年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

同じことを問うてみた

2018-06-04 21:22:15 | Weblog

 段々と面倒くさくなってきた。自分のお喋り会のこと。他人は教育支援講義の90分だという。エライ先生でもあるまいし、せっせと自分は受刑者と同じ目線で、えぐるように話を聞き、ど真ん中の直球を投げ込んで相手に打ってもらう・・・そのような作業。
 つかみの話は母親の口癖を6人の聞き手にあてた。「わたし・これからどうしたらエエんかねぇ~」というこれからのことについて、今日の話の概略を説明した。
 最初のワークは前回とおんなじ問い。50分を使って一人一人の意見を聞いた。その中で自分が最も注目しているのは17の問い。

 故きを温ねて新しきを知る・・の旧き部分が犯罪につながっている、もしくは温床になっている・・とあれば振り返ることを要求するこちら側は、一般的なキャリア形成のための自己理解を要求することに意味を見出すのに腰が引ける。

 今日の教室には6人がおり年齢が高い人は74才、次に58才、40・38・29・22才。釈放されて戻る場所は、関東、関西地方に九州・沖縄。その6人は自分が釈放された以後、幸福になるだろう・・といった。

 全員、職は転々としている長くて4年くらいか。若い22才の人も高校中退(身柄の中に中退者は多い。高校であれ大学であれ)後鳶やコンビニアルバイトの数ヶ月経験。
 これからどうすればよいか・・の自問自答の機会を持つこともないような、今のことだけで生きてきた人生。

 彼らにとっての「今」が服役中だからこそ考えることの出来るチャンスかもしれない。私が問うことに、幸福になるだろうと言える根拠を探してもらう時間となった。
 今後の計画を練ったところで計画通りには行かないだろう・・が計画を立てる、そしてチャレンジしてみる、具体的な行動を起こしその結果、また考えてみる、目先1mから目線をあげて50m、100m・・・と遠望する、癖をつけてみる・・・と。

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