オバマ大統領 外遊日程変更

オバマ大統領は、来週３月１８日よりインドネシア、オーストラリア、グアムを訪問する事になっていたが、出発日を２１日に変更した。理由は、大詰めを迎えている健康保険改革法案の議会運営の応援の為だ。

民主党は、当初、オバマ大統領の外遊前に可決したいと考えており，３月１８日を締め切り日としていた。現在、民主党内での調整（というか、反対派の説得）が続いているが、未だに票読みは微妙な状態である。１８日に間に合いそうにない事を考えての変更らしい。

つい昨日までは外遊予定通りとのホワイトハウスの発表があったばかりである。更に驚いた事に日程変更のはホワイトハウス報道官がツイッターで発表した事だ。インターネット時代の大統領、ホワイトハウスとの触れ込みであるが、ちょっと頂けない。

出発が遅れる事で、全体にずれるのか、短縮されるのかまでは発表されていないが、同行予定だった家族は行かない事になった。ホスト国のインドネシア、オーストラリアも面食らっているのではないかと思われる。インドネシアとオーストラリアの新聞では、未だ現地の反応まで出ていないが、インドネシアでは大統領一家がサロングと呼ばれる民族衣装をきてのディナーも予定されていたらしいので、失望の色は隠せないだろう。

内政、それも議会運営を理由での、大統領の急な外交日程変更はアメリカの信頼性を損なうものではないだろうか。健康保険改革法案の議会可決が２１日までに出来なくて出発という事になれば、インドネシアとオーストラリアへの迷惑を含めて、尚更、日程変更は何だったのかという事になりそうだ。

池田信夫 Blog: エコロジーという自民族中心主義

1日2万から3万の安定したアクセスがあると本人も豪語（？）する池田信夫 Blog は、自分もしっかりとブックマークにいれて結構熱心に読んでいる。

この人、博学強記の人だろう。知識量と新しい知識の吸収速度にビックリする。（海外経験も無いのに英語も書けるのにもビックリ、でも程度は分からず）自分の意見もハッキリ発信しているので、スッキリ読める。（私は密かに、現代の佐久間象山と思い始めている。）

"The Cove" のアカデミー受賞を巡っていろいろな記事やブログを読んだが、池田信夫 Blog: エコロジーという自民族中心主義が、一番明快であろう。

アカデミー賞の影響から環境問題の本質そして鳩山首相批判まで、一気に網羅する胡散臭い豪腕に感動しない訳にはいかない。（この豪腕にいちゃもん付けているコメントもあるが）

宗教も啓蒙思想も関係なく「生きとし生けるものは全て罪人である」という謙虚な気持が根底に無いと、どの議論も過激になるだけで空虚な事をキチンと理解している。池田信夫先生、議論は過激だけど、その辺分かっている人かもしれない。

アカデミーの作品賞は、思いっきりはずした。（予想はアバター）でも、ジェフ・ブリッジスが男優賞を受賞したのは嬉しかった。