YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

アメリカB級映画DVD日本での販売

2010-05-01 10:37:30 | 概念的ビジネスプラン
6年程前に、$1,000(約9万円)でスタート出来るビジネス(副業として)をいくつか考えた中の一つだ。その頃は、インターネットでの映画配信は出来ないと言う読みがあり、DVDビジネスは安泰なのではないかと思っていた。

思いついた直接のキッカケは、新聞で、ウエスタン専門の映画をインターネットで販売をしている夫婦の記事を読んだ事だ。当時もアマゾン等でDVDの販売は盛んであったが、ニッチな映画分野なのでバックオーダーになる事が多く、$5くらいのプレミアムを払ってでも常に在庫の有る専門店での需要があると言うのがヒントであった。(今考えると、どう結びついたのか不明ではあるが)

ビジネスプランの骨格は以下の通りです。

1 アメリカで仕入れたDVD(VHSも)を日本でヤフーオークションや楽天等、既存のネット販売網を使って売る。
2 販売先は日本だが、仕入れ発送は等の業務は全てアメリカ。
3 取扱品は、売れ線及び自分の趣味。
4 日本で公開されていないものがあるので、趣味を兼ねて映画批評をブログ等で書き、宣伝とする。

実は、着々と準備を進めており、DVDとVHSを25品、送付用の内側にプチプチの付いた封筒も一箱(100封筒)購入、ヤフーのアカウントも開いた。間抜けだったのは、日本に住民票が無かったので日本での銀行口座が開けず、そのうち熱が冷めてお蔵入りしてしまった。

DVDを購入し始める前に、一応ビジネスとして成り立つのか雑に調べたのだが、ヤフーでアメリカのDVDが、2,000円から3,000円くらいの間で販売されており、アメリカでは、$5-15位で購入出来るので、自分でしこしこやっている分には、郵便代を考えても儲かりそうな感じではあった。

決定的だったのは、日本での銀行口座の開設が出来なかった事ではあるのだが、映画鑑賞の趣味がある訳でもなく、宣伝用の批評をしこしこ書く程の文章力も無い事に気づき(今はやや書ける様になったと思っているが)、結局は、面倒くさくなった。

上記のプランの場合、アメリカのDVDを売るという単純なビジネスであるが、もし、家庭への映画が全てインターネットで配信になっても、アメリカ映画(外国映画)を日本では、どのように配信するのであろうか?吹き替えはしないにしても、日本語字幕を付けたりするのだろうか?そう考えていくと、日本で公開されていない映画の需要、DVDの形で有る程度変わらず存在するのではないかとも思う。(それとも、アメリカの配信サイトへ登録してダウンロードするのかなー?)

ちょっとすると、このビジネスプランの焼き直しのチャンスもあるかも。当時も幼児向けのDVDの人気が高く、英語教育用で購入していた人達も未公開映画購入よりも多かった様な記憶がある。Nova ジオス無き今、アメリカ映画で英会話、あなたもこれで明日から戸田奈津子のキャッチフレーズでどうだろう。

今でも秘蔵のDVD、VHSが地下に眠っている。分類毎に紹介すると

1. 自分の好きな映画 (統一性が無いが、好きという事で)
L. A. Confidential
Alien Quadrilogy
The Right Stuff
8 Mile
Event Horizon
One on One
Coyote Ugly
Paycheck

2. Noir (ノワール、犯罪映画、どんでん返しがある物が多い)
Wild Thing
Cruel Intention
Bodily Harm

3. Linda Fioerentino (これは好きな女優)
The Last Seduction
Jade
Unforgettable

4. Dinane Lane (これも同上)
Knight Moves
Unfaithful

リストしてみると商売にするには趣味が偏り過ぎているのが明白。でも、どれも面白い映画なので、購入希望の方はご連絡下さい。(6年我家の地下で熟成してます)