■国産牛から、BSE(牛海綿状脳症)が見つかったとき、国内で大きな話題となった。■「結局原因不明のまま、うやむや・解明できずしまい」と見られていたが、このたび匿名投書があり、原因は丹波から導入された「安福」という牛が、イギリスで問題になったのとおなじ症状(足が立たなくなって転倒するテレビ映像はよく流れた)とおなじように、腰が抜けて転倒する病気で死亡し、その遺体を粉末状にして飼料として出荷していた。という情報が寄せられた。■死亡していた「安福号」は飛騨牛のルーツとされる優秀な牛だったが、当時農林水産大臣だった武部勤氏(現在自民幹事長)の指示で病死した死亡原因を飛騨農協がひた隠しにしていたということである。■飛騨牛とBSEを結びつける確証はないが、当時飛騨牛を処理していた施設を急遽閉鎖するなど、疑問は尽きない。■飛騨農協の会長・大池裕氏は当時全農の会長をつとめ、武部氏とは昵懇の間だったというが、大池氏は輸入の鶏肉を国産と偽って出荷していたことが露見して全農会長を辞職した事実ともあいまって、黒い疑惑に包まれている。■飛騨農協の職員はこのことをよく知っていて、飛騨牛はぜったい口にしないのだそうである。
■当局は、疑わしきはきちんと解明し、疑惑を払拭すべきだろう。
■当局は、疑わしきはきちんと解明し、疑惑を払拭すべきだろう。