で、背後から吊り上げた状態で土俵下に吊り落とした行為に対して物議を醸した技であります。吊り上げられた上、土俵に叩きつけられること自体、危険が伴うとともに精神的なショックが大きいと言われております。
           
年末の慌しさの中で、一時帰省していた二女は、また東京へと帰って行きました。帰ると言えば、この節はやはり渡り鳥。白鳥は、繁殖地(故郷)がシベリアですから、山形は越冬地(出稼ぎ場所)ですか…。最近は、鳥インフルエンザの影響で、水辺にロープを張って接触を避けようとする飛来地もありますが、ここ米沢市窪田町の千眼寺裏の松川は、餌やりの親子も訪れます。
           
オナガカモやカルガモの方が余計でありますが、餌を求めて人の傍まで寄ってきます。餌付けという行為にも、やや問題はありますが、余り難いことは言わず、子どもたちが動物園やペットとは違う生き物と触れ合える環境を良しとしましょう。私はと言えば、動物とのふれあいと言うよりは、マガモの♂を見つけては鴨鍋をイメージするものですから、マガモも警戒して近づいてくれません。背中にネギを背負っている鴨はついに現れませんでしたとさ…とほほ。

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夢屋四十八手(浴せ倒し)

2009-12-27 20:03:06 | 四十八手

夢屋四十八手も職場忘年会を理由にお休みし、本日復帰し『浴せ倒し』であります。
画像解説では、四つ身で自分の体重をかけ倒すこととあります。この解説だけですと、何やら巨漢力士が、体力に物言わせ一気に押しつぶしてしまうような感じもしますが、昭和52年1月場所千秋楽、横綱「輪島」関と横綱「北の湖」関の相星決戦において、輪島関が北の湖関をこの「浴せ倒し」で破り優勝しております。回しの引き付けあいにより、「北の湖」関が腰砕け状態になったものと思われ、体格差だけでは語れない相撲の妙味が感じられます。
           
我が島の忘年会は、高畠町を山で挟んだお隣の県、福島市飯坂町の穴原温泉郷「吉川屋」さんにお世話になって参りました。今年も残すところ僅かとなりましたが、我が家でも職場でも様々なことがありました。嫌なことは忘れ、新たな気持ちで新年を迎えたいと思っておりますが、年末で帰省している二女も来年は就活であります。年末までイラストを書き続ける長女と大晦日を迎えたいとのことで年明けを待たず東京へ帰ることにありますが、正直なところ求人がない。街角で石を投げれば大学生に当たるほど、優劣は別にして大卒者は増える一方で、彼女たちの努力とは関係のないところで起こっている不況の波は、彼女たちの将来といった夢さえもさらって行ってしまいそうです。さすがのお気楽オヤジも生き方や考え方を話すだけで、不安を払拭してあげられる策がありません。
           
雪の下から大根やキャベツを掘り出しては、夕餉の支度をするオヤジには、経済対策など思いも付きませんが、裏切りや偽装が横行する世の中にあっては、地道な生産活動を続ける農家が最後に生き残って行けるのではないかなどと、楽観的な自説を披露しながら久しぶりの食卓を囲んだのであります。
成人式におしゃれ着ひとつ買ってやらなかったことを思い出し、隣町まで繰り出して買い物などもして参りましたが、食材は自給できたとしても、こうした現金支出を賄う収入をどう確保していくか…田舎における老後の生活設計を真剣に考える時期なのかとひとり考える夢屋でありました。
ええ、本日は「良い湯を浴びて」きた位のところでご勘弁を…とほほ。
           

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夢屋四十八手(逆とったり)

2009-12-24 09:32:11 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『逆とったり』であります。
画像解説にもありますが、この技は『とったり』の返し技であり、肘が極まることでは同じ関節技。巨漢同士がぶつかり合う大相撲において、見た目に派手さのある技ではありませんが、非常に危険な技であることに違いはありません。私の学生時代、変則相撲で名を馳せた「栃赤城」関が得意とした技でありますが、記録を遡っている内に引退した「栃赤城」関も12年ほど前、ゴルフ中に急逝されていることを知りました。
           
危険と言えば、先週、片山右京さん一行が冬の富士山で滑落、凍死するといった痛ましい知らせがありましたが、遠目には穏やかに見える冬山の厳しさを改めて知らされるとともに、毎年、雪下ろし作業中に事故死・病死する事例は後を絶たず、美しさだけでは語れない雪国の厳しい現実がそこにはあります。ふわふわとした雪も冷気とそれ自体の重みで締まりますと凶器に変わります。大人でも腰まで埋まってしまえば、身動きが取れないような事態ともなります。
           
お気楽オヤジは、晴れ間を見て、雪の下から「白菜」や「大根」を掘り出しますが、「おやまぁ~見事な舞茸が…」
これは、神様からのクリスマス・プレゼント。きのこ独特の芳香は、早速、天ぷら・舞茸ご飯と楽しみが増えました。いつも鍋をごちそうになるだけで、食い散らかして帰ってくるお詫びに、近所の友人T君に掘り立ての白菜と大根を届け、コーヒーを頂きながら来春から耕作する畑20aの夢を語り合います。こうして雪さえ降らなければ、ゆったりとした休日を過ごせるのですが、運動不足に成りがちなオヤジには丁度良い試練ということにしておきましょう…^^;
あれれ、本日のオチ『逆とったり』でありますが、浮かびません。ちなみに、画像の舞茸は、いただき物の栽培舞茸であります。「すご~い」と騙された方「どうだ、マイッタケ…」とオヤジネタでお仕舞い…とほほ。
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夢屋四十八手(ずぶねり)

2009-12-23 21:38:30 | 四十八手

夢屋四十八手、本日の決まり手は『ずぶねり』であります。
画像解説にありますように、この技は頭を使って相手を捻り倒す技、「頭ひねり」が訛った呼び名ということでありますが、平成10年3月場所5日目、「旭豊」関 VS「寺尾」関の一番で記録されておりますが、とても珍しい決まり手であります。
           
日常の生活では何気ない光景が、異なる生活空間に生きる方々には、とても珍しい光景に写るようです。遂に雪が降りましたというブログに「え"~!!!こんなに降るの…。」と驚きの声。自分自身は「東北なら当たり前…。」位の感覚ですが、同じ山形県内でも反応は様々です。
それじゃ、これはどうですかと屋根に出来た「雪庇(せっぴ)」の画像をどうぞ…^^;
積もった雪が下部で凍りつくと同時に少しずつ押し出され、西風で横殴りに降る雪で文字通り「雪の庇(ひさし)」が出来上がります。雪の重量で少しずつ下に垂れさがり、終いには壁に着いて窓ガラスを割ったり、屋根の軒が折れたりしますので、頃あいを見ながら「砂掃き」と呼ばれる木製の長い柄の付いた「へら」で落とします。
この場合、間違っても「雪庇」の前に立ってはいけません。落ちる圧力で人間が飛ばされてしまいます。屋根の隅から少しずつ突きますが、雪の重みで一気に落ちてしまいます。電線に着いた雪も時として架線を切断し、停電などということがありましたが、意外な雪の粘性の発見で有ります。
           
山形の雪は養分に富んでいて、雪の上で白菜が育つ…などと、昨年も同じ遊びをしておりましたが、雪の下から白菜を掘り出しまして、今夜帰ってくる二女に何を食べさせようかなどと考えております。鍋かおでん…ちょっと奮発してすき焼きにでもしますか…^^;
ちなみに、この画像は昨日の朝、撮影したもの…寒気が一気に緩み、昼から雨に変わりました。本日のお題『ずぶねり』ですが、用足しで一日駆け回ったオヤジは「ずぶぬれ」でしたとさ…とほほ。


               

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夢屋四十八手(下手出し投げ)

2009-12-22 21:26:05 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『下手出し投げ』であります。
挿し絵となる画像をお借りして寸評するのもおこがましいのですが、goo.大相撲のこの決まり手画像は、よろしくないと思います。まず、相手の差し出(下手)がまだ、廻しにかかっているように見える画像ですから、このままだと『下手投げ』と取られても仕方無い。技を掛けられた相手は、もう少し身体が泳いでいる状態で描いて欲しいものです。(作者さん、ごめんなさい)
山形県のご当地力士、横綱『柏戸』関が、前頭時代に後の横綱『大鵬』関との初顔合わせで、勝った一番の決まり手であります。
           
我が家の古老は「ダシ荒れは3日続く」と良く言っておりました。『ダシ』とは、「堕する…物事が良くない方向に陥る」を語源としているのかどうか判りませんが、『ダシ荒れ』という表現をよく使っておりました。
日本列島の上空にシベリア寒気団(-30℃~-40℃)が押し寄せると、西高東低の気圧配置が緩むには、やはり3~4日必要で、生活体験と気象現象がしっかり結びついたひと言であったと、今でも感心しております。寒気が強まると降る雪はサラサラとした乾燥した雪となり、玄関の戸や窓に貼り付きます。元々、水である雪が、水分を多く含んでいるとか、サラサラした乾燥雪であるとかいう表現は、雪国でなければ体験できない感覚だと思います。
「雪が降る」とか「雪が舞う」という表現は、雪国の情緒と捉えることができますが、「雪が吹く」…「吹雪く」という状態は、容易に想像できないかもしれません。東北の雪は横から、そして下から降る…。強風を巻き起こすジェット気流は、筋状の雲となり、運良く雲の間に入るとご覧のように一転、青空となります。天然のクリスマスツリーを眺めながら、「下手」に動かず「ダシ(出し)」が通り過ぎるまで、じっとしていることにします。
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夢屋四十八手(寄り倒し)

2009-12-21 19:53:00 | 四十八手

本日の夢屋四十八手、決まり手は『寄り倒し』であります。
先場所2日目、大関「日馬富士」関 VS 小結「豪栄道」関の一番でも記録されておりますが、突進力のある力士の寄り身で、腰砕け的に倒される場面が、この決まり手の魅力であります。雪が降り続くと「うんりゃ~」と掛け声をかけて、スノーダンプを押し出しますが、年とともに、こちらの腰が持たなくなって参りました…とほほ。
           
今日は「卒哭忌」我が家の古老の百か日には、まだ2週間ほどあるのですが、年末年始の慌ただしさを避け、日を繰り上げて、住職にお経を上げて頂きました。古老を亡くしてから、私が心掛けていることは、かあちゃんと喧嘩をしないこと。二人暮らしとなった我が家で、喧嘩なんぞ始めますと仲を取り持つ人もいない訳ですから、泥沼化しないように、また、ガスを溜めないように、そこそこに…。朝飯替わりに作った「フレンチトースト」を見ていますと、ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ主演の映画「クレーマー・クレーマー」を思い出します。仕事での成功が、家族の幸せと勘違いしていた家事の出来ない旦那が、子どもとの別れの日には、フレンチトーストが上手に焼けるようになっているという場面がありますが、私の場合は、今でも上手に焼けますから、いつでもどうぞ…そう言う場面じゃないな。
           
私の友人HD「貧乏父さん」のブログを見ておりましたら、残りご飯を雀に提供しているとのこと。同級生ながら、よくもまぁ同じようなことをしているものだと感心してしまいました。
「我と来て 遊べや親のない雀」小林一茶の代表句でありますが、「我と」を「我の所」と解釈し、「親の無い雀」を「一茶」と解釈すると、一茶が子雀たちに呼びかけているのではなく、むしろ、子雀たちの群れが、一茶を仲間に呼び入れている句であり、寂寥感が一層増すのだとか…。小学6年生の題材を今頃、おさらいしておりますが、「卒哭忌」…慟哭の日々に別れを告げて、また、ブルドーザーの如く山積みの仕事を「寄り倒して」行くのであります。

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夢屋四十八手(上手投げ)

2009-12-20 16:54:30 | 四十八手
毎日のお題に困ってしまって、相撲の決まり手をお借りしてスタートした夢屋四十八手も、本日、四十八手目を迎えました。2000年に八十七手の決まり手に整理されておりますので、あと40日間は、お題に困らないと思う一方で、そろそろ、技の重複に悩むようになりました…^^;
さて、本日の決まり手は『上手投げ』であります。相手の差し出の上から回しを取り投げる技でありますが、「寄って投げよ」が技の基本だそうです。2001年5月場所千秋楽、優勝決定戦にて横綱「貴乃花」関が鬼の形相で決めた一番は、後世まで語り継がれる大一番ではないでしょうか。
           
何もこんな時に…。などと言うことは良くあるもので、雪が降り続くと言うのに「米が切れた」とか「ストーブの石油が無くなった」とか『かなしがり屋(辛いことが嫌い)』の私には試練の連続で有ります^^;玄米30Kgを精米し、米糠を回収したら、回収用の米袋が一杯になってしまいました。米糠は持ち帰りが原則のはずなのですが、処分に困る『かなしがり屋』のオヤジがそのままにしていったようです。迷惑がられた米糠を畑の一角に撒いて上げれば、腹を空かせた子雀たちが寄って来ます。最近では「鳥インフルエンザ」が怖いという理由で庭先の餌箱を撤去したなどという、自称「動物愛好家」の方々が、堂々とその主張を新聞などに掲載されておりますが、意味分かんねぇ~。積極的な動物との接触の機会(危険性)を避けたと思われているのでしょうが、鳥たちは自由に空を飛び回りますし、糞や羽根を遮断することなど不可能なことと私は思いますけど…。まぁまぁ、他人がいらんと言うものを撒いて置くだけで、何羽かの雀が餓死を免れるのであれば、それはそれで良しとしておきましょう。
           
青鼻の『チョッパー』隊長が、雪に埋もれながら「本官」に行軍を指示しておりますが…
           
「どひゃ~」足を取られて雪まみれ…子どもの頃は、雪にまみれて、着物が濡れるまで遊んだものでした。
お~っと、遊びほうけて仕事をさぼっていると、鬼の形相のオッカァが…。
「上手(じょうず)」に「投げれば(捨てれば)」、不必要な米糠も何かの役に立つということで、本日のオチもなかなか苦しい。
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