年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

引き返す

2011-02-13 22:32:16 | Weblog
 今日は昨日までの天候とはうって変わってよい天気になると読んだ。6時に起床。あわてて山行きの準備をする、といっても大きな箱の中に昨年から押し込んでいるアイゼン、ピッケル、雪山用グローブに羽毛服をザックに詰め込むだけ。お弁当を作ってもらって、あとは水を入れストーブにガス、登山靴を車に詰め込み8時に出発する。頂上まで行く計画ではない。今日は前社が森の小屋まで行く計画、あわよくば夜明かし峠まで行くことが出来れば上々と考えた。東の石鎚連峰は、昨日までさえぎっていた雲が切れお山は真っ白で底光がしている。心踊りがしているが、はやる気持ちが強いときほど、用心用心などと車を走らせる。今日のお供は、今までの小田和正の曲ではなく、覚えようとしている課題曲、坂本冬美の歌、なかでも「ずっとあなたが好きでした」のシリーズである。ボリュームを上げて車を走らせる。ところが11号線氷見地区から黒瀬ダム湖畔を迂回し、大保木地区の山道に差し掛かる頃になると路上の雪が残っている。ほかの車は路肩に止めてチェーンを装着している人もいるが私の車はノーマルタイヤにもかかわらずチェーンなし。しかしタカをくくって、ゆっくり行けば行けるだろうロープウェイ乗り場までは…などと雪道の怖さを知らない私はイクイク。河口の三叉路を左折していくと陽のあたらないところは、路面が見えない箇所が続きはじめた。あと1キロ行けば着くのになぁ、などと思うも車はついにスリップしてしまう。アァ~これ以上の前進は難しい。本日は引き返そう…と決めた。振り返れば真っ白に光り輝く山が見える…無念
 しかし腹の虫が収まらないのである。車を引き返しながら、それじゃ広田の石槌権現山に登ろうと考えた。行き先変更である。お供に花ちゃんを電話で呼び出して、彼を誘って行くことにする。あそこなら素人でも登ることが出来るから…でも鎖で上った経験のない彼はビクビクしながら雪のついている急峻な坂道を私の後を着いて登ることになった。でもどうも腹の虫が収まらないで射る。今年は雪が多いようだ。もう一度山頂に行くつもりである。誰か友人を誘って行こうと思うけれどきっと冬山登山をする家族が心配するだろうから私独りで行くことになるだろう。