先週、シカゴに出張したおり三省堂書店で『ルポ貧困大国アメリカII』を購入。実は『ルポ貧困大国アメリカ』、と間違って購入という間抜けぶりだ。(帯で、II が隠れていた)オリジナルの方はベストセラーなので、あちこちで目にしていたので気になっていた。時間がなかったので購入を決意。ちょいと見で内容が随分新しいとは思ったが、急いでたのでやってしまった。それはそれでありだろう。このIIも結構売れているようだ。
読後の第一印象は、全く同じ手法で『ルポそれでも経済大国アメリカ』を書けるのではないかという事だ。つまり、内容的には良くまとまっており、取材もしっかりされているが、バランスが悪いのである。(タイトル自体が、貧困大国なので当たり前ではあるが)
学生ローン、年金崩壊、医療保険問題、受刑者問題と個人レベルでの貧困問題に付いて良く調べてある。上手く書いてもあるので、短時間で読める。でも、それだけだ。
取材期間が、オバマ大統領就任から、結局何も変わらなかった昨年暮れまでなので、政治への虚無感を強く滲ませている。(なかなかオバマ大統領が悪いとは書けないようだ)
堤 未果は、アメリカでジャーナリズムを勉強のの影響か、この本も翻訳本かと思える様な書きぶりでした。(まさか、個人へのインタビューがどこかのからの引用では無いと思うが)
あとがきの最後に妙な希望を述べて終わっているのが、ジャーナリストから活動家への兆しと思うのは、考え過ぎか?
読む価値については微妙。結構すいすい読めるので、立ち読み45分で如何でしょうか。
やっぱり、オリジナルの方も読んでみたいと思わせる一冊であった。
日本の税抜き定価の720円、シカゴ三省堂書店で $11.88 ($10.80+Tax(10%) $1.08)。
読後の第一印象は、全く同じ手法で『ルポそれでも経済大国アメリカ』を書けるのではないかという事だ。つまり、内容的には良くまとまっており、取材もしっかりされているが、バランスが悪いのである。(タイトル自体が、貧困大国なので当たり前ではあるが)
学生ローン、年金崩壊、医療保険問題、受刑者問題と個人レベルでの貧困問題に付いて良く調べてある。上手く書いてもあるので、短時間で読める。でも、それだけだ。
取材期間が、オバマ大統領就任から、結局何も変わらなかった昨年暮れまでなので、政治への虚無感を強く滲ませている。(なかなかオバマ大統領が悪いとは書けないようだ)
堤 未果は、アメリカでジャーナリズムを勉強のの影響か、この本も翻訳本かと思える様な書きぶりでした。(まさか、個人へのインタビューがどこかのからの引用では無いと思うが)
あとがきの最後に妙な希望を述べて終わっているのが、ジャーナリストから活動家への兆しと思うのは、考え過ぎか?
読む価値については微妙。結構すいすい読めるので、立ち読み45分で如何でしょうか。
やっぱり、オリジナルの方も読んでみたいと思わせる一冊であった。
日本の税抜き定価の720円、シカゴ三省堂書店で $11.88 ($10.80+Tax(10%) $1.08)。