暘州通信

日本の山車

●236 武部勤自民党幹事長にあらたな疑惑 ?

2006年01月25日 | 行政・司法問題
■ライブドア事件に関連し、自民党内で昨年の衆院選で前社長の堀江貴文容疑者を応援した武部幹事長への批判が集中している。■ここにきて武部勤自民党幹事長にあらたな疑惑が飛騨地方で問題となっている。■高山市の都市計画施設飛騨食肉センターは公的補助金、国(農水省、厚労省)、岐阜県、飛騨地区旧20市町村よりおよそ54億円をあつめて整備された。■ところが、飛騨食肉センターの建設費はおよそ28億円と補助金の約半分でできており、20億円が行方不明となっている。■補助金の行方は、政治献金、司法関係献金、行政関係者、報道操作など多岐阜にわたったと囁かれているものの巧妙に隠され、いまだその糸口がつかめない。
■岐阜評価事務所、会計検査院も口を閉ざし調査にあたろうとしない。■岐阜地方裁判所は受給資格のない団体に補助金がわたったことについて、補助金の交付は行政処分ではなく、私法上の贈与契約で、行政訴訟の対象にならない。と判決した。
■しかし、不正な交付金が動いたことについて、反論しなかった(事実を認めた)。■しかも、飛騨食肉センターは完成したとき。農協系の飛騨ミート農協連(会長は鶏肉偽装工作で全農会長から辞職に追い込まれた、大池裕氏)の財産として登記された。■しかも公的補助金は高山市には入金されておらず、外郭団体として設立された、飛騨食肉センター建設運営協議会(会長・土野守高山市長)に交付され、協議会を経由して農協系企業に流れたと見られている。■飛騨食肉センターの開所式には当時農水大臣だった武部勤氏が出席した。■使途不明となっている20億円は、飛騨ミート農協連から当時の武部勤農水大臣、坂口厚生労働大臣、梶原拓岐阜県知事、土野守高山市長らに還流したと見られている。
■ライブドア堀江貴文氏が衆院選に出馬するのに武部勤自民党幹事長がなんの見返りもなく応援するはずがないと[想定]されているのは皮肉である。
■武部勤自民党幹事長のカネにつきまとう黒い疑惑を解明するのが問題の核心だ。