年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

友輪荘のこと

2011-02-05 00:00:00 | Weblog
 障害者手帳を持つ弟について、妻から一度、温泉に連れて行くなら障害者が入浴しやすいように作られている友輪荘がいいよ、と聞いたのを思い出したのは、小中学校のときの同級生が職場に私を訪ねてくれたことがきっかけであった。その同級生k君は、そこで調理場の職を得て働いている。K君は定年で百貨店の大食堂での調理長として現職を終えて以来、福祉施設、障害者施設の厨房で働いている。K君が、友輪荘は道後温泉を引いているよ、と先日来られた際に教えてくれた。で、今日は妻のアドバイス通り、近くにある大黒屋で釜飯を食べて友輪荘のお風呂に入るコースを90歳の母親を伴い弟を連れて行った。何せ二人とも障害者手帳を持っているので入浴料は300円で安いから多くの障害者が利用しているのだろうと思いきや、入ってみると数人いるだけ。手すりがいたるところについており段差も極力少なくしているので入りやすくなっているのが特徴であった。また、大黒屋での釜飯とうどんセットを注文し、食べきれないだろうと案じているにもかかわらずすべて平らげた二人の食欲を横で見ていると、日ごろ二人だけの会話の中心を占めているらしい“死の時期”などまだまだ遠くにあると思わざるを得ない。
                         
 せっかく真っ白い雪山が東に見えるのに、今冬は、まだ上がっていない。ちょっとストレスがたまり始めている。妻に明日ちょっと行こうと思う、と告げると、あわてて気温が上がっているのでなだれるから止めてくれ、などとマジな顔して意見してきた。例年なら、アラ、うんじゃ晩御飯は遅いのね・・などと言っていたのに普通の奥さんのように、今日はじめて反対された。自分も年をとっていることに気がついた…アレレ