行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フタリシズカとコミスジそしてミヤマナルコユリ

2023-06-27 20:00:57 | 花と虫
5月2日の多摩丘陵の散歩道にて。


山地の草原にフタリシズカ(二人静)が咲いていました(5/2)。
文字通り2本の花序、両者の開き具合がいい感じにV字です。


そのフタリシズカのすぐ横に新鮮なコミスジを見つけました。
こちらも翅の開きがちょうどV字です。
そして、コミスジの白い三條がきれいに3つのV字形をつくっていました。
V字の四重奏です。


コミスジ(小三條)はタテハチョウの一つ、
低地や丘陵地の森林周辺などに4月~11月頃まで観察されます。
濃茶の地に3本の白帯がある三條蝶の中では、
もっとも小型で多く見られます。


再びフタリシズカに戻ります。
センリョウ科チャラン属に属する多年草、
4~6月、穂状花序を伸ばし、小さな白い花をつけます。


穂状花序はふつう2本なのでフタリシズカですが、
実際は1本や3~5本のものがけっこう見られます。
葉はきれいな若葉色、名とこの葉が春を感じさせます。


同日の山道、
ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)が白い花をぶら下げていました。
キジカクシ科ナルコユリ属の多年草、
ミヤマ(深山)の名がつきますが、
名に反し、住宅地近くの丘陵地や低山によく見られます。


アマドコロやナルコユリに花は似ていますが、
花が葉に沿って左右2列に振り分けられています。
この花の付き方で同定できます。
コメント
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