行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤグルマギク、オオアマナ、イチハツ

2023-06-08 20:00:52 | 花と虫
4月18日の散歩道、
野原に半自生、毎年見られる草の花を撮りました。


公園道にヤグルマギクの花。
ヤグルマギク(矢車菊)はキク科の一年草、
ヨーロッパ原産、日本には明治の中頃に入ってきたとされています。


畑の畦地にヤグルマギクの青い花。
4月〜6月に頭状花序を伸ばして、
矢車型の管状花からなる直径4〜5 cmの花を咲かせます。
花色には青紫や、白、ピンクがありますが青紫色が一般的、
この青紫花はドイツの国花となっています。


道の斜面にオオアマナ(大甘菜)、
キジカクシ科オオアマナ属の多年草です。
原産はヨーロッパからアジア南西部、
4月から5月頃、直径約3cmの白い六弁花を花茎の先に多数つけます。


日本には観賞用植物として明治末期に渡来、
白い鱗茎を持ち、分球により盛んに繁殖します。
野に逸出し、ところどころに野生化しています。
似ているとは思いませんが、アマナに似ているとされるのが名の由来。


イチハツ(一初、一八)。
アヤメ科アヤメ属の多年草、
4月、他のアヤメ科植物より若干早く花が咲きます。
名前から日本の花と思っていましたが、
原産は中国、観賞用として室町時代に渡来しています。


昔は農家の茅葺屋根の棟の上によく植えられていたそうです。
雨漏りを防ぐのと、棟をしっかりと押さえるが目的、
どこで見たのかは忘れましたが、
茅葺屋根の上に咲いていた青い花はこのイチハツだったようです。
野に逸出し野生化もしています。


イチハツの近くに、白い一重の比較的大きな花が数個咲いていました。
バラ科バラ属ナニワイバラです。
大阪の商人が日本に持ち込んだのが和名の由来とのこと。
4月中下旬、他のバラに比べて早めに開花します。
これも中国原産の植物です。
コメント
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