YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

金、最高値更新

2010-05-14 22:08:52 | 金(GOLD)の話題
昨年12月に金相場の予想で、しばらく高値更新はないと思っていたが,今週あっさりと更新。一時的には、$1,250/Troy Once に達しそうである。自分で投資してない(したくてもお金がない!)ので、透明な目で見ており結構自信のある予想であったが、そんな事は無関係だという事を改めて思い知った。(才能不足か、考え方が悪いのか、それとも相場予想は只の博打か)

愛読しているブログ春山昇華「おかねのこたね」では、チャートから$1,300/Troy Once の予想をしている。

高騰の直接原因は、やはりギリシャ混乱、ユーロへの不安なのだろうが、元々、アメリカや日本も含めて軒並み財政赤字で、金利高騰、インフレ懸念が基調にある。でも、理由なんて結局どうでも良い感じもする。

2007年と2008年と、住宅バブル崩壊で儲けまくった John Paulson が、再び大儲けしそうな気配が濃厚である。もし、昨年暮れ若しくは今回の上昇期に益出しをしているとすると、購入平均は、$900以下であると思われるので、1年も経たないのに30%以上のリターンになっているはずである。彼は、もう少し長期で考えていた様だが、早く来た彼の描いた未来で一儲けといった感じである。

一方で、アラブ首長国連邦アブダビで、金の自動販売機がお目見えしたとのニュースがあった。10グラム($400位)がカスタムデザインのコインが販売されるとの事である。価格は10分毎に相場を反映して変更されるとの事。

これって金バブルの末期症状だと思うので、崩壊する日も近いと思うのだが、全く自信無し。透明な目で見守る事にしよう。

ヒラリーとミッシェル

2010-05-14 00:53:51 | アメリカ政治
高齢の判事引退に伴い、Supreme Court (最高裁判所)の判事候補としてオバマ大統領が選んだ Elena Kagan が、ゲイ(アメリカでは、女性同性愛者もこう呼ぶ)であるがどうかが、真面目に取り上げられる相変わらずヘンテコリンな政治シーンが展開している。

就任以来、着実にそして飛躍的に財政赤字を増やしてるオバマ大統領が、ギリシャ混乱の拡大を防ぐ意味で、スペイン首相に財政健全化を促す電話をした事も報道されており、どう反応するのかさえ考え込む様な事態である。

さて、最近、表舞台に余り出てこないヒラリーであるが、日曜日のテレビインタビューで間接的ではあるが、2012年の大統領選挙に意欲を燃やしていると思われる発言があった。断言出来るのは、2013年に大統領に一番なりたい人は、現職のオバマ大統領ではなく、間違いなくヒラリーである。2008年にオバマにまさかの敗退をした事で、チャンスは無くなったかに思われたが、オバマの能力不足、不手際をじっくり傍観しているうちにチャンス到来と考え始めたようである。今年の中間選挙で、下手をすると民主党は上院、下院とも過半数を失う恐れが出てきている。そのような事態になれば、議会での民主党圧倒的強さで、ここまで強引に議会工作をしてきたオバマ大統領は、死に体となるのは必至である。

民主党としては大統領選の年に議会勢力の挽回を目指したいので、オバマを捨てて、安定感のあるヒラリーを選ぶ可能性がある。一方、現時点では共和党も有力な大統領候補が見当たらない。よって、ヒラリーがもし民主党から出てくると、オバマを破るよりも難しい可能性がある。

元々、ヒラリーがファーストレディーの時に推進していた健康保険改革法案では、音無しで無傷だ。(何という皮肉)国務長官としての手腕は、良いも悪いもあまり表に出てこないが、オバマ大統領のヘタ打ちが目立ち過ぎているので、これも問題なし。

国務長官辞任の可能性を考えた事があるが、もうちょっと外交の地固めをして、大統領選に向けて辞めるというアップビートな展開のシナリオが描けそうである。

2年前にヒラリーが大統領になると思ったが、オバマというイレギュラーはあったものの、案外実現するかもしれない。

さて、現ファーストレディーのミッシェルであるが、今週、子供の肥満防止のタスクフォースを立ち上げ、どこか力の入れ方を間違えた活動を進めている。人様の子供の肥満のを言う前に、旦那に禁煙させるのが先ではないかという批判もある。相変わらず憂鬱そうである。眉毛の書き方も同じだ。