暘州通信

日本の山車

◆谷口與鹿 伊丹風俳諧 二五

2011年02月10日 | 日本の山車
◆谷口與鹿 伊丹風俳諧 二五
 照顔齋は、花ノ本の称号授与を受けるyため、花ノ本 八世 林□(□は文字なし)をはじめ、谷口與鹿、橋本香坡、岡田糠人、それに伊丹郷町の俳人たちがうちそろって京都に上った。仙洞御所での拝受も無事に西之一色町終わり、引き続いて、観月会に移った。当時の記録には【月の御会】とある。おりしも仲秋の名月である。
 ここで與鹿は帝に自作の香盒を献上した。帝は親しくこれを手にとって観賞されたが、いざ蓋を開けて中をごらんになろうとしたところ、驚いたことにこの蓋が開かないのである。居並ぶ公卿たち数名もこれを空けようとしたが、やはり蓋はあかず首を傾げるばかり。香盒は、一回りして帝の前にふたたび戻った。この有様を固唾を呑んで見守っていた伊丹郷町の人々は青くなった。

◆25000 肥前馬場本浮流

2011年02月10日 | 日本の山車
◆25000 肥前馬場本浮流
□社名 矢上神社
□所在地 長崎市矢上町 
□祭神
□祭は十月中旬(四年ごと)
□山車
馬場本浮立が行われる。
山車は無い。
□保持団体 馬場本浮立保存会
□汎論
 馬場本浮立は、四年ごとに矢上神社の例祭に奉納される。組内に文政八年(一八二五)七月の銘のある鉦子の伝承があり、長い歴史と、祭が旧暦の七月に行われていたことをうかがわせる。頭上に大きな月形の拵物をつけ、立道具(鳥毛)、簓(ささら)、掛け打ち、鉦子、大太鼓、小太鼓、笛で構成される林に合わせ浮流が舞われる。
演目には、
マクリハヤシまくり(海仁草囃子)
・オークワンサキ
・サルガエシ
・キョウカエシ
がある。

◆06422 平野の天衝舞 

2011年02月10日 | 日本の山車
◆06422 平野の天衝舞 
□社名 白山神社
□所在地 佐賀市(旧大和町)
□祭神
□祭は十月上旬。
□山車
天衝舞浮立が行われる。 
山車は無い。
□汎論
 平野の天衝舞は、大きな日月を頭につけて舞う。
 祭礼の当日は、一同が朝早く、集合場所に集うと、笠鉾とともに白山神社に向かい、鉦、太鼓の組が二列になって舞う。