その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

無駄という感覚

2021-05-31 08:12:22 | 転職

今年は収穫倍増計画…カラス次第ですが^^;

大きなスイカを井戸水で冷やし、暑い盛りに種子を飛ばしながらいただく。『おやじぃ』の夏の過ごし方…けれども最近は、冷蔵庫に入らない大玉スイカは敬遠され、小玉スイカの人気も。さらには「カットスイカ」で生ごみも出さずに済む食べ方がライフスタイルに合っているかも^^;
直売所のひとつは、温泉施設が併設された施設だから、カットスイカを冷やして販売した方がウケが良いかも?しかし、カットすれば、直ちに「加工品」の扱いとなるから、保健所への届け出や衛生管理が求められることになります。農業分野では「6次産業化」が盛んに叫ばれておりますが、設備投資に投下する資本回収が出来るのか…そんなことをうつらうつら考えながら、加工分野への進出を思い悩んでおります。それよりも何よりも、スイカを植えて実がついたとき、必ず現れるのがカラス…釣り糸を張ったり、大きな網を被せたりと憎っくきカラスとの知恵比べ。昨年は2個ほど被害に遭いましたが、全体としては『おやじぃ』の勝ち数(収穫個数)が上回り、『おやじぃ』の勝ち!トウモロコシ(ゴールドラッシュ)は、収穫前日にほぼ、タヌキ(ハクビシン)に見事に持ち去られ、『おやじぃ』の負け!ここは平場だから、こんなもので済んでいるけれど、山手ではこれにサル、イノシシの被害が加わるのでありまして、投下した費用や労力が全く回収できないという場所もある。昨年の結果に満足し、苗数を倍にしてみたけれど、果たして勝負の結果はどちらに軍配が上がるのやら^^;


あらら、チューブのバルブが消えている?

何か力が無いなぁ?いつの間にか管理機のタイヤの空気が抜けて、チューブタイヤが空回りしていたんですなぁ…スタンドで空気を詰め直そうと思ったら、バルブがタイヤ内に巻き込まれている…また親切な農機具屋さん『マルちゃん』の出番でありますよ。今日は加工用ナンバンの苗が大量に到着するというのに…これじゃ畝立てが出来ませんわ^^;
はてさて、こんな小さな農園でも各作物の収穫量や販売金額を記録して、投下資本や労力に対して効率的な回収が出来る作物を模索しております。費用対効果を考えると加工用野菜の販売単価はすこぶる低く抑えられておりますが、規格通りの生産品ばかりではないから、バックヤードとして加工所が控えていることはありがたい。「自家消費」や「廃棄」という処分だけでは叶わない量の生産品を引き受けていただいていると思うと少々単価が安くても助かっているのも事実であります。
さて、東京都のオリパラ、パブリックビューイング…設置して会場に入れない国民に会場の熱気を伝えるという効果に異を唱えるものではありませんけれどね。しかし、コロナ禍で無観客とするかどうかを検討している段階でしょう?都の担当者は淡々と事業計画に基づいて仕事を進めていらっしゃるに違いない。事業計画があるから、それを実施しないことは「怠業」とされるに違いない。あ~あ、また無駄な投資をしていると感じるのは小さな農園主だけだろうか?お金を出すと言うことは、我が懐が痛むということだから、結構吟味して苗の本数を増やしたり、減らしたりと考えを巡らすのでありますが、「税金」というものは所詮他人の金だから、工事が完了して請求書に基づいて支払いを立てればそれで仕事になるんだよなぁ…進みだしたら後戻り出来ない世界であることは、渋々納得するとしても、考える余地もない問題なのだろうか?自分の意思とは関係のないところで発生する『無駄という感覚』は、オリンピックという聖域では棄却される感覚に違いないな(笑)

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変異は続くよどこまでも…

2021-05-30 07:06:48 | 転職

次の順番は「ホワイトコーン」かい?

「線路は続くよ どこまでも♪ 野を越え 山越え 谷超えて♪」童謡の『線路は続くよどこまでも』は、元々アメリカ民謡であり、大陸横断鉄道建設に携わったアイルランド系工夫たちによって歌われ始めたらしい。原題は「I've Been Working on the Railroad」であり、『おやじぃ』が子どもの頃に歌った楽しい「鉄道の旅」をイメージした歌詞とは一線を画すようである。「平行とは、同一平面上にあって永遠に互いに交わらない直線をいう。」なんて、小学校の頃に教えられ、その例として「鉄道の線路」を教えられたっけ^^;
道路や鉄路は、地についてどこまでも延びているから、田舎の少年にとっては、恐らく『未知の街』に続いているであろう夢のある物であったと思う。一方、育苗ハウスを見れば、ホワイトコーンの芽出しが植え付けを待っている。長男『ポン太郎君』の善戦で、ようやく夏秋キュウリの定植を終えたものの、次は加工用ナンバン、雨除けハウスにはトマト、新たな開拓地には小玉スイカと定植の順番を待っている作物がある。お盆用の枝豆は、粗放的に直播してみたけれど、「タネバエ」にやられたようで全滅…殺虫剤の施用を忘れていた^^;(数年来の反省が活かされておりません!)
「作業は続くよどこまでも~♪」なんて歌いながら仕事をすると、意外に曲調が合うかも?だよねぇ…だって「俺は線路で働いている♪あっという間に時間が過ぎていく♪」なんて邦訳の唄なんだもの^^;


そしてまた日が暮れる^^;

「こんなこと繰り返していて何になるのかね?」なんて疑問を持ち始めると、途端に身体が動かなくなる。少々身体がお疲れ気味なのである。だから疑問を持たずにひたすら前に進まなければならないのだけれど、永遠に交わることの無い平行線…おっとっと、今度は「インド型の変異にイギリス型の変異が加わった変異株がベトナムで発見」なんて報道も…乙武洋匡氏は「ラスボス登場かよ!」なんてつぶやいたようでありますが、変異はどこまでも続くのである。宿主(人間)が全滅すれば、ウイルスも存在出来なくなるから、特効薬が出来たとしても宿主(人間)とウイルスが共存できるラインまで変異を続けるであろうことは生物学的な見解である。どこまでも続くのである。(気が重くなるけれど^^;)
「オリンピックを開催することは決まったことだから…。」この国の閣僚(リーダー)たちは、頑ななまでに開催に向けて突き進んでいるようである。「国民世論などというものは一時の風(感情)であり、開催されれば風も変わる。」と思い込んでいらっしゃるようである。「無観客による聖火リレーの実施」…「聖火リレー」ってさぁ、国民の気運を盛り上げるために実施するものでしょう?無観客で実施して何か意味があるのかねぇ?小さな農園の定植作業は、植える場所が埋まればそれで終わる…植え付けの順番待ちをしている作物を見て気が重くなっていても、最後は必ずあるのである。最後が見えているから前にも進めるのであるけれど、終期の見えない戦いは絶望感が漂ってしまう。「国民の命を守ることが優先課題である!」なんて言わないで、そろそろ「オリンピック開催まで何とか抑え込もうや!」と本音で語った方が我慢も出来るかもね(笑)

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だらだらとした生き方…

2021-05-29 07:52:38 | 転職

『きゅうり親子』は一気に植え付けた^^;

朝の強風が午後にピタリと止んだ。「接ぎ苗」は風折れも起こりやすいから、一日先延ばししようと朝話していたにも関わらず「やるかぁ?」「やるべぇ!」と一気に植え付け作業を終わらせました。勤め人時代は、だらだらと二日掛かりでオッカーと植え付けていたらしいけれど、『おやじぃ』が参戦してからは半日で終わらせてしまう。(定植器のお陰ですけれど^^;)「ホッ!ハッ!」なんて掛け声だけは勇ましいけれど、一往復すると「一服すっぺぇ!」…『おやじぃ』の仕事ぶりはこんなものである。夕日に背を向けて、植え終えたキュウリに向かって柏手をふたつ…「キュウリの神さま!今年も良いキュウリを収穫させてください。」と居るかいないか分からない神様に手を合わせる非科学的な親子であります^^;
あらら、今朝の天気予報では、夕刻から低気圧の影響で荒れ模様…「雹(ひょう)」の恐れも…まだまだ続く天候の急変に結局のところ「神様」頼みの栽培が続くのでありますよ。
さて、直売所に出荷する果菜類の苗を買い求めるために、通いなれた量販店に行くと在職中に知り合った『OT君』がアルバイトをしていた。「お~!ここで働き始めたのか?」「6月までですけれど…。」「日に焼けて逞しくなったなぁ!」なんて懐かしくて声を掛けた。彼は「引き籠り」で難儀していた。我が農園に連れ出して、アルバイトをさせて飯を食わせたり、手を貸そうとはしたのだけれど、所詮、他人の助太刀であり限界がある。もう十年近く経つだろうか…逞しく、そして赤銅色に変わった笑顔で応えてくれた彼にうれしさがこみ上げてきましたよ。


夕刻もまた『定番』の冷中?

キュウリの定植が終われば、次は加工用ナンバンの植え付けであります。地元の加工会社に野菜を卸している仲買人の『HA君』の携帯に電話を入れるも出ない…「今年は苗の供給はないのかなぁ?」なんて内心思っていると、折り返し電話が入った。「言わなくても分かっております。月曜日にはお届けいたします。」ですと…。「小売店も次々と店を閉め、仲卸さんも大変でしょう。」と声を掛けると、彼もまた窮状をコンコンと語り続けた。小売店も物が動かない。加工会社も観光業の低迷で物が動かない。飲食店に留まらず、経済の低迷は田舎街のありとあらゆる場所にもその影響が表れているのである。巣籠り需要で売り上げが伸びているのは「某直売所」だけかも知れない。(店主はニコニコ顔だもの^^;)
商売をする限り、好不調の波はそれぞれに訪れる。顧客ニーズに沿った商売を展開する者は勝利し、旧態依然と待ち続ける者は淘汰される…けれども、「自粛要請」とやらで商売の機会さえも奪われているのだから、勝負(商売)の場にも立てないのは如何ともしがたい。『OT君』も『HA君』も生きるために、子どもを育てるために必死に働いている。「だらだらと世間に恨み節」を吐いている訳でも無い。市井に生きる人々の痛みなど知らない人間に、淡々と「痛み入る。」などとコメントを発表されたところで、何の解決策にもならないのにねぇ…。「この程度の国民には、この程度のコメントで納得していただこう。」なんてね。だらだらと続く言い訳がましいコメントとだらだらと続くワクチン接種への期待感…だらだら、だらだら…その内に「だらだらと流れる血も無くなってしまうのではないかいな?」(今朝も笑えない)

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だるまさんが転んだ!

2021-05-28 09:44:29 | 転職

埼玉県生まれの「夏もよう」ですが…

遂に露地夏秋キュウリの苗が届きました。植え床は早めに準備させていたのですが、連休からの雨で、結局のところほぼ同着^^; しかも今日は折からの強風なので、植え付けは様子を見ることにいたします。本音では、現在の倍量まで栽培面積を増やしたいのだけれど、マイペースの長男『ポン太郎君』は、昨年と同じことを同じようにこなしている。「意欲」はあるのだけれど、「金欲」が無いのである。最低賃金を保障しながらも、成果主義も取り入れないと「研究意欲」も今ひとつなのだろうかと『おやじぃ』の悩みどころであります。
「がんがん稼いで、次はもっと良い車に乗ってやろう。」とか「小遣いを増やしてオシャレでもしようか。」なんていう「物欲」もないから、そこそこに稼いで、そこそこに暮らせればそれで良しとする姿勢が見えて来る。60歳を過ぎてしまった『おやじぃ』の気ままな生活ならいざ知らず。これから社会の一員として支える側の人間なのにねぇ…『おやじぃ』の生活態度がそのまま生き写しになっているのだろうか?『おやじぃ』自身も、今年は退職後の年齢だから、少しだけ仕事をセーブして身体を休めたいなんて考えている…生活が何とか成り立っているという雰囲気が漂っているのかも?昨年の売り上げ単価と生産量を示しながら、今年の生産目標(売り上げ目標)を貼り出してみるかね?今年は任せきりにせず、少しだけアドバイスはしようと思うのだけれど、天候や市場の動向で売上高も変動するから、昨年とは違った『研究成果』が出せれば合格としたいのですけれどね^^;


「オラ、知らん!(紫蘭)」とも言っていられない^^;

あらあら、短期決戦で臨んだはずの「緊急事態宣言」も再々延長ですか?「ここが我慢のしどころ。」とか「日中の人流が増加傾向にある。」なんて尻を叩かれても、そんな空虚な言葉に辟易してきましたね。「GO TO トラベル」のエビデンスはどうしたんでしょう?百貨店の貴金属店は、感染拡大するのでしょうか?「昭和的な働き方は止めましょう。」おいおい、通っていれば決まったお給金が貰える安定した職員さんと違って、リモート会議で食べていける人は、一体どれだけいるのかね?2015年の産業構造では、第3次産業が7割を超えているのである。(国勢調査結果)今なら、ネット販売やテイクアウトが可能である…運ぶ人(運輸業)は必要ですけれどね。
『逆シグモイド関数』…増加は、幾何級数的に爆発増加するけれど、減少幅は、残念ながら『特効薬』でもない限り、指数関数的に減少することは期待できない。今までやって来たことを、繰り返しやり続けたところで、今までと同じ下げ止まり値で推移し続ける。そう考えるのが『生物学的』な見地というものではないかいな…素人の『おやじぃ』はそう思う。
「だ~る~まぁ~さ~んが、ころんだ!」…動くなと言いたいならば、そんな遊びでも取り入れたら如何かねぇ?初めは、間延びした掛け声で、急に語調を速くする。「引っ掛かったら逮捕する!」…「昭和的な働き方は止めましょう!」なんて掛け声を発しながら、昭和的な発想で、ライトを消して、飲食店を締めて…etc.欲しがりませんオリンピックまでは…ホント戦時中の掛け声、政策で乗り切ろうとしているのは、むしろどっちなんだろう(笑えない)

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盛者必衰のことわり

2021-05-27 08:42:08 | 転職

播種から半年間、がんばってくれました^^;

というより、長男『ポン太郎君』もがんばりました。「無加温抑制キュウリ」の後作に導入したスナップエンドウは、11月に播種して、12月まで引っ張ったキュウリの後に定植し、ハウスが雪で倒壊しないように雪かきして、3月に花が咲き、4月にようやく収穫出来て、5月末に遂に力尽きました。「うどん粉病」対策に殺菌剤を散布し、「蔓落とし」という技術を導入すれば、もう少し引っ張ることが出来たかも知れない。我が農園の技術水準では、この辺りが限界でしょう^^;
「雪かき」くらいしか仕事のない冬場にがんばって、売り上げはこれだけかい?とも言えるけれど、何も出荷できる物が無い春先の収入源としては、十分な働きをしてくれましたよ。
もっともっとと言う気持ちもあるけれど、次は本命の夏秋キュウリの栽培が待っており、水田の手直し作業もまだ未着手であるから、この辺りが見切りのつけどころと一気に倒してしまいました。(うどん粉病の胞子で作業服が真っ白でありますよ^^;)いつかは「終わり」が来るんですけれどね、終わってしまうと味気ない…しかし、手を掛けた分だけ、作物は結果を残してくれると信じて日々がんばっておりますよ。粗放的に植え込んだジャガイモも順調に目を出し、ホワイトコーンも芽を出し始めました。いつまでもその場にとどまらないで、夏に向けて前に進むのであります。(エヘン!)


今年は「ハリガネムシ」に注意しないとなぁ…

課題を見つけては、その解決策を模索している内に他の作物への手が疎かになる。毎年、同じことを繰り返しているようで困ってしまいますよ^^; しかし、何かしらの成果(結果)を残して前に進んでいると思い込むことにしております。
はてさて、寝ても覚めても「コロナ禍とオリンピック」…こちとらの生活はどうなるのと思いつつ、消費者ウケする品物だけは作り続けようとは思う。これだけオリンピック開催に疑問を呈する世論があっても、「安全安心」を断言できるには、庶民には理解できない何か根拠があるに違いない。
プロ野球もJリーグも観客を絞って開催しているのに、映画館や美術館は休館?もしかすると、政府も東京都も遠大なる人体実験をしているのかも知れない。「スタジアムでも人数制限さえすれば、クラスターが発生したという事例は無いでしょう?」…「だから、オリンピックは安全に開催出来るんです!」「飲食店の悲鳴?」「ある程度潰れるお店が出ることは想定内。潰れても雨後のタケノコの如く、また新たなお店が出てきますから^^;」なんてね…コロナパンデミックを乗り切った『実証実験』…「大丈夫です!日本国民はへこたれませんから…。」「お年寄りですか?少々数を減らした方が、今後の年金財政には好都合ですよ。」なんてね、裏でこんな会話が交わされていたら末恐ろしい。「生かさず殺さず。」文句が出て来たら、補助金で黙らせれば良い…昔から農政ではそんな補助金漬けで騙されてきたような気もするが。世の中に逆行するような生き方をすているとそんな穿った見方をしてしまう…「祇園精舎の金の声、盛者は常に勝利する。」なんてね、平家物語も現代では、強い者には従えと教えているようだ(笑)

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自分の顔に責任をもて

2021-05-26 07:29:37 | 転職

『きゅうちゃん』は、どんな顔になるやら

3月に播種して、育苗器で発芽させた「キュウリ」ですが、無加温では春先の低温や霜で中々成長しません。これなら育苗農家さんの苗を買って、露地で育てても初収穫までせいぜい2週間の違いしか出ないような気がする。(この2週間が勝負なのよなんて思いながら^^;)まぁ、露地栽培の摘葉、摘芯の練習用として栽培しているようなものだから…加温ハウスのキュウリは5月の連休前には出ていますからねぇ。低温対策に、二重被覆を考えたり、保温シートを導入したり工夫する余地はまだまだあるようです。(また、来年再挑戦ということになるのだけれど、一年に一回しか試せないのが泣き所でありますよ。)
田んぼに水を入れたら、夜中に大雨となり、ようやく乾きかけた畑がまたぬかるむ…我が人生のように思い通りにならない天候。こればかりはどうしようもないと思いつつ、「人生って、生き方次第で変えられるよな。」なんて微かな望みをまだ思い描いておりますよ。そうそう、彼の米大統領リンカーンは「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と言ったではないか。親の因果ではなく、生きて来た人生で面構えも変わってくるということだろうと勝手に解釈しておりますが、少しずつ亡き親父や早世した祖父(男前だった^^;)に所作や顔つきまで似て来たのは、やっぱり因果かねぇ…遺影を見ながら、小ズル賢い顔にはなっていないよなと自分に言い聞かせておりますよ^^;


孫にせがまれるとねぇ…

相棒というよりは『孫』ですなぁ…ご自慢のスナップエンドウも「うどんこ病」が蔓延し、そろそろ撤収しなければいけない。隣りのハウスでは、第2弾のスナップエンドウが実を付け始めております。何とか7月初旬まで引っ張って、いくばくかの収入を確保し、無加温抑制キュウリ(秋冬出し)につないでいく。そんな作付け体系を模索している最中なんですけれどね。そんな期待の第2弾スナップに手を加えていたら、同居猫『シロ♀』が『かまってちゃん』と鳴いている。「お父さんはお仕事だよぉ~!」なんて諭しても聞く訳がないし、その内、大事なスナップエンドウに身をスリスリする始末…「こらこらぁ~!だめだめぇ~!」なんて言いながら、仕様がないので、サティアンに連れ戻しナデナデ^^;(これが息子、娘なら烈火の如く怒鳴るはずである^^;)『ダンディなオジSUN」に…いつの間にか『好々爺』となることを目指している自分が居る。
怒鳴らなくなった『おやじぃ』に、最近は長男『ポン太郎君』が文句を言う。「おいおい!15年も遅い反抗期だぜ!」と言ったら、「良いんじゃない。」とオッカーが言う。15年も遅れてやって来た反抗期なら、あと15年もすれば、彼も大人になってくれるに違いない。その頃は、『おやじぃ』もこの世に居ないか『ポンコツ親父』と言われそうなお年頃である。まぁ仕方ない。それよりは自分の顔に責任を持とう。傲慢でもなく我欲に塗れた顔でもなく、『好々爺』で良いじゃないか。そんな顔になるためには、これからどんな暮らしをすれば良いものやら…焦らず休まず働くことにいたしましょう(笑)

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一年を十日で暮らすいい男

2021-05-25 07:23:16 | 転職

ご飯にする?それともお風呂?

田植えが終われば「さなぶり」…『おやじぃ』は勝手に『早苗振舞い』が転訛したものだと思い込んでおりましたけれど、「さ」は「田植」または「田の神」であり、この田の神が昇天する「サノボリ」が転訛したものらしい。非農家では聞き馴染みのない言葉かも知れませんが、一大イベントである田植えを終えて、秋の豊作を祈願する…とは言え、人間だもの、いつの間にか神様の色合いは失せて、自分自身を労う行事(慰労会に転化している^^;)となっておりますけれど。
毎年、長男『ポン太郎君』と半日ほど温泉に浸かり(彼は一切お酒を飲まない!)飯を食っては休んで過ごしております。がしか~し、今年は我が在所の山形県置賜地方でも遂にコロナ感染症が多発傾向となり、外での慰労会は断念することにしました。(オッカーも一応、医療従事者ですのでね^^;)昔の大農家では、助っ人の男衆は酒をごちそうになり、田植え作業の早乙女たち(ご婦人方)は、お膳で慰労を受け、子どもたちには「揚げ餅」などが振舞われました。硬くなった餅をサイコロに刻んで揚げて、塩味だけの菓子だったのだけれど、それを包装紙(ラッピング)なんて気の利いた物なんてないから、フキの葉っぱに包んでもらえた。今なら歯が立たないようなお菓子だったけれど、それでもご馳走でしたよ^^;
助っ人も大切なのだけれど、今時、機械操作なんぞやっていると、横転事故など無く、無事に終えられたということに、人智の及ばない神に感謝すること暫し、非科学的ではあるけれど自然を相手にしているとそんな気分になってしまいます。そして、今では最大の功労者である『田植機殿』をお風呂に入れて泥を落とし、また来年もよろしくと格納する…『水風呂』なので風邪をひくかも知れませんけれどね^^;


今夜も『ノロ社長』の冷やし中華^^;

そうそう、オッカーは非農家生まれだから「さなぶり」という習慣を知らない。「さなぶりだから、刺し身のひとつも準備しろ!」なんて言うのは、いわゆるモラハラであり、だから親子だけで、ひっそり「さなぶり」気分を味わうのでありますよ^^;(彼女だって、今日はアルバイトの日…それぞれがそれぞれの食い米を稼いでいる訳だから、男どもが特別という理由は成り立たないのである。)ほんの束の間の休息日ではあるのだけれど、これから田んぼの水管理やキュウリの定植が待っている。まだまだ、忙しい日々が続くのでありますよ。
はてさて、コロナ禍で外出自粛となった今年の「さなぶり」でありますが、あらあら宮城県より山形県の新規感染者数が上回ってしまいましたよ。今までゼロだった我が在所置賜地方も一気に増えております。無防備だったからなおさらなのかも知れませんけれどね。実家の親父お袋とは、一ヶ月に一度のリモート面会…歳も歳だけに、今、病気にでもなられたら面会や介護も出来ない状況でありますよ。ワクチン!ワクチン!…『もう我が親は百歳を超えましたから、ワクチンはしていただかなくても…。』そんな辞退を申し出る施設利用者の家族もいらっしゃるとか。それはそれで、選択肢のひとつではある。いかに最期を迎えるかという選択権は本人にあってしかるべし…そうそう、これからお風呂に入れようとしている『さとちゃん号』は、油圧シリンダーの不具合がありましてね。洗浄後、入院治療をしようと思っているのですが、手術が叶わなければ「部品取り」用の車両となってしまいます。昔の大相撲の世界では、力士は「一年を十日で暮らすいい男」などと川柳で詠まれたこともあるようですが、『一年を二日で暮らしてきた男』だから、もう少し頑張ってもらわないとなぁ…農業機械ってホント休暇が多いよなぁ(笑)

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未来予想図…

2021-05-24 07:39:39 | 転職

最後はエンジン全開…ようやく終えた^^;

たまに霧雨は降るけれど、田植えをするには暑くもなく、どうせ泥まみれの作業だから好都合^^; 午前中、直売所に出荷しながら、午後の時間に3日ほど掛けて田植えを終わらせる予定だったのだけれど、身体がだんだん重くなる。用意していただいた苗には、毎朝水遣りをしなければならないから、苗づくりしてくれた『清二さん』にも余計な仕事を増やしてしまう結果になるなぁ…なんて考えて、日曜日に一気に田植えを終わらせることにしました。キュウリの最盛期以外は、基本土日は休みとしている長男『ポン太郎君』事情を説明し、月曜日を振替休日にすることで家内労働力を調達し、何とか小さな田んぼの田植えを終了することが出来ましたよ。
田植えさえ終わらせてしまえば、当面「水見」と「手直し(補植)」、除草剤の散布、追肥作業さえすれば何とかなりますよ。田んぼはねぇ…初期の水管理を行い、除草剤さえ散布すれば、きれいな田面を維持することが出来ますから。一方、畑の方は、これからの梅雨入りで、あっという間に草に負けてしまう。大規模経営が出来るのも「除草剤」の進歩や機械化という技術革新が著しい分野であることを示しております。農家としての将来像を描くならば、基幹作物として稲作は外せないと思うのでありますが、新規参入者の身では、大型機械の導入やそのための格納庫、作業場などに出資する気にはなれない。「畑なんぞやって…。」という大規模稲作農家の冷ややかな目もありましたが、「結構売れている。」(多少、誇大広告を流しておりますけれど^^;)というアナウンスで少しは見る目も変わって来たように感じておりますよ。


前オーナーさんの花畑…

花を植えて余生を楽しむなんて、まだまだ夢のまた夢でありますなぁ…自宅の庭は、今年もまた草に覆われておりますから^^; 「雑草で人が死んだということを聞いたことが無い!」なんてうそぶいておりますよ。
さて、オリンピックの開催に向けて、「開催は既定路線」と頑なに語る閣僚たち…その日、その年のためにトレーニングを積んで、代表の座を手に入れた選手たちのことを考えれば、『おやじぃ』だって開催して欲しいと思うのでありますよ。「予防対策を徹底すれは、安心・安全なオリンピック開催は可能である。」さもありなん。「予防対策を徹底していたら…」今の状況は無かったはずである。「徹底した水際対策を実施する。」出来ていたなら、海外渡航歴のない人がイギリス株やインド株に感染するのか?『人智による防波堤』で侵入を防ごうなどという発想は、元々無理があるのである。オリンピック開催に向けた「感染予防対策マニュアル」は保有しているはずである。恐らく「徹底した感染対策」が記されているに違いない。が、しか~し、残念ながら『大本営』から、それらの一端を公表されることもなければ、マスコミがそれを報道することもない。今こそ『緑のたぬきさん』が大好きな『ロードマップ』を示すべき時期だと思うのだけれど。「出来ない理由」をあげつらうより、「やり遂げる」ためにはどうするかという生き方を求めて来た。短い時間でインタビューを受けるから、「こうした対策を準備している。」と言い切れない。(また、穴やアラを指摘されるのが嫌なんですかねぇ?)『ワンフレーズ政治』や大衆を味方に付ける『風』を意識した政治のツケが今回って来たような気がする。自分たちにとって明るい『未来予想図』を描くためには、頭の中で汗をかくことが必要だと思うのだけれど、いつの間にかマスコミに誘導されて、自分の頭で考えることさえしなくなった日本人。どちらに転んでも「それ見たことか」とさも自分は反対していたような無責任さ…こんなことじゃ、当面の難局は乗り越えられそうにはないと考える、小さな小さな農園の『おやじぃ』でありますよ(笑)

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のどかなり…戦闘開始!

2021-05-23 08:03:17 | 転職

小麦の畑(転作田)はキジの隠れ家です^^;

雨の日に半日休んで体力の回復を待ち、満を持して『夢屋田』の田植え作業…今年は『チャオちゃ』の田植え機を借りての作業だから、初めちょろちょろ、中ぱっぱっぱぁ~!自前で田植えをするようになって10年くらいになるかなぁ…作業委託すれば労務賃金に3万円弱、自分でやれば機械損料として焼酎1本^^; 基本赤字の水田部門の現金支出を少しでも減らそうとする努力でありますが、最初の年は歩行式の田植え機をひっくり返したり、2年目は乗用田植え機がぬかるみにハマったりと散々な経験を積んでおりますよ…さらに植えても『ジグザクハートの子守唄』…全面手直し(補植)をしている始末だから「手で植えた方が早いんじゃないか?」とからかわれたことも。それでもめげずに10年…一端の植え付けが出来るようになりましたよ。(どうだ、上手くなったろう!などと身内の長男『ポン太郎君』に自慢する^^;)
昨年まで頑張った中古の『正やん号』は、油圧の具合が悪くなり、ついに現役引退。今年は『チャオちゃん号』でやっておりますが、来年は、これまた油圧の具合が今ひとつの中古を見つけておりましてね…親切な農機具屋『マルちゃん』に修理をお願いしてみるつもりです。(購入から10年も経過すると部品在庫がないと一蹴されてしまうのでありますが、あれこれやってくれるのがありがたい^^;)


昨日はこんな具合ですけれど…

多少の乱れは、稲の成長とともに直る(分からなくなる)ものです^^; さて、本日は『夢屋田』での予行演習を経て、『夢屋本田』の田植えに向かいますよ。田んぼの水を一旦抜くために早朝出掛け、見た景色は実に「のどかなり」…ふと、「埴生の宿」という曲が思い出されましたよ。ところで『埴生』って何?と今頃思ってググってみる。「埴」とは黄赤色の粘土のことだったんですねぇ…瓦や陶器の原料になるらしい。「埴生の宿」自体は、イングランドの作曲家ビショップによるもので、太平洋戦争勃発の折には、洋楽レコードは敵国曲として廃棄を要請されたらしい。しかし、里美義による訳詞「埴生の宿(原題:Home!Sweet Home!)は、国民に馴染の深い曲として廃棄対象から外されたとのこと。映画「ビルマの竪琴」では、日本兵と敵国兵が合唱するシーンが印象的ではありましたけれど…。
今、緑色に繁茂している小麦は、6月末まで「キジ親子」の格好の隠れ家となる。7月初旬には田んぼの水がまた抜かれ、中干作業で乾かされ「キジ親子」の隠れ家となる。のどかな光景と営みの繰り返しであるのだけれど…はてさて、コロナ禍の自粛要請で、外食産業もダメージを受け、巡りめぐって米需要が低下し、また米価が下落するのではなかろうかなんて予想しておりますよ…植えてしまえば何とかなる。そんな時代も長くは続かないかも知れない。まぁまぁ、嘆いていても仕方が無い。まずは戦闘(田植え)開始でありますよ(笑)

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「目が死んでいる」…

2021-05-22 07:58:43 | 転職

「目力(めぢから)」がハンパない^^;

これでも『おやじぃ』を見つけて、雨宿りから出て来たところなんですけれどね。雨の予報で早々に仕事(田植え)は明日以降にしようと決めた日…時折、小雨になったりしてねぇ。少しだけでも植えようかなんて思ったりもする。けれども、身体の方が正直で、動きたくないのでありますよ。(このところ休みなしで働き続けたから、身体に疲れが溜まっているんだわなぁ…と自分を許すのは早い^^;)
そろそろ終わりかけのスナップエンドウ(秋植え)を少しばかり収穫して、ご依頼先にお届けし(オッカーが御用聞きしてきてくれました…もう残り少ないのに^^;)今日は、出荷契約書や施設利用契約書の提出など、事務仕事を終わらせようなんてね、極力体力を消耗しない方向で働くことにしましたよ。秋取りのキュウリ苗の注文書がもう舞い込んで来たりしましてね。何かドタバタが続いておりますよ。5月後半から6月中旬までは、収穫物が極端に減る。この端境期を埋めるのが経営向上の秘訣と思い描いておりましたけれど、今年もやっぱり出来なかった。昨年と違って、雪も多かった。スナップエンドウに手を取られ過ぎた…今年の反省は、来年への経営改善策として書き留めるのでありますが、反省するだけに留まって、まったく次に生かされていないんだなぁ…これが現実。昨日、長男『ポン太郎君』に専従者給与を支払ったら、一気に赤字転落…資金的にはつながりそうだけれど、果菜類が収穫できるまでハラハラの資金繰りでありますなぁ^^;


今年は結構稼がせていただきました。

無加温ハウスで秋植えスナップエンドウを栽培する人がまだ居ないだけ…「こりゃ~良いかも?」なんて追随する方が出て来たら、恐らく価格暴落するだろうと次なる作物は考えております。誰がやっても同じ結果になることを、同じようにやったとしても安定性はあっても、売り切る(収益を上げる)ことは出来ないだろうと思っております。しかし、長男『ポン太郎君』は相も変わらずマイペース…『おやじぃ』だけがシャカリキになっても、専従者給与の支払いで消えて行く^^; 『おやじぃ』が倒れて、経営の現実を知った時、彼は彼なりに考えるだろう。「もう少し経営に切実感を持て!」なんてハッパを掛けたところで、経営(資金繰り)に携わっていない彼には現実感がないだろうから…。
元来は『キツネ目』だった『柴犬コウ(本名:さくら)』もお歳(もう10歳かな?)のせいか、目が丸くなって来たような気がする。「虎視眈々」と次を狙う方々は、『目力』が違うよなぁ…常人とは「アドレナリン」分泌量が違うのかも知れませんなぁ^^; さて、時のリーダーたちはどうであろう。連日のコロナ禍対応でお疲れモードなはずなのだけれど、エネルギッシュでありますなぁ…目が宙を舞っているお一方を除いては(元々、そういう目じゃなかったのかな?)『おやじぃ』は丸投げしたくても、誰もやってくれない「田植え作業」に今日から取り組みますよ。「お前の目は、もう死んでいる!」…おいおい、まだ始まったばかりだよ。果たして『おやじぃ』にギラギラと輝く目は戻って来るのだろうか?入って来るお金次第だわなぁ(笑)

コメント
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