年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ブルーベリーを摘む

2015-08-12 00:00:00 | Weblog

 保護観察所は、法務省設置法及び更生保護法に基づいて設置される法務省の地方支分部局で、犯罪や非行を犯し家庭裁判所の決定により保護観察になった少年、刑務所や少年院から仮釈放になった者、保護観察付の刑執行猶予となった者に対して保護観察を行う機関である。
 就労希望をして次々と私の前に現れる刑余者を再びの社会に送り出すにあたり、協力雇用主事業所を探し当て仕事のお願いをする。刑務所内の相談が内ワークとすれば、そのようなことは外ワークにあたるのだろう。昨年から協力をお願いしている事業所さんに、やっとマッチングができる人を選ぶことができた。で、釈放前の面接をセッティングすることになる。事業所側から3人、保護観察所側と就労支援機構のスタッフさんお一人ずつにご足労を願いするにあたって、こちら側も良い日を選ばなければならない。良い日とは、お盆休みや夏休みがあるために全員が出勤可能な日を選ぶことである。所長をはじめ該当する幹部の人が休暇を取っていない日である。・・・で、事業所側ともやっと日取りが決まって保護観察所に出向き先方の了解を得ることにする。無事打ち合わせも終わり一安心。

 次の行先は、地方裁判所と県庁の建物の間にある保護観察所から歩いて5分のところにある「こころ塾」へ出勤。予約の人を待つ。すると対象者から絵葉書を頂いた。

 どうしてこんなに繊細な絵を描くんだろう、前にもうつ病の治療していられた「こころ塾」の利用者さんからきれいな絵をプレゼントしていただいたことがあった。繊細な感性を持つがゆえにこころが蝕まれるのだろうか。相談室でSさんは、投薬治療中の今、描く集中力が落ちてます・・・と力なく話しかけられた。
 今日も昼飯を食べそこなった。「こころ塾」でお二人の相談を終えると、めまいがしてきた。腹が減っておる。

 今朝は畑でブルーベリーを摘み、マグカップに30粒ほど入れた上にグラニュー糖をスプーンに2杯入れ、レンジで2分間のチ~ン。するとせっかくのブルーベリージャムがレンジ内に沸き吹っ飛んでしまった。その残りを分厚切ったパンに乗っけて牛乳と一緒に口の中に流し込んだだけであった。でも、テーブルは貧しくとも食材は豊か、心が衰弱しようとも絵は豊かな一日に感謝。お~トットト、妻から連絡あり。渋滞しているからバスが4~50分遅れる、7時20分ころ着くから迎えに来てくれ・・だと。