年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日の講師

2011-02-26 00:00:00 | Weblog
 朝起きて東の空を眺める。5時半頃の東の空にやや明るみを帯びた石鎚連峰のシルエットがくっきり浮かび上がる。モーニングコーヒーを飲みながらのこの時間は自分にとって最大のぼんやりタイムである。
                      
 午後ECC研修会あり。本日の講師は、銀行に永年努め、その後、女子大での就職進路支援の職を得て10年間頑張ってこられたSさんである。一言で表すと、今年度数多くひらいた研修の中では、私にとって一番よかった内容であった、と思う。
 私は、自分が話すのは苦手であるけれど、聴くことは好きな方である。しかし幼少時からの良い?クセがあり面白くない話の場合は例え60分であろうと、頭の中に入ることなく声が頭の上を素通りして、自分勝手に他のことを考えるクセがあり、反対に面白い話になるとのめりこんで話の内容に及ばず講師の動作まで聴きたくなるし見たくなる。
 で、何が良かったのか。初めのアプローチで引き付けていたので、今日は面白いと予測させた。S講師の組み立ては、梅花の話題、2.26事件の話から切り込んで、自分を開示させながら、ご自身のキャリアと学生を就職に結びつける過程で、Sさんの、なぜキャリアカウンセリングが必要なのか、の背景をデータで示しながら説明し、そしてSさんが今までやって来られたキャリアカウンセリングの実際を話された。最後に学生に向けての問題点を提案され今後の学生相談の道標を示したところにきょうの講師のすばらしさがあったと思う。たとえば2-6-2の優秀ー普通ー普通でも優秀でもない層に分けたときの一番最後の層をどう対応するか…の問題提起など。
 言葉を聞き手側にどのように伝えるか、は話し手側の、講演内容の落とし込みの深さによると思う。ともすれば自分だけしか解らないような話をグダグダと喋りつづける方がいれば、やっぱり聞き手側は早く終わってくれないか、と思うし、今日のような話は、また聴きたいと思う。