年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

早い

2009-04-10 00:00:00 | Weblog
 夕方の終業間もない時間に、両隣りの人から同時に、今週は1週間経つのが早かったなぁ、とため息をつきながら独り言のようにつぶやいておった。思わず二人とも私の頭越しに顔を見合わせながら笑いあっていた、時間が経つのを忘れるくらいに仕事に没頭していたのだと言うことを、私に知らせてくれたのかもしれない。
 70歳になる言語学の先生が契約での教職を解約されて私の前にやってこられた。先生の教えていられた所は私も知らない所ではないので、ついつい言語が文化とどのように係わるか、言葉のもつ意味は何のか、などと、ちょうど人ごみが途切れた時間であったので、話が盛り上がった。とにかくいろんな人がいる、いろんな人が生きてきて、人生の途上でちょっと中休みをして次のステージに上がるために私の前に座っていただき、私にさまざまな表情を投げかけてくれて立ち去ってくれる。そのような感想を持つ1日。その70歳になる先生は私にドクターコースは行かなかったけれど大学院修士課程の修了ですと、謙遜しながら話してくれた。その顔は、貧ではあるが品があり、野であるが爺ではなく、卑もない賎もないと笑顔が言ってくれていた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿