◆左甚五郎 大津祭山車彫刻
山車 龍門瀧山
中国黄河の上流にある龍門山は、魚がさかのぼることの出来ない滝がある。
この滝をさかのぼることが出来た鯉は天に昇り龍になるといわれている。龍門瀧山では本祭の日にかけられる見送り幕が目をひく。国の重要文化財指定されており、16世紀ベルギーで作られた毛綴織で、画題はギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「イリアッド」の物語でトロイ落城の情景を織りだしたといわれている。
過去に用いられたからくりの鯉は、初代、林孫之進が宝暦12年(1762)湖南の大工栄蔵の作には、寛政5年(1794)の銘がある。製作年代不明の四代目林孫之進の三体が伝わる。これら三体の鯉は宵山から本祭に飾り展示される。幕押しの彫刻「中国農村風景」は、左甚五郎作と伝える。甚五郎に鯉を彫ってもらうつもりだったが、美濃の龍門寺の鯉が龍になった話が伝わり、鯉に逃げられては困るので、農村風景にしてもらったという。
山車 龍門瀧山
中国黄河の上流にある龍門山は、魚がさかのぼることの出来ない滝がある。
この滝をさかのぼることが出来た鯉は天に昇り龍になるといわれている。龍門瀧山では本祭の日にかけられる見送り幕が目をひく。国の重要文化財指定されており、16世紀ベルギーで作られた毛綴織で、画題はギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「イリアッド」の物語でトロイ落城の情景を織りだしたといわれている。
過去に用いられたからくりの鯉は、初代、林孫之進が宝暦12年(1762)湖南の大工栄蔵の作には、寛政5年(1794)の銘がある。製作年代不明の四代目林孫之進の三体が伝わる。これら三体の鯉は宵山から本祭に飾り展示される。幕押しの彫刻「中国農村風景」は、左甚五郎作と伝える。甚五郎に鯉を彫ってもらうつもりだったが、美濃の龍門寺の鯉が龍になった話が伝わり、鯉に逃げられては困るので、農村風景にしてもらったという。